コンビで1つの人格

 

伊集院光とらじおと 2019年7月24日

 

伊集院光:ということで、スタジオに生ゲスト、カラテカ矢部太郎君です。よろしくお願いします。

矢部太郎:おはようございます! よろしくお願いします!

伊集院:最初に、避けて通れないことは少ししゃべりましょう。

矢部:はい!

伊集院:何から言おうかな。一応、リスナーの皆さんに言っておくことで言うと、こういう時にわりと話題の真ん中のほうにいる、しかもカラテカ矢部太郎君が出てくれるわけだから、例えば、キャンセルすることもできるんだ。この業界で。もっと言うと、出ますけど、このことは触れないでください、みたいことを言ってくるケースもあるんだけど、全てなしで矢部君は来てくれるということで。

この先、俺の考え。俺の考えは、ここで矢部君が相方の想いとかを代弁しちゃったりすると、ややこしくなるんだ。本人じゃないから。でも、もし本人が来たいって言うんなら、ここは門戸が開いていますので、それは本人に言ってほしいです。

矢部:はい。

伊集院:あと、1コだけ聞きたいのは、“カラテカ矢部太郎”っていうことでいいのかな。続けんのかな? カラテカは名乗るのかな?

矢部:はい。僕はカラテカ矢部太郎なんで。はい、カラテカ矢部太郎です。

伊集院・安田美香:(笑)

伊集院:今、いっぱい騒動の中にいるとは思うんだけど、先輩面して言うと、入江君はすごく社交的で、いろんなところに友達を広げたことが、ちょっと仇になっちゃったし、お調子にも乗っちゃったと僕は思ってるんです。

矢部:はい。

伊集院:でも、そういう増やした何千と言っていたお友達はどんどん消えていくと思うんです、このことで。

矢部:はい。

伊集院:矢部君が残るか残らないか、みたいなところがたぶん今後のことかな。

矢部:はい。僕は、ホントに、入江君とは高校時代からのつき合いで、友達で、この世界に誘ってくれたのも入江君なんで、高校時代からの入江君との関係は、それは、消えることはないと思ってます。

伊集院:そうだね。だって、消せないよな。

 

 

伊集院:改めまして、今朝はゲストにお笑い芸人で漫画家です。カラテカ矢部太郎さんをお迎えしております。引き続きよろしくお願いします。

矢部:よろしくお願いします。

伊集院:「漫画家の」って言われると、ちょっと照れるの?やっぱり(笑)。

矢部:そうですね(笑)。

伊集院:やっぱりちょっと照れた顔になってた。

矢部:普通に受け入れちゃってすいません。恥ずかしい(笑)。

伊集院:でも、そんな少年がお笑いに目覚めていくのは、それこそ、それは入江君の話もかぶってくるんだろうけど、どれぐらいの頃?

矢部:高校です。高校の同級生で入江君がいて。僕、中学は全然、あんまり友達いなくて、うまくなじめなくって1人だったんですけど、高校に入ったら入江君が誘ってくれて、すごい友達ができて変わったんです、すごい。

伊集院:へえ。

矢部:高校時代、それで、入江君とかと仲よくしてて、入江君が「お笑いやりたい」ってなって、その仲間の中で誘ってたんですね、みんな。そしたら、なんか結構断られてて。

伊集院:ハハハハ そこは第1希望じゃないんだ(笑)。

矢部:それで、僕誘われて、僕は断れないというか、はい。

伊集院:友達だもんね。自分にとってその時の入江君の存在は、自分の人生を切り開いてくれた人だもんね。

矢部:そうです。変えてくれたし、あれ、もっと変わるかも?っていう期待があって。入江君と文化祭でお笑いやろうってなって。

伊集院:おおー!

矢部:やったんです。

伊集院:その漫画描けば?

矢部:実は、今年の2月に単独ライブをやって、それはカラテカの20年を振り返るっていう感じで、ブリッジは、僕はその話を漫画に描いて、それを流したんです。

伊集院:俺思うんだけど、今、その関係性のこととかを出版したいとか、出したいって言うと、いろんな事情があるから、横やりも入るから、今すぐできるかどうかわかんないけど、何かを推測していろんなことを言うよりも、もしかしたら矢部君が漫画描くのがいいような気がする。そういうのを発表するのがいいような気がする。少なくとも自分はこう感じて入江君といたということは間違いじゃないから。

矢部:はい。

伊集院:それは矢部君サイドのことだから、あったらいいかなと、ちょっと勝手だけど、思ったりするかな。

矢部:僕は、すぐパッと答えることとかはなかなかできないですけど

伊集院:うんうん。もともと不得意だもんね。

矢部:そうなんです(笑)。でも、時間かけて考えて、話せないことを漫画では描けるってことがわかったんで、入江君との話は、で、やっぱコンビって、コンビで1つの人格みたいなところもあると思って、入江君がどんどん社交的になってったのは、僕がすごく内…

伊集院:逆に内向的だから。

矢部:たということとかもあると思うから、そういうこともきちんと見つめ直して描きたいと思ってます。

伊集院:このタイプにグッとマイク出して、今すぐ言ってください、しかも、反省しなきゃいけないような立場でガーッとマイクを突き出して、ペラペラペラと完璧にしゃべれるようだったら、漫画も描いてないし、ラジコンと綱引きもしてない。

矢部・安田:(笑)

伊集院:そうじゃない職業についているはずなんだからね。

矢部:そうですね(笑)。