ゲスト 宮下草薙さん

 

 

STVラジオ 白川安彦のハッピー・GO・ラッキー 2020年1月19日

 

白川:今週のゲストは宮下草薙さんでーす!

宮下・草薙:「さん」とかやめてくださいよ(笑)。

(中略)

白川:宮下草薙といえば、今、いろいろな番組でお見かけしますけども、太田プロで、僕とのつながりも実はありまして、2人が養成所、太田プロの東京校か。

草薙:5年ぐらい前ですかね。

白川:その時に僕は講師をやってたんですけども、俺、ホント、2人のことすごい覚えているんだよね。

草薙:ホントですか? たぶん宮下のことは覚えてる感じ。

白川:宮下は特に。特に宮下が、ちょっと変わったネタをやってて、しかもあの時って芸歴なかったよね?あったの?

宮下:なかったですね。入ってすぐぐらい。

白川:ホントにでき上がってた。ほかの人たちと全然違う感じで。俺はやってたのかなと思ったぐらいの喋りとか、そういうのも堂々としてて、そこに相反するというかさ(笑)。

宮下:ま、そうですね。確かに。

白川:草薙は全然違ったじゃん。

草薙:さっき「お前いたっけ?」って言ってませんでした?(笑) 同じクラスに(笑)。覚えてます?僕のこと。覚えてますか?

白川:めちゃめちゃ覚えてる。宮下はそういう意味ではそうやって覚えてた。面白かったし、ちょっと違ったのよね。

で、草薙はまた違うタイプでさ、今とあまり変わらないキャラだった。ネタも実はそこまでは変わってない。

草薙:そうですね。同じ感じ。

白川:だけど、グチャグチャしてたわけ。グチャグチャで終わらせてたから。俺は、居ない時に、クラスの人、生徒に「実はあいつ、ハネる可能性もすごいあると思うよ」って。俺は最初の若い頃のホリケンさんに似てるから。

草薙:それは言ってくださった。「暗い感じのホリケンさん」みたいのは言ってくださってました。

白川:そうそう。ケンさんも、最初フローレンスというコンビ組んでた時に、一番初期、わけわかんないから、誰もウケなかったんだけど、だんだんわかってきてウケてきた。

俺、卒業の時にコマキさんに「絶対取ったほうがいい。別にお金がかかるわけじゃないから。もしかしたらどうにかなるかもしれないから」というふうに俺初めて言ったのは。

草薙:あ、そうなんですね?

白川:そうよ。俺、だから、極端に2人がある意味で言うと俺の中では目立ってたから、同期だと思わなかったんだよ。今日もその話して、『(熱烈!)ホットサンド!』のロケに宮下草薙君が出てくれたんだけど、その時に伊達君が、伊達君かな?「生徒?」みたいな話した時に、「ただ同期じゃないもんね?」みたいなこと言った時に「いや、同期ですよ」って言ったから。

草薙:めちゃめちゃ同期で、それこそ一緒にやってたよね? 合同ライブとかは、どっちかが1位だったら、どっちかが2位みたいな。

宮下:そんな感じでした。

白川:そうだろうね。クラスが違う。2クラスあるんだよね?東京校は。

宮下:一応そうですね。

白川:違うんだよね?

宮下・草薙:はい。

白川:それもあったかもしれないよね。

 

草薙:僕は怖かったですね、ずっと白川さんが。

白川:ウソだ! それ、さっきも言ってたけど。

草薙:マジで。僕はずっと怖かったです。

白川:宮下そのイメージある?俺。

宮下:僕はあんまなかったですね。

白川:ないよね? 俺、結構ほめてたような気が。そうだよね。

宮下:そうですね。ほめていただいてたんで。

白川:否定のしよう…これ、ほんとさ、今こういうふうになったからじゃなくて、学校の人はまだ生徒で芸歴ゼロでしょう?

