オードリーのオールナイトニッポン 第472回 2018/11/24
若林:このラジオも始めて9年ぐらいたつのかな?
春日:10年?
若林:10年目に入っていますけども、長いですよね。
春日:もう長いですよ。本当にお化け番組ですから。
若林:長寿ラジオ。
春日:長寿。伝説の番組。
若林:現在進行形の?
春日:進行形の。
若林:伝説の。
春日:(笑)伝説…そういえばこの間リアルに草野満代さんに言われたんだよね。
若林:何て?
春日:ニッポン放送でやられてるじゃない?
若林:そうね。
春日:「私もやってるんですよ」「やられてますよね」「私ラジオ初めてで」「あ、初めてなんですか?」意外じゃない。やってそうじゃん。ニッポン放送以外も。「ようやく慣れてきたところで。オードリーさんもやられてるんですよね?」「やってるんですよ、オールナイトニッポンを」「伝説の番組みたいですね」って言われて(笑)「えっ!?」って言って。誰だそんなこと言ったの! 「私、伝説の番組って聞いて」なんつって(笑)。
若林:なんだその伝説の番組って!(笑)
春日:ハハハハ(笑)「いや、そんなことないですよ、長くやらせてもらってますけど」みたいな話して。誰だよ!?ニッポン放送の誰かが草野さんに教えただろうと思って。恥ずかしかったわ~あれ。
若林:春日さんてさ、いろんなことに対して愛情とか人間らしい部分感じないけどさ。
春日:(笑)いやいや、そう?
若林:ラジオに関してはあるよね、昔から。
春日:ハハハハ(笑)ラジオはもちろんありますよ。ほかもいろいろあるけどね。
若林:ラジオは大事にしてるの?
春日:(笑)ラジオは大事にしてるよ。ラジオ聴いてきたっていうのもあるし。
若林:へえ~。
春日:少年春日がラジオと共にいろんなことを学んできたから、ラジオはやっぱりちょっとでかいかね、私の中で、存在っていうのは。
若林:ラジオ、いろんな仕事の中では上のほうなんだ。
春日:うーん、まあ、そうだね。だいぶ上だね。
若林:そうなの?一番上ぐらい?もしかしたら。
春日:一番上ぐらいじゃない?やっぱり。あとは大体同じぐらいよ。
若林:テレビとか、漫才とか。
春日:まあ、そうだね。
若林・春日:はははは(笑)
若林:あ、そう。
春日:まあまあ、そうかもね。
若林:昔はもっと漫才に愛情を持ってほしいなと思ったけど、今は思わないね。
春日:フフフフ(笑)あ、そうですか? ないわけじゃないよ、もちろんね。
若林:ないわけじゃないのはわかるけど。
春日:やったら楽しいしね。
若林:ないわけじゃないと思うけど、俺、山ちゃんとかノンスタの石田君とかと『ドリームマッチ』とか『たりないふたり』でやったことあるけど、ないほうだよ。
春日:フハハハハ(笑)
若林:はははは(笑)
春日:ああ、ま、そうか。
若林:一緒にネタ作り人に比べると。
春日:まあ、そうかもなあ。確かにね(笑)。
若林:それはでも、今はもういいんだけどね、全然。俺があればいいのかなとは思うし、作ってなけりゃ愛情もわかねぇーだろうなとも思うし。
春日:まあまあ、そうねぇ。
若林:でも、ラジオは自分でやってる感があるんだろうね。
春日:まあ、そうですな。やっぱラジオはね。
若林:俺、草野満代さんが、春日が想像もつかないぐらい好きなんだよね。
春日:それは現在進行形で?
