パソコンが使えない日

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年4月14日

 

春「いやあ、ちょっとさあ、先週も話したんですけどね、私のパソコン問題」

若「いや、もういいよ、もう(笑)」

春「あれが1カ月たっても何の進展もないの。ちょっと申しわけない話なんだけどね、先週、キーボードがおそらく壊れていると」

若「キー坊がね」

春「キー坊がね。うん、キー坊がさあ(笑)、ちょっと調子悪いなんつっていって、やっさんのほうは全然生きてるんだけど」

若「デスクトップのほうね」

春「そうそうそう。液晶のほうはね。キー坊が調子悪いっていう話をしたから、何かこの1週間で誰かいいアドバイスとか、それとも、キーボードを、どうやらキーボードをつけたら、USB? たぶん生きてるから、キーボード新しいのをつけたら使えるんじゃないか?みたいなことを、終わった後、石井ちゃんとか青銅さんが言って、なるへそ!と。ただ、買うのはちょっとギャンブルだと」

若「キーボードをね」

春「うん。買って、家で使えなかったらもったいないじゃん」

若「はいはい」

春「本当に果たして使えるのかどうなのかっていうのを知りたいのよ。だから、キーボードを石井ちゃんに、ちょっとニッポン放送のやつね(笑)」

若「いやあ、俺も見た見たその現場。凄惨な現場だったよね」

春「「なんかない?」つったら「ないっす」「いやいや、あるでしょう。春だし、使ってないやつとか」。たまによく見るのよ。秋葉原とか行ったらさ、パソコン屋さんとかで店頭に箱の中に縦につっこまれてるキーボード(笑)」

若「秋葉原とかあるよね」

春「キーボードって余るんだなっていうイメージがあったの」

若「はいはいはいはい」

春「使えるやつなのに余ったりするんだというのがあったから、「ニッポン放送になんかないの?」つったら「ないっすね!」って言うの」

若「石井ちゃんが」

春「うん。いや、「ないっすね」ってことないじゃん。「あるけど、それはダメですよ」ならまだわかるじゃん。持っていくのは」

若「うん」

春「「ないっすね!」って言うのよ(笑)。それ、なんかさ、さみしいじゃない。そんな切られ方」

若「でも、人によるんじゃない? 三四郎が言えば出してくれると思うけど、お前はまだレギュラー始まって2週目だからさ」

春「ハハハハ(笑)何なんだよ! 10周年記念のツアーやるって」

若「お前とDJ松永は2週、2回しかまだ放送してないから」

春「松永君はそうだよ。たぶん春からだから」

若「はははは(笑)」

春「私はやってるよ。「貸してくれ」と。もらうのはさすがに会社のだから、それは申しわけないけど、買うから、買うための1回仮免みたいなさ」

若「来週持ってくるからいいじゃないってこと」

春「そうそうそう! 「いいじゃない」って言ったら「ないっす!」って言うのよ」

若「ないんだよ」

春「いや、ないことないだろ! 1個も。「あるけど貸せない」だったらわかるけど、「ないっす」みたいな」

若「なんか持ってってなかった?」

春「そう。ブースにいいサイズのあったのよ」

若「ああ、これか。これだ」

春「いいサイズ感の」

若「これを持って外出ようとしたら、羽交い締めにされてたよね。石井ちゃんに。ダメ、ダメ、ダメ、ダメ!って」

春「「あるじゃねぇーか」って言って。「これいいじゃない」って」

若「これ、誰か使うやつだ。よっひとかがツィッターと連動しながらラジオやってるからさ、使うやつじゃないの? ここのデスクトップを使う用のやつだから。で、石井ちゃんに羽交い締めにされて、警備員さん3人ぐらい入ってきた」

春「いや、そこまでの騒ぎじゃない」

若「警棒でボコボコにされてさ」

春「いやいやいや(笑)」

若「全部服脱がされて、お尻の穴も洗われてたもんな」

春「ランボーじゃねぇーかよ!(笑)。ランボーじゃねぇんだからさ(笑)。ホースで水かけられてやろうか? オー! オー! オー! オー! オー! オー! 山籠もってやろうか?そしたら」

