サイリウム振ってるんだぜ2019

 

ON8+1 2019年10月15日

 

さいたまスーパーアリーナのライブが9月の26日にありまして、そこで『日向坂で会いましょう』という番組で裏側密着をするということになったらしく、私が呼ばれて行ってきたんですよ。そもそも普通に観に行こうとは思ってたんですけども、急遽なんです、本当に。番組で裏側を回すので、レポートしましょうみたいなことにどうやらなったらしくて。

ライブの裏側って、基本的にあれだけどでかいライブだと結構緊張感あるわけですよ。当たり前なんですけど。どのライブでも。で、裏側密着で、基本的には邪魔しないようにやるしかない。“邪魔しない男”ということで、私、佐藤満春、存在感がないことでおなじみの私が呼ばれていったと。キャスティングの理由はそれかどうか知りませんけど。

グループ全体のライブなわけじゃないですか。番組のスタッフさんも肩身狭いわけ。基本的には。俺なんかもっと肩身狭いわけよ。さいたまスーパーアリーナの裏の動線とかをとりあえずウロウロしているんだけど、誰も会場の造りを知らないし、どこからどう撮っていいかとか、全然誰に聞いていいかわかんないような状況で撮影が始まって、とりあえずさいたまスーパーアリーナの裏動線を5周半するっていう。ずっとカメラ回っているんだけど、映ってるのが俺とグレーの壁だけだから、「ここ絶対使わないでしょう」って言いながら。

アリーナの中で迷って、メンバーの皆さんはリハとかをやってるんだけど、リハを遠くから見るしかやることがないわけよ。邪魔になっちゃうじゃない?

そんなの撮ってて、もうやることないんですよ。一回外出てみようつって外出たら、ファンの方がブワーッと物販に並んでて、話しかけたりとかしたんですよ、僕。あれも別に話しかけてくださいって言われてるとかじゃなくて、そんなぐらい時間を持て余してはいたんだよ、我々撮影スタッフが(笑)。あと、来てる花をイジったりとかしたんだけど、どうやってどこを使うか知らないの、俺は。一応、ファンの方に「物販何買いました?」とか聞いたんだけど。

そんなことをして、でやってて、楽屋裏とかも細々と遠くから見てて、こっちからは話しかけれないから、メンバーの方に。富田さんとかがちょっと声かけてくれたりとかみたいなことがあったとか。

それで、オードリーの2人は観に来るらしいんだけど、遅れて来るつって。春日の奥さんが先に来て、その後に若林君が来て、俺はロケしてるから、席に行けないの。したら、若林君と春日の奥さんが2人で観てるっていう状況があって(笑)。「今すぐ席に来てくれ」って若林君から連絡が来てね。で、その後、春日が来て、俺も席座って、4人でサイリウム振るっていうね(笑)。すごい41歳がやってきたなと思ったな、あの時。

ライブの模様を番組でたぶん少し扱うと思うんで、いつ放送になるかは知らない! ご期待ください。

 

 『こんなに好きになっちゃっていいの?』♪

 

あのロケはどこをどう使うんだろう。別に放送すらされないのかもな、と思ったね、途中から。だって、ずっと楽屋の裏の動線を歩く俺とかを撮ってるから(笑)。あそこは絶対使われないんだけど。

その後も不思議だったなぁ。春日と若林君と春日の奥さんと俺の4人で並んでサイリウム振ってるんだぜ、2019と思って。不思議~(笑)。

たぶんライブの模様は番組で放送されるんじゃないかな、一瞬は。俺が出るとかは全然抜きにして。と思いますけどね。でも、3~4時間、一応、俺はカメラを回してたんだけど、今も夢みたいだね、あの時間。誰も状況をあんま把握していないっていう感じ。

 

 

羽田圭介×岩井勇気

 

ACTION 2019年10月9日

 

 

羽田圭介TBSラジオから生放送でお送りしているACTION、木曜日、羽田圭介です。

幸坂理加:幸坂理加です。

この時間はゲストアクション、今日のゲストは、お笑いコンビ、ハライチの岩井勇気さんです。よろしくお願いします。

岩井勇気:どうも~ハライチ岩井です。よろしくお願いします。ありがとうございます。

羽田:よろしくお願いします。

幸坂:岩井さん、33歳でいらっしゃるんですよね。

岩井:33です。

幸坂:羽田さん、今月で34歳。

岩井:あら、僕の1コ上じゃないですか。

幸坂:そうですね。

岩井:意外と近いんですね。

幸坂:年齢も近いですね。どうですか?お互いの印象は。

岩井:いやぁ、なんかやっぱり、そのぉ(笑)、最初見たのが『ウチくる?!』なんかに出てたのを僕見たんですけど。

羽田:ああ! その時って、『ウチくる?!』で岩井さんいらっしゃいましたっけ?

岩井:いました、いました。

羽田:そうですよね?

岩井:俺、ちょこっとしか出てないんですよ。

羽田:そうですよね? そうだ、そうだ。あの時から本当に3~4年前とか。

岩井:収録現場でずっと見させてもらって、なんか不思議な、なんか面白い人だなって(笑)。

羽田:なんか鍋食べてたんですね。その時。

岩井:あ、そうです、そうです。そんな回ありましたよね。

羽田:その時以来ですね。

岩井:それ以来でございます。

natalie.mu

 

羽田:その後、僕は澤部さんとは別の仕事とかでご一緒することあったんですけど、岩井さんはそれ以来ですね。

岩井:そうなんですよ。やっぱ俺に会うって、やっぱね。

羽田:レア。貴重な。

岩井:そう。難しいですから、やっぱり(笑)。

幸坂:ええ? そうなんですか?(笑)

岩井:澤部は会えるんですけどね。活動してたら。

羽田:貴重な機会。ありがとうございます。

幸坂:今回、貴重な機会を。

岩井:だから大事にしてくださいね。ハハハ!

羽田:大事にします。貴重です。

 

初エッセイ集

幸坂:岩井さん、初のエッセイ集。初なんですね?

岩井:そうなんですよ。なんにも書いたりしたことなかったんですけど、書かせていただいて。

幸坂:『僕の人生には事件が起きない』新潮社から先月25日に発売されてますけれども、私、3店舗書店を巡ったんですけど、売っていなくて「注文になります」って言われて。書店で売り切れ続出ということですね。

岩井:いやぁ、ありがたいですけど。

羽田:4刷?

岩井:4刷まで2週間弱ぐらいでいかせていただきました。

羽田:これ、よく、すごい売れてる本ですよっていう空気感出すために、少ない部数でたくさん刷るっていうのは

岩井:ハハハ!

幸坂:あっ!

羽田:よくあるんですが、僕はそんなんじゃ騙されないぞと思ってて。4刷で何万部とか?

岩井:いや、俺、わかんないですけど、なんか新潮社の人が「4刷ですよ」って言うんですけど、僕もそれに騙されないようにしようと思ってるんです(笑)。

羽田:騙されないように(笑)。でも、確かに新潮社はわりと初版とかも渋るほうなんですが(岩井:ああ、そうなんですか)、ただ、でも、結構ひどいところは、500冊単位で刷ったりとか(岩井:ええっ!?)、1000冊単位で刷ったりとかというところもあるんですけど(岩井:それだったらヤバいですね)、さすがに新潮社は3000から4000の最初はロットで刷ってるだろうなって考えると、しかも多分初版も岩井さんなんでそれなりに刷ってるとしたら、結構な冊数だろうな。(岩井:ハハハ ほんとですか?)4刷でも、多分結構な冊数だろうなと思います。

岩井:僕は、乗せてきてるだけじゃないかって思ってるんですけどね。

幸坂:いやいやいや。

羽田:新潮社は最低限の冊数、あれぐらい刷るだろうなというのは何となくわかります。

幸坂:話題沸騰の一冊ですよ。

岩井:いやいやいや。なんかでも、そうなんですよ、そうやって手に入れられないなんていうことを言っていただくんですけど。

羽田:初版6000! 6000か。多いな。僕が新潮社で出したハードカバー、初版4000とかだった。

岩井:ハハハ それより。でも、やっぱ一応こういう活動してますから、僕は。

羽田:そうですね。

岩井:見込まれてはいると思う。今日も近くの書店に行ったらなくて。ただ、今日、又吉直樹先生の本が発売になりましたんで、霞むんじゃないかなっていうふうに(笑)。

羽田:別っちゃ、ジャンルが。

岩井:芸人の本として。

羽田:ああ、なるほど。相乗効果はあるんじゃないですか。

岩井:相乗効果、なるほど。

 

 

羽田:本でも書いていらっしゃいましたが、今回の本を出されるまで、漫才のネタ以外であまり文章を書いたことがなかったそうですが、本当ですか。

岩井:ないですね。あと、ツイッターぐらいですね。

羽田:最初に執筆のオファーが来た時も乗り気じゃなかったんですか?

