イジる・イジられる

 

オレたちゴチャ・まぜっ! 2017年10月28日

 

徳井「分析するわけじゃないですけど、そういう、ハゲが嫌だとかいうのが山本さんの面白さなのかなとかも思ったりしますよね」

加藤「当然そうですよ」

徳井「だから難しいですね、芸人て」

加藤「なんで?」

徳井「デブとかハゲとか、臭いとか、全部、そういうの、基本的にどんどん僕ら出していくじゃないですか」

加藤「うん、うんうん」

徳井「別にイジられても何とも思わないようになってきてから、やっぱ面白くなってくるじゃないですか」

加藤「うーん、うんうんうん」

徳井「だけど、山本さんみたいに、ハゲ、ちょっと嫌だなとか」

加藤「いや、基本、イジられるの嫌だというところがないと、イジる意味がないんだから」

徳井「そうか、だからイジられるんだ」

加藤「そういうこと、そういうこと。嫌だって」

徳井「そうか、そうか(笑)」

有野「嫌だよって言ってんのに、やからやない?」

徳井「そうか。じゃあ、あれで、「わかった」っつって長髪にしてハゲ丸出しにしてきたら、誰も何も言わなくなるっていうことですか?そのハゲの部分に関しては」

加藤「そう」

徳井「ははは(笑)むごいな、それ」

有野「一生懸命隠そうとしてるから面白いのよ」

加藤「基本、だってそうだよね?」

有野「うん」

加藤「ボケの人間がボケて、突っ込まれて、びっくりしなきゃダメだもん、基本は。えっ?って。何で叩かれたの?って言ってないと。叩かれて、よっしゃよっしゃ、みたいな顔してたら、実はおかしいんだよ」

有野「ウケたぜって顔されたらね」

徳井「そうか。スベりたくない奴がスベってるから面白いってことですもんね。スベりにいった奴、別にもう、あーはいはいって感じですもんね」

加藤「うん」

徳井「渾身の一撃がスベって、曲がって、どうしたの?って」

加藤「そう。ウケると思ってやったことがスベるから面白いっていう」

 

 

イジる・イジられるというお作法について、やっと理解できた。芸人さんでも、みんなが理解しているわけではないということもね。