若「俺も思ったもん、ランボーじゃねぇんだからと思って」

春「オー! オー! オー!」

若「お前ちょっと「水をかけられるランボー」って言って、ちょっとそれやって。立って立って。裸になってちょっとやって」

春「えー、裸になって、あれは警察署かな? 『警察署で水をかけられるランボー』。

オー! オー!(若「はははは(笑)」)オー! オ! シューーー、オウ! オウ! オウ!」

若・春「ふふはははは(笑)」

春「ランボーじゃないからね」

若「ランボーじゃないのよ、と」

春「そうなってくると山に逃げ込まなっきゃなくなってくるから。

それぐらいの勢いでさ、「ここにあるじゃないか!」」

若「これね?」

春「そうそうそう。「貸してくれるだけでいいのよ、1週間」」

若「埃かぶってるから、あんまり使ってる感じじゃない」

春「そう。「使ってないでしょ?」って言ったら、それでも「ないです」って言うのよ。もうもうもう、そうなってくると本当に喧嘩になりそうだったからね」

若「なんかそうだったよ。怖かったもん、2人」

春「「じゃあ、もういい!」って言って、まあ先週はおさめたわけ」

若「ははははは(笑)何だよ、その話よ」

春「ちょっとイヤらしい…」

若「どう考えても10・0でお前が悪いよ」

春「わかるわかる。そう(笑)」

若「ニッポン放送の備品を持ち帰ろうとして。盗難に近いよ、やろうとしてることは」

春「でも、借りるだけだからっていう」

若「ははは(笑)」

春「名目はあるんだけど」

若「ダメだよ」

春「だけど、確かにそれは頼む側だから、それで腹立つのはおかしいじゃん。それはね」

若「おかしい。それはおかしいよ」

春「だけど、その話を一応電波に乗せてお話ししたから、聴いてる誰か、テレビ関係の方とかスタッフさんとかに「よければ」みたいのがあるかなと思って1週間過ごしてたのよ」

若「ないだろう」

春「ないんだよね」

若「人望ないもん、お前」

春「結構制作ルームみたいなとこ、ウロウロしてたんだけどね」

若「お前人望ないもん」

春「いろんな各局の。日本テレビとか」

若「ウロチョロすんなよ!楽屋から出んな!お前みたいな変態!テレビ局の中歩くな!」

春「チラチラ見かけたんだけどね、廊下にね」

若「何を?」

春「キーボードを」

若「あった?」

春「あった、あった、あった」

若「それはあるよ! パソコン持ってる人いっぱいいるから」

春「でも、無断でさすがに持ってくわけには(笑)」

若「当たり前だよ!お前」

春「その辺りをウロウロしながら」

若「盗人!」

春「顔見知りのスタッフさんとかいないかな、みたいなことをやってたんだけど、結局、1週間たっても変わらない。キーボード関係の話は」

若「はいはいはいはい」

春「だから、1週間、もう2週間以上よ。私のライフワークのエロパソ。パソコンヨガですよ。パソコンヨガやってないのは」

若「はい」

春「若林さんとは逆でさ、家帰ったら暇なのよ。やることないからポッカリ空いちゃったわけ。2時間から5時間が」

若「そうか、そうか。2時間から5時間(笑)」

春「2時間から5時間」

若「すげぇな。でも、そんなやってたんだね」

春「やってたね。次の日を逆算すると、今日2時間だなっていう日。今日は5時間いけるな、みたいな日」

 

若「でも、この間ね、俺、最近、禅とか座禅の体験のお寺のやつ行ってみたいなと思っていろいろ調べてたらね、読んでたの、瞑想とか禅のやつ。したら、たぶんエロパソ、瞑想と同じ効果があるんだと思う」

春「ああ、そう。精神の安定が保たれるから。それで」

若「たぶんお前、ずっと瞑想してるのと一緒なんだよ。それがなかったらストレスとか溜まってると思う」

春「いや、溜まるのよ。ストレス溜まらない人間だと思ってたの」

若「自分のことを」

春「自分のことを」

若「感じたことない」

春「ないんだけど、エロパソがなくなってから、やっぱりなんかちょっとイライラしたりとかね、ストレス溜まらない人じゃないんだなと思ったの」

若「やっぱそれが大事だったんだ」

春「そう。好きでやってたことがストレス発散になってたんだなってことをこの2週間ぐらいで気づいてさ。でも、それがなくなったら何かで人間て補充しようとするんだよね。無意識で」

