ピーターパン

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年5月4日

 

若林:なんか、なんかつまんないな、なんかな。

春日:つまんない?

若林:うん。

春日:何がよ?

若林:なんか、なんかもう、面白いことないな、あんまな。

春日:ハハハハ 急に何?面白いこと? そんなにね、毎週、毎週何かでかいことが起きるわけでもないけどさ。

若林:いや、そういうことじゃなくて。『しくじり先生』の教室って、バスケットゴールとか、バレーボールとかが置いてあるのね、セットで。

春日:教室だからね。

若林:バスケットゴールがあったから、セットチェンジ中に自分でボールで腰の周りぐるぐる回してたり、遊んでたんですよ。したら澤部に「そういえば若林さん、バスケット最近ハマってるんすか?」みたいになって、澤部、バスケの番組やってたりするから。それで、「そうそうそう」という話になって、吉村君と3人でしゃべってて、「1人で夜スリーポイントが3連続で入るまで帰れないっていうのをやって帰ったりしてんだよ」つったら、めちゃくちゃ引いてたの、2人。

春日:笑うとかじゃなくて?

若林:うん。

春日:「何やってんすか!」とかじゃなくて。

若林:じゃなくて、「えーっ?!」みたいな。おじさんが夜にスリーポイント3連続で帰れないって、「マジっすか?」みたいな。

春日:まあ、そうか。まあ、でも、そういうのも確かにあるか、パターン。

若林:でもさ、それは主語として「おじさんが」がつくじゃん。

春日:うん。

若林:だから、もう面白くねぇーな、そうなっちゃうと、と思って。

春日:ああ、なるへそ。何やっても「おじさんが」って言われちゃうと。言われちゃったらもうっていうこと?

若林:じゃあ、どこ行けばいいの?っていう話なの。スリーポイント3連続で入れる以外の面白い場所なんてあんの?

春日:(笑)

若林:どうせ業界人と飲みに行ったって、ゴシップばっかで2時間半ぐらい飲んで終わりだろう?

春日:まあまあ。

若林:めちゃくちゃつまんない、あの飲み会。

春日:まあ、そうだなあ。

若林:芸能人のゴシップ言って、自分がいないところでは自分のこと言われてんだろうしよ。

春日:ハハハハ

若林:面白くもなんともねぇー、あんなの。

春日:まあ、確かに。だったらスリーポイントのほうがいいわね。

若林:そらそうだろう?

春日:その辺は難しいというか、おかしいよね。業界の人と飲みに言ってゴシップを話すって話した時に、えーっ?!おじさんが?とは言われないわけじゃん。

若林:まあな。

春日:そっちはね。

若林:言われてもいいんだけどね。ケイダッシュステージきってのピーターパンみたいなところあるからさ、キャラ的には。

春日:(笑)それは何?

若林:ニッポン放送きってのっていうピーターパン。

春日:それはたぶんね、言われてるの知ってるんだったら、抵抗したほうがいいよ(笑)。

若林:別にいいよ。

春日:なかなかの悪口というかさ。

若林:別にいいよ。

春日:まあまあまあ(笑)。

若林:(笑)

春日:否定するほどのあれでもないしという。ものもないし、みたいな。

若林:それで、大体、だから、バスケットでスリーポイント入るまで帰れま10を1人でやってるか、漬けマグロ作るか。

春日:(笑)

若林:そんな感じになっちゃってんのよ、もう。で、それをイジられんのも、受け身とるの面倒くさい。

春日:なるほどね。

若林:「言わないでよ~」とか、一応言ってやるけど。

春日:(笑)

若林:面倒くせぇ、すげぇ。面白くもなんともない。ウッス、ウッス、ウッスっていう感じにしようかな。

春日:(笑)まあ、でも、そうだろうな。聞いてるほうは、何やってんすか!とは言いたくはなるよなあ。

若林:確かに。

春日:漬けマグロ作ってんすか?何すか?みたいな。

若林:そう言わせちゃってるよな、こっちがな。

春日:ハハハハ

若林:ハハハハ

春日:まあ、そうだね。

若林:向こうもそう言うしかないっていうね。

春日:反応みたいなもんだよね。こう来たらこう、みたいなさ、セットみたいになってるわ。

若林:何がちょうどいいのかなと思うの。飲みに行くの面倒くさいもんなあ。飲みの席にはなんか怪しいことがあるかもしれないし。

春日:あるよー。

若林:そういうのも怖いから。

春日:あるある。行かないほうがいい。絶対に行かないから、もう。

若林:何してようかな、みたいな。

春日:だけど、スリーポイントを夜やってるって言うと、何やってんすか!って言われるし、ちょうどいいとこね。

若林:俺のピーターパンの……ピーターパンていいんだよね? ピーターパンの辛いところ。辛いところ。

春日:何が?(笑)辛いところって何?

