ゲスト 宮下草薙(前半)

 

白黒アンジャッシュ 2019年8月13日

 

 

今回の白黒アンジャッシュのゲストは宮下草薙

話題のコンビを根こそぎいっちゃいます!

 

渡部:さあ、それでは、今週のテーマにまいりましょう。こちら! ゲスト宮下草薙

最近の若手筆頭株と言ってもいいんじゃないですか?

児嶋:すごい出てるよね。

渡部:よく見ますね。ほぼ初絡みですね、我々ね。

児嶋:初。

渡部:まず、ネタからやっていただきましょう。どうぞ!

 

ネタ「ハワイ旅行」

 

渡部:宮下草薙の2人で~す! \拍手/

アメトーーク』で1回ぐらいだよね?

草薙:年末の。

渡部:それ以外、初めてだね。

草薙:初めてです。

渡部:児嶋さんも?

児嶋:初めてだよね?

草薙:児嶋さん、初めてです。

児嶋:はじめまして。

渡部:お前(宮下)なんかイヤな顔してるな。 \笑/ 何だろう。

宮下:性格の悪さがにじみ出てるんです。

渡部:ほんとに。そうだね。アニメとかで出てくる一番性格の悪い奴の顔してる。

宮下:なるべくは笑顔でいようと思ってます。

児嶋:ゲストに向かって「お前イヤな顔してるな」。第一声。

渡部:ブスとかじゃない。シュッとしているけどイヤな顔してる。警戒する顔だよ。

宮下:ハッハッハッハ

 

渡部:こういうふうにトーク2人揃ってってあんまない? 1対1のコンビで。

草薙:そうですね。あんま2人でね。

宮下:そうですね。なかなかないです。

渡部:事務所は?

草薙・宮下:太田プロです。

 

トークテーマ「宮下草薙のことをもっと知ろう」

渡部:何年目ですか?今。

宮下:僕らは6年目ですね。

渡部:どこで会った2人なの?

宮下:養成所で知り合って。

草薙:太田プロに養成所があるんです。(当時は「太田プロエンターテインメント学院」で、今は「太田プロエンタテインメントカレッジ」)

渡部:誰が教えてるの?

宮下:僕らの時は、2回目の授業で彦摩呂さんが来ました。

草薙:ゲストで。

渡部:早くない?彦摩呂さん。だいぶ変化球だよね。もっとお笑いのこと先に聞きたいよね。

宮下:でも、それ以降誰も来なかったです。

草薙:元ノンキーズの山崎さんと白川さんが講師をやってくれて。

渡部:あの人たちと俺らは若い頃一緒だった。

草薙:聞いてました。アンジャッシュさんの話とかを、山崎さんとかが例えで渡部さんとか児嶋さんとかの話をすごいする。

渡部・児嶋:えーっ?

渡部:なんて言ってるの?山崎さん。

草薙:山崎さんは(笑)

渡部:笑っちゃってんじゃん。悪口だろう! 悪口だろう! お前なんだ! 笑っちゃってんじゃん。

草薙:ほんと、あの…

渡部:お前言葉選べよ、ちゃんと。

宮下:ここからのトーク大事。

草薙:趣味をお金に変えてるって。 \笑/

渡部:おい、山崎さん、そんな授業してるんだ。

児嶋:何?その授業。

渡部:何?その授業。授業じゃない、陰口だよ、それは。

草薙:渡部さんのプリントとかもらって、「渡部は、深い」っていう授業(笑)。

渡部:山崎さん、そんな、俺を用いてくれてるの?授業に。

草薙:渡部さんとか、あと、山崎さんとか。

渡部:ザキヤマ

草薙:ザキヤマさんとか。

宮下:「あの人、挨拶を元気にしてから変わったんだぞ。だから挨拶は大事だ」。

渡部:めちゃめちゃバカみたいな言われ方。児嶋は出てこないの?

