爆笑問題カーボーイ 2016年11月8日
太田「お前、号泣してたもんな」
田中「ええ?それはしょうがない」
太田「俺、お前が初めてだからな、男があんなに泣くのを見たの」
田中「大学ん時の話でしょ?」
太田「そう」
田中「だから、そういうもんですよ。俺がしょっちゅう泣いてたら、お前覚えてない、そのこと。でしょ?ほとんど初めて見たし。でしょ?」
太田「お前が言ってんのは、男は泣くなっていうこと?」
田中「ほとんど泣かないじゃん。テレビとかでも泣いたことないし」
太田「でも、あんなことで泣かない」
田中「いや、違う違う。それはさぁ、なんていうの、お前……気持ち悪いけど、お前以外にほかに人がいっぱいいたらたぶん泣いてないとかもあったりするわけじゃない。きっと。ね?」
太田「なんで泣いたの?あの時」
田中「覚えて……30何年も前の話だよぉ。もぅ……」
太田「大学生の時だよね」
田中「大学の頃ですよ」
太田「女の子とずっと、まだあの頃家電だから」
田中「ケータイはもちろんない」
太田「ケータイないから長電話してたんだよ。後輩の女の子の恋愛相談で」
田中「太田さん家に行ってね」
太田「そうそう」
田中「俺は電話がかかってきたから待ってたの。終わるの」
太田「2時間ぐらいしてた」
田中「ずっと俺はお前の部屋で聞いてた」
太田「女の子の恋愛相談だったの。だけど、俺はその子を結構相談に乗じてヤッちゃおうかと思ってた。これイケんじゃねぇかと思いながら」
田中「そんなことは俺は全く考えてねぇから。全然そんなことは考えてないから」
太田「こういうことがあって、人生っていうのはこういうもんでっていうね、読んだ本の抜粋とか、いろんなことを言ってさ、あらゆる、要するに口説くテクニックをやってて、2時間ぐらいやって、「わかった?」「 元気になりました、ありがとうございます」って言って切って、「おい、あの女、もしかしたらヤレるかもしんない」って言おうとしたら、お前が号泣してて、「えっ?どうしたの?」って言ったら、「お前いいこと言うな」」
田中(笑)
太田「あの時ほどびっくりしたことはないよ。こっちに催眠術かけてたら、横の人が倒れちゃった、みたいな」
田中「まさに」
太田「あんなびっくりしたことないよ。だから、お前、アジャ・コングが卵飲んでても、お前が吐くんだよ」
田中「そうそう。もらいゲロみたいなね」
太田「おかしいよね」
田中「それは、まあまあさ、なんかそん時の俺の……」
太田「あの号泣、俺は初めてだよ、男があんな号泣」
田中「俺もたぶんあんな泣いたことないですよ、人前で。そういうことでしょ」
太田「いないよ、ほかに」
田中「それはまあまあ」
太田「ウーッて声出して泣いたからね」
田中「号泣議員みたいにな(笑)」
太田「号泣議員だよ」
田中「ハハハハハ(笑)」
太田「ドン引きだよ、こっちは」