若「埋め合わせようと」

春「趣味があればいいんだけど、何か趣味でこっちに情熱を傾けようみたいなのがあればいいんだけど、それがすぐポッとできるわけじゃないじゃない」

若「でも、青森へのトークのこととか、もしくは、お前がネタをちょっと考えてもいいわけだから、青森のライフがあるから、そういうふうに向ければいいじゃない」

春「ああ。それ、逆にストレスになっちゃうから、それは違うのよ」

若「あ、そうなの?(笑)」

春「それはプレッシャー、ストレスになっちゃうから」

若「プレッシャーだって(笑)」

春「ハハハ(笑)来年の3月までプレッシャーだからね。武道館までさ」

若「あ、そうかそうか。はいはいはい」

春「だから、ゲームをそれこそ買おうかなって。プレステ4本体を。って思って、空き時間はいろんな電気屋さんに足を運ん…フッ(笑)」

若「買えよ!」

春「…でるのよ。渋谷だ、新宿だつって」

若「ウロチョロすんなよ!変態が」

春「ちょっと行けるなぁつったら」

若「繁華街を。変態!」

春「やっぱり、あの、フフフ(笑)売り切れなんだよね」

若「今売ってない」

春「若林さん言ったように」

若「入荷したらすぐ買ってくださいって言われたもん」

春「全部、バツバツバツバツになってるの」

若「海外の観光客の方もみんな買ってくんだって、今は」

春「なるへそ、そういうことか。で、ないから、ないなあ。じゃ、ゲームで発散もちょっとできないなあ、みたいなことを考えてるうちに」

若「うちに」

春「気づいたら、食のほうで発散しようとしてる春日もいてさ、振り返ってみたら、1週間毎日、夜、食い放題行ってたんだよね。その週(笑)」

若「ええっ? 凄いね、毎日って」

春「焼き肉行って、しゃぶしゃぶ行ったり。1人でよ」

若「1人で?」

春「1人で。中川パラダイスがバイトしてっからさ、夜つかまんないからさ」

若「何それ? ブロガーじゃんお前。ブロガー。1人で食べ放題の店毎日通って、ブロガーじゃん」

春「んで、ああ、ここの食べ放題行こう! あ、ここ、この間行ったばっかだわ、みたいな。いろんなところの。気づいたらよ。あれ?今週全部食べ放題行ってんな、みたいな」

若「それ、ナイフでハム切ってずっと食べてるわけ?」

春「ナイフでハム? いや、それ、ランボーじゃねぇかよ!(笑)」

若「えっ?ラン?」

春「ナイフでハム食べたり」

若「食べ放題って言ってたから(笑)」

春「てめぇで傷縫ったりしてないのよ(笑)。崖から落ちたり。ガサガサガサッつって」

若「ああ、違うのね?(笑)」

春「罠仕掛けたりしてないのよ(笑)。ランボーじゃないから(笑)」

若「ああ、春日の話だ、今ね」

春「ランボーの話してるんじゃないんだよ!(笑)」

若「ごめんごめん」

春「春日の話だからね(笑)。ほいでね、そんなんが続いてて、でも、やっぱり浮気はしたくないわけ。エロの」

若「浮気?」

春「パソコン以外で」

若「なんか言ってたね。ポリシーがあんでしょ?」

春「やっぱそれは裏切れないのよ。長年共にしてきた相棒なわけだから、そいつが復活するのを待ちたいっていう気持ちは曲げたくないから、でも、やっぱり違う形で気づかないうちに発散しているのよ。いてたの」

若「うん」

 