若林:そう。
その話はいただいていたと春日。『(筑紫哲也 NEWS)23』をやっていた時から春日も谷口も知っている。草野満代さん、秋野暢子さん、裕木奈江さん、芳本美代子さんの系譜。
高校生の時に「高校生がみっちょんの写真集買うって変かな?」春日に聞いたら春日が「いやあ、変じゃないと思いますけどね」「ついてきてくれるか?」荻窪のタウンセブンに写真集を2人で買いに行った。
『潜在能力テスト』に草野満代さんがゲストでよく来る。「一緒に単館映画観にいけないかな」。社会派のどこかの国の問題を取り扱った映画を草野満代さんと一緒に観にいって、感想を渋めのカフェで言い合って、手をつなぎなら駅まであるけたらなと毎回思っている。
モデルさんとか女優さん、タレントさんと全然違う。
19、20の頃に辛抱たまらんぐらいのことを言っていたので、変わっているなと思っていた春日。
若林:ラジオをやっているキャラになりつつあるのかな。「ラジオじゃないんだから」「ラジオで喋れ」「ラジオの若林が出た、春日が出た」「ラジオの春日のほうがいい」とか。
春日:イメージはあるのかもしれないね。
『ヒルナンデス!』の楽屋にいたらコンコンと。『ヒルナンデス!』は前室で会うので楽屋挨拶は珍しい。開けたら、南原さんが紙袋を両手で持って立っている。「お、おはようございます。ど、どうしました?」「Amazonです~」と。『黄昏流星群』と『(仕掛人)藤枝梅安』が入っていた。「GEOです~」じゃないから、たぶん頂いたもの。
南原さんもラジオを聴いているらしい。
若林:この間(19日(月))ナイツのライブに出たじゃない。関係者の人結構行っててさ、凄い言われた。怖いなあ、そういうの事前に知らないの。関係者がたくさんいるとか思わなじゃん。それでやり方、俺たちはプロだから変わんないけどさ。常に最大公約数を出していくけどさ。
春日:一人のお客さんだから、いくら関係者、大物の方。
若林:一般のお客さんと別に差はつけないないですよ。
春日:それはそうです。
若林:その現場、その劇場の空気で最大公約数を出すだけだからね。で、出たしね。
春日:そうね。
若林:凄いな、ナイツって。
春日:いや、凄いね。
若林:漫才何本やってた?4~5本やってたか?
春日:やってたんじゃない?
若林:塙君というのは、凄いありがちな言葉で言うけど、独特よね。昔からね。ライブって、幕間Vがあるもんだってなってて、今。寄席形式で草月ホールでやるから、幕間Vはないんだよね。
春日:ああ、ま、そうね。
若林:転換のとこも寄席っぽい三味線ていうかさ、和っぽい音楽かけて、木の札の「めくり」って言うの?
春日:はいはいはい。
若林:めくりをめくって、マイク捌けて、コントの人には椅子出したり、コントの人が終わったら椅子捌けて、マイク出したりって、完全に見せてるんだよね。幕間Vがなくて。本来、そうだったりしたんだもんね。
春日:まあ、そうだね。寄席だからね、もともと。
若林:途中で企画もやんのよとか言って塙君と本番前喋って、ああ、そうなんだ。楽しみに袖から見てたらさ、漫才協会の会長なのかな、副会長なのかな、わかんないけど、協会のうちの誰かのモノマネをしてんのよ。セカンドバッグ持って、カツラつけて。
春日:ハハハ(笑)
若林:土屋君に話しかけて延々やってんだよ。それがなんか、コントとして憑依芸で見せるとか、逆にこういう荒っぽいものを真ん中でやって、たぶんそういうんじゃないのよ。たぶんやりたいからやってんだよね。
春日:ああ。
若林:はははは(笑)ナントカで、土屋君あれだね、とかいうのをずうっとやってんのよ。
春日:はいはいはい。
若林:あれは凄いよね。
春日:まあ、そうだよね。ネタもそういう感じするしね。塙君がやりたいことをやってるっていう。
若林:で、まあ、漫才師だよね。ああやって確実に笑いとってさ。
春日:まあまあ、面白いね。
若林:ああやって漫才であれしてくけどさ。
春日:うん。
若林:あんまり最近ないじゃない、自分たちのライブのお客さん以外って。
春日:そうね、我々ね。
若林:どうやることやらって思うね、出る前はやっぱり。あんだけナイツの間とテンポとレベル高い。完成度高いじゃない?ナイツの漫才って。
春日:まあ、そうだね。
若林:俺たちは、なんかほんとに、最近のは春日がふざけてるだけ、みたいな、本当にさ、いいかげんにしろって思うもん。早めに思うよ、いいかげんにしろって。はははは(笑)。
春日:(笑)確かにね。あるところから急に話が進まなくなるからね。ハハハハ(笑)
若林:大介も言ってたもん。「ナイツさんがああやって笑いをちゃんとしっかりとってく中、次オードリーと思うと大丈夫なのかなって思った」って。はははは(笑)
春日:お客さんも年齢層高いしね。目が肥えてる人が多い中。
若林:そうだよね!