若林:ビール飲んで、制作の上のほうの人の噂話とかする飲み会、全然楽しくないの、俺。

春日:うんうん。

若林:だけど、スリーポイントがパサッて入るのはめちゃくちゃ気持ちいいんだよね。

春日:うんうん、うんうんうん。

若林:だから、どうしようかなと思って。

春日:(笑)別にいいんじゃないの? 楽しいというか、無理して飲み会とかに行くのも違うでしょう?

若林:うん。

春日:スリーポイントが楽しいんだったらスリーポイントをやれば。

若林:一番いいのは、番組終わりに演者と制作みんなでスリーオンスリーやりに行くことなんだよね。

春日:できるわけねぇーだろ!そんなの。

若林:なんでできるわけないのかなって思うよ。俺、奥田さんと石井ちゃんと大坪さんとか舟崎さんと青銅さん。青銅さんがブルズのユニフォームを着て。

春日:かつてのジョーダンとかの時の? その世代ね。

若林:今はウォリアーズとかロケッツの着てさ、バッシュー入ってね。青銅さんが。ハハハハ

春日:ああ、いいね。

若林:みんなでボール持ってさ、行きましょうよ!みたいな感じでもいいわけじゃない。

春日:それは、NBAの番組やってたらいいと思うけど(笑)、急に。そんなバスケ好きが集まってるわけじゃないじゃん。だからやっぱ飲みがいいんだろうね。

若林:そう考えると、NFLの番組はみんなキャッチボールするもんね(笑)。

春日:キャッチボールするじゃん、絶対。

若林:ディレクターとプロデューサーと3人で『ZIP!』のセットの前でキャッチボールしたんだから。収録終わりに(笑)。怒られるよ、そんなの!ハハハハ

春日:それは好きな人が集まる特殊な番組だったりするからね。専門的な番組だから。だから、飲むっていうのが一番共通してできることなんじゃないの?

若林:フットサルとかは?

春日:フットサルも…

若林:じゃあ、わかった! バスケは、俺が今ハマってるから、パワハラみたいになっちゃったら申しわけないからやらない。ただ、イマジンで収録終わりにキックベースやるんだったら、俺は全然飲みに行くよりいいと思うんたげど、どう思う?

春日:わかる。

若林:来週、いや、今日やります!この後、キックベース。

春日:いや、それは違うじゃん。それは昼間の番組だったらいいけどさ、深夜3時過ぎにおじさんがキックベースして5時に帰るって、きついよ、そんなの。

若林:だけど、奥田さんとか石井ちゃんとか芳樹は、終わったら有楽町とかで飲んでたこともあるわけよ。

春日:ああ、なんか言ってたね。

若林:有楽町のおいしい貝を出す店で飲むのはよくて、なんでキックベースはダメなのよ。おじさんだから?

春日:いや、おじさんだからじゃないけどね。

若林:なんでダメなの?

春日:体動かす…昼間だったらいいと思うけど。

若林:じゃあ、みんないいよ。こういうのは絶対強要しちゃいけない。絶対ダメ。だから、俺は、とりあえずボール持ってイマジンにいますから。(奥田:ハハハハ)

春日:なるほど。まあ、自分の意志で、強制してないもんね。

若林:強制はしないよ。マジで。

春日:強制したら、今の時代ダメよ。

若林:強制されてきたことがイヤなんですっていうトークをやってきたんだから。俺と山里は。だから、絶対強要はしたくない。ただ、ボール持ってイマジンスタジオにいます。

春日:なるほど。それは勝手に。若林さんも自分の意志でいるし、来たかったらということね?

若林:うん。

春日:それはそうだね。

若林:もし誰も来なかったら、イマジンのブース? ボール蹴りまくってめちゃくちゃにして帰ります。

春日:それはダメだよ。

若林:ハハハハ

春日:誰も来ないってことにも腹括ってもらわないと。それは問題になるよ。そもそもイマジンでキックベースができるのかっていう、やっていいのかっていうのもあるよ。思い切り室内だし、スタジオだし。

若林・春日:ハハハハ

若林:やってはいいでしょ?

春日:やってもいいの? 森脇さんとやったけどさ。

若林:森脇さんも八丁堀のドーミーインで聴いてたら、もしよければ、3時過ぎ、イマジンスタジオに私はいます(笑)。

春日:ジャージ着て、入り口にちゃんと通れるように話通しといて。ハハハハ

若林:ただ、俺、イマジンスタジオにボール持っているじゃない。3時過ぎ。ホントに森脇さんが1人だけイマジンに入ってきたら、これは地獄じゃない?