春「んで、この間ね、家に、たまに、年に何回かなんだけどね、煙草が届くのよ(笑)」

若「何?その話(笑)」

春「これね、何年前?」

若「なんの話?それ」

春「25の時に1年間吸ってきた時に」

若「衝撃だったよ」

春「あの時に、町中の喫煙所あるじゃん。煙草会社がやってる」

若「うん」

春「あそこ行った時に、アンケートみたいのがあるの」

若「ひゃははははは(笑)」

春「それ書いたら、当時ね」

若「はははははは(笑)」

春「1箱もらえるみたいのがあったから、25だからお金ないじゃない」

若「うん」

春「それで書いたアンケートがまだ届くの。たまあに」

若「ははははは(笑)」

春「年に何回か、新商品出ましたとか、リニューアルしました、みたいので」

若「それ、何箱ぐらい届くの?」

春「1箱なんだけど。サンプルの1箱が今も、10年以上前に書いたアンケートのやつがまだ来るのよ」

若「リストに載ってんだね」

春「凄いね。凄いねっていうか、そうなの」

若「びっくりした。お前が煙草吸って。キサラの1部終わって屋上上がったら、ホタルいるのかなと思ったら、ボイラーの奥で春日が煙草吸ってたんだよ」

春「そうなのよ。バレたくなかったから。イジられたくなかったから」

若「2人で吸ってさ、『青い春』みたいだったな。映画の」

春「ハハハハハ(笑)まあ、そうね。当時はね」

若「当時は」

春「それがちょこちょこちょこちょこ、そこから10年以上届いてたんだけど」

若「ダメだよ、でもお前それは」

春「それは吸わないじゃない」

若「それはダメよ」

春「だから、吸う人にあげたりしてたのよ。パラちゃんとかに」

若「吸っちゃうともうダメよ」

春「パラちゃんとかにあげたりしてたんだけど、それがこの間届いてて。また久方ぶりに。パラダイスにあげようと思って、家のところに置いといたのよ。コンロのところに。だけど、中川パラダイスがつかまらないからさ、バイト始めちゃってるからさ」

若「忙しい」

春「ずっとそれが残っててね、何とはなしに、気にしないというかさ、置いていたんだけどさ、パソコンがぶっ壊れて家でやることないからさ、煙草が目に入って、「1本吸ってみよう」と思って(笑)」

若「きゃはははは(笑)」

春「暇だとよくないよ。よくないというかね、余計なことというか、普段やんないことをさ」

若「若い子が吸うのはそういうことなのかもね」

春「そうね。暇だからつっていって、換気扇、こう引いてね」

若「ははははーはーは(笑)」

春「やっぱ家の中にさ、1本だけ。フフフ(笑)1本だけ、どんな感じだったかなあ」

若「だったかなあ」

春「もう10年以上、13年ぐらいたってますわ。どんな感じだったのかなあつって(笑)」

若「うはははは(笑)」

春「ライターもないからさ、コンロの火でさ」

若・春「ははははは(笑)」

若「だいぶ強いよ、火が。危ないよ、それ」

春「危ない。火の調整難しい。ガチッてとりあえずつけて、つけてから顔を近づけて吸ってさ。本当にベタな話さ、吸った後、ゴホッゴホッゴホッってなるわけよ。1発目で」

若「はいはいはい。久しぶりだからね。俺もそうだったもん、アイコスショップ行った時」

春「そうでしょ? で、つけちゃったから、もうちょっといってみようなんつっていってさ、こう1本吸ったのよ」

若「吸いきったの?」

春「一応ね」

若「はははは(笑)」

春「頑張って。部屋にあんまりこもりたくないからさ、換気扇に向かってフーッ、みたいなさ、全部外に流そう、みたいな」

若「はいはいはい」

春「ほいで、ちょっと喉がイガイガしたけど、うん、まあまあ、こんな感じか。1ミリぐらいだったんだよね」

若「弱いやつ」

春「弱いやつだから、うん、まあ、でも、そんなに別に旨いもんではないな、とか思って、その日は寝たのよ」

若「はいはいはい」

春「次の日、朝起きたら、やっぱ喉が痛いわけ」

若「煙草吸ったからかな」

春「ちょっと息も最大吸い込み量がちょっと減ってる、みたいなさ」

若「そうなの? いきなりそうなるかな」

春「息が浅いみたいなね。やっぱダメだなと思って、ちょっと気持ち悪いし」

若「はいはいはいはい」

春「服にも、部屋着にも匂いがつくのよ。私もジェラートピケを着てるんで。家でね。モコモコの」

若「何?気持ち悪いなお前」

春「ボーダーのやつをね」

若「何だよ?お前それ」

春「それは福田のアニキにもらったの。誕生日プレゼントで」

若「ああ、そうか」

春「それを着てるから、あれがすごいつくの」

若「煙草の匂いがね。ジェラートピケについちゃってるんだよ、お前」

春「モコモコしてるから。ジェラートピケについたなと思って」

若「あんな木造の築60年の部屋で着るな!お前」

春「60年もたってないけどね」

若「築70年のアパートで着るなお前、ジェラートピケを!」

春「そんなたってないわ。んで、匂いついてるじゃんと思って、何やってんだよと思って、まあまあ、また出かけてさ、帰ってくるじゃん、夜」

若「はいはい」

春「でも、まだやっぱパソコンが復活してないのよ。やることねぇーわと思って(笑)煙草吸ってさ」

若・春「はははは(笑)」

若「喫煙者だよ、もう」

春「今日はイケんじゃないのかと思って」

若「いこうとしちゃってるじゃん」

春「暇だからね。テレビとかもないしさ、楽しみにしてた『ウォーキング・デッド』の溜まってたやつもさ、水口Dに先言われてさ(笑)、あいつがどうなるんだよ、みたいなこと言われて観る気なくしたしさ、やることないわーと思って、もう一回試そうと思って。でも、またジェラートピケにつくからさ、脱いでね」