岩井:全然。なんで俺にオファー来るんだろうって。もっといるでしょうって思って(笑)。最初書いたんですよ。言うから。1000字ぐらいのやつ書いたんですよ。そしたら、なんかちょっと、ボケが入り過ぎてますね、みたいな。芸人のエッセイなんで、芸人が書く意味って何だろうと思って、ちょっと面白く書いてやったら、いや、ボケ要らないですって言われて。だったらエッセイストに頼んだら?と思いましたけど(笑)。

幸坂:(笑)

羽田:多分芸人さんでも、ネタしかやらないっていう方もいらっしゃるとは思うんですが、岩井さんの場合は、ラジオとかでフリートークでしゃべる機会っていうのは前からあったわけじゃないですか。

岩井:ありましたね。

羽田:だから、そういったところでわりとしゃべる機会が多かった方が、文章にエッセイとして書くということの違いっていうのはありました?

岩井:雰囲気でオチをつけちゃっている時とかあるじゃないですか。

羽田:いや、わかんないですけど(笑)。

岩井:あるんですけど。

羽田:あるんですね?

岩井:うん。2人の…相方とやってるんで、相方とのやりとりで、何となく面白くなった、みたいなのじゃなくて、ちゃんと一応話にしなきゃいけないんで、ラジオでやってるトークでも全然文章にできないな、みたいのはありましたね。

羽田:そうなんですね。

幸坂:へえ。

羽田:でも、エッセイって、書き言葉って情報量が多くなるので、どうしても。自分をさらけ出すところも多くなると思うんですが、その辺の、放送メディアではやるけど、活字メディアでやると恥ずかしいみたいな抵抗とかってなかったですか?

岩井:ありましたね。最後のエッセイ、2500字ぐらいなんですけど、最後の一文をオチにすると、すごい、やってやった感みたいなのってないですか?(笑)

羽田:あ、そっかぁ、確かに。

岩井:ラジオだと、バッとオチ台詞みたいに、こういうことがあったんですよ、みたいに言ったら、ジングル流してくれて終われるんですけど、すごい恥ずかしくなるんですよね、文章にするとね。

羽田:確かにそう…ああ、確かにそっかぁ。その違いがあるんですね。

岩井:だから、こんなことがありっていうラジオで言うオチを書いて、そして僕はこう思った、みたいなことを書かないと、哀愁で終わらないと、なんか恥ずかしいんですよねぇ。

 

タイトルについて

羽田:このタイトルが『僕の人生には事件が起きない』というこのタイトルが決まったのってどのタイミングですか?

岩井:書き始めてちょっとしてから、新潮社の人がタイトルどうしましょうか、みたいに言ってる時に、そのエッセイの中から一文抜いたのを何個か出してきた中で、それにしたんですけど。

羽田:ああ、なるほど。

岩井:僕、ライトノベルぐらいは読んでたんで、全く活字読まないんですけど、中学の頃、ラノベ読んでたんで、ラノベみたいなタイトルじゃないですか、それ(笑)。

羽田:確かに。『僕の人生には事件が起きない』。でも、これって正直だなという。大体みんな自分の人生にはいろいろあったって言いたがるし。

岩井:芸能人は特にそうですよね。

羽田:思いたがるじゃないですか。一般人レベルでもあるので、ましてや芸能人の方はっていうところがあると思うんですが、でも、わりと、こういうことを昔自分の人生、人生がわりと平板だというようなことをベテランの小説家の人が書いた、対談本だったかなんか、そういうのを読んだりしたことがあって、だから、ベテランの作家と同じことやってんなと思って(笑)。

岩井:ハハハ あ、たどり着きましたね、早めに。

羽田:最初っからたどり着いてるな。すごいなぁと思って。

岩井:あ、いいですね。それ、うれしいですね。

羽田:わりとそういったところで、自分を、自分の記憶を捏造せず、わりと冷静に観察して、正直に出すっていうのは、わりとその観察眼の冷静さみたいなところが非凡なる才能かなと思いました。

岩井:いやぁ、ありがとうございます。盛るのがあんまり僕好きじゃないんで、盛らずに、妄想とかでふくらませたかな、みたいな。

羽田:なるほどね。

 

小説的なエッセイ

羽田:妄想が広がっていくっていうところで、僕も結構、例えば、この本の中で好きだったのが、仕事が終わった時に、テレビ局側から用意されたタクシーがVIP仕様のタクシーだったっていうあのエピソードが好きで。

岩井:ああ。そうですね。

羽田:このエッセイは非常に小説的だなと僕思ったんです。

岩井:あ、本当ですか?

羽田:というのも、よくタレントさんがエッセイとか書いたりすると、わりと自意識過剰系のエッセイがよくある形だと思うんですよ。

岩井:多いですね。

羽田:というのも、自分の感受性を敏感にすると、なんでも事件にはなるわけですよね。

岩井:ええ、ええ。

羽田:だから、例えば、そういう方がVIPタクシーのことを書こうとしたら、「この運転手さんにこう思われているんじゃないか」っていう、わりとちょっと被害者意識っぽい立場からのエッセイで終わると思うんですが、このエッセイの変わっているところは、VIPタクシーを降りた後に、じゃ、もうちょっとVIPっぽく過ごそうと思って、豪華な出前を頼もうとしたりとか、そこでまた別のことが始まるんですよね。それって被害者意識とかでは全然なくて、自分をまた別のifという状況に置いてみてという、なんかそれが、自意識過剰系のエッセイと全然違うところで、そこで創作、自分でリアルに創作をしているという、それが非常に小説的で、僕、これすごい好きなんです。

岩井:そこの話のことを言ってくれた人初めてです。

羽田:そうですか?

岩井:うれしいっすね。

羽田:この小説とエッセイの境がない感じが結構好きなんですね。

岩井:へえ。なんか大変そうですね。タレントにエッセイ持ってこられて言わなきゃいけないのは(笑)。

羽田:これはすごかったんですね。

岩井:結構あるんすね。

 

「怒」が一番書きやすい

羽田:あと、組立式の棚についてのエッセイが2回も入っているじゃないですか(笑)。

岩井:そうなんですよ。

羽田:最初のほうと終わりのほうに、また組立式の棚を組み立てるのが難しくてイライラするっていう話をまた書いてるよ!って。

岩井:そうなんですよ。

羽田:その原動力。こういうイライラとか不満というのが書く原動力。

岩井:喜怒哀楽だったら怒が一番書きやすいですよね。

 

今、イライラしていること

羽田:そうなんでね(笑)。今イライラしていることってありますか?

岩井:今は、また家なんですけど、階段があるんですよ。メゾネットなんで。メゾネットの階段の上のところにワイヤーを張って、ハンガーで服をかけようと思ったんですけど、釘を刺してワイヤーを張らせてたんですけど、壁の一部ごと全部抜けちゃって(笑)。

幸坂:えーっ!?

羽田:壁の一部ごと抜けちゃって(笑)。

岩井:だいぶピンピンに張って、服いっぱいかけてたんで、壁ボコン!と抜けちゃって。

幸坂:重みでやられちゃったんですね(笑)。

岩井:ふざけんなよ!って思って(笑)。

羽田:それは、敷金の精算とか、結構高くなりそうですね。

岩井:そうですよ。出るときめちゃめちゃ高くなるだろうなと思って、どうにか自分で直せないかなと思って(笑)。

羽田:(笑)

幸坂:難しいんじゃないですか?ご自分で直すの。

岩井:DIYで。

 

「自分の生い立ちを話せない訳」

羽田:あと、「自分の生い立ちを話せない訳」っていうエッセイの中で、芸人としての下積み時代がなかったのにもかかわらず、テレビのスタッフからは若手時代の面白エピソードを聞かれて辟易するなんて、ぶっちゃけ過ぎじゃないですか?

