オードリーのオールナイトニッポン 2015年1月3日
春「一応3日ということですから、三が日の最終日というか、やってますけど、実際には元日の夕方ですよ。ヒットパレードとかやって撮ってるということで」
若「ヒットパレードは春日がネタ飛ばしたから、ちょっと物議を醸してんだけどね」
若「やっぱお前と漫才やってるとイライラすんな」
春「ハハハハハ(笑)」
若「山ちゃんと違って」
春「ハハハハハ(笑)」
若「はははは(笑)」
春「まあまあまあ、違うからね」
若「稽古からもうイライラするわ、ほんとに」
春「ウフフフフ(笑)」
若「サトミツがさ、山ちゃんの『スッキリ』に入ってるからさ、山ちゃん伝てに回ってきたよ」
春「なんてよ?」
若「「オードリーの稽古がさ、殺伐としてんだよ」つって」
春「ハハハハ(笑)」
若「「どっちもしゃべんないし」つって。「若林君が山ちゃんとの稽古みたいにしゃべんないんだよ」つって」
春「うんうん」
若「「若林君と2人で話すとイライラしてんだよね。山ちゃんと春日は実力が違うんだから、そこ、腹括れないのかなー」ってサトミツが言ってたっていうのが山ちゃんから回ってきた」
2人「はははは(笑)」
春「なるほど、大変だと。間に入ってるのが大変だと。それは申しわけないね」
若「バカなオードリーファンはね、そんなことないのカスミンはとか、豚みてーなこと言うと思うんだけど、俺がすげぇ嬉しいのは、ちゅうえいと飲んで、ちゅうえいに確認すると必ず言ってくれることがあるんだけど、「春日って漫才下手だよな?」ってちゅうえいに言うと「下手だよ!」つって」
2人「はははは(笑)」
若「すごい言ってくれんのよ。それが嬉しいんだよね。まあ、でも、上手い下手っていうことよりも、華がある分、帳消しになってるよな」
春「まあま、そうだな」
若「オンエア観ると」
春「そうよ」
若「しょうがないよな」
春「そこではやってないっていうことだよ、だからね」
2人「フフフフ(笑)」
春「忘れちゃうからねやっぱり(笑)。いろんなところがちょこちょこ飛んでって春日ができてる。たぶんね。台本飛ばなかったら動作が飛ぶし、動作飛ばなかったら内容ごっそり飛ぶし、何かがいろいろ飛んで(笑)。これはもう申しわけないどもね」
若「あのさ、出てくんのが遅ぇんだよ」
春「遅いのは遅いじゃん、いつも」
若「足さなきゃいけなくなるんだよ、いつも。稽古からして、同じ距離でやんなきゃ無理だぞ」
春「ハハハハ(笑)」
若「俺、今日もヒットパレードで「若林と春日でやってますけども」つって、ケイダッシュライブの新人コーナーじゃねぇんだよ!」
春「フハハハ(笑)」
若「自分で言うのも天狗だけどな、オードリーが若林、春日なんてことはな、国民全員知ってんだよ!」
春「それ、天狗だよ」
若「はははは(笑)」
春「全員ではないよ」
若「はははは(笑)」
春「その若林さんの自己紹介によっては、あ、若林と春日なんだと思う人はいるよ。何人か」
若「でさ、俺さ、プロレス好きになってさ、プロレスの入場シーンでヒールの人がチェーン振り回しながら、口パクでなんかボソボソ言ってんの。テメェ、コノヤロウみたいなこと言ってんだと思うんだけど、口は動いてるけど、何言ってるかは聞こえないけど、怖いの、それが。なんかボソボソ言ってる感じが。で、あれ凄いいいなと思って、春日に袖からボソボソ何か言いながら、口だけ。怖いじゃん。不気味じゃん。やってもらおうと思って、まんまパクったの。プロレスの入場。で、口パクしろよって台本にまで(口をパクパクさせながら何か言ってるように出てくる)って書いたのに、検索ちゃんでもヒットパレードでも全然口動いてねーの」
春「ハッハッハッハッ(笑)」
若「やろうとしたのよ」
春「ハハハハ(笑)」
若「面白いじゃん。何言ってんのコイツ?って思うじゃん。何でもいいのよ。それで口が動きながら出てきて、「皆さん」で入ってきたら、なんかいいなぁ、また春日の不気味さ増すなぁと思ってたけど」
春「なるほど、なるほど、なるほど」
若「全然口動いてねーしさ、オンエア観たら」
春「それはでも、やってたの」
若「やってた?」