草薙:児嶋さん、ちょっと出てこなかった(笑)。 \笑/

宮下:それは申しわけないです。

渡部:ちょっとうれしいなあ。俺らより先輩だよね、山崎さん。

じゃ、別々の学生時代。

宮下:そうです。

 

渡部:宮下はどういう学生時代?

宮下:僕は冒頭でもありましたけど、小学校3年生まではムードメーカーみたいな。

渡部:クラスの人気者系?

宮下:はい。感じだったんですけど、4年ぐらいから急に歪みはじめて、芸人の真似して笑いとる奴に「お前の手柄じゃないぞ」みたいな、ムードメーカー狩りみたいな。 \わー…/

渡部:最悪だよ。お前やりそうだよ。

宮下:本当に性格の悪い。申しわけない。

渡部:髪は天然パーマなの?

宮下:天然パーマです。

渡部:ハネ方とか最悪だな。最悪だよ。

宮下:今日、雨なんで。

渡部:わかるよ。俺も天パだけど、ストライプのスーツとその髪質と顔。最悪だよ! \笑/

宮下:なんで全否定。

渡部:マルチ商法とかやる、老人だますタイプだ、お前は。

宮下:ハハハハハ

児嶋:大丈夫だろうね?

宮下:やめてください。

 

渡部:お笑いはいつからやろうと思ったの?

宮下:お笑いは、一番最初に僕が触れたお笑いが「バカ殿」だったんです。

渡部:志村さん?

宮下:はい。志村けんさんのバカ殿で、あの生活を観て、本当にああいう殿様がいると思ってたんです。

渡部:リアルだと思ったんだ。

宮下:ああやっていたずらばっかしてゲラゲラ笑ってる。だから、僕は殿様になりたかったんです。

渡部:何歳の時よ?それ。

宮下:3~4歳の時に殿様になりたいって言って。

渡部:バカ殿憧れ。

宮下:一旗揚げようと思ってたんですけど、結局それが芸人という仕事だと知って、そこから芸人を目指すように。

渡部:養成所は高校出てから入ったの?

宮下:そうですね、高校…

草薙:高校出てないです。

宮下:僕、中退。高校中退です。

草薙:中退して、大工みたいなのを一回やって。

宮下:ちょっと事情があって…

渡部:わかったよ。なんか盗んだろ、お前。 \笑/

宮下:盗まないですよ。

渡部:大工事務所から。

宮下:盗み顔ではないです。

渡部:大工事務所から盗んだろ、お前。

宮下:何を盗むんですか?

渡部:高い工具とか売ってだろ、裏で。で、辞めて。

宮下:彼氏と、母親と彼氏が…違う、母親の彼氏が大工やってたんです。

草薙:離婚してて。

渡部:離婚して、新しい彼氏が大工さんだった。

宮下:そうです。1年ぐらい僕大工やっていたんですけど。

渡部:その彼氏に習って。

宮下:はい、はい、はい。1年で破局しちゃったんです。

渡部:お母さんとその彼氏が。

宮下:そう、そう。さすがに母親と破局した棟梁の背中見ながら…

児嶋:ややこしいなちょっと。

宮下:ちょっと気まずい…

渡部:で、とんかちで頭殴っちゃって。 \笑/ 後ろから。それでこんななっちゃった。

宮下:どんだけ酷い奴なんですか(笑)。

渡部:で、辞めて、で、養成所。

宮下:はい。

 

渡部:で、片や草薙は?

草薙:僕もそんな感じですね。…僕は違うか!

渡部:一緒?

児嶋:そんな奇跡ある?

渡部:そんな人生ねーよ! 奇跡のコンビだよ。

宮下:俺の人生歩んだらこうなる? こうはなんないよ。

草薙:僕も辞めちゃって。

渡部:高校を?

草薙:高校を2日ぐらい行って辞めちゃったんです。

渡部:2日で辞めたの?