岩井:俺、22とかでテレビ出てますんで、下積みとかないですし、言ったところで、ほんとに積んできた芸人に失礼じゃないですか。

羽田:確かに(笑)。

岩井:羽田さんとかもないですか? テレビに出る時、なんか面白いことないですか?みたいにめちゃめちゃ言われる感じ。

羽田:僕もテレビ出始めの頃に、「なんかもっと昔下積みで苦労したんじゃないですか?」とか。僕もわりと同じで、23でマンション買って、そんなに住むところに困ってなくて、だから、「もっと苦労したことないですか?」という番組前のスタッフさんからの打ち合わせで、これ、検察の尋問と同じで(岩井:ハハハ)、ないことを言わない限り、ここから帰してもらえないんだなというところで、「あります…」と言って、そこからおそるおそるウソの話作っていってって。

岩井:なんて言うんですか、ウソつかされてるみたいなところありますよね。

羽田:つかされますよね。じゃないと帰してもらえないっていうか。

幸坂:そうなんだ。

岩井:そうやってウソで練り固められたバラエティ番組ができ上がっていくわけじゃないですか(笑)。

羽田:そうだな。

幸坂:ハハハ

羽田:それを例えば小説家の僕が言うならいいんですけど、芸人さんである岩井さんがこんなこと書いて大丈夫かなと思って。

岩井:大丈夫じゃないです。だから俺にあんま出会えないんですよ(笑)。

幸坂:あ、そういうこと!?

羽田:そういうことなんですね。

岩井:いいと思っているんですよ別に。

 

「澤部と僕と」

羽田:あと、一番最後かな。「澤部と僕と」というこの本のための書き下ろしのためのエッセイですね。

岩井:澤部のことをちょっと書いてますね。

羽田:澤部さんを、澤部さんには何にもないっていう。無の人と評して、オリジナリティがないからこそ自分を押し通すことをしない。だからこそバラエティ番組で澤部さんは活躍できるっていう。確かにそうなのかもしれないけど、こんなにはっきりと(岩井:ハハハ)長く、澤部さんにはファンがいないとか、後輩に憧れられないとか、何せ澤部自身もその無に全く気づかないまま生きているとか、よくこんなによく言うなあ(笑)。

岩井:ハハハ

幸坂:澤部さん、どんな気持ちで読んでるのかなって。

岩井:大丈夫ですよ、別に澤部。

幸坂:大丈夫ですか?(笑)

岩井:もう大丈夫ぐらいのところまで行ってるでしょう、こんなこと言われたって別に(笑)。

羽田:すごいですよね。

幸坂:澤部さんはこのエッセイ読まれたんですか?

岩井:読んでないと思いますよ。

羽田:読んでないんですか?

岩井:無の奴に何言われても響かないですから(笑)。

幸坂:無の奴(笑)。

羽田:読んでないんですか。

岩井:創作する人間だったら、なんか言っていただければ、ああ、そうなんだと思いますけど、あんまり別に感想を求めてないです、澤部に(笑)。

羽田:そうなんだ。

幸坂:相方さんなのに(笑)。

 

あんかけラーメンの話

羽田:あとは、幸坂さん、なんか気になったエッセイとかありますか?

幸坂:あんかけラーメンの話、ちょっと気になりましたね。

岩井:あんかけラーメンの汁がおいしいなってなって、水筒で持ち歩いて。

幸坂:そうそうそう、持って歩いて(笑)。すごいですよね。それ、公園とかで飲まれてたんですよね。

岩井:水筒を持っていればどこで飲めるんですけど、誰も俺があんかけラーメンの汁を飲んでると思わないだろうなって思いながら飲むっていう。

羽田:(笑)

幸坂:それがちょっと狂気を感じるというか。

羽田:確かに。

岩井:なんにも悪いことしてないですよ。ただね。

羽田:ただ、そこに実生活でそういうシミュレーションを結構されるんだなっていう。

岩井:ああ。

羽田:こういうことをしたらどうなんだろうっていうわりと実験をして、それに対して自分がこう思ったということをわりと書かれているので、わりと能動的なんですよね。

岩井:だから、僕、フットワーク軽いんですよ、めちゃめちゃ。

羽田:そうなんですよ。なんか結構いろんな行動をされているし、行動することでネタというか、何を作ろうとされているというか、結構行動的っていうイメージがすごい。

岩井:なんか書くためにとか、ネタ収集のためにやるようにはしてはないんですけど、やってみたらなんか面白そうだなとか、みたいなのは、あんまり足踏みしないようにしてますね。

 

平凡な日常を楽しむコツ

羽田:あと、本の中で、「誰の人生にも事件は起きない。でも、決して楽しめないわけではない」と綴っているんですが、平凡な日常を少しでも楽しむコツってなんかありますか?

岩井:ハハハ それなんか聞かれますね。

羽田:聞かれます?

岩井:いや、でも、別にやってる時は辛いとか、しんどいとか、つまんないとかでいいんですけど、後々思い返してみて、こうやって変換することができるんじゃないかなと俺は思ってるんで、嫌な記憶を上書きすることができると僕は思うんですね。

羽田:ああ、そうだよなぁ。

 

小説のすすめ

羽田:これ、まだエッセイって本になった後も書かれているんですか?

岩井:書こうと思ってます。今のところ…

羽田:まだ書いてはない?

岩井:ちょっと疲れたんで、2~3カ月休んでるんですけど(笑)。

羽田:僕は、これ読んでて、どっちがいいのかなぁと思ったんですよ。半分ぐらいまで読んだ段階で僕は、これはエッセイ書くのはやめて、というのも、エッセイってエピソードの消耗スピードがめちゃくちゃ早いわけですよね。

岩井:ええ、ええ、ええ。

羽田:どうせだったら、小説っぽいエッセイ書いてるんだったら、小説書いちゃったほうがいいんじゃないのかなっていう。

岩井:ああ、なるほど。ほんとですか?

羽田:なぜか小説書くと、なんか偉いみたいな風潮もまだあるんで。

岩井:ハハハハ! そうですね。

羽田:しかも、本を読まない人ほど、本出してる、特に小説出してる人を偉いみたいな

岩井:いや、そうですよ。

羽田:なぜか持ち上げる。本読んでる人はそう思わないんですけど、本読まない人はなんか持ち上げるんですよ。というのがあるんで。

岩井:やっぱそうですよね。エッセイストってコメンテーターか、ロフトプラスワンでライブやるだけですからね(笑)。

羽田:ロフトプラスワンのイメージあるんですけど、だから、なんかそれで、で、僕も単純に小説読んでみたいなと思ったんですね。

岩井:ほんとですか? ありがとうございます。

羽田:でも、そこの動機の部分では、動機というか、そう思ったところでは、僕自身も最近、エッセイを絞ろうかなと思ってる部分もちょっとあったんですよ。

岩井:なんかやられてますよね。

羽田:エッセイを連載2本やってるんですけど、やっぱなんかもうルーティーンで書いてる感もあるなとか、ちょっとそういう局面もあったりとかして、これ、エッセイ絞って小説にしたほうがいいかな、絞ったほうがいいかなと思ったりもしてたんで、じゃ、岩井さんにも小説勧めようかなと思ったんですよ。でも、ずっと読んでいくと、やっぱこれって、エッセイだからこその面白さもあるし、これが創作のにおいも漂わすと、この面白さは削がれるかなと思って、ぶっちゃけ、どっちがいいかはわかんない(笑)。

岩井:わかんないんかい!ハハハハ 結局わかんないんかい!

羽田:そう。だから、エッセイと小説がどっちが偉いかみたいな感じにもなっちゃいそうなんで、それは確かにどっちが偉いもないからなというところで、僕は、一概に小説に絞ったほうがいいとも言えないんですが、ただ、僕個人の要望としては、次、小説書けばいいんじゃないのかなっていう気が。

岩井:どうですかね、僕、2500字でそれ書いてるんですけど、長く書けますかね。

羽田:それこそ短編小説みたいな。最近でこそ長い小説が多いですけど、昔の日本文学の黎明期とかって、川端康成とかも超短編の掌編小説。掌って書いて、掌編小説っていうのもあったぐらいなんで、ちょうどここに収録されてるエッセイぐらいの長さの小説なんて幾らでもあるんですよ。

岩井:あ、そうなんですか、じゃあ。

羽田:なんで、小説っていう形にしたら、また別の層が読んで、エッセイよりもそっちのほうが面白いって言う人も出てくるだろうなっていうところで、別に長編を書くという意識もしないまま、短めの小説をたくさん書くとかでもいいんじゃないのかなとは。

岩井:ちょっと、じゃあ挑戦してみますわ。

幸坂:うわっ、ほんとですか?

岩井:はい。

幸坂:すごい!

