何重構造なの?

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年3月30日

 

(CM明け、春日のトークゾーン)

若林:集中しろ!

春日:集中とかじゃなくて、おかしいよ、これは。これはおかしなことだ。

若林:ここ1週間でなんかあった?

春日:なんかあったじゃないよ!なんでコマーシャル中にキャップやるんだよ。キャップを。

若林:言うな、本番で。

春日:言うだろ!そんなもの、こっち、心当たりねぇーのに、なんで罰のほうだけ受けなっきゃいけないんだよ!罪があってからだろ?罰は。そんなん暴力だよ暴力。

若林:それは深いね。

春日:えっ?

若林:「罪があってから罰は」っていうのは深いね。

春日:ふざけるんじゃないよ!

若林:ははは(笑)

春日:ははは(笑)ふざけるなよ!なあ。関係なく、コマーシャル入ったらすぐに“キャップ水”をさ。

若林:“キャップかけ”ね。

春日:“キャップかけ”をさ(笑)。

若林:間違えるなお前!あ、今、間違えたから。これはもう“キャップかけ”を忘れてたから。(キャップかけ)

春日:(笑)プーッ(笑)これはいいのよ。これはね。

若林:これはいいの?

春日:“キャップかけを忘れてる”っていう罪があったから。“キャップ水”に間違えたっていう罪があったからいいんだけど、コマーシャル入ってから何もなく、普通に、無言でよ。気づいていないでしょ?付け焼き刃も。ね?ちょうど君らが後ろ向いた瞬間に、ピシャッとかけられてね。

若林:でも、なんか興ざめだね。

春日:何?興ざめって何かね?

若林:CM中という、リトルトゥースも誰も聴いてないところでキャップかけをやるからこそ、おもろいのに、それを本番に持ってきちゃったら、なんか興ざめ。

春日:いや、おもろいかどうか……。

若林:表に出てる氷山の一角だけじゃないんだよっていうテーマでやりたいの、このラジオ。

春日:いやいや(笑)。

若林:裏を言っちゃあ、もう。

春日:いや、裏とかじゃない。ルールがおかしい、その。キャップかけは、何か粗相があった時に発動する。

若林:でも、それはフリになっちゃってる、俺の中で。

春日:フリって何?

若林:罪があったらキャップかけという罰がある。だからこそ、罪のないところでキャップかけってなっちゃう。

春日:それはおかしな話じゃない。何もしてないのに捕まらないでしょ、だって。ね?悪いことしてないのに。不当なキャップかけだからね。

若林:ちょっとツィッターでさ、ひろし、最近あるじゃん。グラフみたいになるやつ。何パーセント。CM中にやるべきだ、やるべきじゃないっていう、キャップかけを。ちょっと表をとってみて。

春日:オッケーじゃねえ!バカタレが。

若林:エンディングで発表するから。

春日:そんなもん、絶対やるべきではない。表に出ない。ショーにならないとこっちもさ。

若林:リトルトゥースはどう思うかなあ。

春日:ショーにならないと、こっちもかけられがいがないしね。

若林:この番組はさ、リトルトゥースによる、リトルトゥースのための番組だろ?

春日:えっ?

若林:リトルトゥースのリトルトゥースによるリトルトゥースのための番組だろ?この番組は。

春日:いやいやいや、そんなことは、政治家みたいだね、昔の。

若林:あのぉ、だから、票をとって、リトルトゥースがどう思うかで自分の振り方考えます。リトルトゥースが「かけるべきじゃない」って言ったらやめます。「かけるべきだ」が出たらかけます。

春日:いや、おかしい。

若林:毎CMごとに。

春日:コマーシャル中は、まあまあまあ、百歩譲っても。何もしてない…、コマーシャル中に何か粗相があったら、かけてもいいよ。何もないのにってところが問題なのよ。

若林:でも、こんなのトークゾーンでね、お前の。延々しゃべってるけど、これ、地獄よ。

春日:クッ(笑)。

若林:あともう一個、春日が「CM中にかけるべきじゃない」って言えば言うほど、俺には「やめてくれ」って聞こえない。

春日:いやいや「やめてくれ」よ、こっちは。

若林:どっち?

春日:いやいや、やっぱやられるからには。

若林:どっちで言ってんの?それ。

春日:やめてほしいよ。当たり前じゃないかよ。

若林:わかりました。じゃあ、やめます。

春日:それはおかしいじゃない。

若林:ほら、もうさ(笑)話がもう。

春日:わからんかなあ。

若林:おかしい、何重構造なの、これ。

春日:わからんかなあ。

若林:わからんかなあ?

春日:わからんかなあ。

若林:じゃ、自分にキャップかけするよ。それで気が済むんだろう?

春日:そういうことではないよ。そっちも受けてくれって言ってるわけじゃないんだよ。

(若林、自分にキャップかけ)

若林:これでいいね?

春日:かけたけど。自分でね。それもおかしい。

若林:これでいいね?

