ブロークバック・マウンテン

 

アルコ&ピース D.C.GARAGE 2017年10月24日

 

平子「ちょうどさ、この間ね、俺、部屋を掃除してたのよ。そしたらさ、大きいボックスがあって、いろんな人からもらったファンレターとか入れるボックス。あと、自分のネタ帳とか。昔のやつ。入れるボックスがあんの。それを久しぶりに開けて、いろいろ整理してたらさ、酒井が初めて書いたネタが出てきて。俺らがコンビを結成して」

酒井「ある?持ってきた?」

平子「今日、持ってきてて」

酒井「ええー? うわっクッシャクシャ」

平子「まだ言わずに見てて。ちょっと見てて。俺、ちょっと説明するからさ」

酒井「クッシャクシャ。はい」

平子「もともと僕と酒井はほかのコンビでね、僕は別な人と別なコンビ組んで、酒井は別な人間とトリオを組んでて、11年前にコンビを組んだんですね。コンビを組んで、じゃ、来週あたりに初めてライブがあると。2人が組んで初のライブですよ。これ大事なの、やっぱり初っ端っていうのは」

酒井「うんうん」

平子「だから、ちょっと力入れて、お互いに当時ネタを書いてたから、お互い、ネタをなんか1個ずつ出し合って、いいほう採って、いいほうやったりしようっていう話をして、その時にね、俺、覚えてんだよ。代々木公園で芸人何組かで集まる機会があって、そこで俺も酒井も集まるから、その時に持ってこようって言って、俺、その時に「ドモホルンリンクル」という工場のネタを書いたのね。で、一方、酒井が持ってきたネタが、今日、そのボックスから出てきたネタ」

酒井「凄い! じゃ、最初のやつじゃん、これ」

平子「一番最初のネタ。全部読むと長いから、何となく口頭で説明すると、まず題名が書いてあるんですね」

酒井「恥ずかしいね、これ」

平子「題名。「ブロークバック・マウンテン」(笑)」(福田さん爆笑)

酒井「はははは(笑)」

平子「映画だからさ」

酒井「なんでタイトルつけたんだよ。ダッセェーな」

平子「映画だから。ブロークバック・マウンテンの映画。これ、映画のタイトルで、もじっても何でもねぇのよ」

酒井「そのまんま(笑)」

平子「そのまんまだから」

酒井「俺、22歳ぐらい?3歳ぐらいかな?」

平子「そうだね。そのぐらいの時のだね」

酒井「そうだね」

平子「ト書きが書いてあるのね」

酒井「うん」

平子「まず、平子(毛糸でセーターを編んでいる)

酒井(毛糸を手で持つ)

椅子2つ」

酒井「はははは(笑)」

平子「ちょっと頭読んでみようか。入りね」

酒井「恥ずっ(笑)」

平子「「ねぇ、平子っちはさぁあ」「うん?ちょっとまだ毛糸持ってて」「平子っちはさぁあ、一体何を編んでいるの?」」(福田さん「はははは(笑)」)

平子「「平子っちはねぇ、今、ざっくりニットを編んでいるんだよ」「平子っちは今、ざっくりニットを編んでいるんだね」」

酒井「はははは(笑)」

平子「「そうだよ」「へぇー。やったー! ねぇ、平子っち」「うん?」「ざっくりニットってさ、何?」」

酒井「ははははは(笑)」

平子「これが入りね」

酒井「うわあ、なんかそういう世界観だった記憶あるわ、なんか」

平子「そうね。そうね。ちょっと盛り上がりどころも後半の、おそらくこれ盛り上がりどころなんだろうなっていうところもね。

「酒井君!平子っちはね、彼女の全盛期の優香のような胸を見るたびに興奮してしまうんだよ!あの胸をいつかわし掴みにしてやるんだ!」「平子っち?」「そしてこう叫ぶんだ! もらった!」「平子っち?」「うん?」「(涙声)平子っちはさぁ、あれかい?変態かい?」」(福田さん「はははは(笑)」)