岩井:それは、でき上がったときに歩み寄りが必要になる可能性はありますけど(笑)。

幸坂:(笑)

羽田:それはないんじゃないですか。多分この観察眼自体が、例えば、これ全部が全部じゃないですけれども、幾つかのエッセイとかに関しては、これは小説ですと言われたら、ああ、小説だろうなというのも。

幸坂:そうですね。

羽田:こういう小説を書く小説家もいるしなっていうところで、現時点で境目があまりないんですよね。

岩井:ああ。

幸坂:タクシーの話とか小説っぽいなと思って私も読んでました。

岩井:なるほど、へえ。

羽田:そうなんです。既にもう小説なんですよ。だから、今度は、パッケージだけ変えて、小説にしてみたらどうですか。

岩井:わかりました。パッケージを変えてみますわ(笑)。エッセイストから小説家にパッケージをちょっと変えてみます。

羽田:そっちもまたやったら面白いんじゃないですか。

岩井:はい。ありがとうございます。確かにその考え方はなかったですわ。ありがとうございます。

幸坂:初めてですか、小説をすすめられたのは。

岩井:そうですよ。エッセイも書いたことなかったですから。

幸坂:そうですよね。

岩井:長く書けんのかな、みたいな。長く書かなきゃいけないんだなと思ってたんで、すっきりしました。ありがとうございます。

幸坂:ああ、よかった、よかった。

 

今読んでみたい本

今、岩井さん、読んでみたい本とかってございますか。

岩井:あー、ほんとに活字を読まないんで、勧めたら何でも読みますけど。

幸坂:じゃ、羽田さん…。

羽田:僕のエッセイどうですかね? 『羽田圭介、クルマを買う。』っていうエッセイなんですが。

岩井:すごいっすね、なんか。

幸坂:Tシャツにしてプリントしているんです。

岩井:ええ、ええ、ええ。なんかテレ東でやってそうな番組みたい(笑)。

羽田:テレ東でやってそう(笑)。BSっぽいすね。

 

他人がやっているスポーツに興味がない

あ、あと、僕がすごい共感したのが、他人がスポーツやってる姿に全く共感しないというか、他人がスポーツやってても全然応援する気にならないっていう。

岩井:興味ないっていう。

羽田:僕、全く同じで、しかも岩井さんもご自身がやられていたスポーツですら、それのテレビとかを観る、試合を観るのが興味ないっていうのが。

岩井:僕、サッカーもやってたんですけど、全然興味ないです。

羽田:やってたスポーツも観る気しないって、僕もわかるんですよ。

岩井:全然面白くないですよね。

幸坂:えー?

羽田:自分がやってないから関係ねーじゃんて思っちゃうんですよ。

幸坂:世界陸上とかラグビーとか面白いじゃないですか。

羽田:オリンピックとか観ます?

岩井:いや、観ないです。全く観ないです。応募もしなかったっす。

羽田:僕も応募しなかったですよ。ラグビーも全然観ないし。

岩井:うん。

幸坂:あら~これだけ盛り上がってるのに。

岩井:人が頑張ってるのでお酒何で飲めるの?みたいなところもあります。

幸坂:えー?応援しながら飲むの最高じゃないですか。

岩井:それに乗っかってる、なんか恥ずかしくないですか。その時だけ乗っかってるみたいな。

幸坂:えー?

羽田:僕もずっとそうだったんですけど、いまだに他人のスポーツを応援してる人が理解できないんですが、あまりにも応援する人が多いってことは、やっぱこっちもこっちでおかしいのかなとか。

岩井:(笑)いや、僕、僕らのほうがおかしいんじゃないですか?

幸坂:似てますねえ、お二人。

羽田:でも、心底、他人の試合を応援するのがよくわかんないんですけど。

岩井:何か参加型だったらいいですけど、応援することで参加してる気持ちになれないですね。

羽田:そうなんですよね。

幸坂:えー?! 選手に感情移入したりとかして楽しいじゃないですか。

岩井:だって、その選手にとっては俺関係ないじゃないですか。

羽田:そう。

幸坂:ハハハ

羽田:ほんとそう。だから、その選手が頑張っていて、何かをかち取ったり、ああ、すごい頑張っているんだなと思うんですけど、その試合を観る気にはならないですよ。その偉業をなし遂げた選手を尊敬はしても、試合は別に僕が戦ってるわけじゃないしなっていう。

岩井:ハハハ そうそうそう。

幸坂:ああ、そういう気持ちになるんですね?

羽田:このエッセイを読んだ時に、なんか、まるで自分が書いたようだと思って(笑)。

幸坂:(笑)

岩井:確かに共通するところあるのかもしれないですね。

幸坂:ねえ。なんか『ポルシェ太郎』を読んでるような気持ちになってきて、岩井さんのエッセイ読んでると。

 

 

羽田:なんか、突然取ってつけたような書き終わりの言葉が最後に出てくるんです。さっきの野球の試合を観に行ったという話でも、最後に、なんやかんやあって、なぜか会話文で「野球好きへのイメージは変えられないが、野球観戦にはまだ行きそうだな」というふうに言ってて、おじさん2人の怒号を背中で聞きながら、僕はそう思ったって、ここ、普通って地の文で書くと思うんですけど、わざわざ鍵カッコで台詞にしてるところが、僕が尊敬している小説家の中原昌也さんの小説っぽいなと思って。

岩井:ハハハ あ、そうなんですか。

幸坂:おー!

羽田:ここを地の文にしないっていうのが独特だなっていうのは。

岩井:なんか、そうですね。

羽田:書き割りっぽさを多分それで強調している部分もちょっとあるのかなと思ってて。

岩井:今書いてる時点で思ったことじゃなくて、その時思ったことなんで、そういうふうにしている部分はありますね。

羽田:なんか、いや、わかんない。非常に僕、本当、毎曜楽しみながら読みました。

岩井:すいません、ありがとうございます。大変っすね、皆さん。こうやって全部読まなきゃいけない(笑)。

羽田:いやいや、全然。ほんとに読みたくて読んでた。

幸坂:ほんとに楽しかったです。

岩井:あ、ほんとですか。僕は読まないのでそう思っちゃいますね。

羽田:読まないんですか?(笑)

岩井:僕は全然活字読まないんで、すごい読むんだな、みんなって。

羽田:いや、面白かったですよ、ほんと。

幸坂:そろそろ、すいません、お別れの時間になってしまいました。ありがとうございます。

岩井:すいません、ありがとうございます。貴重なお話を、先生から。

幸坂:岩井さんの初のエッセイ集『僕の人生には事件が起きない』をぜひ皆さんご覧になってみてください。新潮社から税込1320円で発売中です。

ゲストアクション、今日はお笑いコンビ、ハライチの岩井勇気さんにお越しいただきました。ありがとうございました。

岩井:すいません、ありがとうございます。

羽田:ありがとうございました。

 

 

 

幸せになる才能がない

 

ACTION 2019年10月9日

 

DJ松永:先週は私ロンドンにいたために、相方のR‐指定さんに代打を務めていただいて、幸坂さんどうでしたか?

幸坂:いや、よかったですね~。(スタッフ:笑)

DJ松永:フーン。フーン。フーン。

幸坂:初めてだとは思えないぐらい。

DJ松永:フーン。フーン。

幸坂:何?何?どうしました?(笑)

DJ松永:相方のR‐指定さんのパーソナリティ代打の評判がすこぶるいいですね。

幸坂:ほんとそうなの。

DJ松永:私、その時ロンドンにおりましたので、ラジコが海外では使えないんですよ。だから、間接的にずっとエゴサーチして追っかけながら、リアルタイムエゴサーチをして、番組、リアルタイムでどんなふうになっているのか追っかけてたんですけれども、皆さんね、R‐指定さんのことをほめる、ほめる。ほめる、ほめる。比較する、比較する、で。

幸坂:ハハハハ

DJ松永:「松永より」「松永なんかより」「松永に代わって」などという。

幸坂:そんなことありました?

DJ松永:俺、R‐指定さんのことを肯定的につぶやいた人たちのアイコン、マジで一生忘れません。(スタッフ:笑)心のスパム報告済ませてます。

幸坂:何それ?(笑)

DJ松永:本番うまく行き過ぎて、本番終わりのスタジオの空気がよかったことも一生忘れません。

幸坂:なんで知ってんの?(笑)なんで知ってるんですか?(笑)

DJ松永:やっぱりよかったんかい!(笑)よかったんじゃねーか!ほんとに。

幸坂:そうなんです。

DJ松永:俺、世界一をとって、世界一って、一生しがめるというか、この先どんなにネガティブなことが起こっても、俺、世界チャンピオンなんだって、ちゃんと自分と向き合えば、どんな辛いことも乗り越えていけるような気がした。すごく大事なお守りを手に入れたような気持ちでいたんですよ。だし、世界一とった時って、俺、無敵だなと思ったんです。俺、ロンドンの街で暴漢に遭って暴行を受けた後、身ぐるみを剥がされて財布も取られて、裸ですっぽんぽんの状態でロンドンの街に捨てられたとしても、俺は笑顔でいれる自信があると思ってたんです。なのにもかかわらず、R‐指定さんの代打の評判がいいことに私はひどく落ち込み。

幸坂:なんで?(笑)

DJ松永:これ、ギャグだと思っている人いませんか?