春日:地獄。

若林:ハハハハハ

春日:2人だけで。

若林:ハハハハハ

春日:ボール転がして、蹴って、拾いに行って、交代して。

若林:ヤだね(笑)。

春日:ハハハハ

若林:そうなると、フットサルは、結構社会人の方でもやるけど、でも、20代。

春日:フットサルは多いね。

若林:おかしくないよね?30代の人でも40代の人でも。

春日:全然おかしくない。フットサルは全然。

若林:フットサルはおかしくない。だから免疫だって。基準にスリーオンスリーって言われたら、ウーンと思うでしょう。

春日:うん、まあまあ、そうね。

若林:だけど、俺たちは、オールナイトニッポンのオードリーとスタッフって、収録終わりいつもスリーオンスリーやってるらしいよってなっちゃえば、変じゃないよね?

春日:ウーン、変じゃない?

若林:変じゃないよね? それは、ゴシップをしゃべりたい人は、奥田さんとかゴシップ好きですから。

春日:そうね。

若林:スリーオンスリーやりながらしゃべったらいいんじゃない? ドリブル、ドリブルしながら「いやあ、ニューヨークから聞いたんすけどね」つってドリブルしてたらいいじゃないの、奥田さんが。ハハハハ

春日:なるほどね。そこで、ゴシップの話をするのはオッケーなんだ。禁止にはしない。

若林:それはいい。狭い個室でちっちゃい器にちっちゃい料理しか出てこない店で人の噂話するのイヤなんだよ。

春日:まあまあ、そうね。よくないね。見栄えもよくない。だったらスリーオンスリーでゴシップ話したほうが、幾分さわやかだもんね。ハハハハ 密室で酒飲みながら暗い明かりの中でヒヒヒヒヒとかって笑ってるよりは、そうなんすか、ヒヒーとか言ってるよりは、「らしいっすよ」バンバン、ドン、パシュッ!とかのほうがさわやかかもね。同じ話するにしても。ハハハハ

若林:そうそうそうそう、そうなのよ、そうなのよ。

春日:なるほど、なるほど。じゃあ、それはいいんじゃない。

若林:飲みに行く、飯食いに行くだよな、やっぱ一番は。運動したくないってことか。

春日:だから、ちょっとカロリーを使う。ちょっとしんどいっていうことなんじゃない? 飲みに行くとかは楽。スッと行けるし。

若林:なるほどねぇ。全然それは高校生の時から変わんないわ。

春日:でも、わかるなあ、わかるな。

若林:わかる?

春日:わかる、わかる。全然わかる、わかる。

若林:スポーツのほうがいいってこと? お前バスケット下手くそだからね、ノコノコ顔出してくんじゃねぇーぞ!お前。

春日:急に怒られたぜ。

若林:(笑)

春日:結構そっち寄りだったのに。ハハハハ 若林さん寄りだったのに。

若林:ハハハ

春日:それはちょっとあるんだよ。たまに体動かしたくなる時があって、その場合、ボーリングなんですよ。

若林:ボーリングかあ…。

春日:やるところがないのよ。それこそ野球やったりとかアメフトやったりとか、バスケはあんまできないけど、って思うけど、ボーリングかスポッチャぐらいしかないじゃん。夜。パッと体…バッティングセンターか。

若林:卓球は?

春日:卓球なあ…。

若林:卓球バーみたいのあんじゃん。

春日:卓球のパターンもいいよね。

若林:でも、卓球バーはやだなぁ。時代の最先端の情報を得ているライターが多そうだからヤだな、卓球バーは。

春日:ハハハハ 今流行りだしね。それはあるよ。わかるよ。

若林:何がいいの? スポーツだったら、一番は野球?

春日:野球だねぇ。サッカーをやってこない、やっぱ野球だね。

若林:草野球チーム作ればいいじゃん。

春日:(笑)

若林:「春(HARU?)」って帽子に書いてある。

春日:作るほどでもないのよ。周りにそんな野球やりたいみたいな人もいないしさ。あれ、全員が同じぐらいの熱じゃないともたないじゃないですか。

若林:ウーン…。

春日:一回あった。ケイダッシュも草野球チーム作ろうなんて言って。

若林:やった、やった、やった。

春日:はなわさんと原口さん野球好きだからね。ケンネエとかみんなでやって。ゴンちゃんかなんかがグラウンドを押さえますよなんていって、1カ月ぐらいでほとんど誰も来なくなったじゃん。

若林:あ、そうだった?

