オードリーのオールナイトニッポン 2019年1月12日
一年の抱負
若林:春日さん、2019年の目標とかってありますかね?
春日:面倒くせぇーな! 面倒くせぇって言ったじゃないかよぉ。2週あくと、もうこうか?
若林:どうしたのよ?
春日:2週あいたよ。2週間。いやいや、だから。
若林:目標とか。
春日:うん。年末の「今年一年どうだった?」と年明けの「今年はどんな年にしたい?抱負」はほんと面倒くさいから。
若林:はははは(笑)
春日:ないしね。
若林:ないからね。ないから面倒くさいんだよね。
春日:ないから面倒くさい。そんなもん、一日一日、飯食ってクソして寝るだけですから、そんなもん、ないの!
若林:それを続けて死ぬっていうね。
春日:そうそう、そうそう、そうそう。その日その日のことを片づけていくだけだから。
若林:なるほど、なるほど。
春日:こんな年にしたいとか、ないのよ。
若林:ないのね。わかりました。それは、じゃあ、もう聞かないようにします、これから。失礼な質問なんだね。
春日:失礼……だから、よるけどね。聞く場面。
若林:えっ?番組によっては変えんの?
春日:番組によっては、そりゃ、そんなこと言えないじゃん、だって。
若林:例えば、『あさイチ』におまえがゲストで出たとして、華大さんに「今年の目標は?」って聞かれたら、「面倒くせぇーな!」って言わないの?
春日:それは、やっぱ、言いたいけどね。TPOに合ってないじゃない。
若林:それはでも、俺、春日ファンとしてはがっかりだね。
春日:(笑)
若林:『あさイチ』でカマしてほしいよね。「面倒くせぇーな!」つって。あはははは(笑)
春日:そうだね。その覚悟ができた時に呼んでもらいたい、逆にね。それ以降、たぶん出れなくなるからね(笑)。腹決まった時に、そのタイミングでオファーがいただければ、言えるかもしれないけど。
若林:『ヒルナンデス』だったらどう?
春日:南原さんに?
若林:南原さんに「春日、今年一年の目標ちょっと言ってみて」って言われたら。
春日:「面倒くせぇーな!」って?
若林:言えるかな。
春日:ギリギリ言えるかもね。
若林:あ、そう。
春日:うん。
若林:じゃ、『ヒルナンデス』がライン上だ。
春日:ヒルナンデス、ライン上。
若林:空気によっては言える?
春日:たぶんスタジオはウケないだろうけど。女性のお客さんばっかりだから、な、なんなの?つってなるかもしれないけどね。
若林:あれはダメですよ。ああ、ありますね。
春日:言葉によるよね。「面倒くせぇーな」は強いじゃない。
若林:なるほどね! もうちょっとやわらかい。
春日:そうね。「ちょっと考えたくないですね」とか。ハハハハ(笑)
若林:ああ、いいかもねぇ。
春日:「ちょっとすいません、今、考えたくないですね」とか。
若林:いいかもねぇ。
春日:ちょっと、場面、場面に合った言葉になるかもしれないけど。「面倒くせぇ」は最上級じゃないですか。
若林:はいはいはい。でも、春日だとさ、「去年の春日を超えることです」とかでも通用するじゃん。
春日:はいはい、はいはい。
若林:「2019年の目標か。それは未来の春日に聞いてみないとわかんない」とか、わけわかんないことを言っても済むけど、俺の場合、そうはいかないからね。
春日:まあ、そうだね。
若林:目標を持たざるを得ないよ。
春日:本当に聞きたいみたいな、若林さんの場合はあるんじゃないですか。聞くほうは。今年一年どんな年にしたいですかって半々ぐらいでさ。私はたぶん、本当のリアルなんか知りたくないと思って聞いてるんじゃない?
若林:1つ言いたいのはさ、誰もが成長したいと(思っていると)思うなよという気持ちだよね。
春日:ああ、まあまあ、そうだね。
若林:20代とかは、毎年、毎年、成長したいって思うけど、40にもなって成長したいと思ってると思うなよっていう気持ちはある。
春日:わかる、わかる。逆に狭めていきたい、みたいなね。
若林:(笑)
春日:得意なことしかしたくない、みたいな。
若林:めっちゃわかる。わかる、わかる、わかる。
春日:それはあるんじゃない?
若林:「狭めたいですね」は、でも。
春日:若林さんは似合うかもしんないね。若林さんの場合は。
若林:そろそろね。
春日:ちょっとできないこと。
若林:これはどうかな。これでも、本当にこういうのを業界人マジで嫌うだろうけど、「ちょっと選びたいですね、仕事を」。
春日:ハハハ(笑)
若林:はっはっはっはっ(笑)。どう?これ、俺が言うの。今年から。
春日:まあ、いいけど。
若林:生意気だよな?