春「やってたんだけど、2歩目ぐらいまでやってんのよ。それ以上はなんか怖くなっちゃってさ。フフフフ(笑)これ、なんか、ウケるとかなのかな?みたいな」
若「ウケるとかじゃねぇんだ、だから」
春「なんかちょっと怖くなっちゃってね」
若「言われたとおりやれよ!おめぇバカなんだからよ!」
春「ハハハハ(笑)」
2人「はははは(笑)」
春「気をつけるよ。次からね。なるほど、そういうことね」
若「サトミツ、ちょっと来て。サトミツな、元日だし、座ってくれよ。そこは正直どうなのよ、山ちゃんのたりないふたりの稽古もずっと入ってるじゃん。3人でやるじゃん、毎回の稽古」
サ「やらせてもらってますね」
若「オードリーも入るじゃん。俺の様子は違うの?」
サ「全然違うね」
若・サ「はははは(笑)」
春「あ、そう」
サ「違うよやっぱり」
若「ちょっと反省したのよ。サトミツがそう言ってたよって山ちゃんが言ってたから。わかんないじゃん、自分では」
サ「あ、そう?わかんないか」
若「わかんない」
サ「なんかね、辛そう」
3人「はははは(笑)」
サ「なんだろうね」
若「もうさ、大変じゃん」
サ「わかる、わかる」
若「あれはヘレン・ケラーだっけ? ウォーター」
サ「そうね」
若「春日に水がウォーターだってわからすことって大変じゃん」
サ「大変」
春「ハハハハ(笑)」
若「ヘレン・ケラーで言うと、水がウォーターっていう。春日で言うと、壁が垂直に立ってる」
サ「はははは(笑)」
若「これわかってもらうの大変じゃん」
サ「大変だねぇ」
若「なんで大変なんだろうなぁって思ってんの」
サ「下手なんだよね」
若「はははは(笑)」
春「おーい!ご本人目の前だぞ!失敬な男だねぇ」
サ「お笑いが下手なんだよなぁ」
若「お前さ、なんでさ……お笑いが下手(笑)」
春「お笑いが下手、おい!漫才にとどめろよ!そこは。ネタが、にしなさいよ」
サ「ははは(笑)でも、やっぱその分のキャラクターとか華があるけど」
若「一点豪華みたいなとこがあんだよね。オネェ入ったら凄いとか」
サ「凄いね」
若「お前のオネェの何が凄いって、普通の男の芸人がオネェやると、アタシね~とかいう感じに、そこ以上いかないじゃん。オネェったらアタシでくるじゃん。だけどさ、春日のオネェってさ、「アタシね」ってなってから、一回突き抜けてね、「テメェがね」って言って」
サ・春「はははは(笑)」
若「突き破って男に戻ってきてんだけど、でも、オネェやるときに「テメェが」っていうのはNGとしてる芸人が多い。でも、憑依しすぎちゃって、オネェが感極まったら「テメェが」って言いそうじゃん」
サ・春「はははは(笑)」
若「言いそうなんだよ」
サ「わかる、わかる」
若「だから、すんげぇ伝わってくんだよ」
サ「そうだよね。ワードも出てくるしね」
若「そういうとこはあるんだよな」
サ「ほんと、凄いと思う。そこは」
若「俺、ほんとに、今日元日だから、サトミツがブース入ってきてるから言うけど、ほんとはサトミツとコンビ組んで」
サ「フフフフ(笑)」
若「馬鹿よ貴方はみたいなことがやりたかった」
サ「はははは(笑)」
春「おい、待て待て、ご本人さん目の前だろう」
若「俺はほんとはそう」
春「えっ?ご本人目の前に」
若「テメェが!」
春「テメェがよ、ここにいんだから、それ、失敬じゃねーか!考えろ!傷つくぞ、こんなナリだけど傷つくぞ!」
若・サ「はははは(笑)」
春「フフフフ(笑)」
若「お前、壁が垂直に立ってるのは何度やってもできないのに、お前、ラップやらたうめぇじゃねーか!何なんだあれ」
春「ハハハハ(笑)」
若「どうなってんだ?そういうの」
サ「あのラップね、一生懸命考えてきて。
あれもさ、後日談で今だから言える話があって、要は若林君のことを悪く言うラップを作らなきゃいけないわけじゃん。あれ、期限が迫ってきたわけよ。できるまでに。どうする?なんていう話になったんだけど、春日に何回も連絡して、若林君の悪いとことかないの?って言ったら、「ない」って言うの」
若「いや、それもさ、サトミツ、やめようよ」
サ「で、で、そうなんだけど、2日前になった時に「お前ほんとないの?」つったら、2時間ぐらいブワーッて凄い出てきて」