草薙:宮下は凄かったですね。

白川:同期だからいたけど、結構凄くて。ただ、ストレートに言うと調子に乗りそうだから。まだ何もわからないからさ。だからグッと堪えてたけど、すげぇできんなコイツと思ってて。

草薙:宮下は、あの時に既に200本ぐらいあったんだよね?漫談が。

宮下:100本ね。養成所入る前に100本作って。

草薙:100本作って養成所入ってきて。

白川:どういうことなの?それって。

宮下:自分の中で売れるだろうなっていうネタができるまでは入らないでおこうと思ったんです。満足できるネタができるまで。

白川:マジで?

草薙:ハハハハ

白川:凄いな。凄いストイックなほう?

宮下:ストイックでしたね。あの時は特にストイックでした。

白川:へえ。すげぇな、そういう感じだったんだ。

ロケでもちょっと卓球やったりとかしたけど、その時に卓球部だったけど、すげぇ上手くて、1年目で誰も上がいなくなったから辞めた、みたいなこと言ってたじゃん。あ、そういう奴なんだ!と思って。

草薙:思考がおかしいんです、コイツ。

宮下:ハハハ

白川:だから、タイプが全然違うよね?

宮下:はい。

草薙:違いますね。

白川:だけど仲いいじゃない?2人。

宮下:そうですね。だから、芸人という仕事がなかったら絶対に仲悪い2人なんですよ。つながることが絶対にない。“面白いもの”というものが1つあるから仲よくできますけど。だから、僕、常日頃言ってるのは、「お前面白くなくなったら殺すぞ」って。

白川:ハハハハ

草薙:俺もだよ。俺もだよ!

白川:別に宮下が変なあれはないじゃん。草薙はちょっとイタいもんね、基本。

草薙:イタいって! いやいや、イタくないですって!

宮下:ハハハ

白川:一般的には。

草薙:まぁ、でも、そんな…

白川:“お笑い”っていう冠をポコンと取ったら、ただのイタい奴。

草薙:まぁ、確かに。

宮下:社会的にはあんまりこう、はい。

白川:この“お笑い”っていう冠がすげぇからさ、なんかワーッて見えるんだけどさ。

草薙:だから、僕が白川さんで一番忘れられない思い出は、何回も白川さんには言いましたけど、僕は宮下と組んだ時に、事務所を一回離れないといけない、みたいな感じになって。

白川:え?その時会ってる?

草薙:ありました、ありました。その前か…

宮下:前…

白川:卒業してるよね、もちろん。

宮下:卒業してます。

草薙:卒業して、僕が前組んでたコンビを解散する時に、ちょっともめたんですよ。

白川:あ、そうなの?

草薙:取ってもらったばっかで解散したんで、「いやいや、そんなすぐ辞めんなよ」みたいな感じのちょっとあって、で、コマキさんが養成所の合同ライブの、僕らが手伝いで行って、コマキさんが香盤表を忘れてきたんですよ。で、みんなが「コマキさん!」みたいな、ちょっとイジってて、僕も「コマキさん!」って言ったら、「お前がイジんなや!」ってボコボコにされて、白川さんが見ぬ振りしてパズドラやってたんです。

白川:ハハハハ

草薙:全然助けてくれねぇじゃん。

宮下:ひどいな、それは。

白川:違う! 聞いて! ちょっと聞いて!

宮下:それはひどいです。

草薙:コイツ全然助けてくれねぇじゃんて、僕は言いました。思いました。

宮下:これはひどいっすね。それはよくないっす。

白川:ちょっと聞いてよ! ちょっと聞いて!

草薙:心が、白川さんに対して心がオフになっちゃった。

白川:いや、ちょっと待て草薙、ちょっと待て。

草薙:あれはほんと…

白川:パズドラが本当にもうちょっとでクリアできそうだった(笑)。

草薙:ハハハハ

宮下:やめましょう、そんな瞬間はもう。

白川:まぁまぁね。そうそうそうそう。

だから、すっごい覚えてんですよね。

草薙:うれしかったです、それは。

 

白川:基本的になかなかいないというか。それはそうだよね。だって、全国の面白いことが大好きな奴らがウワーッと集まってきて、とんでもない粗いザルで振るわれるわけでしょう。そんなにいないよ。

草薙:確かに太田プロの養成所は、ちょっと言っちゃ悪いけど、吉本とかワタナベとかに入れなかった奴…。

宮下:特に草薙は吉本落ちてますからね。

白川:あ、そうなんだ!?

