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てれびのスキマさんがビビる大木さんの本を書くとしたら

 

よんぱち 2017年4月28日

 

大木「ちなみに、今後、ビビる大木を題材にといったら、どういう内容の本を出してくれますか?」

戸部田「こういう本(『人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった』(文春文庫))でやるんだったら、以前、『土曜スタジオパーク』で司会をやっていた時に、満島ひかりさんがゲストに来た時に、満島さんに「テレビで遊べてますか?」っていうふうに大木さんが聞かれて、それに対して「遊べてないですよ。僕なんて100%本音なしでやってますから」という発言があったんですけど」

大木「すごいとこ切り取ってますね、やっぱり。見てますねぇ」

戸部田「それをピックアップしてやると思うんですけれども、これだけ切り取ると、なんだ大木、テレビで本音出してないのか、みたいなふうに取られると思うんですけど、実はこれって大木さんの芸風としてすごく重要な発言なんじゃないかと」

大木「見てますね。『土曜スタジオパーク』見てたんですか?」

戸部田「そうですね(笑)。それで、過去のインタビューとかそういうのを見ていくと、司会術について聞かれて、大木さんがこういうふうに言っているんですけれども、「最初は芸人として爪痕を残そうとしてやってきたんですけど、今は、出てくれたゲストに喜んでほしいと思って司会をしています。視聴者に大木の記憶がなくても、ゲストの印象が残ればいい」」

大木「そう」

戸部田「だから「番組に大木いたの?っていうふうに言ってもらったほうが成功だ」というふうに言っているんです。これってすごい達観していて。よく大木さんで言うと、すごいとがってた学生時代のインタビューとかありますけど」

大木「はい。ありますね、昔のね。よく見てますね」

戸部田「ああいう中からどうしてこういうふうになったかなと思って、エピソードとかを探っていくと、やっぱり『トリビアの泉』にたどり着くんじゃないかと思っていて。当時『トリビアの泉』がゴールデンに上がる時に上層部から「大木は要らないんじゃないか」っていう話があったという」

大木「そう。知ってますね。本当ですよ。そうです」

戸部田「でも、ADとかをやっていた人たちが、大木さんは絶対必要だというふうにして残してもらったと」

大木「そうなんですよ」

戸部田「それで、そのスタッフのためにやろうというふうに思ったという。だから、それが大木さんの成功のきっかけになったということで」

大木「そうですね。本当にそうですよ。よくご存じですね、僕のことを。わかる?岡部さん」

岡部「いやぁ、そこまで全然」

大木「深夜からゴールデンに上がる時に大木を切ろうとしたのよ」

岡部「えっ、そんなひどいことを」

大木「上層部が。だけど、現場で作ってきたメンバーが、いや、大木も一緒にゴールデンでやりたい、連れていきたいと言ってくれて、連れてってもらったの。連れてってもらったからには、俺は、連れてってくれたスタッフを男にすることが、俺がこの番組でやることだという誓いがあったわけ。自分の中に。その話を今してくれたの。よく知っているでしょ、俺より」(笑)「さすがだね。ほんとそうですね。書いてくださいね、それとか」

戸部田「そうですね」

大木「はっはっは(笑)」

戸部田「そこで、自分を消すことで逆に自分が浮きだすということを経験として実感したからこそ、司会になった時にそういうことができるんだということ」

大木「言われたもの。西の人たちの司会って前に出る司会が多いじゃないですか」

戸部田「はいはい」

大木「西出身の人たちの。その時に、それと同じものは、俺はちょっと違うなというのがあったのね。埼玉出身で。“東日本のスタイル”って何かあると思ったんだな」

戸部田「あははは(笑)」

大木「何か模索した、そこは。それはやっぱりありますよね。自分の与えられたポジションで感じることというのがね。

ぜひね、売れないと思いますけど、一冊お願いしますね(笑)」

戸部田「あははは(笑)」