どんな気持ちで

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年12月1日

 

若林:あのぉ、この間さ、めちゃくちゃ面白い番組発見して。

春日:あー、いいね!

若林:あのぉ、ま、うーん「いや、若林さん」て言われるかもしんないけど、あの、『プロフェッショナル(仕事の流儀)』って知ってますか?

春日:いやあ、若林さん……。ナイツのネタじゃないんだからさ。できないよ、土屋君の役はわしは。

若林:ふふふ(笑)絶対「知ってるよ」って言うもんね。

春日:フハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:フフフフ(笑)

若林:はははは(笑)

春日:知ってる……ほんと、そうよ。「知ってるよ」だよ。

若林:知ってるよ!

春日:知ってるよ!

若林:ふはははは(笑)

春日:塙君の聞き方ね?

若林:うーん。

春日:ハハハ(笑)知ってますか? フフハハハ(笑)知ってますよ、もちろん。

若林:大吉さんとね、仕事一緒になって。あの、『IPPONグランプリ』って知ってますか?

春日:知ってるよ! フッハハハハハハ(笑)

若林:一緒になって。

春日:はいはい。

若林:空き時間にね、大吉さんに「若林君、内藤哲也の『プロフェッショナル』観た?」って。プロレスラーの。

春日:うんうん。

若林:「あ、観てないっす」って言ったら「いやもう、凄いよかったよ」って。

春日:へえ~。

若林:「観て」って言って、そんな話してたら収録がまた再開して、っていうことがあったんだけど。『プロフェッショナル』ってドキュメンタリーなのよ。

春日:(笑)そうね。はいはい。

若林:俺ね、プロレス観にいくようになって4年ぐらいなんだけど、内藤哲也って、いわばヒールなのよ。悪役なのよ。

春日:ふーん。

若林:悪役だよね、今は。今は。

春日:ふーん。

若林:で、ドキュメンタリーじゃない、『プロフェッショナル』って。だから、悪役というか、ヒールなのに、見せんのかなあと思って、裏側を。

春日:ああ、なるへそ。

若林:普段一生懸命やってるとことか。

春日:なるほどね! まあ、ヒールだったらあんまり見せないほうがっていうふうに考える人もいるかもしんないね。努力してる、みたいなことを。

若林:そう。で、これ、ほんとに、だんだんプロレスっていうか、言っていいんだろうな、きっともう時代的に。内藤が真面目なことはもう知ってるのよ。これ難しいよね、喋り方。

春日:まあ……。

若林:いいんだよね?たぶんもう今の時代は。内藤って、ほら、正義というか、正規軍というか、正統派の、レスリングの才能がある、凄い運動神経と才能という選手だったからさ。ベビーフェイスだったから、もともと。

春日:はいはい、転向したわけね。

若林:凄い真面目で、めっちゃプロレス愛してるの知ってんだけど、ある日を境にヒールになったんですよね。

春日:なるほどね。

若林:で、俺、4年前好きになった時は、内藤がまだベビーフェイス。正義というか、正統派だったのよ。

春日:はいはいはい。

若林:観に行ってて、まだ全然知らないから、「凄い動きするプロレスラーだな」って思ってたけど、なんかね、なんかね、人気がないっていうかね、ほかの選手より盛り上がってる感じじゃなくて、なんかね、ブーイングすらされてる時あって。

春日:へえ~、あ、そう。

若林:で、すっごいプロレス詳しい人に「何でなんですか?」みたいに聞いてたの。なんか気になってたんだろうね。優勝戦線にも絡んでくるし。

春日:強いは強かったわけね。

若林:だけど、なんか人気をあんまり感じなかったのね。

春日:強さのわりに。

若林:わりに。そうそうそうそうそう。で、2015年だったと思うんだけど、観始めて1年ぐらいした時に、メキシコ行ったりすんじゃない。修行というか。

春日:はいはいはいはい、まあ、あるわね。プロレスラーだからね。

若林:メキシコ行って帰ってきたのよ。したら、西さんが、西さんとよく内藤の話とかしてたから。

春日:作家のね。

若林:小説家の西加奈子さんとね。話してて、プロレス大好きだから。「若林君、内藤凄いで」「どう凄いんですか?」「それ、観に行ってみたらええわ」みたいな。「若林君童貞やんな」みたいな感じで。で、俺1人で後楽園ホールに観に行ったの。したら、ベビーフェイスの正義の内藤が、選手入場、3対3の試合だったと思う。入場した時に、全然ちゃんと歩いてこないの。めちゃくちゃ遅いのよ。Tシャツ着たままで帽子を被って。もう終わってんの、自分の入場曲。でも、まだ通路の半分ぐらいまでしか歩いてないの。

春日:遅いなあ。

若林:(笑)お前が言うな!