春日:そうよ、そうよ。
若林:何とかやったけどね。
春日:やりましたよ。面白かったけどね。なかなか立たない舞台というか、目の前にしないお客さんが多かったからね。
若林:塙君も審査員やるのね、M-1の。
春日:そうね。凄いよ。だから、もうそういう年齢なんだなと思ったけどね。
若林:41?塙君て。ぐらいだよね?
春日:言っても同期の人がM-1の審査員をやる時代というか時期というか、年齢というか芸歴というかさ。
若林:でも、漫才の舞台数でいったら、同期とかの話じゃないもんね。
春日:そうだね。
若林:3ステが何日も続くっていうのがあってのナイツだもんなあ。漫才も見てきてるし。
春日:そうね。
若林:それで、全然そうだろうなって思うっていうね。あそこに座っている塙君を。
春日:うん。違和感はないというか、それは当然だろうなって思うよね。
若林:ああいう時って、春日って、ツッチーとか塙君に終わった後、メールとかLINEとかしたりすんの?
春日:いや、しないかな。
若林:春日って、仕事して、番組、例えば終わったりとか、何か一個でかいプロジェクト終わったりしたら、『体育会TV』とかでずっと挑戦して、トレーナーとかに改めてメールとかすんの?
春日:(笑)「長い間お疲れさまでした」みたいな? しないね(笑)。こっちからはしないね。そういえば。
若林:なんかそれは考えがあるの? そういうの安っぽいとか。
春日:いや、別に考えなんてないよ。
若林:ただしないだけ?
春日:ただしない。ただ終わって。
若林:俺はいいんだけど、たまに俺の親父が隠れたこととか凄い笑ってんのが、ふと思い出して、むかついてる時あるよ。
春日:ハハハハ(笑)別に笑っちゃない。
若林:血も涙もない、みたいなキャラでやっていきたいんだと思うんだけど。
春日:そんなわけない! そんなことない!
若林:血も涙もないってキャラで地上波やっていきたいんだと思うんだけど。
春日:そんなことはないよ。
若林:今さら。はっはっはっはっ(笑)
春日:もういいよ、そこは(笑)。
昔から春日に怖さを感じている。葬式には来ないでほしい。笑うから。俺の葬式は笑わないと言うが、親父が隠れたことは笑っている。「隠れた」という言い回しだけで笑っているにしては笑い過ぎ。めっちゃ笑う春日w
いつから春日が怖いか。20台前半に春日の家でネタ合わせをして、春日がゲームをやっていた。『グランドセフトオート』でまちの人をぶん殴れるんだと、一般人や、キャーと女性が逃げているのを、笑いながら追っかけ回してぶっ飛ばしていた。その時からめちゃくちゃ怖い。
若林:俺はやっぱ熱くなっちゃうのよ、恥ずかしい話。ナイツのネタとか見て、凄いライブだなと思って、バーッとずっとツアーしてきて、塙君と「こんな長い期間ツアーってやるんだ」「そうなのよ」とか話してて、たまたまかもしれないけど、千秋楽に出してくれてさ、凄い嬉しいなと思って、そういうのをメールとかする…別にするっていうか、したほうがいいなって思うっていうか、そういうの、出してもらってとかいうのないの?
春日:うーん、ないね。ないかな。
先輩にご飯を奢ってもらったら、次の日「昨日はごちそうさまでした」と返すので大丈夫。先輩のライブに出た日は、返さない。お仕事だから。
若林:やめたほうがいいよ。ラジオでもそんなこと言うのはやめたほうがいい! 俺は知ってるよ、お前が笑いのために、本当は毎回塙君とかにもメール返してるのに、そうやって喋ってることわかるけど、ラジオでそんなこと言わないほうがいいよ。
春日:いや、返してないのよ。
若林:ふははは(笑)返せ!
春日:ハハハハ(笑)申しわけないけどね。
若林:俺、ほんとね、結構イヤなんだよね。イヤなんじゃないの。それで、お前のテリトリーに入るつもりもない。こうしたほうがいいって言うつもりもないけど、ただ単に「気は許してないよ」っていうのだけは言っておきたい。
春日:ハハハハ(笑)深いところでね。
若林:うん。
春日:ハハハハハ(笑)
若林:ははははは(笑)
春日:うーん、まあ、それもしょうがないな。
若林:そうでしょう?
春日:うん。
若林:この間も『love or sick』とかやった時、そういう気持ち、俺はあるんだけど。でも、まあ、その分、春日って人気もないからいいのか。
春日:人気がないってどういうことよ?
