初めてのアメリカ旅行

 

オードリーのオールナイトニッポン 2010年2月13日

 

若「さあ、春日さんがだいぶかぶれてたというアメリカ旅行でございましたけれどもね」

春「まあ、ああなっちゃうよ。だって初海外だもの」

若「じゃ、結構ドキドキしてたんですか?やっぱり」

春「ドキドキというか、ワクワクのほうが強かったですな。飛行機に長く乗るのも初だったからね。

それがさあ、あの日の朝ですよ。出発の時にね、収録の時とかはいつもコンタクトなんですけど、普段はメガネかけたりするじゃないですか。メガネかけて、さあ出ようと思ったら、メガネの右側のツルが取れててさ」

若「あははは(笑)」

春「何なんだよ!この日の朝に!と思って」

若「取れてた、取れてた」

春「取れてて、どうしたもんかいの~と思って必死に考えて、見たら、ちっちゃいネジが、レンズとツルをつなぐネジが取れてて、探してもないわけですよ。どうしようかなと思って考えたのが、楊枝をネジが入ってた穴のとこに突き刺して、途中でバキッと折ってネジ代わりにするっていうので、なんとか応急処置で行きましたけども」

 

若「飛行機に乗りまして、離陸前に、いろんな方向に椅子が倒れたり、足が上がったりして、座ったんですよ。隣の人が年齢が40歳ジャストぐらいのアメリカ人の女性で、僕は椅子をこっちに倒れるんだ、こっちに倒れるんだ、足はこんな上がっていくんだつって離陸前にいろいろ試してて、足をガーッと上げてみたんすよ。膝から下が上がっていくように。したら、なんかね、いきなり英語でグワーッと話しかけてきて、俺の足元を指差して言ってて。普段ないわけですよ、英語で喋る。ドキドキしちゃって。英語喋れない」

春「怒ってる感じなの?それ」

若「なんかちょっと怒ってる感じ。でも、英語話せて当たり前みたいな感じで来るから、あんたの言っていること全然わかんないって言ってたらさ、全然日本語喋れてさ、「足を出さないでください」」

春「(笑)なんで一発目に日本語で来なかったのかね」

若「知らないけど。飛行機が離陸で危なくなったら私の避難経路でもあるから、そこはつって。足をどけろ。俺、離陸前は椅子戻すつもりだったよ。言われて、そこで一瞬アメリカに対して怯えが入っちゃったね。腰が引けちゃって」

春「まだジャパンでしょ?」

若「まだジャパンですよ。離陸前からキャビンアテンダントが英語で話しかけてくるじゃない」

春「そうでしたね。外国の方でしたな」

若「しばらく全然声張れなかったね」

春「(笑)声張る必要もないけどさ」

若「イエス……ぐらいの感じで(笑)」

春「ダメだよ、そこはガンガン行かないと」

若「お前、ガンガン行ってたもんな」

春「うん」

若「どこぐらい?東京駅過ぎるぐらいでは、かなり大きな声で英語喋ってたもんね」

春「も言ってましたし、飛行機に乗ってさ、キャビンアテンダントの方にすぐ飲み物勧められるでしょう?」

若「そうそうそうそうそう」

春「シャンパンOK?とか言われたから、カモンて言って。席座ってすぐシャンパン飲んでたもん、春日。ふふふふ(笑)」

若「ちょっと待って。カモンは合ってんの?」

春「カモン合ってるでしょ」

若「それ、ちょっとおかしいんじゃない?」

春「くれたもん、それで。カモンつって」

若「それ、ちょっとパワハラなんじゃない?(笑)」

春「(笑)いや、パワハラではないでしょ。そんな別に上下関係もない。上司なわけでもないしさ」

 

若「あれが怖いのよ、コーヒー・オア・ティー?で。俺、ティーって言ってるのに、ティーが全然通じない。ティーだよ」

春「ティー一言が?」

若「ティーがなんで通じないんだろうな。ティーって言ったら、うん?みたいな、しかめっ面されて、ティー、しかめっ面。じゃ、コーヒーって言ったらコーヒーくれるのな。あと、コークとコーラ、どっちを言えばいいのかわかんなくて、コークって言うと、なんかアメリカかぶれしてんな、この日本人と思われるし、コーラって言うと、いや、コーク、コーク、世界的にはと思われんなと思ったから、ずっとコーヒーしか飲めなかった。あんま好きじゃねぇんだけどさ」

春「春日も、最初のドリンク、シャンパン飲んだ後、また来て」

若「お前、何シャンパン飲んでんだよ!(笑)」

春「勧められるからさ」

若「今になって腹立ってきたわ(笑)」

春「シャンパン飲んだ後、ちょっとまだ飲み足りないなと思って呼んでさ、コーク・プリーズつって。コークゼロ・プリーズ。ゼロのほうにしたからね、春日。コークゼロ・プリーズったらすぐ来たよ(笑)」

若「(笑)お前のコークゼロ・プリーズは、アメリカに行っている間、40回ぐらい」

2人「ははははは(笑)」

若「お前それ、長めの英語が言いてぇだけだろ。コークゼロ・プリーズ。あははははは(笑)」

春「すぐ来たよ」

若「お前、ちょっとやっぱりアメリカサイズの男なのかなぁ」

春「やっぱそうなんじゃない?」

若「違ぇーよバカヤロウ!」

2人「あははははは(笑)」

春「だって来たものすぐに」

若「なあ。なんか饒舌だったよね。でも、饒舌つっても、言ってること9割「エクスキューズ」だった。ははははは(笑)」

春「OH~!とかOKとかだったけど」

若「カモンね」

春「カモン」

若「カモンてさ、お前がこっちに来いっていうことだから。じゃないのかなぁ。ま、わかんないけど」

春「だってカモンでしょ。下さいっていうこと、あ、プリーズか」

若「プリーズ。英語がわかんないから、やっぱマエケン一緒に連れてったらよかったんだよ。英語できるから」

春「まあね。ガンガン行けますよ」

若「ヤダよ!横にいるの」

春「ははは(笑)」