春日:「生意気だな」って言ってくれる人がいればね。
若林:そうね。
春日:『ヒルナンデス』とかいいんじゃない? 南原さんが「お前生意気だな!」ってたぶん言ってくれるでしょ。南原さん。
若林:南原さんはねぇ、どうかな。
春日:「もらった仕事全部やれよお前!」みたいな。
若林:言ってくれるよね。
春日:言ってくれる人がいれば。
若林:てか、『ヒルナンデス』だったら春日が言え!
春日:ハハハハ(笑)
若林:そういえば。
春日:まあ、そうか、そうか。
妹がけがをした時と相方がけがをした時
若林:たまに春日ってさ、俺が酷い事故、俺って痛々しいスベり方すんのよ。春日とか西村さんと違って。
春日:西村瑞樹さんね。
若林:春日とか西村さんて、ファニーなスベり方してさ、それがむしろバラエティのプラスになるじゃん。俺がスベる時って、後頭部打ちつけてるから。
春日:はいはい、はいはい。
若林:なんか痛々しいんだよね。
春日:まあ、それはあるけどね。
若林:痛スベみたいな感じになんのよ。
春日:うんうんうん。
若林:心配しちゃうやつ。お客さんのほうが。
春日:「大丈夫か?」っていう。
若林:「大丈夫かな?」っていう。その時にさ、自転車で転んだ妹と一緒でさ、見て見ぬ振りする時あるよね。
春日:ははは(笑)よく覚えてるね。昔の話ね。
若林:春日がね、小学生の時にね、駄菓子屋へ行く時にね、妹が自転車でどえらい転び方して泣きじゃくってたんすよ。道で。したら、春日はそれを見てね、怖くなってね、何にも、誰にも報告しないで、そのまま家に帰って、自分の部屋で体育座りしてたっていう。
春日:ハハハハ(笑)
若林:俺はね、この話が春日という男を一番表してんの。
春日:ハハハハ(笑)
若林:春日ってね、そうなの。
春日:はいはい、はいはい。
若林:俺がスベったらさ、自分の部屋帰って体育座りしてる時あんじゃん。
春日:してる、してる、してる。
若林:あれは、お前の癖だよね? 人の不幸が好きっていうさ。
春日:ま、そうね。距離あけたいっていうのはあるよね。人の不幸から。
若林:それは、な、な、なんなの? そのスタンス。人が不幸になってるのを見たら気持ちいいの? レクター博士みたいなそういうあれなの?
春日:いやいや(笑)、そういうサイコ的な話じゃないと思うよ。
若林:いや、サイコだよね?これ。
春日:そうお?
若林:そうじゃなくて?
春日:そうじゃなくてね。やっぱちょっと、そうね。
若林:ツボだもんね。
春日:ツボじゃないよ、別にそんなもん。
若林:いや、春日、人の不幸、ツボだよ。
春日:ツボじゃない。今さらね。
若林:俺、膝けがして担架で運ばれてる時、お前だけ笑ってたの覚えてるんだよ、俺。
春日:何回話すんだ、その話(笑)。何回出すのよ。
若林:決めてない。
春日:(笑)
若林:何回話すか決めてない。
春日:決めてくれよ、もう。
若林:はっはっはっはっは(笑)
春日:もうあと何回かにしてくれよ。ええ?
若林:思うんだよなあ。
春日:それは、まあ、うーん、でも多少はその頃よりはよくなったと思いますよ。あれはだって高校生の頃だからね。
若林:ああ、そう。え? 俺がじゃあ、痛々しいスベり方してる時にさ、ほら、この間あったじゃん、あれ酷かったな、あれ。
春日:何よ?
若林:あれ、酷かったわ。『スクール革命』でさ、急に俺さ、小梅太夫をいきなり振られたじゃない。芸人さんじゃない人に。
春日:ああ、はいはい、はいはい。なんか流れでね。
若林:どえらいスベり方してたでしょ、あれ。
春日:まあ、そうだね。
若林:もうね、「かわいそう」みたいな。
春日:うん。
若林:それがイヤなんだけど、それを超えれない自分の腕のなさもイヤなんだけど、なんか、なんかパッて浮かばなかったのよ。小梅太夫さんの最初の文言が。
春日:はいはい、はいはい。まあまあ、難しいよね。
若林:ネタが1コ、ポンと浮かばなくて、どうしよう。それ、誤魔化してやるか、でもなあ、今思えば、ビックスモールンやればよかっんだと思うのよ。
春日:ビックスモールン?(笑)ああ、小梅太夫さんて振られて。
若林:振られて。でも、まあ、違うか。それも違うか。思いっきりスベりに行くんだよね、そういう時は。
春日:まあ、あれはやらなきゃ……。
若林:ダメな感じだもんね。
春日:ダメというか、やらないとおさまらないような感じの投げられ方したからね。
若林:そうね。
春日:だから、ほんとにその瞬間、みんな、スタッフさんも含めて、息を飲むっていうのがあったよね。
若林:そうでしょう?