草薙:2日目の身体測定みたいな時に、ちょっと性格の悪い奴が僕の体型を見てちょっとイジってきたんですよ。「体軟らかい感じのくせに胸板厚いな」みたいなのを言われたんです。

渡部:いいじゃん。

児嶋:いいじゃん。

渡部:ほめ言葉じゃん。

宮下:そんなひどいイジりじゃない。

渡部:「胸板厚いな」って別に変なイジりじゃないじゃん。

草薙:そうなんです。でも、当時すごいイヤで。これ、考えた時に、後に公園とか連れてかれて、服脱がされて、「お前踊れよ」みたいなの、あるなって。

渡部:漫才と一緒じゃねーか!

草薙:辞めちゃって。

児嶋:それで辞めたの? すげぇな。

渡部:親に何て言った?親に。

草薙:親には泣きながら「もう行けないです」(笑) \笑/

渡部:親何て言った?

草薙:親も、さすがに迫真だったんで「おお、そうか…」って。

児嶋:そうか、じゃない。

渡部:最悪だな。2日目でしょう?

草薙:2日目ですね。

渡部:で?

草薙:アルバイトとかいろいろしながら、お金貯めて、太田プロの。

 

渡部:芸人はいつなろうと思ったの? だってこの性格でしょう? なんで芸人やろうと思うの?

児嶋:そうだよね。勇気要るよね。

草薙:これは、芸人やろうと思った理由が、…紳助さんの話ってしてもいいんですか?(笑)

渡部:全然いいよ。大丈夫だよ。 \笑・拍手/

宮下:ナイーブなところですから。

渡部:お前が今そう言ったことでちょっとなってるんだよ。サラッと言えばよかったんだよ。紳助さんに憧れたの?

草薙:お笑いはずっと好きで見てて、『ヘキサゴン』を好きで観てたんです。そしたら、紳助さんが、『ヘキサゴン』って、勉強とかはできない人っていうあれで結構お笑い…

渡部:イジってね、みんなね。

草薙:そしたら、紳助さんがくるっと振り返って、「テレビの前のお前ら、こいつらは社会に普通に出ても全く役に立てへん。だけど、芸能界に入ってくることで一発逆転あるんや」。僕も勉強とかできなかったので、「あ、そうなんだ」と思って。

渡部:その言葉で。

草薙:で、NSC受けたんすけど、面接で落とされた。話違うじゃないか。

渡部:一歩目からつまずいて。NSCって落ちないんだよ。

草薙:普通は落ちないんですけど、ちょっと暗すぎたのか、尖ってたのか、尖ってはないか。「PRポイントあります?」みたいなので、俺はこんだけ賭けてるんだっていうのを言いたくて、「落ちたら死にますよ」みたいな。

児嶋:怖い怖い怖い、怖い。

渡部:そんな奴は落ちるよ。

草薙:それで落ちちゃって。

渡部:またバイトして?今度、太田プロ

草薙:いや、で、太田プロの養成所が5月の終わりぐらい、一番最後まで募集してるんです。なんで…僕、そうでした!

渡部:怖い怖い怖い怖い。

草薙:人力舎の養成所も履歴書で落とされてるんです。

児嶋:えーっ?そんなことあるの?

渡部:そんなんないよ、うち全員入れるんだから。

草薙:いや、ほんとです。

渡部:ほんとのヤバい奴だけだよ。ほんとのヤバい奴だけ。何?変なこと書いたの?

草薙:その前の年に履歴書送って、面接のアレきたんですけど、僕行けなかったんです、緊張して。

渡部:用事があってじゃなくて、緊張して行けなかったの?