草薙:僕、面接で落ちてるんです、NSC。「落ちたら死にます」って言ったら落ちた。

白川:ハハハ ヤベェ奴だと思われた。

宮下:怖いから。

白川:でも、吉本は歴史があるから、ダウンタウンさんでしょう?1期で。太田プロは1期はインスタントジョンソンだから、ちょっと、さすがにね。そこからだっていないんだから。ずっといないもん。いないでしょ?

宮下:僕らが当時聞かされてたのは、おかもとまりさんが出てきたみたいな感じだったですかね。

白川:あの辺もちょっと微妙っちゃ微妙だもんね。

宮下:諸説ありますもんね、あれも。

白川:諸説あるからね。そうそうそうそう。納言はアナ学。

宮下:アナ学なんで、全然関わりない。

白川:だから、こんなうれしいことはないです。純粋にね。

草薙:僕らがいつも言ってたのは、誰か早く売れないと、先生たちみんなクビになっちゃうって(笑)。

白川:俺らの心配(笑)。優しいな、おい!(笑)今は札幌にもできて。それこそ今このラジオの、この番組の後かな、後の番組をレギュラーでやっているセンチメンタルが実はつながってたんだね、あの2人と。

草薙:一緒に出てました。

宮下:それこそ一番最初に話しかけてくれた後輩よね。

草薙:僕らが全然、先輩、後輩からずっと好かれなくて。

宮下:僕らもなんかそういう空気があったのかもしれないですけど。

白川:センチメンタル、もともとは東京の芸人で北海道に来たんだよね。

宮下:そうです。

白川:聞くところによると、宮下が「まだ北海道に行くな」って止めたんでしょ?

宮下:はい。

草薙:北海道に行くって言い出したんで、「ちょっと落ち着けよ」って(笑)。「一回ちょっと落ち着けよ」って(笑)。

宮下:「一回飯行くか」とか(笑)。

白川:それはそうだよ。だって、よくあるパターンは、北海道出身の人が行く、はあるじゃない。あんまいないもんね。

宮下:縁もゆかりもない奴でしたから。

白川:普通は行かせないよね。先輩。直の近い先輩だったらね。それが行ってね。

草薙:本当よかった。

白川:それでレギュラーだし、伊藤は、1人でテレビの『どさんこワイド』のコーナーでレギュラー持って。

宮下:聞きました。

草薙:すごいっすね。

白川:彼女はできたのかな? 彼女はできた? 彼女はできないんだ。でも、すごい遊んでるみたい、すすきので。

草薙:いいんですか?そんなこと言って(笑)。思いっきり否定してますけど。

宮下:終わっちまえ!

草薙:ハハハハ

白川:だから、今日見学に来て。俺つながってると思わなくて、「挨拶しといたほうがいいよ」って言ったら。

草薙:久しぶりに。

宮下:嬉しいですね。マジで嬉しいです。

草薙:ずっと「ご飯行こう」って宮下言ってたもんね、ずっと。

宮下:いや、そうなんです。「俺らが売れたら飯おごってやるから、帰って来たら連絡くれよ」って言ってたんです。

白川:まさに今その時期だから、おいしいもんガツッとね。

宮下:帰って来たら連絡ちょうだいね。

白川:こういうのもいいよね。

草薙:こういうのいいですね、なんか。

白川:何期ぐらい下なの?