平子「ははははは(笑)」

酒井「やっべー(笑)ヤバっ(笑)」

平子「これが後半の盛り上がりどころ(笑)」

酒井「山場?(笑)」

平子「山場(笑)」

酒井「ヤダそんなの。ははは(笑)うわぁ、凄い。何となく覚えてるわ」

平子「覚えてる?書いたの」

酒井「何となく覚えてるわ。ホントに一番最初だわ」

平子「そうそうそう。これ、今やり込んで、どっかで発表できる機会出てくるかなぁ」

酒井「ははは(笑)ヤダ、ヤダ、ヤダ、いいよ」

平子「俺、覚えてんだ。これもらって、ざっと読んで、俺は俺でドモホルンリンクルのやつ持ってきて、これ見て、おめぇ、とてもじゃねーけどなって思ったけど、組みたてだったから、あ~!あー、おー、あぁ、なるほどね。オッケー。一回置いとこうか(笑)」

平子・酒井「はははは(笑)」

酒井「うわ、懐かしい」

平子「懐かしいよ」

酒井「凄い」

平子「それが今やさ、CMやら、ウェブですけど、なんつってさ、やってんだぜ」

酒井「俺もホント、ホント最近ですけど、俺もあんですよ。ネタ帳とか入ってる、昔のボックスがうちに」

平子「おぅおぅおぅ」

酒井「それに、受精のコント」

平子「おう!」

酒井「の、一番最初の受精のコントって、ホント酷かったんですよね。むちゃくちゃ酷かった」

平子「そうだ!」

酒井「平子さんと一番最初に書いてたやつ」

平子「キング・オブ・コントで決勝でやったやつは精子卵子だったけど、一番最初、精子精子だったんだ」

酒井「そう。ピンクの風船膨らませて、舞台に上がって、精子精子、どっちが行く?みたいなコントだったんですよね」

平子「そう!」

酒井「その台本、俺、見ましたもん」

平子(笑)

酒井「今週、それ」

平子「今週?(笑)」

酒井「そう」

平子「なんだろう、振り返る時期なのかねぇ(笑)」

酒井「振り返る時期。一旦振り返る時期なのかもしれない(笑)。懐かしいなと思って、それも」

平子「ねえ」

酒井「オークションで売れんじゃない?これ」

平子「原本でしょう?」

酒井「原本」

平子「はははは(笑)周りわざと破ったり、剥がして、一回土に埋めて茶色くしてさ」

酒井「昔の地図みてーな」

平子・酒井「はははは(笑)」

平子「来週あたり、ちょっと皆さん、メルカリのほうをチェックしていただいて」

酒井「あはははは(笑)メルカリかーい!」

平子「はははは(笑)」

酒井「ホントだわ、懐かしい。すげぇー懐かしいわ」

平子「懐かしいね」

酒井「ソニーの時ですよね?」

平子「ソニーの時。まだ太田プロに入る前ね」

酒井「ホント懐かしい。僕の前のトリオ、こんな感じでしたもんね」

平子「そう!」

酒井「言われて、今思い出したもんな」

平子「ずっと3人で「団地住まい」ってことを喜び合うっていうだけの3分間とかね」

酒井「うんうんうん、そんなんやってた」

平子「世界観エグっ」

酒井「はっはっは(笑)」

平子「見て。お前の書いた文字に、黒で俺が書き直した跡」

酒井「あははは(笑)」

平子「真っ黒だろう(笑)。おめぇに見せらんねぇと思ったけど、何とか俺なりに作品にしようと思って書き直してた。ははは(笑)」

酒井「すげぇな」

平子「寝かしたな。一旦置いたなぁ」

酒井「はははは(笑)」

平子「2018年キング・オブ・コント決勝!」

酒井「ヤバっ!」

平子「待っててください」

酒井「ブロークバック・マウンテン!」

平子・酒井「ははははは(笑)」

平子「松本さんが「ブロークバック・マウンテンやないか!」」

平子・酒井「ははははは(笑)」

酒井「すげぇーな(笑)」