草薙:緊張して行けなかった。で、その翌年に履歴書もう一回送って行こうとしたら、今度、履歴書で弾かれたんです。

渡部:そりゃそうだよ。ブラックリストに載ってる、来なかった奴って。ばっくれた奴って。

草薙:リストあるんですか? \笑/

渡部:わかんないよ。わかんないけど。

(CM)

渡部:で、ここは同期なの? 太田プロの養成所の。

宮下:同期です。

渡部:最初は、いきなりじゃないでしょ? コンビは。

宮下:僕はピンでずっとやってて。

渡部:ピンでやってたんだ。何をやってた? 盗みをやってたのか? \笑/

宮下:なんでピンで盗みやるんですか? 漫談をやってました。

渡部:本当に犯罪者の顔してるな、お前。イヤな顔してるわ。

宮下:犯罪者は絶対ダメでしょ、言っちゃ。

渡部:で、1人で何やったの。

児嶋:漫談?

宮下:漫談です。

渡部:何しゃべるんだよお前。

宮下:漫談ですか? 地球は神っていうのを人に説くっていう。

渡部:お前、それ、なんか売ろうとしてない? 水とかを。 \笑/

草薙:漫談何本あったんだっけ?

宮下:僕は200本あります。

渡部:えーっ? 1人でやってたの?

宮下:1人でやってました。

渡部:そんなにあんまりだったわけ?

宮下:いや、でも、結構僕。

渡部:よかった?

宮下:はい。

草薙:ラジオとか出てました。

渡部・児嶋:えーっ!?

渡部:じゃ、優秀だったんだ。

宮下:わりとそうですね。自分で言うのもなんですけど、優秀なほうだったんですけど、草薙は別のコンビで。

渡部:コンビでやってたの?

草薙:僕は別のコンビで。

渡部:コンビなんて、向こうに誘われたんでしょ?

草薙:僕は本当にコンビ組もうって言って、みんなで組んでって、マジで余った最後の1人と組んで。

渡部:絶対そうだよね。

草薙:お互いピンでやりたくなかったんで組もうっていうので組んでて、スーパーキングドラゴンというコンビで。

渡部:ダッセェ! ダッセェ!

宮下:スーパー、キング、ドラゴン。

渡部:それは全然ダメだったの?

草薙:全然ダメで、相方がマジで最後に「俺はモデルになりたいから、モデルの養成所に行きたい」って言われて、それを止めるのもなんか変だし、解散して、みたいなんで。

渡部:1人になって。

草薙:1人になって、僕は4回ぐらい解散してたんです、その時。だから、もうさすがに辞めないといけないのかなって思って、地元帰って、それこそパチンコの部品作る工場とかに就職して、人生をアレしていくんだろうっていう。

渡部:アレしていく。歩んでいくんだと思って、辞める気だったんだ。

草薙:全然それでよかったんです。

渡部:で、どっちが?

宮下:僕が誘いました。

渡部:な、なんで?

宮下:養成所で一目見た時から「売れるな」と思ったんです。

児嶋:えーっ?

渡部:だって、こんな、なかなかのタイプだぜ、だって。

宮下:いや、でも、モノが違うんですよ。

渡部:なんで? 何が光ってたの?

宮下:暗い感じでウケてたんですよ。めちゃめちゃ。

渡部:ぼそぼそ言う感じが?

宮下:セオリーを無視してるというか。

渡部:へー。

宮下:みんな結構、ワーイ!とかやってウケてる中で、1人だけボソッて、バーン!なんです。

渡部:でもさ、コンビは解散してたわけでしょ?

宮下:はい。

渡部:問題ある奴だなと思わなかったの?

宮下:相方にセンスがないんだなって思いました。

渡部:えっ!

宮下:相方が、もうちょい上手くプロデュースすれば絶対売れるのにな。

渡部:今、お前一番イヤな顔してるよ。 \笑・拍手/ 今日の中で一番イヤな顔してる。

児嶋:なんか腹立つ。

渡部:腹立つ。

でも、それはさ、4回あったから、何回かチャンスあったでしょ? 草薙に目つけてたなら。次は俺行こうとかさ。

宮下:それこそ僕もピンで「自分が面白い」って出ていきたかったんで、やっぱその覚悟というか、こっちと組んだら絶対「じゃないほう」になるんですよ。

渡部:そうだね。

宮下:なんで、その覚悟を決めるまでに4人要りましたね。

渡部:で、最後に声かけて。

宮下:そうです。

渡部:片や、どういう印象だったの?