草薙:1コ下ですね。1期下。

白川:じゃ本当に直なんだね。

宮下:本当に1期下のかわいい後輩ですね。

 

白川:去年は大ブレークして、今年、どう?目標みたいのってさ。去年は去年でいい年だったと思うんだけどさ、今年はこうありたい、みたいなのって話したりするの?2人って。

宮下:草薙は…

白川:ストイックだから。

草薙:宮下はでも…

白川:宮下が考えるのかな、そこを。

草薙:そうです。宮下は。

宮下:こうなりたいなっていうビジョンはありますね。僕。草薙は特にあんまないというか。

白川:それがよかったりするんだろうけど。宮下的にはどう? 今年どんな感じにっていう。

草薙:言ってあげな、宮下。言ってあげな。

宮下:今年、やっぱレギュラーがないんで、僕ら。その日暮らしじゃないですけど、飽きられたらもう終わりみたいな状況なんで、レギュラー、安定して出れるようなのが欲しいですよね。

白川:地方とかでもないってこと?レギュラー、冠的なものって。

宮下:はい。

草薙:本当にそれか?

白川:おお~? なんだ? ほかにあるのか?

宮下:どれを言わせたいの?

草薙:R-1じゃないの?(笑)

宮下:R-1優勝をここで言う必要ある?

白川:今、宮下草薙で(笑)。これで「そうですね、R-1で」って言ったら最悪だよ(笑)。そっか、R-1は出てる?

宮下:R-1一応、はい。

白川:どう? 行けるでしょう、結構。

宮下:でも、結局、行くスタイルじゃないというか、R-1で勝ち進める感じのネタではないっていうのは、ちゃんと自分で理解はしてるんですけど。

白川:あの感じの。ああ、ま、確かにね。

宮下:ほんと、あわよくばですよね。

白川:はいはいはい、まぁね、子どもから大人まで笑わせないといけないっていう、すごく難しいところでもあるからね。

草薙はR-1?

草薙:僕は出ないですね。まともな奴じゃないなっていう人が1人で舞台に立てるって、やっぱまともじゃないですよね。

白川:でもさ、ケンさんのあれじゃないけど、フローレンスってすごい面白かったけど、2人ボケ、泰造さんもボケるし、ケンさんもボケるしで、散らかってるのね。ウケる時、すごいウケるけど、そこにジュンカッツっていうコンビだったのが解散して、潤さんが、名倉さんがそこに全部指摘することになったわけだ、ネプチューンてなった時に。みんなが笑うようになって、それこそ子どもから大人まで、ウワーッて笑うようになって、俺、すごく「あ、似てる!」って思って。要はそうじゃない? あの時も面白かったけど、やっぱりグチャグチャしてたわけよ。

草薙:そうですね。

白川:面白かったよ。でも、それをしっかりと指摘して、これはこうだっていうことをやる奴がガンと来たから、グッといったと思うよね。まさしく。

草薙:そうですね。ほんと宮下のおかげですね。

白川:絶対そう思うよね。そこはちゃんと感謝しないと(笑)。

草薙:はい。それは感謝、ホントに。

宮下:改めて感謝されると、ちょっとこっちも反応に困る。

草薙:家族みんなしてるから、うちは。

宮下:らしいんですよ。家族が宮下を

草薙:うちの親がもう。

宮下:崇拝してくれてるみたいで。

白川:子どもだから一番よくわかってるじゃん。

 

草薙:僕はそれこそホント酷かったんで。前のコンビ解散した後って、朝起きたら、ワインボトル握って公園で寝てたりして。土を掘って枕みたいにして、そこで寝てて、頭つけて。掘った穴にケータイと財布入ってたんです。ハハハハ

宮下:人の終わり際です。

白川:壊れてたような感じ? 解散して。

草薙:はい。電気・ガス・水道全部止まってて、家帰ってもしょうがないなっていうアレだったんで、ほんと助かりましたね。

白川:それで、宮下が草薙に言ってきたってこと?「コンビ組もう」って。

草薙:宮下が言ってきてくれましたね。

白川:えー?!

