パラレルワールドの会話

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年7月28日

 

若林:それで、そこからの話なんだけど、どういうことかっていうと、実はね、後日聞いたの、俺は。春日がロケの合間合間で――。新人なのよ。入ってどれぐらい? 大介、何カ月? 1カ月だよね? まだ1カ月だよ、アライ君は。アライが、長崎からうちの大介にね連絡入れてきたらしいの、ロケの途中で。ロケの途中で電話鳴ったから、大介もね、もしかしたら春日さんが足首を骨折したのかな?と思ったらしいの。ほんとに。

春日:いやいやいやいや(笑)そんなもん、8年ぐらい前の話じゃないんだからさ。

若林:したら、アライが困った声で、「ちょっとどうしようかなっていうことがありまして」「どうしたの?」つったら、お賽銭を若林さんが投げたっていうくだりがあったと。春日さんがアライに、「500円を制作のほうから出せないのか」っていうことをアライが言われてると。春日さんが。

春日:そうだね。

若林:それは間違いない?

春日:もちろん間違いない。

若林:(笑)

春日:それはやっぱロケ中に発生したお金だから。それが、私が自ら入れたりしたらいいけどね。自分の意思で。それはもう経費というか、そういうふうになってくるからね。絶対に自腹は切りたくないから。1円であろうとね。そんな春日が500円だからね。

若林:アライ君が『モニタリング』のスタッフさんに、500円を、お賽銭の部分を出してくるように言ってくれと春日に、かなり強く、もう完全にパワハラの口調で言われたと。

春日:いやいやいや(笑)パワハラじゃない! おお、お前どうなってんだ! そんな言い方してないよ。何となくね、それは伝えておいてくれ、ぐらいの感じよ。

若林:なるほどね。

春日:言ってくれっていうか、聞いてみてくれって、問い合わせの段階だよ。おい!ちゃんと出してくれるように言ってくれよ!じゃなくて、ちょっと問い合わせを一回、どうなのか、出るのか出ないのか、どうなのかっていうところよ。ま、ま、1カ月だからね。入って(笑)。違う風に捉えたかもしらんけど。

若林:(笑)まずさ、自分が言いに行くっていう選択肢はないの?

春日:ないないない!それはやっぱり、なんだこいつ!と思われたくないからね。はははは(笑)

若林:はははは(笑)それで、俺は、俺はね、俺は後日談で聞いたの。春日が長崎ロケ中にかなりアライ君を精神的に追い込んでたと。

春日:いやいやいや!(笑)それはちょっとさあ、まあね、本人、彼がどういうふうに捉えたかわからないけども、そう捉えたとしたら申しわけないけども、私はそんなに詰め寄ってはいないからね。

若林:なるほど。で、結局それは台本に書いてあることじゃなくて、若林さんがアドリブでやったことだから、春日さんと若林さんの間の話だねということで終わったらしいのよ。

春日:ああ、なるほどね。

若林:で、アライは、それを「了解しました」つって。でも、春日に伝えることはできなかったらしい。なんだろう、キレちゃってるから。

春日:キレてない(笑)。

若林:春日が、今、それを入れられる空気じゃないっていう。

春日:はははは(笑)

若林:ことだったらしいのよ。で、500円ていうのは、春日はただでさえ節約家だし、俺が悲しかったのは、ケイダッシュステージのデスクで日報を見てた時に知ったの。春日が500円をスタッフさんに請求しようとしてたってことを。

春日:何で日報を見てんのよ? 事務所行って。

若林:俺、全部収録が終わると、一回事務所行って、全部日報見てから退社するのが俺の一日なのよ。

春日:それ、誰のってこと? それぞれの所属タレントのってこと?

若林:日報。だから、現場行ったマネージャーの日報を。

春日:今日、ハマカーン何してたとか?

若林:ハマカーン何してたとか。

春日:サトウミツが何してたとか。

若林:日報を全部目通してから退社するっていうのが、俺が。

春日:どういう立場なの? 関係ないじゃん!別に。

若林:初めて言うけど、俺、課長なのよ。

春日:はははは(笑)ケイダッシュステージの?

若林:うん。言わないでよ、あんまり。笑いにくくなるから。課長がバラエティ出てるって。

春日:ほんとだよ、それ。

若林:俺、課長なのよぉ。おもしろくないと思うけど。

春日:ふふふ(笑)プレイングマネージャーみたいな。

若林:日報見てる時に気づいて。

春日:こんなことがあったのか。

若林:あったのかぁと思って、俺が一個春日さんに申しわけないなって思ってるのはね、直接俺に言えないっていう。俺の悪い癖だよね。

春日:何よ?

若林:なんだろう、圧だよね。

春日:ふっははは(笑)

若林:春日がロケバスの中でね、こういう会話があってもいいと思うの。

春日:何よ?

若林:パラレルワールドのオードリーの会話ね。これはロケバスでの。「いや、若ちゃん、さっきの500円、あれきついよ~」って言うとするじゃん、春日が。

春日:はははは(笑)

若林:したら俺が、「ああ、そう? ごめんね、やっちゃったけど、あんまウケなかったし、申しわけなかった本当に」つって「500円だから迷ったんだけど」って言って「いやあ、あれどうにかなんない?」みたいな。「いやいや、そうだな、あれはウケてたら、もしかしたら払ってないかもしれませんけども、ちょっと申しわけないから、500円、俺、春日さんに払います」と言って「じゃあ頂きます」みたいな、そういう会話があってもいいと思うのよ。パラレルワールドの。

春日:その場でね。

若林:でも、なかったじゃない。

春日:それはない。それはないよ。

若林:春日さんにそれ聞きたいんだけどさ、何で言えないのよ、アライじゃなくて俺に直接、500円。

春日:仮に言ったとしたら、若林さんがキレちゃうんじゃないかと(笑)。

若林:いや、ちょっと待って(笑)。お前、解散しろ!そんな相方!

春日:何やってんだー!つって、もう。ほら、急に大声出せる人じゃん(笑)。ゼロから100まで一気にいける人じゃん。何お前言ってんだー!って言って。そうなってくると、ロケも立ち行かなく……、まだ序盤だったからさ。

若林:あんまいないもん。今の時代いないよ、そういう人。今の時代いない!

春日:そんなことはない。

若林:今の時代、イタイとされてるから。あれは2000年ぐらいからじゃない?たぶん。

春日:そぅお? そうなっちゃたらね、逆にスタッフさんに迷惑かかっちゃうし。

若林:ロケバスから出てこなくなっちゃうもんね、そうなっちゃったらね。真ん中のとこのカーテン閉めてさ。

春日:閉めてさ。

若林:ロケバスの真ん中のとこのカーテン閉めて出てこなくなっちゃう。

春日:出てこなくなっちゃって、テンション待ちしなっきゃいけないわけじゃない。

若林:はははは(笑)

春日:炎天下でさ、外でスタッフさんを待たせるわけにいかないから。

若林:いや、あいつじゃないんだから!(笑)

春日:はははは(笑)

若林:テンション待ちなんかないよ! あいつじゃないんだから!(笑)

春日:誰なんだよ!あいつって。

若林:早朝のあいつじゃないんだから、お前(笑)。じゃあ、申し訳なかったな。

春日:うん。

 

 

書き留めておきたかったこと。

入って1カ月のマネージャーに聞きに行かせる春日。相方が自分に言ってこないことを自分の圧のせいだと感じている若林氏。