春日:ザキヤマさんに振るのと違うじゃん。
若林:そう。ザキヤマさんは向いてるじゃん。
春日:向いてるし。
若林:振られたいと思ってるんだもん。
春日:ハハハ(笑)それもおかしな話だ。
若林:あの人自分で自分に無茶振りするんだから。『日曜芸人』の時から。「やめてよ、俺に小梅太夫とか振るの。着物があるからってさ、イヤだよ、イヤだよ」とか言って、自分でやりだすんだよ。こっちが何も言う前に。それはもう違うもんね。
春日:違うけどね。それは特殊だけど。
若林:いいのよ。スベるのはいいのよ。スベった後にさ、お前さ、顔パッと見んの、やっぱり。長い仲だからさ。お前の顔パッと見たら、なんかさ、妹が転んだ時と同じ顔してんだよ。
春日:いや、それとは違うの。
若林:あ、そう?
春日:それとは違う。
若林:あ、そう?
春日:妹が転んだ時、怖さがあったからね。家帰って、しめしめとは思ってないから。それは、詳しく話すと、なかなか来ねぇなと思って、店から顔を出したのよ。来た方向を。
若林:妹が来ないから?
春日:来ねぇなあ、あの女来ねぇなあと思って。
若林:転んで、そのまま行ってんでしょ?だって。来ねぇなあと思って。
春日:転んだことも知らないの。バーッと行ってるから。競争かなんかしてたんじゃない? バーッと行って、わあ、着いたー、勝ったーって思って、店バーッと入って、アイスかなんか見てて、来ねぇなあ、あの女来ねぇぞと思って。
若林:小学校何年生?それ。
春日:小2、3ぐらいじゃない? んで、店からパッと顔出したら、来た方向のところで転んで、泣いてて、大泣きしてて、近所のおばさんとか出てきて、なかなかの騒動になってたのよ。
若林:人が集まってたんだね。
春日:そうそうそう。そこに行くのちょっとやっぱさ、怖いじゃない?
若林:子どもだからな。
春日:そうそう。だから、何も買わずに、停めてた自転車にまたがって、行きと同じぐらいのスピードで帰ってったのよ。ハハハハ(笑)
若林:あはは(笑)
春日:んで、体育座りね。それはまた違うじゃない。
若林:ああ、ああ、ああ。
春日:だから、『スクール革命』の小梅太夫さんでおスベりになられた時は、高校の朝練の時に近い感じね。
若林:ああ、じゃあ、同じじゃねぇーか!お前。
春日:ハハハハ(笑)
若林:俺が担架で運ばれる時に、お前がニヤニヤニヤニヤしてて、俺、それで病院行って、ギブスして、松葉杖ついて、2時間目とか3時間目にガラガラって戻ったら爆笑してたからな。
春日:ハハハハ(笑)
若林:マジでレクター博士なのかなと思ったもん。
春日:いやいや、そういうつもりじゃないけどね。
若林:でも、あれ切なかったわ。担架でバーッと運ばれて、顧問の先生の、しかも、セダンじゃなくて、大きめの車持ってる先生の後ろの座席に乗って若林を運ぼうってなったから、朝の職員室の椅子に座って待ってろって言われたの。だから、ショルダーとかヘルメットとかアメフトの取ってるけど、座って待ってるじゃん。したら切なかったけどさ、痛い、めちゃくちゃ、人生で一番痛かったの、そのけがが。膝のけがが。
春日:はいはいはい、痛いよね。
若林:で、待ってて、来るまで。痛いからしょぼくれてんじゃん。したらね、担任の先生が登校してきたんだよね、職員室にガラッて入ってきたらさ、うなだれてるじゃん。朝から。大声でさ「お前タバコ吸ったのかー!」って怒られたの。
春日:ハハハハ(笑)
若林:めちゃくちゃ切なかった。俺の印象だよね。
春日:いいね、いい話持ってるじゃないのよ(笑)。それは今、初耳かもしんないな。
若林:あ、そう? 俺披露しなかった?谷口と春日に。
春日:しなかったかもしれない。どうだろう。
若林:てか、笑い話にできないぐらいショックだったの。
春日:ああ。
若林:「いや、違いますよ…」くらいの感じだった。なんか、「吸ってねーよ!」とかいう感じでもない。「違います、けがして…」ぐらいの感じだったの。あれは切なかったなあ。
春日:(笑)
若林:はははは(笑)
春日:そんなんあって病院行って、松葉杖で帰ってきたって考えると、よりちょっと面白くなってくるね、そうなってくるとね。
若林:そうそう。それで笑ってたから、お前が。俺、そん時かなあ、こいつとコンビ組もうと思ったのは。
春日:なんでだよ!ハハハハ(笑)
若林:ははは(笑)同じツボしてんなあと思って。
春日:ハハハハ(笑)
若林:はははは(笑)
春日:自分でも面白いし(笑)。
若林:そうそうそうそうそう(笑)。いやあ、あったな。谷口にそういえばずっとおんぶしてもらって、学食とか美術室、移動してたな、あの期間は。
春日:そうね。
としちゃんまんじゅう
若林:俺ね、この間ね、としあきまんじゅうに言おうかなと思ったんだけどね。
春日:おまんじゅう。
若林:あのぉ。
春日:としちゃんまんじゅうね。
若林:ゴメン、間違えちゃった、久しぶりだから。そういえば、としちゃんまんじゅう作る? グッズで。
春日:ハハハハ(笑)ああ、いいかもしんないね。
若林:としちゃんまんじゅうって何?お前のふぐりの形してんだっけ?