宮下:もったいなと思ったんで。

白川:確かにそこはあるけど、相当難しいっちゃ難しいけどね。

宮下:そうですね。ずっとピンでやってこうと思って入ってきてるんで、この世界に。結構決断するのは(草薙:助けてくれた)しんどかったっちゃしんどかった。(草薙:ほんと助けてくれた)なんなら、今、「じゃないほう」って言われてイジられてますからね。あの当時ではちょっと僕は予想もできなかった人生というか。

白川:そうだよね。それを簡単に受け入れられなかっただろうしね。

宮下:はい。そうです、そうです。

白川:だけども、それを、ほんとここ、変わってきたよね、ここ最近て。思わない? 前は本当に「草薙、草薙」みたいな感じあったけどさ、全然ちょっとバランスが。

草薙:2人で出れるのがふえて。

宮下:コンビで出してもらえる機会が結構ふえて、それはありがたいですね。

白川:そこで見せれるようになったしね。で、今回のサンドの番組もそうですし、オンエアはまだ先かな。オンエアは2月とか3月ぐらいだっていう話でしたけど、めちゃめちゃ面白い感じにやってくれた。

草薙:ありがとうございます。

宮下:そう言っていただけると。

白川:これはありますね、レギュラー。まずはレギュラーだよね。

宮下:レギュラー欲しいですね。

白川:土田も言ってたな。土田も最初レギュラーがない形が多かったから、子どももいるし、もちろん奥さんもいるから食わせていかないといけないというのがあって、最初はワーッと出たけど、だんだん増えてきて、みたいなこと言ってたからね。

 

結婚はしてないの?2人とも。

宮下・草薙:してないです。

白川:彼女とかは?

草薙:僕はいないですね。

宮下:彼女、僕は今いますけど、草薙はずーっと。

白川:いない?

草薙:僕はずっといない。

白川:でも、欲しいは欲しいの? その気持ちはあるの?

草薙:いえー、そんなに今はない…。

白川:例えば、本当にきれいな人、どっから見てもきれいな人が、すごく好きで、草薙さんさえよければ付き合いたい、付き合ってもらえませんか?ったら付き合う?

草薙:一回宮下に見せますね。

白川:ハハハハ なんで?

草薙:人を見る目がすごいんで。人を見抜く目がすごいから。

白川:いや、宮下に見せるけど、全然きれいなわけよ。

草薙:ホントかウソかです。

宮下:なるほどね。好きというのが。

草薙:好きとかいうのがホントかウソかっていうのを一回判断、騙されてるんじゃないかっていうのを判断してもらう。

白川:そういうふうに思っちゃう?

草薙:はい。さすがにもう。

宮下:仮に好きだったとしても、一回宮下に会わせたら嫌いになる(笑)。

草薙:ハハハハ

宮下:宮下に会わせてくるんだって。

草薙:なんで? 宮下はいいよ(笑)。

白川:気持ち悪いって思われる。相方に見せるって(笑)。

それはまだあるんだね。性格だもんね、こればっかりは。

草薙:そんなに、はい。

宮下:絶対俺は結婚しないと思うもん、お前は。

白川:まぁまぁね。でもさ、結局はお笑い芸人さんてモテるじゃない? それって容姿とかあまり関係なかったりするじゃん。きれいな人いっぱい、奥さんもらってる人って多いじゃん。絶対にあるのよ。“お笑い”っていう冠取っちゃえばただのヤバい奴だけど。

 

草薙:言ってました。思い出しました! 思い出しました。僕が養成所入って、まだ自分が顔変だとかっていうのを気づいてない状態で、一番最初に…。

宮下:よく気づかなかったなお前。

白川:ハハハハ

草薙:気づいてない。

宮下:よく気づかなかったな。

草薙:気づかなかったんだよ。そう。気づかなかったんだけど、初めて白川さんのネタ見せかなんかした時に、「お前顔変だな」って言われて、それが建物揺れるぐらいウケたんだよ。