春「ハハハハ(笑)」
サ「ぎりぎりまで言わないのね」
春「堰を切るとああいうことだよね。堰が強固に作られてるから、一回ボーンて爆発したら、ブワーーーーーッと」
サ「早く言ってよ、と思って」
春「水攻めみたいな。戦国時代の。堰切られたらっていうのはあったね」
若「普段とめてんじゃないの?自分の深層心理で」
春「とめてるかもね。で、何で蓋をしてるのかわからないっていう。キーがわからないの、開錠する」
若「それで、山ちゃんと様子が違うのは直したほうがいいの?俺は」
サ「いや!しょうがない。これはもう宿命として、こういう時間を過ごすことになると思う、今後も。それになれたほうがいいなと思うけど(笑)」
若「へへへへ(笑)」
サ「山ちゃんはお笑い、天才だから、それは若林君が考えることを1言ったら10わかるじゃん」
若「うん」
サ「この人は、10言っても1わからない」
若「俺ね、でもね、サトミツ、俺たち大人、大人っていうか、おっさんじゃん。山ちゃんとサトミツと3人でネタ会議する時もさ、アイデアが飛び交うよ。それはボツは多いけど」
サ「まあまあまあ、出るよね」
若「こういうのある、こういうのある。コイツさ、年末何回かニッポン放送に早く入って会議室借りたけど、マジで稽古の時のせりふ以外一言も話さなかったよな」
サ「しゃべんないよね」
若「計6~7時間」
サ・春「うん」
若「俺、本で読んだことあんだけど、抵抗できない人間がする最後の抵抗が沈黙って書いてあった」
サ・春「ハハハハ(笑)」
若「お前、抵抗してんのか? レジスタンスみたいなことなのか?」
サ「やめてよ。そうなの?」
春「ハハハハ(笑)別にそういうわけじゃないよ」
若「お前、思春期の子どもが親と1カ月しゃべんなくするやつやってんじゃねぇ? ストライキしてんじゃなねぇ? コメントストライキ」
サ「そういうこと?」
春「コメントストライキじゃないよ」
若「コメストしてないの?」
春「コメストじゃないよ。それはだから単純にアイデアが浮かばないだけよ。全くね」
若「そうお?」
春「そうよ。思いつかないっていうね。ストライキじゃないよ」
若「俺、本で読んだんだよ。最後の抵抗が沈黙って。俺、それ読んだ時に、あいつ抵抗してんのかなって思ったんだよ。はははは(笑)」
春「何に抵抗してるの?」
若「力関係とかに。俺とサトミツの2党独裁の環境に、お前、反旗翻してんじゃねーか? はっきり納得いかないって口で言えないから押し黙って」
春「いやいや、そんなことはないよ。それとはやっぱり違う沈黙だよ。そこはね」
サ「だから、山ちゃんの時と一番大きく違うのは、若林君が、こういうフリでこういうボケにしたいとかさ、一応理論立てて話すのは無駄だと思うから」
若「ふはははは(笑)」
春「おい!失敬だぞ!ご本人さん目の前でさ。えっ?」
若「正月なんだからいいじゃない」
春「正月関係ねーわ!」
若「はははは(笑)」
春「何で無礼講。こっちが許したらいいけどさ」
サ「理屈じゃないじゃん。春日さんの笑いは」
若「理屈じゃないじゃない。あと、(サトミツの)肘が折れてんだよ」
春「関係ねー!そんなもんは」
若「はははは(笑)」
春「テメェで勝手にコケて折れてバカじゃねーか! 手術までして」
若「はははは(笑)」
春「そんなの何にも譲歩する要素にはならんよ!こっちは」
サ「あ、そう?」
春「うん」
若「3人でせっかくいつも、「まんざいたのしい」の三傑だよ、三傑」
春「三傑っていうか、3人しかいないからね」
若・サ「はははは(笑)」
春「厳選された3人じゃねーから!3人しかいない(笑)」
若「昔は四傑だったんだよ。ツチヤがいたから」
サ「そうね。いなくなっちゃったからね」
春「そうだね。グループね」
若「じゃ、それ決めて。2人で、サトミツと春日で決めろ!単独ライブ「まんざいたのしい2015」をやるか、2カ月に1回ずつオードリーネタライブをやるか」
3人「はははは(笑)」
サ「例のね?」
春「後輩集めて?」
若「2人でちょっと話し合ってみて、今やり合ってみて」