春日:ハハハハ(笑)まあ、そうだね。したら、型とってもらって。
若林:お前のふぐりの型とって、としちゃんまんじゅう。
春日:そうね。
若林:としちゃんまんじゅうって体の一部なの?お前の。
春日:体の一部って、まあまあ……。
若林:概念なの?
春日:私自身だけどね。
若林:お前が、薄皮まんじゅうなんだよね、そういえば。
春日:うすかわうすかわさ、そう、こしあんのね。
若林:えっ?
春日:うすかわうすかわうすかわ。
若林:うすかわうすかわって言った?
春日:うん。うすかわうすかわうすかすか。
若林:うすかわさんて言ってるような気するんだよな。
春日:なんだ、うすかわさん、言ってないよ。
若林:言ってない? まあ、いいや。
春日:いいね。
若林:薄い、あんこぎっしりの薄皮まんじゅうなんだよね。
春日:まあ、そうだね。イメージは白いまんじゅうだけどね。
若林:真っ白の。
春日:真っ白で。
若林:あんこギチギチの。
春日:ギチギチで、あのだから、こういう、小判型みたいのしてるやつ。
若林:ああ、ああ、ああ。
春日:温泉まんじゅうとかじゃなくて。
若林:あのさあ、それこそ埼玉の秩父のほうのお土産みたいなやつだろう?
春日:そうそうそうそう(笑)。
若林:としちゃんまんじゅう。
春日:そうだね。
若林:え?お前がとしちゃんまんじゅうなんだよね?
春日:まあ、そうよ。おまんじゅう。
若林:「としちゃん」とか書いてあんの? 焼き印が押してあんの?
春日:焼き印は、まあ、うーん、ま、押してあるな。
若林:「としちゃんまじゅう」?
春日:うん。「としちゃんまじゅう」っていうふうな焼き印が押してあるよ。
若林:「としちゃん饅頭」って書いてあるんだ、難しい漢字の饅頭?
春日:いやいや、全部ひらがなよ。
若林:ひらがなで「としちゃんまじゅう」って書いてある。
春日:「としちゃんまじゅう」。
若林:ああ、なるほどなあ。あってもいいかもな。
春日:それはあってもいいと思うね。
若林:和菓子屋さんとコラボ。虎屋さんとコラボして。
春日:いや、そんな一流のところがやってくれるかな。
若林:やってくれると思うよ、オードリーのオールナイトニッポンつったら、もうね、看板番組だよ。
春日:ニッポン放送の?
若林:うん。
春日:やってくれるかなあ。ま、どっかしら作ってくれるかもね。そういうオリジナルのおまんじゅうを作ってくれるようなお店だったらね。そういうのはいいよ。
若林:そういうのはいい?
春日:そういうのはいいよ。
若林:ゆかりがあるから。
春日:そうね。
大ブレークから10年。流されるまま、言われたことを全てやるスタイルだった春日さんも、狭めていきたい、得意なことだけしたいと。何週か前には若林さんも、仕事を2種類に絞りたいと言っていた。そういう時期に入ったのだなあ。
オールナイトが始まってから、放送が2週間ぶりというのは初めてだったからか、今回のオープニングは何回も聴いた。やっぱりラジオのオードリーが一番好きだ。
(2週間ぶりの放送は、東日本大震災のためお休みして以来だった。)