草薙:俺はマジで嫌いでした。 \笑/

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児嶋:そうだよね。

渡部:合わないよ。絶対合わないよ。

草薙:ネタ見せとかでも、講師の人が、宮下がネタやって、ダメ出しみたいな。何か言うんですよ、講師の人が結構。そしたらこいつ立ち上がって「いや、俺のこと面白くないって言う奴センスないっすよ」みたいな。

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渡部:うわっ、最悪だよ。最悪だな。

宮下:ほんとにあいつセンスなかった。 \笑/

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草薙:やめろ。マジで。 \笑/

宮下:なれないツッコミすんな!

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渡部:今、結局、ネタはどっちがどう作ってる? 2人は。

草薙:ネタは僕が一応作って、直接渡すと、その顔で「面白くないと思ってるんだな」っていうのがわかっちゃうので、LINEで送って。

渡部:LINEで? 顔を、リアクションを見ないように?

草薙:見ないで、ネタ、LINEで送って、ツッコミを入れてもらう感じですね。

渡部:で、戻ってくる、みたいな。

草薙:面白いのだけ戻ってきます、ツッコミ入って。

渡部:じゃ、今、特に何もしてないっていうこと?

宮下:何もしてないわけじゃない。 \笑/ LINEも、ツッコミ入れますし、あと、草薙の出る番組とかアンケート書くのも手伝ったり、僕してますから。

渡部:あ、そうなんだ! なんで任せないの?本人に。書けないの?

宮下:大変そうなんで。シンプルに。

渡部:だって、この体験談を書くじゃん。それを全部把握してるってこと? アンケート書くってことは。

宮下:そうですね。

渡部:最近あった恥ずかしい話とか。

宮下:草薙からなんか聞いた話はほぼ覚えて、この話面白かったじゃん、あれ言えば?みたいな。

渡部:じゃ、ブレーンだね。裏方じゃん、半分。 \笑/

草薙:シミュレーションとかもやってくれるんです。ロケのシミュレーションみたいな。入った時に。

宮下:街ブラロケのね。

草薙:同じアパートに越してきたんですけど、そもそもそういうのがやりやすいように。

渡部:練習してあげるために?

宮下:そうです。いろいろとそういうのがシミュレーションもできるんで。

草薙:マジで5年ぐらい住んでる近所を、僕、初見みたいな感じで歩かされて。 \笑/

児嶋:何それ?

渡部:街ブラを見せられるの?

草薙:一緒に。で、「あ、ここら辺学生さん多いですね」みたいな。「いや、そういうコメントは要らないよ、お前は」みたいな。

渡部:えっ?なんなのそれ。

宮下:ネガティブで売ってるんで、そういう普通のタレントが言うようなことを言ったところで、なんです。

草薙:で、歩くの速かったら、「いやいや、お前、カメラさんついてこれないから」みたいな。

渡部:お前、大して知らねーだろ! \笑/ お前そんなバリバリやってないだろ!

草薙:そうなんです。で、本番の時に(笑)。

宮下:いざ、街ブラロケ、2人で来たんすよ。さあ、いざやってみようと思ったら、僕、自分のシミュレーションするの忘れて、真っ白になってダメでした。

渡部:人のこと教えてばっかり。

宮下:人のことばっかり。

草薙:俺も歩いてたらカメラさんに「遅いからもっと速くしてくれ」。 \笑・拍手/

渡部:全部お前のせいだよ。お前のせいだよ。変なこと教えるからだよ。

児嶋:意識しすぎちゃったんだ。

渡部:これは優しさなのかな? それ、草薙はうれしいわけ?