若「裸?」

春「裸で。全裸で。もうつきたくない。パンツにもつきたくないから。匂いが。裸で換気扇の下でさ」

若「ええっ?裸? 松田優作じゃない」

春「ハッハッハッハッ(笑)裸でさ」

若「でも、あれでしょ?バンダナだけはしてんでしょ?」

春「いやいや(笑)ランボーじゃないからね」

若「そうなの?」

春「裸で。私、ランボーじゃないから。んで、吸って、やっぱ喉痛てぇな、みたいな(笑)」

若「同じじゃねぇーかよ!」

春「これダメだ、やっぱダメだと思って」

若「ダメなんだよ!」

春「家に置いといたらダメだな」

若「ダメダメ!」

春「と思ってさ、ごみ箱に捨てようかと思ったんだけど、それでも家にあることには変わらないじゃん。次の日も吸っちゃうなと思ったの。家にあったら。外で捨てようかなっていう。家じゃないところで。で、次の日、持って出かけたのよ」

若「うんうん」

春「で(笑)」

若「煙草だけをだよね? ライターは持ってないのね?」

春「ライター、持ってない、持ってない、持ってない。ライターは持ってないけど。だから吸えないじゃない?」

若「はいはい」

春「持って出かけてさ、どっかで捨てようって思ってたのよ」

若「うん」

春「んでね、その日はちょっと早めに終わったわけ。ああ、早いなつって。夕方前ぐらいに終わったからさ。うーん、どうしようかな。中川パラダイスもバイトでつかまんないし、家帰ってもやることないから、ジムも行ったし今日は、みたいな。んで、あの時は暇だから、ふと思ったんだよね。どういう考えの流れかは全然覚えてないんだけど、そういえば新幹線て煙草吸えないよな、みたいな」

若「うんうん」

春「喫煙ルームみたいのあるじゃない。でも、昔吸えたよなあとか思ったの。で、何となしに調べたの、スマートフォンで。したらさ、今もひかりかこだまかで、喫煙席みたいのがあんのよ。車両みたいなのが。へえーと思ってさ、乗ったのよ(笑)」

若「うんうん」

春「ちょっとよ。小田原ぐらいまでよ(笑)。どんな感じなんだろうと思って。したら、横に灰皿がついてるの。縦の」

若「昔あったような」

春「肘掛けのここ。で、すごい空いてるの」

若「ああ、やっぱりね。今いないもんね。人」

春「ほかの席は埋まってたんだけど、そこの車両だけすごい空いててさ。空気清浄機みたいなのがフエーンつってなってんのよ。こっちも持ってるじゃない、煙草をさ。だから、ちょっとね、どんな気分なんだろうと思って」

若「ふふふ(笑)何かと理由つけて」

春「で、ライター借りてさ。借りてっていうか、「ちょっとすいません」みたいな」

若「えっ?それ、知らない人に?」

春「知らない人に」

若「はははははは(笑)」

春「貸してくれんじゃん。火はさ、別にさ」

若「なんか友達感あるもんね、喫煙者同士って」

春「でしょ? 今はやっぱり、その人の気持ちはわかんないけど、今は少なくなってるから」

若「ひゃはははは(笑)」

春「ちょっと同志みたいな。「あ、全然いいっすよ」みたいなので、春日だっていうのはたぶんわかっていないぐらいの感じなんだけどね」

若「ふはははは(笑)」

春「いつもどおりフードを被ってたしさ、オッスみたいな感じで(笑)借りてさ、吸ってさ、フーつって1本吸ってね、小田原で降りて、帰りにまた乗ってさ、また1本吸ってさ、帰ってきたのよ。まだ残ってんだけど、早くキーボードをもらわないとさ、どんどん吸っちゃうんだよね、煙草を」

若「はははははは(笑)」