春日:おかしいじゃん、それは。それはさ、やっぱり、私のものだからさ。

若林:どういうことなの?

春日:かけてもらわないと。

若林:図に書いて説明してくれよ。俺、理解できないよ、この笑いが。

春日:うーん、だから、まあ。

若林:複雑になったな、笑いって。あ~あ、海外のお笑い番組だけ観たいわ!

春日:ふふふ(笑)

若林:複雑だわ、日本のお笑い。

春日:わかりやすいね。いやいや、まあまあ、まあまあ、あんまり言い過ぎるとね、あれだから。うーん…。

若林:ははは(笑)

春日:だからその、そうね。

若林:ごめんね。

春日:とんでもない。イヤではないってことだけ、ちょっと覚えてもらって。

若林:ふひひひ(笑)

春日:怒ってもいないっていうね。抗議っていう。

若林:後でやろう、それは。

 

 

(エンディング)

若林:CM中のキャップかけ、水をかけるということについてのツィッターのアンケート、とったんですけど。

春日:どうでした?

若林:現時点でですけど、「やるべき」88%。

春日:ふっふふ(笑)

若林:「やるべきではない」12%。

春日:ははは(笑)。

若林:俺はどっちかというとリトルトゥースの意思を尊重したいから、88出ちゃうと、やっぱりやるかなあ、CM中のキャップかけは。

春日:うーん、まあ……。

若林:及び、本番終わりのキャップかけもあるだろうけど。

春日:いやあ、それはもう勘弁してくれよ、本番終わりは。本番終わりこそ伝えらんないじゃない。コマーシャル中だったら、まだ「かけられた」って言うけど、本番終わりはもう。

若林:わかりました。本番終わり、やりません。

春日:やれよ!

若林:どういうことなのよ、もう(笑)。

春日:やるんだよ!

若林:意味がわかんないんだけど(笑)。

春日:なんなら本番終わりだけでもいいからやるんだよ、それは。

若林:意味がわかんないんだけど(笑)。

春日:「やりません」というのは違うじゃないか。

若林:どういうこと?難しいね、日本のお笑いって。海外のお笑いしか観たくないわあ。

春日:へへへ(笑)。

若林:複雑すぎるわ。

春日:ふふふ(笑)

若林:はっはっははは(笑)でも、まだ残り23時間あるんですよ、アンケートが。だから、この先どうなるかわかんないけどね。

春日:え?1日とるってこと?

若林:1日とれるの?これ。

春日:あ、そうなの?システムが?

若林:だから、明日にはどうなってるかわかんないけどね。

春日:変わるかもなあ。だから、「かけないほうがいい」っていうほうの。

若林:だから、リアタイしてる人は(春日:リアタイって何?リアタイ?)もしかして「かける派」のタカ派の人が多いのかもしんないね。

春日:何?リアタイって。

若林:リアルタイムで聴いてる人は。

春日:あ、リアルタイムね、はいはいはい。

若林:わかんない、ラジコ派の人は、もしかしたら(春日:なるへそ!)「やるべきではない」人が多いのかもしんない。

春日:そうか、そうか、タイムフリーでね。

若林:23時間後、結果が出たら、それ見てみよう。

春日:ほんと頑張ってほしいかな。

若林:でも、「やるべき」っていうのが88なら、そうかな、俺は。

春日:今の時点ではね、ちょっと分が悪いけど、「やらないほうがいい」っていうほうの人、ちょっと頑張ってくださいね。

若林:3810票なので、2万2000来てるんで。

春日:クッ(笑)

若林:ほかの奴ら何やってんだ!っていうのはある。みんながみんなツィッターやってるわけじゃないから、票としては多いのかもしんないけど。

春日:どこ行っちゃったんだろうね。あんなに来てたのに。

若林:どこ行っちゃったんだろうね。

春日:はははは(笑)

若林:大丈夫かな、本とか調子こいて出して。

春日:そうね。

若林:グッズもあと1週間ぐらいあるんでしょ?

春日:一回冷静になったほうがいいぞ、これたぶん。

若林:ねえ。でも、なんかほんと、今週もなんか楽しかったな、いろんな話できて。それをリトルトゥースに聴いてもらってさ、いいスタッフに囲まれて、あと、春日とずっと2人でこうやってしゃべれてさ、これからも、まあ、末永く続けていきたいなっていう気持ちはあるなあ。

春日:……いや、ウソつくなよ!最後の最後に。ええ?ウソをついて終わりってどういうことなのよ?いや、かけるなよ、自分で。キャップかけは私のものなんだからさあ。かけるなよ、二度と自分で自分に。

若林:わかりました。自分には二度とかけません。

春日:いやいや(笑)かけろよ、そこは。

若林:おやすミッフィーちゃん。

春日:かけていいんだよ。かけたり、かけ…かけたり、かけ…このあとまた、夢でお会いしましょう。アディオス。