幸坂:ギャグでしょう?

DJ松永:俺、ほんとに膝に力入んなくなって立てなくなっちゃったんですから。

幸坂:ウソ!盛ってる、盛ってる(笑)。

DJ松永:すごく素晴らしいことじゃないですか。相方の不在をR‐指定さんが代打をこなしてしっかり守ってくれて、Creepy Nutsにとっていいことなのに、それに対してムチャムチャ凹んで、そんなことに対してさえネガティブな感情を抱いてしまう自分と向き合って、それでさらに凹む、みたいな。

幸坂:へへへ~(笑)

DJ松永:2~3日前の人生で最良の時間より、2~3分前のちょっと嫌な出来事のほうが勝つんだということに気づいてしまって、俺はつくづく生きるのが下手くそ過ぎるなと思って。俺、マジで、俺、本当に立てなくなったんですからね。俺、帰りの飛行機全然面白くなかった。全然面白くなかった。

幸坂:ハハハ 帰りの飛行機で? じゃ、ラジコで聴く前に?

DJ松永:俺はラジコをまだ聴いてないですよ、本番を。Rさんの代打は聴いてないです。俺がRさんの代打を聴いてしまって、Rさんがすこぶるよかったということに対して物理的に向き合ってしまったら、俺はもう立てなくなる。

幸坂:えー? でも、まだRさんでよかったじゃないですか。ほかの全然違う人がやるより。

DJ松永:全然違う。全然違う。R‐指定さんだからこそこんなに凹んでるんすよ。俺、本当に「R‐指定いい」ってつぶやいてる人、Creepy Nutsファン、特に俺に対して肯定的なつぶやきしてくれてる人たちが次々とR‐指定派に寝返っていく瞬間、俺、憎しみの感情が芽生えましたからね。マジで。凹むとかいうよりブチ切れてましたから。

幸坂:ええ? でも、私も凹んだんですよ、Rさんとやって。

DJ松永:凹んだんか? なんで?

幸坂:私がお姉さんだし、アクション水曜日のアシスタントをやって半年なので、引っ張っていってあげようと思ったんです。

DJ松永:確かに確かに。俺も多分そういう構図になるんだろうなと思ってました。

幸坂:見事に引っ張られました。引っ張ってもらっちゃって。いっぱいのワードが次々出てきて、頭がいいんですよ、Rさん。昼にぴったりの進行をされて。(スタッフ:笑)

DJ松永:名前はR‐指定なのに?

幸坂:Rなのに。もうね、やられましたね。

DJ松永:ほんとにR‐指定さんが頑張れば頑張るほど、2人の人間が深く傷ついていることに彼は傷ついていない。

幸坂:ほんとに。

DJ松永:ほんとに俺、代打、次、Rさんに頼む前、次またもう一回、Rさんに今回頼むけれども、もう一回、またそれより俺が休まなきゃいけなくなったら、友達の朝井リョウとかに頼みたいなとかって思ってたの。(スタッフ:笑)

幸坂:なんで?(笑)

DJ松永:でも、今回の聴いて思った。朝井リョウも超優秀なわけですよ。絶対頼まないって。俺、ほんとに。

幸坂:じゃ、もう休んじゃダメ!

DJ松永:そう。俺、一生休まない。(幸坂・スタッフ:笑)俺、逆ストライキですよ。怒りの座り込み。俺はこのブースから一生どかない。優秀な友達に代打を頼んじゃダメ。ロンドンでの俺の躁鬱の激しさ、尋常じゃなかったんですからね。

幸坂:世界一なんだから、もっと心を広く持っていかない…

DJ松永:そう思うじゃん。世界一になったことよりも、2~3分前に起こったちょっと嫌なことが勝ってしまう、俺の人生の下手さ、人生を進む下手さ。(幸坂:ね)俺、本当に幸せになる才能がないんですよ。(スタッフ:笑)

幸坂:なんで?(笑)

DJ松永:世界一とっても幸せだと自分のことを思えないって、多分一生この自分とつき合っていかなきゃいけないわけですよ。だって、世界一になって…

幸坂:そっか。頂点だもんね。

DJ松永:そう。これ以上ないわけじゃないですか。これでこんなに落ち込んでるんですよ。本番前、いろんな人がR‐指定さんよかった。それこそ『たまむすび』の掛け合いの部分がすごいよかった。

幸坂:あ、そうそうそう!

DJ松永:「そう」って言ってる…。「そう」って言った、この人…。

幸坂:ごめん、ごめん、ごめん。

DJ松永:俺、何回もやっても、(幸坂:難しかったけどね)赤江さんと大吉さんと何回もやってる俺より、初対面のR‐指定さんのほうが円滑に進んでいたというのをさっき俺聞きたくなかったんですけども、ディレクターの福田さんが(から)無理やり聞かされて、俺、もう泣きそうでしたよ(笑)。俺、今泣きそうだよ。

幸坂:あれで台本読んでなかったんだよ、Rさん。すごいよね~。

DJ松永:泣かす気? (「ラジオデイズ」イントロ♪)え? ちょっと曲行くってことですか? やだ! 俺、帰りてーよ、もう…。あーもう…DJ松永がお送りするアクション水曜日、この後も5時半までお付き合いください。帰りてーよ!

幸坂:ハハハ

 

 

R‐指定さんの代打パーソナリティ、とってもよかったです。その評判のよさを素直に讃えることのできない松永さん。松永さんの気持ちもわかるから、痛みとしても捉えられるけど、それを言ってしまえる強さ、面白さもあって、松永さんは松永さんでラジオスターですよ。

そして、月曜から金曜まで、癖の強いパーソナリティのアシスタントを務める幸坂さんの距離感が好きなんですよね。武田さんにも「面倒くさい」と言ってしまえるところとか、何か尋ねた時の返しのエピソードに毎回驚かされるところとか、幸坂さんも実に興味深い方です。

 

 

 

お肉とウニ

ぐるぐるナインティナイン』2019年9月12日

 

今回のテーマは「結婚できる人 結婚できない人」

テーマにぴったりなVIPチャレンジャー オードリー

f:id:imadokiyuuka:20191003220303j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213241j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213255j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213304j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213314j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213323j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213331j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213343j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213351j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213359j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213409j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213442j:plain特別メニュー 卵だけのチャーハン450円

f:id:imadokiyuuka:20191003213455j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213504j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213515j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213529j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213538j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213552j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213612j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213621j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213633j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003215637j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213642j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213655j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213707j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213719j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213728j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213738j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213750j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213802j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213813j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213825j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213839j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003221048j:plain

「お肉とウニ、合うんすね。一件合わなそうな2つが、組んでみたらめっちゃ合うって、オードリー食べてるみたい」

f:id:imadokiyuuka:20191003213901j:plain

「ありがたいですね」

f:id:imadokiyuuka:20191003221449j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213914j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213926j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213941j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003213952j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214005j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214015j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214027j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214041j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003215134j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214053j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214108j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214133j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214145j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214204j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214223j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214234j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214300j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214319j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214330j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214347j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214459j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214510j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003220118j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214550j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191003214629j:plain



台風の思い出

 

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER 2019年9月8日

 

有吉:明日、仕事前、ちょっとどこかへ行く用事があったんだけど、俺、やめました。

安田:そうですか。そっちのほうがいいですよね。

有吉:やめたほうがいいなということでね。あと、今日も、夜の仕事も、今日は台風が酷いから収録飛ばします、みたいなのもありましたし。

安田:そうなんですか。

有吉:みんな帰れなくなっちゃうから。

安田:ああ、そうか。スタッフの方とかね。

有吉:相当、だから、みんな警戒してるみたいね。ここまででかい台風はなかなか、東京はあんまり来ないから。

安田:そうですね。

有吉:広島にいる時はね、広島はほら、九州のほうに近いから、結構強い台風が来る時は来てね。うちなんか、結構古い家だったんです。古民家みたいな家だったから、窓がでかいんですよ。サッシがでかくて、1枚1枚のガラスがでかいんですよ。昔の家にサッシはめ込んでるから。だから、風をすごい浴びちゃうのよ。全部風を受け止めるから、パリッ!パリッ!パリッ!パリッ! 全部割れたことあったんだよ。風で。

安田:マジっすか?

有吉:恐怖よ。

安田:怖~い!

