照美さんとくり万さん

 

爆笑問題の日曜サンデー 2017年8月27日

 

太田「照美さんやらたけしさんとか、そういうのを聴いて我々は育ってるから、要するに、ラジオが言ってみれば最初なんですよ。ラジオをやりたいっていう気持ちが、当時の照美さんなんかよりも全然強い」

田中「なんかよりもじゃない(笑)」

吉田「そう?いや、俺強いよ!」

太田「照美さんなんかラジオをバカにしてるじゃない!」

吉田「ふざけんじゃないよ!」

太田・田中「はははは(笑)」

吉田「深夜放送をやりたいんだよ!(笑)深夜放送、業務命令で結局は2年半で引き剥がされちゃうから。大体みんな僕ら局アナの時は、上からの言葉で、「それはイヤです」とは言えないわけだからね」

田中「照美さんは実際、文化放送を一番聴いてたんですか?」

吉田「いや、一番聴いてたのはTBSラジオパックインミュージック

田中「誰?」

吉田「(小島)一慶さん。あと、愛川欣也さんの」

田中「キンキン。那智チャコとかね」

吉田「うん。衝撃的だったからね。一慶さんはアナウンサーっぽくなかったから」

田中「先週、まさに一慶さん、ゲストで来ていただいて」

太田「じゃあ、TBSも受けたんですか?」

吉田「いや、なかったの。僕の時は。毎年、今みたいにないの。ある年とない年があるの。ちょうどなくて、僕の時は文化放送ニッポン放送があって」

田中「ニッポン放送も受けたんですか?」

吉田「受けた。まずは度胸試しで静岡放送を受けたら一発で落とされて、これはもうダメだなぁと思って。まあ、テレビもあるからだと思うよ。顔が悪いから」

太田「ああ、そうか」

吉田「うるさいよ!太田君。さっきからずっと俺の悪口言ってないか?」

太田「はっはっはっ(笑)」

田中「自分で言ったでしょう!」

江藤アナ「種を蒔きました、今」

吉田「テレ朝もあったんですけど、それも早く落ちちゃって、ニッポン放送文化放送が最終に残って、両方とも3人になったの。全部知り合いで、大学のアナウンス研究会っていうサークルの同期のナカムラっていう男と、前の年にニッポン放送文化放送を落ちてる、くり万さんがね」

太田・田中「くり万太郎!?」

吉田「俺の1年先輩なんだよ。サークルでも。就職浪人しやがって(笑)」

田中「そうなんだ!?」

太田「はっはっはっ(笑)」

吉田「くり万さんの探偵が俺んとこ電話かけてきたんだもの。高橋良一さんて言うんだけど、本名は。「あの人は普段どういう人ですか?」って俺んとこに電話かかってきた」

太田「興信所?」

吉田「悪口ばっかり言って、落ちちゃった」

太田「はっはっはっ(笑)」

江藤アナ「あーひどい!」

吉田「ウソだよ!褒めたよ、褒めた」

田中「結局、くり万さんはニッポン放送に入って、まさに『(吉田照美の夜はこれから)てるてるワイド』の裏番組の『(大入りダイヤルまだ)宵の口』をやるわけですよ」

太田「すごいね!そうだったんだ」

吉田「いい声だしね、くり万さんてね」

田中「くり万さん、よかったね」

吉田「俺なんか下手くそだったから、もうダメだなぁと思って、そのとおり、ニッポン放送にくり万さんが入って、前の年は落ちて、2度目は受かって、それで、俺はもうダメかなぁと思ってたら文化放送が拾ってくれてね」

田中「いやあ、俺、それ今日初めて知った」

太田「面白いねぇ。歴史だね」