オードリーのオールナイトニッポン 2017年3年25日
若「ケイダッシュの後輩とは遊ばないんでしょ?」
春「遊ばないねぇ。わからんねぇ」
若「なあ」
春「うーん」
若「俺は、ちょっとそういうこともやろうかなって思ってやめる、思ってやめる、みたいのを2回ぐらい繰り返してるかな。やめようって思ったんだよね」
春「やめよう、それはっきりと思ったの?何となくこう誘わなくなったとかじゃなくて」
若「てか、やっぱ俺が、自分が若手の時に、この先輩、ストレスを後輩集めて解消してるなぁとかずっと思ってきちゃったから、俺が」
春「ハハハハハハハ(笑)」
若「結局そう思っちゃうんだよ。そう思ってるだろうなぁって思っちゃうのよ。自分が思ってきたことだから」
春「なるほどね。気遣ってんじゃないかなと」
若「その時に、俺なんかと飲んでくれてありがたい、いろいろ教えてくれる先輩だなって思えてればイケるけど。それで、こいつのストレス解消につき合わされてたまんねぇなぁって思ってんだろうなぁとか思うと、そうでもなかったりするじゃない。わかんないよ、ホントのところは」
春「うん、うん、うん、いやそうね。それはちょっとはかれないよね」
若「思ってた?若手の時どっちだったの?」
春「うーん……」
若「不思議な人間だな、お前もな」
春「ハッハッハハ(笑)しおりん扱いしないでくれよ!私のことを。ええ?まぁ、でも、それは先輩とかによるよ、それは」
若「まぁね。はなわさんとかはね、ホントに優しくて、ネタ見てくれて、よく話してたもんね、はなわさんちで」
春「まぁ、そうだね」
若「どういうことやったらいいかとか」
春「はなわさんもそうだし、私なんか、じゅんごさんとかね」
若「じゅんごさんね」
春「毎晩、中野を2時間ぐらい歩いてたからね、夜。フハハハ(笑)行って何するわけでもないけど」
若「それ、そうだったよな」
春「グルグルなんか回って」
若「歩くんだよな」
春「うん。公園でイチゴスペシャルとか食べてさ」
若「イチゴスペシャルね。パンね」
春「パン」
若「あれさ、不思議だなって思うんだよ。今」
春「不思議?」
若「うん」
春「何が?」
若「はなわさんち行ってさ、財布を買えなくて、裸で現金持ってたりしてるみたいな。財布あったなぁみたいになって、いいわ、今俺使ってるのあげるわ、みたいに、はなわさんにもらって、はなわさんがまた新しい財布買ってたりとか、服もらったりとか、これ持ってっていいよとか、リュックサックもらったりとかね。敗者復活した時さ、M-1で。はなわさんのダウン着てたんだから」
春「ああ、そうだっけねぇ」
若「そうそうそうそう」
春「買えないからね」
若「そうそうそうそう。そいでさ、なんつうの?今の俺と人間と人間のつき合いってさ、ほぼ資本主義上のつき合いになってるわけじゃない」
春「(笑)そんなこともないと思うよ」
若「それは俺甘いと思うよ、やっぱり」
春「ええ~?」
若「そんなこともないって。これがパッタリ仕事なくなったら、ほんと、石井ちゃんだって奥田だって二度と会ってくんないよ」
春「(笑)まぁま、それは」
若「ひろしだけだよ、会ってくれるの」
春「いや、あいつも会わないだろ!」
若「あははははは(笑)」
春「あいつが一番会わないだろ!たぶん。あ~あ、若林さん終わっちまったと思ってさ、去っていくよ、あの男は」
若「そういえばこの間、あるものを録音しにさ、あ!お前も一緒だ。ラジオ日本に行ったじゃない」
春「ああ、ラジオ日本ね。行った。久しぶりだったわぁ」
若「青銅さんがラジオ日本で『オードリー若林はフリートーカーキング』っていう、朝4時55分から5時の番組やって、あれ、俺26とかなんだよ」
春「ホントだよねぇ」
若「好きだねお笑いが青銅さんもね」
春「ねぇ、あの頃からね」
若「26ぐらいの無名集めてさ」
春「一人一人話聴いてね。それイケるだなんだつって」
若「一人一人の話聴いてダメ出しして、構成を練り直させて録音して」
春「そうね」
若「あれなんかやってんだから」
春「そうだね。やった。10年以上前だよね。それぶりぐらいに行ったね」
若「ああいう、人と人が温かい気持ちで服をあげて、もらう、みたいな関係ってさ、ないよな」
春「ハハハハハ(笑)」
若「今」
春「ま、ないよね。ないよ、ないよ」
若「春日さんだって大体つき合う人のこと、電話帳で名前の後ろに値段に直して出してるもんね。「石井ちゃん240円」みたいな」