宮下・白川:ハハハハ

草薙:その時に、あ、そういうふうにやってかないといけないんだっていうのを白川さんに多分僕初めて指摘されたというか。

白川:これ、だから、結局、学校だから、全くわかんない人もいっぱい入ってくるのね。そういう時にさ、ちょっと顔がブサイク。でも、これってお笑いに入ると、これ、武器になるじゃない。だから、こっちもそういうつもりだと思ってるからさ、そんな感じで、例えば「お前ブスだな」みたいな感じで言って、たいていの人は「いや、きれいなんですけど!」みたいな返しが来るんだけど、たまに「いや、ブスじゃないですけど…」みたいに来られたら、いやいや、そうなんだ…みたいな。要は、プロじゃないから、それはそれでね。

草薙:人生で初めてそこで言われることもあるでしょうから。

白川:ああ、まぁね。わかんないというのもあるし、これが普通の会社だったらヤバい。俺、一発で訴えられちゃうけど、今この時代に。

 

草薙:宮下1コあるんだよね? 白川さんに言いたいこと。

白川:何?何?何?(笑)

宮下:急に回すな、お前。お前が回すな。

草薙:1コだけ回させて。宮下から白川さんに言いたいこと。

宮下:白川さんに言いたいこと?

草薙:怒ってたじゃん、1コ。

白川:何?何?(笑)

草薙:1コめちゃめちゃ怒ってたじゃん。

宮下:トークZの話?

草薙:トークZの話。

白川:1人でやらせたやつ?

宮下:あれは酷かったです、白川さん。

草薙:白川さん主催のトークZというトークライブがあるんですけど。

宮下:芸人たちがランダムにバーッと合わせて。

白川:誰とトークするかわからなくて。

宮下:そんな中でトークを即興でやる、みたいな企画で、僕だけ忘れられてたんですね、存在が。

白川:違う違う違う、違うって! あれは、相手がいなかったんだよ。相手が土壇場で来れなくなったの。

宮下:本当ですか?

白川:1コずつ整理するね。俺これ、すごい覚えてるんだよ。

草薙:違います。

白川:お前いなかっただろ!

草薙:ハハハハ

白川:まず、オファーして、そしたら、相手が当日来なかったの。その時に、今まで過去1人で、普通は2人でトークするわけよ。誰かと誰かでトークするの。

草薙:即興で、その場にバッバッと誰かと誰かで出て。

白川:これはなかなか大変なんだよ。要は、会ったこともない奴と喋るかもしれないし。

草薙:即興で5分ぐらいトークする。

白川:5分トークする。1分前にジングルが鳴って、1分で何となくまとめてやると。でも、たまに1人っていうパターンもあるわけよ。それは決め込んで、例えば、和賀でもいいや。和賀って言ってもわかんないか。

草薙:トップリードの和賀さん。

白川:トップリードって放送禁止だから(笑)。

草薙:大丈夫です、大丈夫です。今、マネージャーが思いっきり手振ってました。「大丈夫だよ」(笑)。

白川:担当マネージャー。

宮下:マジで心痛めてた。

白川:一番仲いいから(笑)。和賀って出て、もう一人は和賀って出てやる、みたいな。相当きついんだけど、その時に1人当日来ない奴がいたのね。忘れてて。これ、今回、宮下にやってもらおうと思って宮下にやらせたんだよ、あれ。

宮下:いやいや、そんな感じじゃなかったです。本番の感じ、バタバタ感とか見たら、そんな感じじゃなかったでした。

白川:いやいや、あれは100パー。

宮下:それはそうだろうけども、そうだとしても、俺1人でやらせます? 芸歴もそんなない。

白川:それを、なんかちょっと、Sのあれだったのかもわかんないけど、相当きつかったよ、あれね。

宮下:きつかったですよ、マジで。

草薙:トークライブなのに漫談させられたんだよね?

宮下:そうですよ。トークライブで漫談したんですよ、僕。

白川:過去に3人いるんだよ、1人でやるの。なかなか大変だけど。すげぇ大変。5分で。しかも5分がまた長くなるからね。

宮下:5分長いですね。

白川:でも、そんな上手くいかなかった?

