オードリーのオールナイトニッポン 2011年3月26日
(コーナー「未来辞典をつくろう」)
若「RNおいもやさん「崖の上のアパス」
「崖の上のアパス」とは、崖の上に住むオードリー春日と不思議な生き物アパスとの友情を描いたジ○リ映画のことである。春日とアパスが次第に打ち解けるも、残酷な運命により離れ離れになってしまい、春日がアパスに向かって「アパーーー」と叫ぶラストシーンは、観客の誰もが涙があふれてとまらない」
春(笑)
若「どんなフォルムなんですか?アパスって」
春「アパスは、スライムみたいな感じ」
若「へぇー。何色?」
春「黄色。蛍光の黄色。で、ウネウネ」
若「顔とかないの?ドロドロなだけ?」
春「そう。ナマコとスライムの間みたいな」
若「ナマコとスライム、ああ、グチョグチョだ」
春「グッチョグチョね。目が痛いぐらい光るのね」(笑)
若「もうめっちゃくちゃ光るんだ」
春「最初はね」
若「歩いたりするんじゃなくて、転がったり、浮遊したりするの?」
春「転がったり、ムニョムニョしてる」
若「ああ、わかる、わかる、あの感じね」
春「たまにシュッとすげぇ伸びたりするんだよね」
若「手みたいになって」
春「手みたいにシュッて」
若「攻撃もしてくるんだ」
春「攻撃はしてこないね。心優しい」
若「何なの?それが」
春「それでしょ。それよ。友情が芽生えて。最初は、目痛ぇな、なんだコレって言ってんだけども、次第に心と心で、言葉は通じないけれども、心と心でふれ合って」
若「それ、映画でどうやって表現するの?心と心でつながるとこ。言葉で交わすんじゃないんでしょ?」
春「うん、言葉で交わすんじゃないよ」
若「どういうふうに描かれるの?アニメで」
春「だから、なんつうのかな」
若「ニコニコしたりするわけ?お前がただ」
春「あたしが腹減ってる時とかも、食べ物を分けてくれたりとか、とにかくそういう優しさ」
若「なるほど、そういうので見せるわけ」
春「寂しいなっていう時に隣に寄り添ってくれたりとか、一緒に寝てくれたりとか」
若「でも、目、眩しいぐらい光るんでしょ?」
春「光る。最初は。最初はもう」
若「最初?」
春「うん。慣れてくるわけよ、その眩しさも。だんだん。あんまりそっち見なきゃいいなっていうふうになってくるから。アパスのほうを」
若「じゃ、打ち解けられねーだろ!それ」
春「直視しちゃうと目がやられちゃうから、サングラスかけたりとかして」
若「ははははは(笑)」
春「何とか耐え……とにかくいい奴っていうのはわかるから」
若「ちょっと待って、もう防御しちゃってんじゃん」
春「念のために。サングラスかけたらふれ合えるんだから」
若「サングラスってイチローみたいな?イチローがしてるみたいなサングラス?」
春「イチローじゃない」
若「どういうサングラス?」
春「タモさんしてるみたいな」
若「(笑)面白ぇじゃん」
春「やって、ふれ合って、最終的にはやっぱり住む世界が違うというかさ、あれで離れ離れになっちゃうんだけどね」
若「なんでアパスなのにスを言わないの? 感動のシーンで「アパー」なの?」
春「「アパスー」だとちょっと語呂が悪いじゃん」
若「じゃあ、お前も言うなよ、最初からアパスって、語呂が悪いなら」
春「叫ぶ時はアパーなの」
若「どうやって叫ぶの?ちょっと言ってみてよ」
春「ワーッと遠くに離れて行っちゃいますよ、フワフワーつって。それ見ながら、「アパーーーーー!」」
若「(笑)サングラスしてんの?お前」
春「それ、取ってるよ」
若「取ってんの?」
春「取ってるよ」
若「光ってんの?」
春「遠く行っちゃってるから、目痛くないから」
若「結構冷静じゃねーかよ」
春「結構遠く行っちゃったから、あのくらいでもう大丈夫だなつって」
若「冷静じゃねーか」
春「メガネの柄に手をかけて取って、「アパーーーーー!」。で、エンディングテーマ『N.O.』がバー流れる」
若「ははははは(笑)」
春「♪今じゃ言えないつってバーッと流れる(笑)」
このエピソードをずっと探していた。言葉が通じなくても、寂しい時は寄り添ってくれたり、一緒に寝てくれたりする、という部分をもう一度聴きたくて。春日さんがカラオケで初めて歌ったのが『N.O.』だったというのを確かめたくて音源を探していたら、フォロワーさんに2011年3月26日のだと教えていただいて、この話にもたどり着くことができて、とても嬉しい。