ジジイバク転

 

マツコ&有吉の怒り新党 2016年12月21日

 

「今年45歳になる旦那が突然何を思ったのか「バク転をできるようになりたい」と言い出しました。体操教室でバク転だけ教えるコースがあるという情報をテレビで見たらしく、「人生で一度はやってみたかったんだ」と無邪気な顔で言うのです。全く理解できません。私はオヤジになってからリスクあることにチャレンジしないでほしいと思っています」

マツコ「なんかさ、ちょっとわかんない? 40過ぎぐらいになると、なんていうのかな、未開の地ではもうないじゃない、自分が居る場所が。ものすごい、全部なんとなーくわかっちゃった中で、特に刺激もなく生きてく日々じゃない?」

有吉「うん、うん、うん」

マツコ「だからさ、なんか全く自分が素養のない、ゼロから初めなきゃいけないもの、恐怖だったり困難を感じるものをさ、やりたいなって思う気持ちはなんかちょっとわかんだよね」

有吉「わかるね」

マツコ「わかる?」

有吉「うん。今もう、仕事でってずーっと突き進んできたんだけど、もうある程度何となくわかってきて、あ、これぐらいが限界だな、とか」

マツコ「ほんとそうなのよ」

有吉「思ってくると(笑)」

マツコ「(笑)突然さ、あたし、スポーツって真逆じゃん」

有吉「うん」

マツコ「あたしん中で全くなかった要素でしょう?」

有吉「うんうん」

マツコ「その中でもあたしは、これ、ちょっと興味をもう今持ってるから許してほしい発言なんですけど、ゴルフをやってる人を軽蔑ぐらいしてたんですよ、あたしは。ゴルフが、なんていうの、接待ゴルフとか、そういう時代だったのを私見てるからさ、これはもう一番毛嫌いしてたやつをやってやろうってちょっと思ったの。あたしん中で真逆。さらに一番嫌いだったスポーツ。で、ちょっとゴルフを初めてみようかなって思ってんだけど、なんかね、ちょっとそういうことをしないと、このままなれた状態の中で、何の恐怖も刺激もなしに一生終わってくのが怖いなってちょっと思い始めるのよ。ジジイバク転なんて怖いじゃん、やっぱり」(笑)

有吉「そうだね」

マツコ「怖いよね。急にバク転やんのは。なんかある?そういう、なんか興味あることとか」

有吉「それこそね、ゴルフとか、ほら、特にひねくれてた人たちは今ごろやってるよ。若林とかもそう」(笑)

マツコ「若い時ひねくれてた奴ってゴルフを敵対視すんのよ、一遍」

有吉「してるよね、結構ね。やっぱりそうだよ」

マツコ「そうだよね」

有吉「だから、おぎやはぎ言ってた。「おじさんたちがやってることは楽しいんだよ」って」

マツコ「あははははは(笑)」

有吉「「なんでおじさんがあんなにやってると思う?楽しいからだよ」」

マツコ「あははははは(笑)」

有吉「だからね、あいつらのほうが賢かった」(笑)