宮下:まぁまぁまぁ、そんなずっとスベってるみたいな感じじゃなかったですけど、大変ではありました、やっぱ。

白川:そうだよね? しかもあの中で一番下だったからね。

宮下:僕が後輩ぐらいで。

白川:芸歴もそうだし。トークZってそこそこの人たちが出る中であれだったから、いやぁいやぁ、あれはね、ちょっとそれもありましたけどね。

宮下:あれは僕もさすがに。

白川:(笑)ただ、あれ、宮下だけじゃないからね。過去にもあったからね。

宮下:あのライブの後、白川さんに「またよろしくな」って言われたけど、俺二度と出るか!と(笑)

白川:出てくれよ! 今度は通常的に出れなくなるから。スケジュール的に(笑)。出たい出たくないじゃなくてね。

宮下:だとしたら、出れてよかった。

白川:ホントそう。しかも、あれ、本当にスベるんだよ。3人出たうち、ほとんど今まで3人みんなスベってて。

草薙:難しいですよね。

白川:すげぇ難しいの、あれ。

草薙:即興でトークするんですもんね?

白川:そうそうそう。しかも何もないじゃん。キャッチボールできないから。あれ、だから、やっぱすごいよ。そう考えたら。緊張もするし、しかも、先輩たち、みんなモニタリングしてるんだよね。

宮下:そうなんですよ。

白川:いやぁ、あれはすごかったけど。

 

白川:宮下草薙の中では宮下がレギュラーを持ちたいというもので考えていますから、目標として。草薙個人というか、草薙はどう思っているか。今年の。

草薙:今年の目標か。どう、どうなんだろうな。

白川:自分のことでもいいし、宮下草薙でもいいよ。

宮下:考えとけよ!

草薙:ないんだよ。

宮下:何回やんの?

草薙:ないないない!

白川:一回振られたじゃん、ここ一回。

草薙:ない。ない。

宮下:毎回なんもないんですよ、コイツ。

白川:そういう場合どうするの? そういう場合って何て言うの?

草薙:「宮下がやりたいことを手伝ってあげたいです」っていういい感じの(笑)。

宮下:そうなんです。てめぇの好感度上げて終わらすやつ。これが何回も隣で聞いてるんで、腹立つんですよね。

草薙:M-1とかね、まぁ、M-1

白川:M-1も惜しかったよね。

草薙:M-1も全然。でも、毎年1回戦ずつ上行ってるから、来年は準決勝ぐらいまでは行けるように。

宮下:そうね。一段一段ね。

草薙:頑張ってやりたい。健康、体に気をつけて。

白川:まぁね。あと、最近太ってきたから、本当に。ジム行ってる?宮下は逆に。

宮下:いや、なんも行ってないです、僕は。

白川:全然太んないね。

宮下:ま、そうですね。節制するようにはしてます。太ってきたなって思ったら、ちょっと飯抜いたりとか。

白川:あ、そう。やっぱやってんだ。

宮下:そうですね。2人デブになるとどうしても見栄え的に。

白川:でもさ、草薙はデブキャラではないからさ、もうちょっと、もうちょっと痩せたほうがいいな。

草薙:これがでも、やっぱなかなか。一度太ったものはなかなかね。

白川:そんなことはない(笑)。

草薙:なかなか一度太るとなかなか。

白川:ハハハハ

宮下:そうなんですよね。

草薙:毎日ちょっとずつ肥大して。

宮下:養成所と比べるとすごいよ、マジで。

白川:すごい勢いよね。

草薙:僕は白川さんに教わってる頃と比べたら、たぶん20キロぐらい。

白川:うんうん、おかしくないよね。まぁ、でも、旨いもん食えるしね。打ち上げとかさ。

宮下:そうですね。

白川:先輩とか、飯食おうとかさ。

草薙:お酒飲んじゃうんで。

白川:まぁまぁ、元気よく、元気よくっていうか、病気に気をつけて頑張っていただきたいと思います。

というわけで、今日はあっという間の30分でしたけど、宮下草薙さんに来てもらいました。ありがとうございました。

草薙・宮下:ありがとうございました。