おぎやはぎのメガネびいき 2017年1月19日
矢作「この前、ラジオでも言ったんだけど、結婚を感じたっていうか。大晦日にさ、一緒に紅白とか観ながら、年越しそばを作ってくれたの。それ食べた時にちょっと思ったよ。結婚したんだなって」
綾野「(笑)いいですね」
矢作「これがたぶん、結婚してなくて、彼女がいて、彼女が遊びに来てて作ってもらってたら、そんなに思ってないと思うんだよね」
綾野「思ってないと思いますよ」
矢作「結婚したからたぶん思うんだと思うんだよ」
綾野「めちゃめちゃ変わりましたね、そこは」
小木「そうだね」
綾野「飲みに出なくなるとかはないんですか」
矢作「それはないと思うけど、そもそもあんまり行ってない。結構前から体力的な問題で」
小木「それで行かないのか」
矢作「そう。だって、行っても早いし。もう朝までとか飲めない。疲れちゃって。だから、ちょうどいいと思うよ」
小木「そういう時って奥さんは寝てんの?先に」
矢作「うん、寝てる」
小木「何も言ってこないの?それに対して」
矢作「何にも言ってこない」
綾野「とても関係性が豊かなんですね」
小木「いいね」
綾野「すごくいいですね」
矢作「そうそう。何も言わない、基本」
小木「連絡してきたりとかさ、飲んでる時に」
矢作「ない」
小木「そういうのもないんだ。全くやきもちも焼かないような」
矢作「怒らないね、これやってとか」
綾野「僕、そういう穏やかな人いいですねぇ」
矢作「穏やか。本当だよ。そうだよ」
小木「なかなか出会えないね、それは」
綾野「なかなか出会えないですよ。
僕も職業柄、こういう職業なんで、常に激しい状態でいるんですよ。どっかでは。だから、年々相手に求めることというか、理想なんていうものは全くないんですけど、女性に求めているものが、いつの間にか穏やかさだとか、変な言い方ですけど、穏やかで激しくない感じといいますか」
矢作「おっとりしてて優しきゃいいでしょう?」
綾野「本当にそうなんです」
矢作「だから同業者無理だと思わない?いなくはないと思うんだけど、まあ激しいよね。表に出る人だから」
綾野「でも、同業でも穏やかな人もいるんですよ。共演者とはつき合ったこと一度もないんですけど、万が一共演者とつき合ったら、たぶん結婚だろうなと思いますね」
綾野「千葉雄大と、まだ具体的には言えないんですけど、何日か一緒にいた日がありまして、「雄大、ちょっと俺、総選挙負けてるんだけどどういうこと?」っていうところから始まり、一緒にお寿司を食べてて、一つ一つの反応がたまんなく可愛いんですよ」
小木・矢作(笑)
小木「やっぱそうなんだ(笑)可愛いよね」
矢作「結局可愛いのね?」
綾野「凄いなっていうぐらい、超可愛いんすよ。これは完敗だと」(笑)
矢作「カンターでしょう?」
綾野「カウンターで」
矢作「隣ね?」
綾野「はい、隣で。食べた瞬間に、まず、うん~?て言って、僕のほう向いて、クンクンクンクンて、頭をコンコンコンてやって」
小木「ああ、いいなあ(笑)」
矢作「うなずく?おいしいっていうね?」
綾野「おいしいです~」
矢作「食べさせがいがあるねぇ」
綾野「いやもうたまんないんですよ」
矢作「いいねぇ」
綾野「幾らでも使ったろうと思って」(笑)
矢作「いやあ、いいねやっぱり」
小木「いやあ、いいよ」
矢作「久しぶりに会いたくなってきたな」
小木「会いたい」
矢作「(メール)『テレビで新成人に向けてコメントを求められた時「努力は必ず報われる」と言った後、しばらく間をおいてから、「ためにあるわけではないですが、努力すれば必ず成長します」と言っていました。あの時思ったんですけど、メガネびいきリスナー、意識しましたよね?やっちまったと思って適当なこと付け足しましたよね。綾野さん、リスナーは皆気づいてますよ』。
努力は必ず報われる、報われないよ!っていうあの」
小木「コーナーあったからね」
綾野「ちょっとまじめな話になっちゃいますけど、「努力すれば報われる」って100%あり得ないと思ってて。どっかで。そもそも努力っていうのが感情をもし持っていたとするなら、“努力君”みたいな感じで、努力君は「俺、報われるためにあるんじゃねぇんだから」と思ってるぐらいだと思うんですよ。むしろ、何かしらの結果は必ず出ると思ってて、それは成長という結果にすぎなくて、それが本当に報われることにつながるかどうかというのはまた別問題だと思うんですよね。そういうことをたぶん言いたかったんですけど、ちょっとリスナーの皆さんにバレてましたね」(笑)
矢作「そうだね。無駄ではないということだもんね」
綾野「そうです。無駄では絶対ないです」
矢作「これはやっぱ子どものためにある言葉でしょう?「努力は必ず報われる」って言っておかないとさ」
綾野「なるほど!あ、へえ、あ、なんかちょっと今、違うなやっぱ」(笑)「なるほど」
矢作「これ、大人が信じてるのは違うじゃん。子どもはそういうふうに言っとかないと。悪いことしたら神様が見てるよ、っていうのと同じことでさ」