春日:早く出てこいよ!

若林:お前が言うな!

春日:早く!何やってんだよ! ハハハハ(笑)

若林:でも、そういった面でも感情移入してたのかも。

春日:ハハハハ(笑)

若林:自分だけこうやって、試合始まってんだけど、まだ真ん中辺歩いてんの。

春日:へえ~。いいねえ。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:いいじゃない。

若林:それで、試合3対3でワーッと始まってんだけど、1人エプロンのところで、リングの。座って帽子被ったままロープに。試合しないのよ。

春日:おお。あれ?どうしちゃったのよ?

若林:それで、パイプ椅子を出して、リングサイドっていうか場外に置いて座って、腕組みして試合ずっと……。

春日:何やってんの?それ。怒られるよ、それ。

若林:その後、俺観てたんだよ、後楽園。その後、背中とかボコボコにされて。

春日:されるの?

若林:うん。ボコボコにされて。

春日:まあね、座ってたら、そらあ、されるわな。

若林:そのまま試合終わったの。

春日:えっ?

若林:Tシャツ脱がないまま、帽子も。

春日:それ、抵抗はしないわけ?

若林:なんかやられてた、とにかく。試合しないで。

春日:終わっちゃったの、それで、それ何なの?その試合。

若林:なんか、「内藤どうした?」。ブーイングでもない。どうしたの?みたいな。

春日:まあ、そりゃ戸惑うよね。

若林:正義だった人が。それで、でも俺は、隣のサラリーマンがね、今でも覚えてるけどね「内藤もなあ……」みたいなことを言うじゃん。言う人いるじゃん。

春日:まあまあ、プロレス好きだったら。

若林:枝豆食いながら言ってて、枝豆をはたき落したいぐらい、どういう思いでメキシコから帰ってきてゆっくり歩いてるか。

春日:うん。

若林:俺はほら、ゆっくり歩き出した奴のこと知ってるから。

春日:ハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:ある日急にね。

若林:ある日急に。ははははは(笑)

春日:急に歩みが遅くなった奴。

若林:そうそうそう(笑)。

春日:ハハハハ(笑)

若林:それにどんな覚悟があるかと(笑)。

春日:なるへそ。

若林:で、また観に行った時も、また全然歩いてこない。Tシャツ着たまんまで、試合しなかったのよ、ほんとに。帰ってきたばっかの時。

春日:はあはあはあ、何なのそれ?

若林:心ない野次よ。「内藤!キャラ変えんのかー?」って。

春日:ハハハハ(笑)

若林:試合中。俺、もうほんとに、よくないよね。俺もう、ネタ見せ。事務所の。知ってんのよ。急にピンクのベスト着た奴が先輩にネタ見せ中に、後ろで「ああ、あれは裏だな。迷走してんなオードリーな」とか「オードリー迷走してんな」とか言ってた先輩を知ってるわけよ。

春日:はいはいはいはい。

若林:でも、どんな覚悟があってね。

春日:うん。

若林:ははははは(笑)

春日:もみあげを剃り落としてね。

若林:もみあげを剃り落として。

春日:フハハハハハ、ハハハハハ(笑)。

若林:言われてね、「ゆっくり歩け」って言われて。

春日:言われて。

若林:胸張って、訳もわからないまま。

春日:訳わかんないまま、まあまあ、でももう、コイツ自身も「もういいや」と思ってる部分もあるし。

若林:俺はその時に考えるの。今、ヒールといえど、芸人もそうですよ。裏では優しい。すぐ、すぐバレる時代、何がヒールかって、やっぱ試合しないことだなと思うのよ。

春日:なるへそ。

若林:俺、ボケからツッコミに変わって、ボケっていう人を客観的に観るようになったじゃない。

春日:うん、うん。

若林:漫才、春日とボケ、ツッコミ変わって。

春日:へい、へい。

若林:したら、お客さん、お金払って笑いたくて来てると。

春日:うん。

若林:その人に対してボケが明るく笑顔で「はい、どうもよろしくお願いしまーす!」って言ってボケるわけないなって思ってたのよ。

春日:なるへそ。

若林:変なこと言う人なのに。

春日:うん、そうだね。物事をよくわからなかったりする人だからね。

若林:ちゃんと歩いてくるはずがないと思ったの。客観的にボケの人を思ったら。

春日:なるへそ。うん、うん。

若林:「ゆっくり歩いてね」つって、正直、最初の頃は、2分ぐらいたってから袖から出てきてたんだけど。はっはっはっはっ(笑)内藤よりも全然遅いんだけど。はっはっはっはっ(笑)