草薙:最初はほんといやでしたけど、それこそ部屋呼ばれて、毎日のように。大喜利の番組を観せられるんです。で、お題1コ1コ止められて、今の誰のどの答えが一番面白かったとか。「誰々のあの答えが面白かったです」って言うと、「いや、誰々さんだったら、その1コ前のやつのほうが技術的には高いことをしてる」って。

渡部:お笑い英才教育みたいのしてたんだ。

宮下:そうですね。

草薙:めちゃめちゃお笑い好きなんです。

渡部:好きなんだ。

宮下:大好きです。

(CM)

渡部:最近、1人が多いでしょう?

宮下:そうですね。

渡部:それをどう見てんの? よし、このまま行け、なのか。

宮下:僕は本当に彼を売るために組んだんで。

渡部:でも、そんなの、あっという間に捨てられるよ。だって、既にバラ売りが始まっているわけじゃん。

宮下:確かにそうですね。

渡部:特にこういうコンビってツッコミなんて絶対要らないじゃん。

宮下:はいはい、要らないです。

児嶋:MCがいるもんね。

渡部:そうそうそう。どうすんの?

宮下:どうする…でも、僕的にはプランはまだあります。

渡部:どういうプランなの?

宮下:正直、ちまたでは、こっちより俺のほうがヤバいって言われてますので。 \笑/

渡部:自分で言っちゃダメだよ。

草薙:あんま自分で言わない。

宮下:どうやらですよ。

渡部:そんなことない。お前を無視しようと思ったらいくらでもできるんだよ。優しさで今いろいろイジってるけど、無視しようと思ったらいくらでも。あ、もうバレてんの?ちょっと。こいつヤバいな、みたいな。

宮下:バレ始めてるんですよね。

渡部:でも、こうすると、今度はお前の大好きな草薙の個性が死ぬんだよ。

児嶋:そうだね、こっちが死んじゃうね。

渡部:こっちが目立っちゃいけないんだよ、最初は。

宮下:だから、本当、殺し殺しやってます。

渡部:殺し殺し? 殺し屋みたいな顔してるけど。 \笑/

宮下:誰が殺し屋…

渡部:ここの変態性がバレちゃうと、マジでもったいないパターンだね。

児嶋:そうだよね。

宮下:そうです。

渡部:こんだけ世間が見てんの、まずドカーンと行ってもらわなきゃ。

宮下:ドカーンと行ってもらいたいです、だから。

渡部:そして、後から俺のヤバさをどんどん出していく。

宮下:そうですね。

児嶋:何?ヤバさで売れるの。

草薙:こいつはプラン立てて、今頃、俺、こいつの予想では。

宮下:今頃は『ケンミンshow』出てるはずなんです。 \笑/ 俺のプランだと。

渡部:呼ばれてない?まだ。

草薙:そう。まだ呼ばれてない。

宮下:まだちょっと。

(CM)

児嶋:何年後に売れる予定なの?

宮下:僕ですか? 僕は2年後です。

渡部:じゃ、草薙はその時誰ぐらいになってるの? 2年後は。宮下にフィーチャーされるということは相当上行ってなきゃだよ。

宮下:相当上行ってるわけです。澤部さんですね。澤部さんぐらい。 \あ~/

児嶋:澤部、結構だね。

渡部:だって、岩井がそんなイジられてないじゃん。あんなヤベェのに。やっとじゃん。あんなヤベェ奴が出てくるのやっとだよ。澤部は10年近く頑張ってだよ。本当に光と影の陰影ができて、「あれ?岩井ってヤバいな」がやっと最近じゃん。

宮下:確かにそうですね。

渡部:2年は無理だよ。

児嶋:ちょっと無理だ。

渡部:誰もお前を見ないよ。

宮下:そんな!

渡部:『白黒アンジャッシュ』だけだよ、こんな、お前に時間を割くのは。ほかはこんなに割かないよ、お前に。

宮下:ありがとうございます。