有吉:ホラー映画みたいだもん。マジで。まだその頃は俺、小学生ぐらいでね、おやじ生きてたから、おやじが全部処理して、雨戸をつけたりしてね、バッキバッキのガラスの中でやってたけどね、なんか作業をね。恐怖でしかなかったね。

安田:へえ~。

有吉:2階のすき間から風入って、俺、安田さんちのことを「トタン、トタン」てバカにしてるけど、うちもなかなかの古民家のボロボロだったからね。

安田:そうですか(笑)。

有吉:2階の屋根の天井から風が入ってくるからね、1階の屋根がウ~~ンと波打つんですよ。ウ~~ンウ~~ンて。だから、蛍光灯とか落ちてきそうになるのよ。

安田:へえ~。

有吉:めちゃめちゃ怖いんだから。だから、台風って、俺いまだにちょっと怖いよ。子どもの頃、台風とか大雨が来たら、子どもってはしゃいだりさ、で、怒られたりしてたでしょう。俺、台風つったら縮こまってて、めちゃめちゃ怖かったね。家の窓のサッシ全部割れるってなかなかだったよ。

 

 

びしょびしょ

新型芸人オークションキリウリ〜お金のためならここまでやります〜2010年9月22日

f:id:imadokiyuuka:20191002081505j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191002081514j:plain 

f:id:imadokiyuuka:20191001215223j:plain

この日の春日のスケジュール

AM10:00 自宅 出発

  10:45 青山 雑誌の取材

PM 0:00 天王洲スタジオ入り

   0:30 テレビ東京「ゴッドタン」収録

   2:45 移動

   3:30 西麻布 ライブの打合せ

   5:00 砧スタジオ入り

   6:30 TBS「クイズ☆タレント名鑑」収録

   7:50 別番組の打合せ

   8:45 移動

  10:00 LIGHT STUDIO入り

  10:30 雑誌の写真撮影

AM 1:00 帰宅

f:id:imadokiyuuka:20191001215243j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215256j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215310j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191002081541j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215321j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215358j:plain

 

f:id:imadokiyuuka:20191001224110j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001224133j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215425j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001224213j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215437j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215448j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215549j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215513j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215614j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215628j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215643j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215707j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215721j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215739j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215752j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215805j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215816j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215833j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215847j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215859j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215914j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215928j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001215948j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001220157j:plain


f:id:imadokiyuuka:20191001220144j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001220220j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001220231j:plain

f:id:imadokiyuuka:20191001220325j:plain

 

2019年の誕生日プレゼント

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年9月21日

 

春日:最近ね、ほぼ毎日だね、何かしら買って家に帰ることが多いんですよ。

若林:珍しいね。お金使わない春日が。

春日:お土産みたいなさ。

若林:奥さんに?

春日:まぁ、そうだね。

若林:へえ~!

春日:食べ物のことが多いんだけどね。ちょっとしたものよ。

若林:あれだ! 寿司折りみたいなやつをちょっと千鳥足で。

春日:いや(笑)そんなコントみたいなさ、そんなサザエさんみたいなさ(笑)ことはないんだけど、ちょっとしたお菓子だったりだとか、そういうのを。

若林:へ~?!クミさんに?

春日:そうそうそうそうそう。

若林:何を買って帰んのよ?

春日:アイスとか。

若林:コンビニでってこと?

春日:コンビニエンスだったり(若林:へ~)ちょっと寄って、犬のおやつだったりだとかさ。

若林:そういうの大事だぞ、お前。

春日:大事…

若林:言葉で伝えるタイプじゃないんだから、感謝を奥さんに。

春日:まぁまぁまぁ。

若林: モノに頼るってわけじゃないけど、それ、続けたほうがいいぞ、お前。

春日:そういうのやったほうがいいですか?

若林:絶対やったほうがいい。だって、言葉で言うタイプじゃないよね?

春日:まぁ、ちょっとそうね。恥ずかしくて言えない。

若林:でも、たまに言葉もやっぱりないと、不安になるから、女性っていうのは。

春日:誰が言ってんだよ! 一瞬聞いちゃったけどさ、話を。

若林:なんで言っちゃいけないのよ、逆に。

春日:いや、だから、そのさ、ベテラン夫婦の(笑)ところから言ってくるから。

若林:間違ってる?言ってること。

春日:いや、間違ってないと思うのよ。間違ってないけど、経験してきたみたいな感じで喋るから(笑)、そこを通り過ぎてきたみたいな感じで喋るから、違和感が生まれるのよ。間違っちゃないと思うよ。言ってることはね。

若林:キスとかもおざなりになっちゃダメよ。最悪、胸はおざなりになってもいい。ただ、キスは手抜いちゃダメ!

春日:フーッ(笑)

若林:手抜いたらあかんでぇ。

春日:(笑)何もかもおかしいじゃん。

若林:手抜いたらあかんで、キスは。

春日:西な感じもよくわかんないしさ。

若林:アンミカさんの感じを出しました。

春日:わかんないよ。言いそうだな! 女はそういうの気づくから、みたいのでしょ? 言いそうだな、アンミカさん。あかんで!

若林:キス手抜いたらあかんで。フフフ

春日:女は気づくで! そんなんすぐ気づくで。

若林:本当はスペシャルウィーク、アンミカさんとチャチャに来てもらいたい(笑)。

春日:何でだよ。アンミカさんが吠えて、チャチャも吠えて終わりだよ、たぶん。ハハハハ

若林:アンミカさん来てくんねーかなぁ。

春日:何でだよ、急に。

若林:絡みたいなラジオで。

春日:ハハハハ

若林:どんぐらいイケっかな、アンミカさん。ヒリヒリするね。

春日:するねぇ。いや、いいのよ。

 

そもそも最初はロケーション行った時に、なんとはなしに買ってったのよ。時間あったから、店入ったらさ、お土産屋さんみたいな。したら、好きそうな蜂蜜入りマーガリンみたいのがあったからさ。

若林:93番が?

春日:クミさんがね。これ好きそうだなと思って買って帰ったら、オモイノハコ喜んだのよ。

若林:思いの外ね?

春日:思いの…(笑)。

若林:オモイノハコって言っちゃってっから。オモイノハコ喜んだのかな。

春日:オモイノハコ喜んだのよ。

若林:オモイノハコっていうの買ったんじゃないよね?

春日:いや、蜂蜜入りマーガリン。

若林:聞いてみ、一回チャレンジするから。

春日:思いの外って言ってるよ。ハとホの間ぐらい。でも、ホって言ってるよ。

若林:オモイノハコ買ってったのつったら、話変わってきちゃうから。そういうお菓子があるのかなとかってなっちゃう。はい、すいません。

 (チャレンジ)

  春日:クミさんがね、これ好きそうだなと思って買って帰ったら、オモイノハコ喜んだのよ。

春日:ふざけんなよ! ふざけんなよ!

若林:オフィシャルレビューです。

春日:ふざけんなよぉ。

若林:ハハハ

春日:ハハハ ふざけんなよ。

若林:まぁ、しようがないよ。オモイノハコを買ってって。

春日:あれ、オモイノハコっていうんだったのかな?

若林:ねーよ!そんなお菓子。なんだ、そのタイトル。

春日:喜んだもんでね、最初はロケーション行くたびに…

若林:ロケね。

春日:…ロケに行くたびに何かしら買って帰ってたのよ。それがだんだんエスカレートじゃないけど。

若林:大事、大事。

春日:毎日買って帰るような感じになってきてさ。

若林:いいねぇ! お前結婚向いてるよ! なんか話聞いてると。よかったよ結婚して。

春日:ありがとござっす。

若林:おめでとっ!

春日:(笑)ありがとござっす。

で、まぁ、なんか目についたものを買って帰ってったのよ。したら、はっきりとは言わないけど、要らないとは言わないけど、なんかリアクションが渋い時もやっぱあるのよ。

若林:買ってくものによっては。

春日:買ってくものによったら。それによって気づくわけ。あ、和菓子あんまり好きじゃないんだなとか。

若林:あー。

春日:あんこがあんまりなんだなぁとかさ。

若林:へー。

春日:「ありがと」とは言うよ、もちろんね。

若林:へえ、寂しいなぁ。

春日:モノとか置くものとかは多分ダメなんだよね。

若林:置くもんて、何買ってったのよ?

春日:ちょっとしたテーブルに置く、人形までいかない、置物みたいな。

若林:なんだよそれ? なんだよそれ? 何買ってったんだよ!?

春日:(笑)

若林:要らねー!そんなのよぉ。何買ってったの?

春日:コースターとかさ。

若林:コースターはいいじゃない。

春日:だけど、たぶん目につくものって、おそらく趣味があるんだよね。おそらく置きた…

若林:ああ、変わっちゃうんだ、家の中の雰囲気が。

春日:そうそう。リモコン入れるやつとか。

若林:買ったの?