春日:そうね。

若林:で、「たぶんいろんな思いがあって」という思いがあるわけじゃん、俺に。

春日:うん。

若林:で、『プロフェッショナル』はね、それ、どうやって裏は、出すのかな、出さないままなのかなと思いながら、大吉さんとそこまで話さず、家帰ってきて観たの、すぐ。

春日:うん、うん。

若林:したらさ、アバンみたいのあんじゃん。最初の「今日、内藤選手をやりますよ」みたいな。

春日:はいはいはいはい。

若林:したら最初に、ゆっくり入ってなかなかリングに辿り着かない内藤が、だよ。

春日:うん。

若林:誰よりも会場入りが早かったんです。ヒールの内藤が。

春日:ほう。

若林:誰もまだ、開場してない、お客さん誰もいない、選手も誰もいない開場に1人でスマホ持って入って、バシバシ会場の写真撮ってんのよ。

春日:どういうことなの?それ。

若林:花道からリングをバシ…何枚も写真撮って、今度バーッと2階席走ってって、2階席からリングの写真撮ってんのよ。

春日:何?どういうことよ?

若林:それは。

春日:うん。

若林:5歳の時からプロレスファンだから、プロレスを愛しすぎて、花道の映像とかはレスラーしか写真撮れないじゃないですか。

春日:はいはい。

若林:だから、誰よりも会場へ早く来て写真撮って、お客さん入って、自分の試合でゆっくり歩いてきてんのよ。したら、俺もう、年もあるんだと思うんだけど、あと、感情移入もあんのかな、アバンで号泣してたのよ。

春日:早いな! 泣くのが。

若林:映すんだ!と思って。

春日:まあ、でも、そこはそうだね、ちょっと恥ずかしいというか、出したくない部分、なような気もするね。

若林:アバンで泣くなんか柴田理恵さん以外いないじゃん。でも、俺もう嗚咽。ティッシュ持って。「誰よりも会場へ早く入る」ポーン♪みたいの出て。はっはっはっはっ(笑)

春日:まあね、『プロフェッショナル』だからね。

若林:うん。で、インタビュー、車の中とかですんじゃん。『プロフェッショナル』。したら、ヒールの内藤がだよ、プロレスってこうですか?とか質問に対して、「お客さまは誰を観たいかって」つって、客に「お客さま」って言うの、絶対。で、「お客さま」って絶対ちゃんと言うのよ。俺、それもなんか泣いちゃって。

春日:ハッハハハ(笑)そこで?

若林:うん。

春日:何をもっ…何に感動したの?そこ。

若林:いや、あの内藤が「お客さま」って思ってるのに試合しないでストンピングだけされて帰ってったって、どんな気持ちでね、その、なんか、再出発というかね、ヒールターンというか、してた。どんな気持ちで胸張ってピンクベスト来て、もみあげ落して。

春日:うん。

若林:トゥ、トゥ、トゥースって言うの?(笑)

春日:あんなね、恥ずかしい。

若林:確かに共通項あんのよ。内藤も会見終わる時に「アディオス」って言うんですよ。

春日:ハハハハハ(笑)

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:やっぱね、歩みが遅い奴は共通の部分が結構多いんじゃない?(笑)

若林:試合終わった後も、疲れてるけどジム行って筋トレするんだって。そのほうが疲れが残らないことを発見したから。

春日:へえ。

若林:ジムでね、黙々と筋トレしてんの。「これやらなくなったら引退の時ですかね」とか言いながら。

春日:なるへそ。

若林:でね、筋トレ終わるじゃん。ベンチあるじゃん。それをね、めちゃめちゃきれいに拭いてんのよ。

春日:はー!

若林:内藤が。

春日:はいはいはいはい。

若林:もうね、タオルで泣いてた、俺。タオル持って。

春日:何に泣いてるわけ?それ。

若林:いや、何にかね、もうわかんないぐらい、ずーっと泣いてんだ。『プロフェッショナル』。アバンから。いや、わかんなかった、理由が。

春日:プロレスに真面目に向かってるみたいな?取り組んでるというか。

若林:いや!