春日:そうよ。朝やって。

若林:結構やったような気するけど。

春日:いやいや、1人減り、2人減り、自然消滅みたいなさ。

若林:マエケンさんが監督だったんだよね。

春日:そうそう、そうそうそう。

若林:結構、俺、ピッチャーやってたりしたもん、それで。マエケンさんは監督でベンチにずっといるの。やらないの、あの人。監督でずっとベンチに座ってんだけど、いいプレーした人に「ステキー♡」ってずっと言うっていう(笑)ケイダッシュステージのチームだったの。

春日:確かに。たまーに代打で出るけどね。ケンネエ。1回もバット振らないで、内股でバント持って。

若林:女性のバットの持ち方なのね。

春日:そう。内股でバッターボックスに立って終わり。ハハハハ

若林:右手と左手の間があいてるの。女性の持ち方だから。

春日:そうだ、そうだ! バントみたいな感じで振るんだよ、バットをこう。

若林:それで内股なの。

春日:(笑)

若林:最初にケイダッシュステージの芸人で外周を1周するんだけど、チロとゴンてすごいライバル意識があって。

春日:ガハハハ

若林:1周するだけなのに、ものすごい2人でデッドヒートすんの。

春日:ああ、そうだったなあ。

若林:絶対負けたくないのね、ゴンとチロは。

春日:お互いにね。

若林:お互いに。ブーワー走って、その後、練習試合が始まったら、走った直後だから、ゴンがライトでゲロ吐いてた。

春日:フフフフ 守りながらね。ボール飛んでって、あれ?つって。おい、ライトいねぇーじゃねぇーか!つったら、端っこのほうでゲロ吐いてて、ライニングホームランね。

若林:一応ファウルグラウンドでゲロ吐いてた。ライトでゲロ吐いてんだよ、あいつ。

春日:あったなあ。

若林:それで、春日がバッターボックス立ってたの。はなわさんがファースト守ってたのね。したら、はなわさんが、試合、紅白戦やってたの。はなわさんが「タイム、タイム、タイム。ちょっとゴメンゴメン、タイム」「どうしました?」「いやあ、ゴメンゴメン、タイム」バーッとファーストからバッターボックス歩いてきて、みんな「どうしました?」つったら、はなわさんが春日に一言「お前、米倉涼子に似てるな」つって。

春日:よく覚えてるな、その話。

若林:ハハハハハ

春日:「ゴメンゴメンゴメン」てまた戻っていって、「なんだったんすか」。どうしても今伝えなきゃいけないのかつってね。で、似てねぇーし、別に。

若林:お前が一声かけてさ、草野球チーム、ケイダッシュステージのまたやろうよ。

春日:やりたいよ。どれぐらい野球やってたり、野球好きな子がいるのかにもよるよね。結局だからケイダッシュのあれも、練習試合だけにしようよ、みたいになって。最初は練習とかしてたけど、ほかのお笑い事務所とつって。だんだんだんだんなくなってったんだ。そうだ。練習試合だけでいいんじゃない?なんて言ってて。そういうふうになくなってくんだよ。

若林:でも、あれだな、思い出すな。俺たち、まだ22とか23とかかな、あの時。野球の帰りに自転車でビックスモールンと俺で3人で帰ってて、途中でコンビニ寄って、コンビニの駐車場でジュース飲んでたら、「野球場の予約とかじゃなくて、ちゃんとお笑いがやりたい」ってチロが泣いてたけどな。

春日:ハハハハハ

若林:ハハハハハ

春日:なんだよ、その話。

若林:しないほうがよかったかなあ(笑)。

春日:それ聞いちゃったら、より草野球チーム作ろうっていう気なくなるわ。

若林:ゴンがライトでゲロを吐いて、帰りにチロが泣いてて、ビックスモールンていいコンビだなと思ったもんね。

春日:ハハハハ

若林:それからかな。ビックスモールン、ガーッて行ったの。ロッキンオンまでガーッて。

春日:ハハハハ

若林:ハハハハ

春日:その前ね。バーッて行った時あったわ。そうだな。

若林:ロッキンオンの2006で何千人の前でビックスモールンやったのよ。

春日:はいはい、ボディアート。すごいよね。

若林:で、ホントにいまだによ、夏になると半袖になるけど、ゴンがロッキンオン2006のTシャツ着てる。

春日:ハハハハハ

若林:「ゴン、お前それ何枚持ってんの?」つったら、3枚ぐらいを13年着てる。で、酔って、同期とか芸人で集まったら、何年かに1回だけ「今まで一番ウケたライブって何?」っていう話になんのよ。したら、毎回「ロッキンオン2006」って言うのよ。ハハハハ

春日:全然更新されてないじゃん。13年たって。

若林:でも、明日は我が身だよ。俺もずっと武道館のTシャツ着てるかもしんないもん。

春日:13年たって(笑)なんかの拍子に。

若林:その時53? 53でさ、リトルトゥースて書いてあるTシャツ着てさ、俺か高田先生だけだよ、そんなの。ハハハハ

春日:その年で着てんのね。

若林:そうそう、そうそう。