春日:買ったんだけど、全然。

若林:なんだよ?リモコン入れるやつってよぉ。

春日:木のリモコンを立てるやつをさ。

若林:ああ、リモコンを入れとくやつか。

春日:そうそう。なんかいいなと思ってね、(若林:要らねーよ、そんなのよぉ)洒落てんなぁと思ったら、全然テーブルに上に置かれないのね。下に置いてあるもん。

若林:使ってないわけね?

春日:見えないところに。

若林:はいはいはい。

春日:でも、要らないとは言わないよ。言わないけど。

若林:お菓子がいいんだ。洋菓子。

春日:お菓子とか、洋菓子、アイス。

若林:アイス? コンビニで?それは。溶けちゃうだろう、だって。遠くから買ってったら。2時間分のドライアイス入れんのか?

春日:いやいやいや、近くにあるから、コンビニエンス。何もないところに住んでないから(笑)。

若林:だから、それを言ってんだよ、俺はよ。

春日:周りに何もないところに住んでないから、別にさ。あるのよ、近くにね。

若林:釣り行った時とかもさ、魚持って帰って、料理とかしてくれんの?クミさんは。

春日:釣りは行かないけどね。

若林:アイスは何買ってんのよ?

春日:アイスは、時々によるけど、比較的打率高いのはパピコだね。

若林:ああ。何味? チョココーヒー味?

春日:カルピスみたいな味の。あれはまぁまぁまぁ無難に。

若林:喜ぶ?

春日:あれは打率が高いね。

若林:渡す時、どういう感じで渡すの? ちょっとやってみて。1人2役で。電話するか?それとも。

春日:いや、電話はいいよ別に。

若林:1人2役でやって。どういう感じで渡すのかなと思って。

春日:ガチャつって、ただいま。ワンワンワンワンワンワン、あ、よーしよしよしよし。

若林:まずチャチャをいじって。

春日:お前、何してたんだ?おい、チャチャお前は今日は。

若林:チャチャにまず春日いって。

春日:いって。で、いますよ、台所かなんかにいて。

若林:はいはい。台所に何? 台所の台のところに腰掛けたりしてんの?

春日:(笑)

若林:腕組んで、足組んで。

春日:(笑)そんななんか

若林:『アメリカン・ビューティ』の。

春日:アメリカ…(笑)アメリカ待ちはしてないの。足組んでこうやってね。

若林:(笑)

春日:ボディコンみたいの着てでしょう?

若林:うん(笑)。じゃなくて?

春日:じゃなくて、なんか作ったり。大体帰る前は連絡をするからね。終わった、何時ぐらいに帰ります、着きますなんつていって。

若林:で渡す。

春日:渡すというか、テーブルに置く感じ? 「はい」つって。

若林:「買ってきたよ」とか言わないの?

春日:言わないかな。

若林:ぶっきらぼうに。

春日:うん。「はい、これ」つっていって。

若林:したら、向こうが開けたら、「ああ」みたいな。喜んだり。

春日:まぁま、そうね。大体反応でさ。

若林:へえ。大事だよな、そういうの大事だよ。

 

春日:適当に買ってたんだけど…

若林:俺もそうだもん。

春日:えっ?

若林:俺もそうだもんね。買ってくもん。

春日:買ってって、ま、土産的なものを?

若林:うん。

春日:えっ?誰に?

若林:だから嫁に。

春日:フーッ(笑)それ、何?何買ってったの?

若林:「買ってきたよ」つって。「はい」つって、そこへ置いて。和菓子。うちは。

春日:ハッハッハッハッ

若林:コンビニ、充実してんじゃん、最近。

春日:和菓子あるね。

若林:わらび餅だ、羊羹だ、おいしいのあるから。大体和菓子のほうが喜ぶ。うちは逆。

春日:ああ。それなんか言ってくれんの? 「ありがとう」みたいな。

若林:うん。ま、ありがとっていうか、空気が変わるね。いいほうにね。その後の寝るまでの空気が。

春日:まぁまぁ、そう、だね。

若林:そのためにやってるわけじゃないけどね。

春日:もちろんね。ちょっとなんかサプライズじゃないけど。

若林:そうそうそうそう。

春日:ちょっとしたサプライズ。

若林:いいよ、それ、続けたほうがいいよ。

春日:ああ、それはやっぱり。

 

それをやってて、渋い時もあるから、最近はいろいろ考えて、買ってくようになったのよ、自然とね。だから、帰るって言った、着くっていう時間よりも遅くなったりとかしてね。家に着くのが。

若林:選んでたら?

春日:そう。逆に変に怪しまれたりとかする時もあったりして。

若林:それは前科があるからね。

春日:(笑)はっきりと言うな、はっきりと。「選んでた」とか言うのも粋じゃないじゃない。まぁまぁまぁね、なんつていって、結構それが楽しいわけですよ。

若林:俺はね、うれしい!

春日:ヒヒヒヒ おい、なんだよ、大きな声出して。急に。

若林:びっくりするな!

春日:びっくりするよ。

若林:びっくりするなよ。

春日:びっくり…そっち側で話すからさ。ずっとそっち側にいるからさ。

若林:なんかね、俺はうれしい。今までは春日って、一緒に仕事してて、野暮だから言わないけど、あと、そういう時期なんだなと思って、長い目で見てる部分、俺、お前にあるから、春日って、自分の評価だけで生きてた。

春日:ッハハハハハ

若林:春日って、自分が天才、自分がセンスある、才能がある、そこだけ…を。で、それは苦しかったと思う。

春日:クッフフフ

若林:自分の評価だけを自分の存在価値としてた部分あった。俺は気づいてた。でも、俺は言わない。野暮だよ。今はそういう時期なんだなって思って。でも、人に、プレゼントする。プレゼントっていうのはモノだけじゃない。全て。言葉だってそう、気持ちだってそうだよ。他者にプレゼントすることに喜びを得るようになったんだよ。

春日:うん、うん。

若林:こっからの春日、ほんと、天下取る!

春日:ッハハハ ダセェな。言わないよ、天下取るって。

若林:無敵だよ。

春日:天下取るって言わないよ。

若林:あんな水の中でバーベル挙げてる奴が、他人への愛が芽生えたら無敵だよ。

 春日:ハハハハハ 確かにそうだな。

若林:俺はうれしい! 今日はね、飲みに行こう、2人で。

春日:(笑)

若林:な?

春日:ま、ま、大丈夫ですけど。それはね。

若林:フハハハハ

春日:ハッハハハハ

若林:寂しい俺は!

春日:でも、やっぱりね、他人に目が向くようになったわけですよ。

若林:うれしい!

春日:ね?

若林:ようこそ。

春日:フフフ やっぱそっち側の人だったんだね。

若林:待ってた俺は。

春日:すいません、お待たせしちゃってね。

若林:待たすなぁ、お前はなぁ。

春日:申しわけない。遅いから、歩くの。

若林:でも、急かすっていうことは俺はしたくなかった。

春日:ありがたい。

若林:今まではずっとお前は、トークもそうだよ、大喜利もそう。あと、お前の作る作品全部に、そういう部分はチラチラ見えてた。

春日:ハハハハハ

若林:ああ、天才って言われたいんだなって。

春日:ハハハハハ

若林:「春日って才能がある」って世の中に言われることで自分が気持ちよくなる人間。

春日:なるほどね。

若林:だけど、なんか変わってきたなって気づいてたけどね。

春日:(笑)あ、そうですか?

若林:一緒に収録なんかしてても、ふっとゲストパネラーにパス出したりするように、ここ最近なってた。

春日:いや、なってねーだろ、別に(笑)。全然なってないよ。

若林:自分が笑いがとれるところも人に渡したり。でも、俺はそこはクッと目を見張ってた。

春日:ああ、そうですか?

若林:ああ、変わってきた。うれしい、俺は。

春日:ありがたい。

 

まぁ、そうやってね、だから、何とかハマりたいわけじゃない? 買ってったものでさ。

若林:奥様にね。

春日:そうそう。リアクションよく喜んでもらいたいわけじゃん。だから、普段から注意深く見るようになる。自然と。

若林:うん。

春日:クミさんを。そうすると見えてくるわけよ。あ、毎朝パンを食べるんだな、とかね。パンを買っていこうとかさ。こういう系の花が好きなんだなとかね。いろいろ見るようになって。

若林:クミのことをね。

春日:そうそうそうそう。だんだん打率も上がってくるわけよ。買って帰るものもね。

若林:そうだよね。ハズレが減るよな、そらぁ。

春日:そうそう。観察してデータが蓄積されていくから。そういうのもあって、また、買って帰る時も、これは当たるかどうかという緊張感もあるわけ。帰る時に。ドキドキ感というかね。

若林:なるほど。趣味だね、もうそこまでいったら。

春日:で、当たった時はうれしかったりするから、モノを買ってく楽しみみたいなのが最近ありまして。

 

んで、今日の朝ね、クミさんが出かけ際に「これを若林さんに渡しといて」って言われて。

若林:俺に?