サ「どう?春日さんは、ニ択だとしたら、「まんざいたのしい」をやるのと、2カ月に1回やるのとどう?」
春「どっちでもいいね」
サ「それだと話終わっちゃうんだけど。じゃ、どっちがいい?ネタはやりたいの?ネタは単純に」
春「うーん、まあまあ……」
サ「響かねーな!お前。ふふふふ(笑)」
若「これね、俺ね、本で読んだんだけどね、これ、抵抗なんだよ」
春「何に対してだよ!何に対しての抵抗なんだ、今。何にプレッシャーを感じてるんだよ、今」
若「お前は、オードリーのネタに関しては野党じゃん」
サ・春「はははは(笑)」
若「俺とサトミツが与党だから。お前は、はっきり反旗翻さねーから、どっちでもいいとか、お前、ちょうど中間をとることで俺たちを苛立たせてんだよ。おい!この挑発に乗るな!サトミツ」
サ「ああ、そうか」
若「コイツがやってる技は安いぞ。単純に中立のことを言って、俺たちをどっちなんだよって苛立たそうとしてんだよ。こんな安い挑発に乗るな!」
サ「テメェ!」
春「なんだ?」
サ「牛歩戦術的なね、そんなのに乗らないぞ」
春「そういうことじゃないよ、それはさ」
サ「決めたことにちゃんと、じゃ、やるのね?」
春「やるよ」
サ「大丈夫?」
春「イケるよ、やろうよ」
若「おい、サトミツ!」
サ「うん?」
若「お前いつまでブースにいるんだよ!はははは(笑)」
若「じゃあ、あれか。山ちゃんとは違って」
サ「違うの!」
若「いろいろわきまえなきゃだめ?」
サ「それは若林君が大人になるしかない!これはずっと続くよ」
若「春日がコメントストライキやめりゃあいいんだろ」
サ「コメスト?これはずっとこうなんだもん、もうだめだよ」
春「(笑)」
若「俺はね、分析するとね、春日はアイデアを出して却下されたら、有能じゃない自分と面と向き合わなきゃいけないのが怖いんだよ」
サ・若「ははははは(笑)」
春「笑ってんじゃねーぞ!サトウミツ。テメェ!イヒヒじゃないよ!去れ!」
若「ファッションもそうだし」
春「去れ!去れ!去れ!」
サ「ああ、そういうことね」
若「お前、そのなんだ、ビトタケシのTシャツもそうだよ。はははは(笑)」
春「これはいいでしょう。これは土曜日はこれなんだから」
若「向き合うのが怖ぇーのか!お前自分で選んだ服と」
春「服は関係ないだろ!服は」
若「じゃあ、ちょっと大人になるよ」
サ「そうね。そこはお願いします。2015は。しょうがないとして」
春「そうね」
サ「あれは特殊人だから。山里亮太という方はまた。こちらも特殊ですけど」
春「そうよ。それに比べられたらこっちもきついよ」
若「あ、そう」
春「それはきつい」
若「わかった。しょうがない。これで手打ちにしよう」
サ「そうします。お願いします」
若「いつまで居るんだよ!(笑)」
サ「だから、俺は呼ばれたから」
春「帰れよ!」
サ「勝手に入ってきたわけじゃないからね」
若「30分前だぞ、出てかなきゃいけないのは」
サ「ちょっと待てよ(笑)」
春「そうだぞ」
サ「そんなかい!」
春「まず、だから、呼ばれても来ないっていう選択肢もあったからね」
サ「あ、遠慮してっていうこと?」
若「それはブースにじゃないよ」
サ「どこに?ここにってこと?」
若「ニッポン放送に」
サ「そんなとこから?」
若「ははは(笑)」
サ「まるごと?」
春「入館証返してもらってね。2015は返却してもらって。私ごときがつって」
若「配達の人の背中にぴったりくっついて入ってくるもんな、ニッポン放送(笑)」
サ「そんな怪しく入る……ちゃんと入ってくるよ」
春「ずっと柱のとこで待ってるんでしょ?」
サ「同じぐらいの身長のね」
春「身長の人。あの人はちょっとちっちゃい、はみ出ちゃうとかさ(笑)」
サ「そんなことしてないよ!」
春「ずっと5時間ぐらい」
若・春「はははははは(笑)」
サ「すんなり入ってるよ!」
若「すんなり入ってるな?」
サ「ちゃんと入ってきてるよ。「おはようございます」って言って」
若「大丈夫だな?」
サ「大丈夫だよ」
若「じゃ、頑張りますよ」
春「そうね」
サ「頼むね」
春「うんうんうん。はいはい。お世話さまね」
若「お世話さま~」
春「お世話さま(笑)」