春「ハハハハハハハ(笑)」
若「矢印みたいので、赤い上り印と青い下り印みたいのをつけて」
春「うん、株価みたいにね」
若「ははははははは(笑)」
春「独自の計算法があるから」
2人「ははははははは(笑)」
春「いろんなもの掛けたり割ったりして……そんなわけないじゃない。そんな向こうにお金を見てないよ、別に。人の向こうにお金をさ」
若「ああ、そう」
春「そんなつき合いはしてないですけどね」
若「そういうのあるよな。不思議な」
春「まぁそうね」
若「不思議な気持ちになるよ。思い出すと。よく、資本主義上何の得にもならない俺たちにあんなよくしてくれたなぁ、みたいな」
春「ああ、いるね。あるね。不思議だよね」
若「俺も今、ゴンちゃんとはビジネスでのつき合いとしてしかないからね、やっぱり。寂しい話になるけど」
春「だったら取引相手変えたほうがいいよ」
若「ははははははは(笑)」
春「そんなもん、もうもう、マイナスの矢印が下にバンバンいってるでしょう!ゴンちゃんだったら。プラスがないでしょう、だって」
若「ホントに変な話なんだけど、テレビに出てる者同士だったらさ、どっか行った話を、向こうは向こうで何かで話してる、こっちはこっちで話してる、みたいなのが、なんか、なんかね、俺ね、1枚入っちゃっているから、そこに」
春「はいはいはい」
若「なんかこう、気遣っちゃうんだよなぁ、それが。だから、やっぱりゴンちゃんぐらい」
春(笑)
若「はっははははは(笑)」
春「ま、そうだろうね。ゴンちゃんが話すのはせいぜいライブぐらいなもんだからね。確かにね」
若「あとは高校の友達1人か2人ぐらいだよなぁ。何にもそういうのがないつき合いってね」
春「まぁ、そうだろうね。そうなってくると、それが大人の交遊関係になってくるんじゃないの?」
若「それはそれでいいんだよ。ホントにお仕事であれしてるから、すごい喋るっていう飲みとかもあったほうがいいしね」
春「そうね、それはそうよね」
若「それはわかってんだよ。そんな、心と心でつながろうぜ、なんていうこと、今さら言わないです。38になって」
春「(笑)ま、そうだね」
若「それは言わないですよ、さすがに」
春「それは確かにそうですよ」
若「ま、ちょっとね、寂しくなってきましたけど(笑)」
春「(笑)確かにね、この先、何もなく学生時代みたいに友人ができるということはもうないんだろうね」
2人「はははははは(笑)」
春「何もなく手放しで。淋しい話だよ、もう。何かを狙って、こっちもそうだし、向こうもそうだしね」
若「でも、それはね、俺はね、なくないね。俺はお前とはちょっと違って。お前はそうかもしんないけど」
春「ハッハハハハ(笑)あ、そ~お?単純に友人になったりするかね?何にもなく」
若「うん。たま~にしかいないけどな、そういう人ってな」
春「たま~にあるけどね」
若「しくじり先生はね、しくじり先生で結構授業をずっと受けてきたからかもしんないわ。やっぱバーッて人気者になって、ダーンて落ちていった時の人の離れ方はえげつないっていう話を何十回、何百回と聴いてるから」
春「はいはいはい。よく言うよね」
若「それはそうなんだよ、だって」
春「それはそうだわ」
若「こっちだってたぶんそうなんだし」
春「うんうんうん。そりゃそうだよね」
若「俺もホント春日に言いたいのは、油断しないでくれよっていう思いはあるよ」
春「油断しない?」
若「うん」
春「どういうことよ?」
若「俺に対して」
春(笑)
若「学生時代から一緒だから、ビジネス以外でもつながりがあるみたいに思ってもらったら困るよっていう気持ちはあるよ」
春「(笑)離れる時は早いってこと?」
若「うん」
春「「うん」じゃないよ!(笑)」
若「お前に仕事が減った時、俺はお前とつき合いを続ける気持ちはないよ」
春「ハハハハハハハ(笑)」
若「ははははははは(笑)」
春「真っ先に離れていく」
若「ははははははは(笑)」
春「ハハハハハハハ(笑)それ、頑張んなきゃダメだな」
若「それはこっちだってそうだっていう思いがあるから」
春「ああ、自分もそれでいいと思うっていうこと?」
若「そうそう」
春「ああ、なるほどね。(笑)じゃあそうだね」
若「そうだよな、そういうのってなぁ。まぁまぁ、そういう気持ちでね、お互い油断しない気持ちで今日もやっていきましょうよ」
春「ハハハハハハ(笑)そうだね」