アナーキーな娘

 

ハライチのターン! 2017年7月27日

 

澤部「(リトミックの発表会で)3歳のうちの娘のクラスの女の子たちの番がきて、5人ぐらいかな、ステージに上がって。その子どもたちのお母さんも一緒に上がってやる」

岩井「あーなるほど」

澤部「いざ始まって、最初「大きな栗の木の下で」。手で♪お~おきなくりの~みたいな、ちょっと振りをつけながら。最初、うちの娘はやってたんだけど、うちの娘だけ急に手を止めて微動だにしない」

岩井「ははは(笑)直立で」

澤部「そう。客席をスーッと見渡して」

岩井「あ、出た!言うんじゃない?♪アンナ アンナ アンナ(笑)」

澤部「(笑)俺も一瞬出るかなと思ったけど、スーッと見回して、いきなりステージの一番ぎりぎりの前の左端にブワーッてダッシュして、そこでキーッて止まって、スーッとステージに。そこでちょっとまた♪おおきなくりの木の下でやって」

岩井「なんで?なんで?なんで端に行ったの?」

澤部「わかんない。ステージを広く使いだしたの、急に(笑)」

岩井「大きく使ったな(笑)」

澤部「大きく使いだして、あ、すごい、大きく使いだした、と思って。

次、鈴を使ったなんかをやる。したら、うちの娘は鈴を渡されて、ピアノに合わせてやるんだけど、ピアノが鳴りだした途端に鈴をポイと捨てて」

岩井「えーっ?」

澤部「ガラガシャンガシャン!みたいな。ほかの子はやってるの、ちゃんと。で、また同じ左隅に行って、またスーッと客席を見渡すみたいな(笑)」

岩井「怖っ(笑)」

澤部「怖いんだよ。ほんとにちょっと怖いけど、やっぱほかの子と違うなっていうね。すごいセンスを持ってるな」

岩井「協調性がないだけじゃないの?」

澤部「そう。最後終わって、先生に花束渡すみたいな。「いつもありがとうございます」みたいな。お母さんたちがお金を出し合って花束買ってて、それを子どもたちに持たせて先生に渡そう、みたいな。したら、うちの娘は全然持たないの。プーンて」

岩井「持たないの?(笑)」

澤部「持たない。めちゃくちゃアナーキーな娘」

岩井「全く感謝してない」

澤部「感謝もしてないし(笑)。その娘、やっぱ凄いなと思って、その日一日さ。

さらに確信を得たのが、おじいちゃんおばちゃんもみんなで飯食って家帰ったから、夜ぐらいになったの。家で、うちの奥さんと娘が「スクール革命」。関東ローカルなのかな、あれ。内村さんとザキヤマさん、オードリーさん、Hey! Say! JUMPが出ているお昼の番組ね」

岩井「あるね」

澤部「「スクール革命」好きなのかな、うちの奥さん。それがいつのかわかんない、録画してたやつを観てたの。うちの娘と奥さん。

内村さんがちょっと動きのあるボケをしたのね。したら、「ははは、面白い」みたいな。うちの娘。あ、わかるんだ、そういうボケ、と。ザキヤマさんがちょっと変顔。顔を使ったボケ。「あーはは、面白い」みたいな。

で、春日さんがなんかの流れでトゥース!ってやったの。そしたら、うちの娘が「(笑)いやいやいや~そうじゃないでしょ」みたいな」

2人「ははは(笑)」

澤部「「そこじゃないでしょ!」つって言ったの!」

岩井「そこじゃないでしょ」

澤部「「そこじゃないでしょ!」って言ったの!凄くない?「そうじゃないでしょ」みたいな。もう3歳にして春日のイジり方をマスターしてるの!春日のイジり方、さらに、トゥースのタイミングも全部わかってんの。「いやいや、そこじゃないでしょ」。春日さんもなんかちょっとスベった感じになってて、ちょっとバタバタしてるの。ナンヤラカンタラみたいな、スベり笑いジタバタをしてたら、そこも、「いや、そうじゃない、そうじゃない」みたいな(笑)」

岩井「(笑)厳しいね、春日さんに。春日さんにだけ」

澤部「わかんない。俺の振る舞いを見てそうしてんのかわかんないけど、なんか異様に春日にだけ厳しいっていう。もうわかってんだね、笑いのすべてを3歳にして」

岩井「え、そうなの?」

澤部「たぶん。会得しているという娘」

岩井「(笑)えっ」

澤部「今後が楽しみな娘」

岩井「嫁がそういうふうに言ってんじゃないの?普段」

澤部「はははは(笑)」

岩井「嫁が春日さんに厳しいんだよ」

澤部「うわぁ、それはないよ」

岩井「そういうのヤだなぁ」

澤部「春日さんイジる嫁はヤだね(笑)」

岩井「うん、ヤだね」