若林:アイツ呼びたいとかそういう人気ないじゃない。
春日:フフフ(笑)いや、そんなことないでしょうよ。あるでしょうよ。それはわかんない、はかったことないからわかんないけど。
若林:見てて感じたことないよ。
春日:何がよ?
若林:慕われてんなぁみたいな。
春日:(笑)まあ、それはね。うん。それはそうよ。
若林:いつも球団のマスコットキャラクターの着ぐるみみたいな感じでいるじゃん。
春日:うん?そうお?
若林:絡んでないじゃん、球団のマスコットキャラクター。1人でバック転とかしたり、側転とかしたり、みんなを盛り上げたりしてるけど、誰かと喋ってないじゃん。選手同士は喋ったりする。
春日:まあまあ、そうね。
若林:でも、お前は1人でバック転とか側転とかして客を煽ったりしてるけど、誰かといないもんね、お前って(笑)。
春日:(笑)そんなことないでしょうよ! 絡んでなんかやってるでしょうよ。
若林:誰とよ?
春日:誰と?誰っていうあれじゃないけどさ。
若林:はははは(笑)
春日:いろんな人よ。特定の誰かとかではないけど、それはやってるでしょうよ。
若林:あ、そう。
春日:うん。それはそうよ。
腹割った話をパラちゃんとやっていない。
谷口の会社のおめでとうコメントをとらないのは、何かルールがあるのだと思う。ルール、条件ではないけど、なんか違うんじゃないかなと思う。関係ないしなあと思う。
若林:でもさ、それも笑いにしたらいいじゃん。「おめでとうございますって、ま、僕たち一切関係ないんですけど」で、それでもいいものじゃない。俺たちはお笑いっていう職業もあるから。説教じゃなくて、不思議だなと思って。
春日:ハハハハ(笑)。
若林:聞いててなんか怖いのよ。お前がどっかプライベートで飯食って、サインしてくださいって言われると、店ぶっ壊したくなるって言ってたけど。
春日:そんなこと言ってないわ!(笑)
若林:谷口の会社のコメントもそうだけど、ただで何かをあげるのがイヤなんだよね?
春日:まあまあまあ、それはあるね。
若林:メールもそうなんだよ。ただであげる意味がないんだよ(笑)。
春日:ハハハハ(笑)
(サインを書くのに)飴1個でもくれればいい。(と言いながら)のど飴1個じゃ腹が立つ。500円玉を置かれたら「何枚にします?」と。(矛盾w)
若林:なんか見えてこないよね、付け焼き刃とお前の間に。
春日:何がよ?
若林:絆が。
春日:(笑)そんなことないでしょうよ。長くやってるんだからさ。それはそうよ。新年会ぐらいしか喋る時間はないけども。
若林:(笑)
春日:年1回しかないけども。
若林:(笑)
春日:それは関係ないじゃない。
若林:球団のマスコットキャラクターみたいにブースに入ってきてさ、終わったら帰っていくじゃん(笑)。
春日:そんなことないでしょう。ひとしきりワーッと血の通う絡みしてさ。ハハハハ(笑)
若林:いや!血が通ってる感じしないけどなあ。
春日:絡みして、「じゃあまた来週!」つって帰っていくじゃないのよ。ハハハ(笑)
若林:はははは(笑)
春日:みんなホクホク顔でさ。
若林:ああ、そうかそうか。
春日:そうよ。一人でバック転して帰っていくんじゃないよ。
若林:血のつながった親族しか贔屓しないところあんじゃん、お前って。
春日:ハハハハ(笑)
若林:怖いのよ。血のつながった人にしかあったかい話聞いたことない。大介もある?春日から「ずっとサポートしてくれてありがとうね」みたいなメールとか。
若林・春日:ははははははは(笑)
若林:いや、なくていいんだけど。
春日:ない。確かにないよ。確かにない。それはないよね。
若林:なんかそういうこと言っとかないと気が済まないとかはないんだよね?お金もらって。
春日:うん。
若林:プロだよね、ある意味。
春日:まあまあ、そうだね。
若林:ギャランティの分、まあ、下回ってるお仕事もあるけど。
春日:(笑)そんなことはないよ! ちょうど同じぐらいでやってるよう。上でも下でもない、ちょうど同じで。ギャランティとちょうど同じ分。
若林:いやあ、やってる?『体育会TV』のスタジオとか。
春日:(笑)あんまやってないかもな、スタジオは。
若林:それは問題ある。
春日:気づいたらVが終わってる。結果出ちゃってる場合あるけどね。V始まったなと思って、気づいたら結果出ちゃってる場合がある。
若林:めちゃくちゃ印象悪いからマジでやめたほうがいいよ(笑)。
春日:そう言うからさ(笑)。やってますよ、そらあ。
若林:不服なところはあんのよ。
春日:何がよ?
