プロレスとお笑い

 

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER 2018年9月23日

 

有吉:まあ、でも、よかったんじゃない? 4年目ですか? ハナコさんは。

酒井:すごいですね。

有吉:ねえ。やっぱそれが健全だよ。非常に。やっぱり「苦節30年です」の人が優勝するのは、それは感動もするしさ、みんなも応援してるだろうから、ワーッてなるけどさ、ニュースターを探し出そうっていう大会でさ、4年目ぐらいの人がバッとスターになるほうがいいね。健全だと思うね。

落合:確かに。

酒井:確かに。

有吉:実際面白かったしね。観てないですけど。

酒井:観てないんかい!

有吉:(笑)そんなわけないじゃん。観ましたよ。

酒井:これ、有吉さん、若い頃に、コンビ時代とかにあったら出てます?

有吉:だって出るしかないだろ、そんなの。だって、出るしかないじゃん。空気的に。

酒井:まぁまぁまぁ、まぁ、そうすね。

有吉:みんなそうじゃん。出たくない奴も出てるじゃん。

酒井:はははは(笑)

落合:確かに。

有吉:そこしかないからね。まぁ、なかなか難しいね。そこを出なきゃいけない。プロレスと一緒だからね。やっぱりね。ああいうところで優勝して箔つけてプロレス入りみたいなところがあるからね。

落合:なるほど。

有吉:だけど、実力者であっても、プロレスの世界はそうだけど、なかなかスターになれるもんじゃないからね。どんな実力者であっても、それだけじゃのし上がっていけない。藤原喜明さんみたいな実力者であっても、長州力を襲ったりね。長州力だって、藤波辰爾のことぶん殴ったりとかして事件を起こさないとスターにはなれないっていう。ただ実力があるだけじゃ、ということ。難しいよね。

酒井:そうですね。プロレスだとそうかもしれないです、もしかしたら。

有吉:レスリングチャンピオンですって鳴り物入りで入ってくるんでもいいからね、最初は。それが一緒でしょ、キングオブコントも。キングオブコント優勝、勝者、ジャンボ鶴田です。今度、全日本プロレスに就職します。キングオブコント優勝、ジャンボ鶴田です。

酒井:例えですね。

有吉:って来ますけどね、天龍にパーンとやられてからね。

落合:だいぶプロレスの話。

酒井:プロレスの話が軸になってきてるんです。コントの話ですよね?

有吉:それぐらいの奴は、ほらもう、いわゆる各界の名だたる競技の選手がバッと来るわけだけども、またプロレスの世界はちょっと違うということね。またテレビの世界も、またバラエティも違うでしょうね。

酒井:そうですね。確かに難しい。

有吉:長州力だってそうだよ。オリンピックまでいってるんだからね。当時は韓国代表だったけどね。そんな人がプロレスの世界でトップになるの、なかなか時間かかったしね。じゃ、アントニオ猪木に勝てたかっていったら、なかなか勝てなかったしね。プロレスとお笑いは全く一緒ですから。一致しますから。完全一致ですから。最近ちょっとプロレスが、観てない若い人が多いからあれだけど、僕らの世代はプロレス好きが異様に多いですよ。それはやっぱりお笑いとプロセスが全くの完全なる一致をするからです。

酒井:完全なんですか?

有吉:完全ですね!どこまでが台本なのか、どこまでがアドリブなのか。

落合:ああ、なるほど。

酒井:確かになあ。

有吉:競技性の問題で実力者がたくさんいるんだけど、その実力者だけがトップに立てるわけじゃなかったりね。華がない選手は全然だめだったりね。

落合:なるほど。

酒井:確かに似てる部分はあるかもしんないですね。

有吉:似てないです。完全一致です!

酒井:(笑)

落合:そんな言い切られちゃうと(笑)。

有吉:酒井はプロレス界で言うところの、そうだなぁ、熊本の大会を観に来てるお客さんだな。(w)

酒井:俺、出たいっす。

落合:レスラーでもない。

有吉:いつか目指してください。

酒井:いやいや、出たいっす。リングに上がりたいっす、俺。

有吉:いつかね。それは、また道場来てください。

落合:まだ素人中の素人。

有吉:プロレス界はいつだって門戸を広げてますから。いつでもお越しください。

酒井:(笑)

落合:一お客さんとして。

有吉:身長175センチ以上、体重80キロにはしておいで!ねえ、中学生の君たち。

酒井:中学生のファン? 熊本の(笑)。

有吉:なんだ落合君? 落合少年。

落合:俺、もっと下(笑)。俺、小学生みたい(笑)。これからお笑い目指す人。

有吉:(笑)プロレス界で言うとよ。

酒井:まだファンなんだ。立ちたいな。戦いたい。

有吉:俺はプロレス界で言うと、そうだね、もう結構なベテランだからね、なかなか難しいかもね。誰って言えるかなあ。うーん、そうだな、堀田由美子かな。

酒井:(笑)女? 女子レスラー?

落合:女子レスラーさんなんですか?

有吉:何がいけないのよ? 堀田由美子ですね。私、お笑い界、プロレスで言うところの堀田由美子ですね。

落合:ピーンときます?皆さん。

酒井:もうちょいピンと来る人のほうが。

有吉:なんだ、ピンと来る人って。

酒井:なんかわかんないすけど。

有吉:めちゃめちゃプロレスファンはピンときてる。上手い、上手いって言ってる。

酒井:「有吉さんまさに!」と思ってます?

有吉:「堀田由美子だ!堀田由美子だ!」(笑)って言ってるよ、めちゃめちゃ。

酒井:本当っすか?

有吉:めちゃめちゃ言ってるよ。「そうだな、堀田由美子だな」って。

落合:ピンときてるんだ、プロレスファンの人は。僕らが知らないからで。

有吉:全然プロレスを好きじゃないじゃん。

落合:ちょっとあんま……。

酒井:まぁまぁ、でも、嫌いじゃない。

有吉:本当? プロレスもお笑いも、仕組みとか謎が一緒だから、すごい共感できて楽しいけどなあ。ま、完全一致だからね!

酒井:言い切っちゃうとアレかなと思うんすけど。