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虎のかぶりもの

 

オードリーのオールナイトニッポン 2009年12月26日

 

若「僕ね、考えたんすよ。考えたっていうか、同級生と、家に凄い近くに住んでる同級生と飲んでて、その話をしたの。ラジオで虎のね(ぬいぐるみの話)。ずっと同じお笑い芸人の人好きだったし、一緒にライブとか見に行ってた。凄い、同じ音楽が好きでわかってくれてる人。友達ね」

春「うん」

若「したら、いやいや、わかるつって。何でヤダかっていうと、風呂なしに住んでて、一人でトボトボ銭湯行って、100円ショップのおにぎりが夜11時に50円に半額になるのを待って、もうコンパとか行くのも25歳ぐらいでイヤんなるのよ」

春「まあまあまあ」

若「芸人だからって遊んでるっていうのも、もうなんかイヤんなるというか、情けなくなってきて、家でひきこもりの状態だったんです。27、28とか。で、家でテレビ見てるとさ、女性人気のあるお笑い芸人さんがキャーとかさ、それこそ雑誌に出てウィンクなんかしてるような奴、俺、正直言って大っ嫌いだったからね」

春「ハハハハ」

若「ハハハハハハ」

春「まあまあ、男向けじゃないからね、そういうのは」

若「モテないじゃないですか。ネガティブだし、27で、月給5万とかでしょう」

春「うん」

若「でも、春日さんみたいにポジティブだったら、それでもモテるんでしょうけど」

春「まあまあ、それはいいじゃない」

若「だから……ハハハハハハ。いや、ほんとにいいじゃない、それは」

春「ハハハハハ。それはいいじゃない」

若「それを自分がやってると、なんかそういうふうに、で、アパートとかにいる人がどう思うんだろうって、どっかで頭をよぎっちゃうんだよってそいつに話してて」

春「なるほど」

若「俺、ほら、車今乗っててさ」

春「うんうん」

若「偉そうに、車乗っててさとか言うのも不思議だな、なんか。アハハハハ」

春「考えられないよ」

若「駐車場にね入れる時に、駐車場が凄いT字路の奥まったとこにあって、そこの奥のマンションが、春日さんちのアパートより古い、昔、大学の寮だったみたいなので」

春「これはよっぽどですな」

若「そうそう。で、1本外にむき出しの柱があんだけど、そこにこすりそうになるのを切り返しながら入れなきゃいけない駐車場で、俺がもし車の角をその柱に当てちゃったら、アパート全体が崩れるぐらいボロいのよ」

春「よっぽどだね、ホントにね」

若「そうそう。で、深夜2時ぐらいにファミレスから帰ってきて車入れてて、アパートの横の鉄の錆びた階段のとこに、上下グレーのスエットでサンダル履いて、死んだ魚のような目した、髪ボッサボサの27歳ぐらいの、それこそ、男の人が階段に座って、くわえタバコなの。タバコもくわえられてない、半分ぐらい」

春「ハハハハ」

若「煙も……」

春「何があったんだよ!」

若「いや、そういう気持ちわか……、お前わかんないんだっけ?」

春「わかんない、わかんなくはない」

若「お前はやっぱポジティブだからわかんない。俺なんか、俺は似たような感じだよ」

春「酷過ぎるでしょ、でも」

若「いや、わか……、俺わかるよその人の気持ち。で、煙、ワーッてびっくりして、ライトがバックしてずれてたったら、その人が急に浮かび上がって、ワーッて俺声出してさ。くわえタバコで、死んだような目でこんな。そういう人はさ、絶対さ、そう思ってんだって。タレントがね、おいしそうなもん食ってて、おいしそうなもん食いやがってコイツらよって思ってて」

春「まあ、そうだね」

若「俺も超思ってたから。アハハハハハ。それを、今ね、自分が「おいしい~」とか言ったり、虎のぬいぐるみ被って「若ちゃん」とか言われてる」

春「ハハハハハハハ」

若「そう、な?思わない?」

春「アハハハハハ」

若「俺、どうしても」

春「「若ちゃ~ん可愛い~♡」アハハハハハ」

若「ダメなんだって、そんなこと。いや、ダメなんだって思うのももう古いのかもしんないよ。時代的に。そこをフラットに何でも笑顔でやるっていう時代だっていうのも十分わかった上で、2年前、3年前の自分が見てたらっていうのがよぎっちゃうのよ」

春「うん、なるほどね」

若「で、それを同級生に、その同級生も「俺はお前のテレビを2月から見ていない」と」

春「おうおうおう、どういうことですか?」

若「「お前が頑張って一般の目線を頑張って作ろうとしたりしてるのが辛い」と。「でも、俺も頭でよぎっちゃうから、うまく虎の被れないんだよねー」って言ったら、「おい若林、そんなふうにテレビ見たり雑誌見てるやつ、国民の0.8%ぐらいだぞ」って。ハッハハハハ」

春「確かにそうだよね」

若「確かにと思って(笑)」

春「そこ向けていくっつーのもね、っていう話になってきますよ」

若「そうなんですよ」

春「じゃ、もう今までどおり可愛い若ちゃんで」

若「勘弁してくれよぉ。ハハハハハハ」

 

 

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