クソ野郎

on8+1 2019年4月23日

 

「満春佐藤の今週聴きたいディスウィーク曲」

こちらのコーナーは、今このタイミングで皆様にお届けしたい邦楽ロックをかけさせていただくコーナーでございます。

先週、あんなことがあって、数日後のこの放送というタイミングなので、何か結婚にまつわる曲とかをかけようかななんて、ずっと選曲を迷ってて、いろいろあったんですよ。フジファブリックの『wedding song』という名曲があったりとか、当然、番組で春日がピアノを弾いていた、ゆずの『栄光の架け橋』とか、いろいろ選択肢はあって、結婚絡みの曲もたくさんあるじゃないですか。

だけど、なんかちょっと違うと思って、ずっと考えあぐねていて、いろいろ考えた結果、別に僕が先輩面をするわけでもなく、結婚生活を数年先に送っているだけの人間ではありますけれども、今後、春日と奥さんが2人で生活をしていくんだとして、想像して、『モニタリング』を観ていただいた方はわかると思いますけど、まあ、最後のピアノと手紙のくだりがなかった場合、クソ野郎ですよ。本当に何にも考えない、何にもしない、受け身の、10年間、11年間、お相手の方を待たせるだけ待たせる、何もしない、食べ物は食べ放題しか行かない、温泉に行くつって特急で1時間で行けるところを3時間半かけて鈍行で行くとか、それはそれで仲がいいじゃねぇーかといったら、そうだけど、とにかくわりと傷つけてきたタイプの男だとは思うんです。僕は端から見てて。

それで、最後のピアノの演奏と手紙は、まあ、ひっくり返しましたよ。相当よかった。僕も大泣きしましたけども、ここから夫婦になって結婚生活を送っていくということは、おそらくそのクソ野郎の一面は出るでしょう。どう考えても。あのピアノを弾いた、あの手紙を読んだ、最高に輝いている春日俊彰のまま数十年過ごせるわけがないんだから。クソ野郎な一面だってまあ出るでしょう。出るよ! そういう奴だって、そこも包括して結婚生活を送るしかないんだと思ったんです。

で、全否定したくなることもあるでしょう。何なんだよこいつ!ということになると思うんだけど、もうこれは運命共同体だから。やっぱり同じなんですよ。同じ境涯の人間なんですよ。結婚するということは。僕はそう思うの。だから、全否定したくなるようなことが起きる。起きたとして、そこをどう全肯定していくかとか、一緒に行くぞともう一回頑張れると思えるかどうかが、俺は夫婦なのかなって。偉そうな感じになっちゃうとあれですけど、特に春日という男と一緒にいるにはそんなことが必要なんじゃないかなと思って、この曲にしました。2人に捧げたいと思います。

ウルフルズで『ええねん』

 

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 何も言わんでもええねん

 何もせんでもええねん

 笑い飛ばせばええねん

 好きにするのがええねん

 感じるだけでええねん

 気持ちよければええねん

 それでええねん それでええねん

 

 後悔してもええねん

 また始めたらええねん

 失敗してもええねん

 もう一回やったらええねん

 前を向いたらええねん

 胸を張ったらええねん

 それでええねん それでええねん

 

 僕はお前がええねん

 好きでいれたらええねん

 同じ夢を見れたらええねん

 そんなステキなふたりがええねん

 心配せんでええねん

 僕を見てればええねん

 それでええねん

 それだけでええねん

 

 アイディアなんかええねん

 別になくてもええねん

 ハッタリだけでええねん

 背伸びしたってええねん

 カッときたってええねん

 終わりよければええねん

 それでええねん それでええねん

 

 つっぱって突っぱしる

 転んで転げまわる

 時々ドキドキする

 そんな自分が好きならええねん

 そんな日々が好きならええねん

 

 情けなくてもええねん

 叫んでみればええねん

 にがい涙もええねん

 ポロリこぼれてええねん

 ちょっと休めばええねん

 フッと笑えばええねん

 それでええねん それでええねん

 

 何もなくてもええねん

 信じていればええねん

 意味がなくてもええねん

 何かを感じていればええねん

 他に何もいらんねん

 他に何もいらんねん

 それでええねん

 それだけで

 ええねん