(春日:真面目にというか、真摯に。)

若林:あのね、たぶんね、それはたぶん全選手そうじゃん。

春日:まあ、そうだね。

若林:だけど、「どんな気持ちでね」って思ってるのかもね。

春日:腹の括り方が凄い、みたいなことかな。

若林:いや、こんないい人で、いや、いい人なのはわかっちゃってんだけど、ヒールになった時から。こんなねっていう、全部映してるし。

春日:プロだな、それこそプロフェッショナルだなっていうところに感動してるっていうことなのかね?

若林:まあ、でもね、ごめん、ちょっと違うわ、ごめん。

春日:違うの?

若林:違うんだけど、いいや、これはいいや。

それで、後輩の試合観てんのよ、スマホで。まだまだ新人の子の。

春日:うん。

若林:で、これがね、先輩としてアドバイスしたいからじゃなくて、「なんか、この子の試合観てるとワクワクするんすよね」みたいな。「イチファンとして試合を観てます」って。

春日:へえ~。

若林:あの内藤が言うのよ。あのベルトを巻いた時に、ベルトを放り投げたんだよ。

春日:めちゃくちゃすんな!それ。

若林:階段あるじゃん、リング上がる。あの階段に金属のとこバーン!と叩きつけた。ベルト取って。

春日:なんじゃ……。

若林:俺もさすがに、中邑真輔とかが巻いてたベルトだったから、さすがに俺も、ちょっと、ちょっとやり過ぎじゃないかなって思ってた時期もあんのよ。

春日:それはやり過ぎですよ、悪い奴だよ、そいつは。

若林:その内藤が後輩の試合をイチファンとして観てんだよ。もうね、俺ね、もうね、ソファに顔を埋めて泣いてたのよ。テレビに背中向けて、顔を。ウーーッて泣いてたの(笑)。

春日:観てないじゃん、全然。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:何なんだ?そんな泣く?だって。

若林:実家帰ったら、5歳から観てた時のチケットの束。

春日:あー、はいはい。へえ~。

若林:輪ゴムで止めてあんの出てきてさ。

春日:凄いね、それ。

若林:入門するまでの。そんなん見せられて、泣くじゃん。

春日:まあまあ、そうだね。何となくわかるわ。

若林:歓声、どうやったらお客さんに受け入れられ、人気出るかな、歓声上がるかなっていうの、お客さんの反応ばっかり気にしてたと。最初は正義、ヒールターンする前は。

春日:うんうん。

若林:メキシコ行ったら、メキシコのプロレスがめちゃくちゃで、やりたいことをやりまくるんだと。メキシコのレスラーは。

春日:へえ~。

若林:それを感じて自分もやってみたら、すごくしっくりきて、それで、覚悟をもって日本に帰ってきて、それをやったと。俺、それも号泣ね。ずっと泣いてんだけど、顔を覆って泣いてんのよ。泣きすぎて。で、俺ね、わかったんだけど、まあまあ器用に上手くいってた人が壁にぶつかる話好きなのね、たぶん俺。

春日:ああ、そういうこと?

若林:『モンスターズ・インク』、『モンスターズ・ユニバーシティ』とか、あと『ピンポン』のペコとか、まあまあ器用にやってた人が壁にぶつかって、それ以上進めなくなって、自分がやりたいことを見つけて再出発したら、たぶん俺泣くのよ。

春日:ああ、それはもうツボというか、ポイントなんだね?

若林:で、また、それでさ、最後に聞くのよ。『プロフェッショナル』側が。「プロフェッショナルって何ですか?」って聞くのよ。最後に。

春日:いや、そういう番組なのよ。うん。

若林:曲がまたいいね。

春日:いやいや、今さら?(笑)

若林:スガシカオって知ってますか?

春日:いやいやいや、知ってるよ!(笑)

若林:「プロフェッショナルって何ですか?」で流れるのよ、『Progress』が。俺、もうダウンロードした。すぐアプリ。『Progress』のプレーンバージョンとピアノバージョン両方。

春日:遅いだろう!今。遅いというか。

若林:♪テレレレレレレレ、テン、テテーン♪て。ポーン♪「プロフェッショナルとは何ですか?」♪ぼくらは位置に♪ ね、始まるの。

春日:一番いいところよ、最後の最後。

若林:♪横一列でスタートをきった~♪ したら内藤がさ……。

春日:早く教えてくれよ!なんつったのか。

若林:「プロレスラーが夢を見てなければ、お客さんも夢見れないじゃないですか」って。

春日:うん。

若林:♪ずっと探していた~理想の自分て♪ もう俺、あ~~~~~~!って言って泣いてたんだよ(笑)。

春日:それちょっと、それはもうおかしいよ、そんな声あげちゃうぐらいは、もう。

若林:それで、俺ね、夢見るのやめてるのよ、ここ数年。

春日:夢見るのやめてる?