若林:仲いい芸人ブームじゃん、今。
春日:うんうんうん。
若林:だから、仲いいみたいな感じで言われると、そこがちょっと不服だよね。
春日:不服。
若林:うん。
春日:何がですか?
若林:最後は、『トレインスポッティング』の最後みたいにお前のことを裏切って、お前からも金ふんだくりたいと思ってるんだよ。
春日:ハッハッハッハッ(笑)
若林:最後は。
春日:最後の最後ね?
若林:最後の最後、持ち逃げして(笑)。
春日:ハッハッハッハッ(笑)
若林:『トレインスポッティング』の最後みたいに。そのぐらい気の置けない関係でいたいっていうのはあるよね。それはお前もそうだろ?
春日:ハハハ(笑)お互いに最後は裏切って。
若林:そうそうそうそう(笑)。
春日:金奪って(笑)。
若林:麻雀の漫画みたいに、チーム打ちしてるようで、最後は俺が、みたいな部分は持っていたい。お互い。
春日:ハッハッハッハッ(笑)
若林:そのぐらいの緊張感でやりたいっていう意味でよ。
春日:なるほどね。はいはい。
若林:はっはっはっはっ(笑)
春日:それは大事かもしれんね。
若林:でも、わかんないね。感極まってお前がいつか泣くかもわかんない。例えば武道館、今度ライブあるけど、終わりにね。
春日:いやいや、そうよ。それは、だって。
若林:そういうこともあるかもしれない。
春日:全然あるよ。全然あるよ、それは。
若林:あるかなあ(笑)。
春日:ありますよ、そらあ。
若林:武道館の最後とか?
春日:何かね。何かを遂げた時に(笑)。
若林:犬の番組でしか泣いたことないじゃん。
春日:ハッハッハッハッ(笑)いや、そうね。犬、動物系はちょっとね。
若林:それちょっと面白いよね。動物だけは泣くっていうのは、なんか見る人が見たら面白い結果出そうだよね。
春日:なんかあるのかね、動物とか。
若林:人間が嫌いなのかもしんないじゃん。だって、『グランドセフトオート』であんだけ女性を追っかけ回して、キャーッとか言ってるのにバンバン撃ってたもん、お前。俺、マジ、怖わっ! こんな奴が相方なのかと思って、だから、俺、結構毎回実は怖いの、あの2つ。
春日:何がよ?
若林:鬼瓦とヘッっていうやつ怖いのよ。
春日:ハハハハ(笑)
若林:『グランドセフトオート』のこと思い出すから、あ、怖わって漫才やってる時思ってるんだよ(笑)。
春日:いや、あれは(笑)。
若林:言ってた。たしか『グランドセフトオート』でも。女性を追っかけて、キャーッとか言って逃げてるの、ヘッヘッヘッとか言って追っかけてて、その時のヘッヘッヘェァッ!だったから(笑)。
春日:いやいやいや(笑)その時はやってない、ヘッは。
若林:お前めちゃくちゃ怖いんだよ。お前なんか。
春日:そんなことない。そんな笑いながらはやってないよ。
若林:やってなかったっけ?
春日:うん。ずっと無表情だよ。表情変えずに…
若林:それ一番怖いじゃん。
春日:表情変えずに追いかけるから。
若林:そんなん、面白いと思って今放り込んでくる自体怖いよ。
春日:いやいや別に(笑)。
若林:そんな脳の回路がある、そんな着地の仕方する回路を持ってることが怖い。面白いと思っちゃってんだもん。無表情で女性を追っかける一連を。
春日:いやいや、笑いながらって言うから。
若林:めちゃめちゃ怖いよ、お前そんなの(笑)。
春日:笑いながらなんていうことを言うから、そんなヘッとか言ってやってないよっていう話よ。
一頃だったら深刻な会議にもなりそうな話題だったけど、若林さんが春日さんに求めるものがなくなったから、すべて面白く聞こえる。
若林さんの洞察にはほぼ同意。身内贔屓がすごい。身内とそれ以外の差が激しい。AI感、ロボット感が強くて人間味を感じないのに、温もり、あたたかみを感じるのは体型のせいなのか、何なんだろう。とにかく不思議な人。