綾野「あったかいですね。ちょっと僕考え方変わりました、一気に。ありがとうございます。素敵だなあ。そうかそうか」
矢作「(メール)『綾野剛さんに質問です。矢作さんの結婚がありましたが、綾野剛さんは結婚願望ありますか?東出君と杏ちゃんみたいにメガネびいきリスナーを一緒に聴ける女性には惹かれたりしますか』。
あれは杏ちゃんが一緒に聴いてるわけじゃなくて、無理やり東出君が聴いてるから付き合わされてるだけだけどね。まず今何歳だっけ?」
綾野「僕、今34です。正直年齢なんて記号にすぎないと思ってるんで、全然意識してないんですけど、ちょっと思ったのは、自分が結婚して子どもが生まれて、子どもが二十(はたち)になった時に自分は50代なのか60代なのかとふと思ったんですよ。なので、40代で結婚して子どもが生まれたら、子どもが二十になったら60代じゃないですか。だから、30代後半でもしそういうご縁があって子どもを授かることができたなら、子どもが二十になった時には自分はまだ50代でアクティブに動いていられるんじゃないかなと思った時に、ちょっとやっぱ30代後半で結婚てすごくいいのかもなと思います」
小木・矢作「ああ」
綾野「ちなみに、結婚願望あります」
矢作「したくないっていう人もいるじゃん。全然」
綾野「わりと最近ですけどね。3~4年ぐらい前までは、自分の血は絶対残さないと思ってたんで」
小木「なんで?」
綾野「なんか1代でしっかりと、きっちり」
小木「かっこいいね。全部終わらせる」
綾野「でも、なんかその考え方はすごくナルシズムが強かったなと反省してます。そうでも言ってなきゃいけなかった時期だったような気もするんで」
矢作「変わるからね、意見なんてね、毎年」
綾野「変わります、変わります」
矢作「じゃ、今あるんだね?」
綾野「はい、ありますね」
小木「でも、なんか聞いていると、子どもだよね。子どもの逆算だよね、年の。奥さんとというよりもね」
綾野「そうですね」
小木「子ども欲しさの結婚であって、願望がね」
矢作「子どもねぇ。子どもはねぇ、俺が今45だから、本当に今年生まれたって、単純に20年後で65歳か。二十でしょ?ちょうどいいな、俺は」
小木「うんうんうん。ま、若いからね、今65がね」
綾野「そうですね。全然まだ若いですね」
矢作「前も言ったかもしんないけど、40ぐらいで二十の子どもいたら、俺、何も教えられない。まだなんか偉そうに言えない」
綾野「あ、それ、いいっすね」
矢作「65になったらさすがに二十の子どもに偉そうに言えるの」
小木「説得力が出てくるな」
矢作「まだ40じゃ言えてないと思うな」
綾野「ちょっと矢作さん、めっちゃかっこいいっすね」
矢作「ははははは(笑)」
綾野「それ、すげぇかっこいい」
矢作「俺、結婚して変わったもんね」
綾野「全然言葉のパワーが違いますよ」
矢作「ははははは(笑)」
矢作「(メール)『今朝、駅のエレベーターに乗ろうとしたら、先に乗っていた女子高生に閉まるボタンを連打されてしまい、残念ながら乗ることができませんでした。そして、戻ってきたエレベーターに乗り込み、ドアを閉めようとした時、向こうからエレベーターに駆け寄ってくる女子高生がいたので開けるボタンを押して待つことにしました。すると、僕と目が合ったその女子高生は、エレベーターに乗らずに階段まで引き返していきました。これからは僕が階段を使うようにします』。
辛いね~」
小木「辛い、辛い」
矢作「最初のエレベーター閉まるボタン連打されて乗れないのはさ、別にコイツが変な奴だからというよりか、乗せたくない人いるからね。早く行きたい。ただ、次のほう。開けるボタンを押してたのに引き返したというの、これはヤダねえ」
小木「辛いなぁ」
綾野「何ですかね」
矢作「これはやっぱ見た目だな。見た目が本当にヤバいんだよ。変えよう、見た目。大体髪をきちんと散髪して、普通のきれいな格好、サイズの合った格好。サイズの合った格好と髪をきれいにしていたら、そんな変な人に見えないよ」
綾野「そうですね。ほとんど一番初めに人がその人の印象を決めるところって髪形らしいんですよ」
小木・矢作「ああ」
綾野「7割ほとんど髪形で決まるみたいで」
小木「重要だよね」
矢作「やっぱボサボサで汚い、脂ぎってたりするとだめだし」
綾野「僕、去年9月ぐらいにやってた作品で『武曲 MUKOKU』っていう作品がありまして、今年6月ぐらいに公開なんですけど、その時は髭をとにかく伸ばしてて、髪の毛もロン毛だったんですよ。相当体重も落としたんで、顔もコケてて、全然人が寄ってこなかったですね。僕、今、髪の毛ストレートってたぶん5年ぶりぐらいなんですよ。髪がパーマかかってない状態って。これがどうやら受け入れられてるみたいで」
矢作「評判いいんだ」
綾野「複雑なんですよね。今までずっとパーマやったんでね」
矢作「確かにそうだ。パーマだね」
綾野「パーマなんですよ。母親に「剛って天パ?」って言われましたもん。いやいや、自分よう知っとるやん!みたいな」