若林:うん。

春日:どういうことですか?

若林:ショックだから。夢見ると。

春日:ああ、それが叶わなかった時に?

若林:うん。同世代で楽しいことができるとか思ってたら、番組終わった時、めっちゃショックだから、夢見るのはやめて、目の前の仕事をちゃんとやろうと思ってんの。

春日:なるへそ!

若林:でも、内藤が「夢見なきゃダメだ」って言うから、もう俺、ソファの溝のとこに顔を埋めて、もうク○ニみたいに顔を埋めて。

春日:何してんだ!

若林:ベロベロベロベロ!つって。

春日:それはもうリングスじゃないのよ。

若林:それこそね?

春日:それこそ、もう、それは話変わってきちゃうよ。

若林:ガチのリングスになったのよ。

春日:ソファにリングスだよ、それは。『プロフェッショナル』のそんないい番組に感動した奴が(笑)。

若林:で、ずっと泣いてたの、俺『プロフェッショナル』の最中。

で、ゴンちゃんと散歩してんだけど、「いや、俺ずっと泣いてた番組があってさ」、今日ここまで春日にしたとおり、まんま同じ尺で喋ってる最中にさ、もう俺泣いちゃって(笑)。

春日:話してて思い出して?

若林:ゴンちゃんに話してても、感極まって泣いちゃってさ。

でさ、南原さんさ、プロレス好きじゃん。

春日:はいはいはい、そうね。

若林:『ヒルナンデス』水曜日で本番前に袖で南原さんにさ、「南原さん、内藤の『プロフェッショナル』観ました?」つって。大吉さんが俺に言ったのと同じ。そしたら、「観た」。

春日:ああ、さすが、やっぱり。

若林:「めっちゃよかったっすよね?」つって。「よかった」。南原さんが、内藤選手に、最近かな、会ったんだって、仕事で。

春日:へえ~。

若林:したら、凄いキラキラした目でさ、「猪木さんと坂口さんの時と今ってどう違いますかね、プロレスって」とか、凄い南原さんずっとプロレス好きだから、聞いてきたんだって。リアルタイムの。それ、本番前に聞いて、俺泣いちゃって、また。

春日:何に対して泣くのよ?その話の。

若林:いやあ、そうなんだよ。

春日:もうなんかちょっと緩んでるんだろうね。そんだけ、一番組で丸々泣いてるから。ハハハハ(笑)

若林:その日さ、水曜日、『ヒルナンデス』の後の仕事も終わって、俺、カラオケ行ってさ、ずっと『Progress』歌ってた、1人で。泣きながら(笑)。

春日:それ、どういうことよ?(笑)内藤選手がよかったんじゃないじゃん。もう曲の、もう訳わかんないことになっちゃってるじゃん、もう(笑)。曲のファンになっちゃってる。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:内藤選手ありきだったから感動したんじゃないの? もうもう、だからもう、条件反射じゃないけど、もう染みついちゃったんだろうね(笑)。

若林:そうそう(笑)。

春日:曲を歌ったら、内藤選手の言葉とかも思い出す、みたいなスイッチになっちゃったのかな? 感動のね。曲が。

若林:そうかもしんない。それでなんか、ずっと『Progress』聴いてんのよ(笑)。

春日:ハッハッハッハッ(笑)

若林:この1週間。

春日:そうだろうね。パッと今も歌詞、バーッ出てきたしね。

若林:はっはっはっはっ(笑)

春日:これは本当に聴いてる人のボケだなと思ったもん。ハハハハ(笑)出ないよ、そんなちゃんと歌詞が。

若林:でも、歌詞がめちゃくちゃいいのよ。知ってる? スガシカオさんて。

春日:知ってるよ!(笑)

若林:ははははは(笑)

春日:ハハハハハ(笑)

若林:いい番組だよね~『プロフェッショナル』って。

春日:そうだろうね。

若林:あれは観たほうがいいですよ、皆さん。

春日:だから続いてるんだけどね。

若林:ははははは(笑)