春日:そうそうそう。「何これ?」つったら、紅茶だっていうのよ。「何で?」つったら、「若林さん誕生日だったでしょう」つって。昨日ね。

若林:昨日ね。

春日:誕生日プレゼントで買って、「渡してほしい」なんてつって言われてさ。若林さんにね。今日預かってきたんですよ、紅茶を。で、あ、なるほど、誕生日かなんて思ってさ。私も何か若林さんにこう…

若林:なるほど、なるほど。

春日:(笑)

若林:はいはいはいはい。

春日:あげようかなとふと思ってさ。

若林:変な流れじゃないね、それは。聞いてて。

春日:変じゃないでしょう?

若林:うん。真っ当な流れだみら。

春日:なんだろうつってグーッて考えたのよ。で、パッと出てこなかったら、ウィキペディアとか調べてさ(笑)。若林正恭

若林:お前、ソレダメのスタッフじゃないんだから。

春日:したら出てんの。日本の漫才師。お笑いタレント。司会者って出てんのよ。

若林:間違えてねーじゃねーか! 何お前イジる間で言うなよ。

春日:ああ、確かにそうだなつって。

若林:イジる間で言うなよ。

春日:いろいろ見ててもさ、あんま載ってないのよ。趣味とか。

若林:まぁな。

春日:ああ、なるほど、これがあったかっていうものが。

若林:あんま趣味のトークで飯食うタイプじゃないから。

春日:ハハハハ で、いろいろ考えて、家にいてもイマイチ思いつかなかったから、街に出たんですよ。で、街に出ていろいろと、キン肉ショップ行ってみたりとかさ。

若林:いいね。わかってるね。

春日:Tシャツとかいろいろあるわけ。フィギュアがいいかなと思ったら、サンシャインとキン肉マンとロビンの胸像みたいのしかないの。

若林:はいはいはいはいはい。見たことある。

春日:これ、ちょっと違うなと思ってさ。で、アメフトの店行ってさ。

若林:はいはいはい。いい、いいじゃん、行く場所。全部正解だよ。

春日:いろいろ見たんだけど、Tシャツとか帽子とか、それこそテキサンズのあってさ、もらっているのを見たしね。若林さんがスタッフさんからもらうでしょう?

若林:もらってたね。見てたわけだ、お前はそれを。

春日:うん。Tシャツもらったり、ボールもらったりしてるわけじゃない。被っても何だなと思って、ただ、でも、テキサンズのエプロンは要らねーだろとかさ。

若林:ま、でも、嫁がね、使うかもしれない。

春日:(笑)そっか、嫁の発想なかったなぁ。エプロンでもよかったのかなぁ。で、キン肉マンとアメフトは被る可能性があるなと思って。いろんな人にもらって、(若林:プレゼントの時は思うよなぁ)いわゆる若林さんの1番、2番ぐらいじゃん、好きなもののさ。表立って知ってる、周りが。

若林:まぁな。

春日:そこじゃないとこへいこうと思ってね、いろいろウロウロウロウロしてたらさ、葉巻屋さんがあったりとかしてさ。

若林:はいはいはいはい。

春日:でも、葉巻じゃ…いろいろあんのよ。

若林:いいよ、それもでも。

春日:ただ、若林さん、煙草みてぇな細い葉巻吸ってんなとかね。

若林:よく知ってんね!

春日:やっぱり、その、相手のことを考えるからね。プレゼントを渡す時。

若林:それがいいんだよね、プレゼントって。

春日:そうなってくると太葉巻は違うなって。切るカッターみたいのあるでしょ?

若林:シガーカッターね。

春日:あれは違うなつって、酒も飲まねーしなとかさ。

若林:酒は飲まないよ。

春日:んで、いろいろ見てさ、移動中に首に枕みたいのするやつあるじゃない。あれがあったから、あれがいいかなと思ったんだけどさ、持ってるじゃない、若林さん。

若林:持ってるね。

春日:してるでしょ?

若林:首疲れるからね。肩凝るから。

春日:持ってんなーとか、アメフトのゲームがいいかなつって行っても売ってないしさ。売り切れでね。ゴルフも最近あんまりやってないし。

若林:行けてないね。

春日:行けてないでしょ? グーッて考えて、結局、プレゼントっちゅうのはさ、自分じゃ買わないけど、あったら便利なものというかね。

若林:まぁなぁ。

春日:あって使うものがいいかなぁと思って、買ってきたんですよ。それちょっと、だから、今ね。裏で渡すのも照れるからさ。

若林:放送中というよりは、裏で2人だけになった時のほうがよかったけどな。トイレとか俺が行ったのを見計らって。

春日:これ、まず紅茶ね。

若林:これはFM93がくれたやつね?俺に。

春日:(笑)FMは持ってないのよ。放送局は。

若林:紅茶はうれしいね。俺のルール1だから。セブンルールのルール1、歯を黄色くする。で、ルール2が歯を白くする、ね。

春日:これをさ、買ってきたのよ。

若林:これは何? ロフトの袋ですけれども。

春日:よかったらね。

若林:開けていい?

春日:もちろん、もちろん!

若林:誕生日だから。

春日:やっぱ41になったら、そういうのも持っといたほうがいいなと思ってね。

若林:長い棒ですよね。これは何だ? 棒状のもの。あっ、これは何だ? あ、傘!

春日:傘。

若林:傘ですね。

春日:傘です、これ。

若林:すごく、いい傘でしょう、これ。

春日:これ、いい傘、これは。

若林:なんか書いてあるもん。軽くて、今、持った感じ、軽くて、でも丈夫そうな。書いてある。特殊な骨の構造で、耐風性に優れています。

春日:そうそうそうそうそう。

若林:これを結局選んでくれたの?

春日:やっぱビニール傘とかはもうね、41だし。

若林:なるほど。

春日:ちゃんとした傘を大人の男は持ったほうがいいんじゃないかっていうことで。

若林:これはしっかり、大人が持つ傘だな。

春日:ま、そういうことだよね。

若林:おー。いいですね。俺はね、うれしい!

春日:ハッハッハッハッ なんか、すまんね、なんかね。ハッハッハッハッ

若林:いや、正直な気持ちだよ。

春日:まぁまぁ、そうだけどさ。そうだけどね。

若林:俺はね、変わってきたなと、実は思ってたの。ハネムーンのI ♡ Philippinesのマグカップ。やっぱクミさんと一緒になってね、ほんとに春日よかった。こうやって自分の才能を世に知らしめるだけじゃなくてね。

春日:クッ(笑)

若林:それはお前の悪いクセだった。コンビ組んだ時から。

春日:ハッハッハッハッ

若林:ほんと、個じゃなくて和で生きていくっていう人になったんだなぁって。あと、まぁ、もちろん、傘もうれしいけど、そうやって俺のことを考えていろんな場所に行ってくれたっていう、それが一番うれしい!

春日:(笑)

若林:オードリーは安泰だね。

春日:カッカッカッカッ ハァ~、すまんね、なんかね。

若林:謝ることないじゃない。

春日:(笑)

若林:別におかしなこと何もしてないよ。

春日:いやいや、すまん、すまん。

若林:すまん、すまんてどういうことなのよ?

春日:ハッハッハッ ま、いろいろとね。

若林:いろいろとってどういうことなのよ? 俺はうれしいよ。

春日:まぁま、そう言ってもらうとね、こっちもうれしいけども、うーん、もうちょっと、ぬいぐるみとかにしたほうがよかったかなって、ちょっと。

若林:どういうことよ?ぬいぐるみって。

春日:思ったね、やっぱね。

若林:なんでぬいぐるみがいいのよ?

春日:なんだよそれ!みたいなさ。のほうがいい。

若林:なんかその、プレゼントっていうのは、結局買いに行くっていう道中もあるし、考える時間もあるし、それを想像できないような人間じゃないよ、俺は。お前からぬいぐるみもらったって、傘もらったって、何だってうれしいよ、俺は。自分のプレゼントに恥じることないよ、胸張れよ。

春日:(笑)

若林:傘で間違いなかった、2019年の俺の誕生日プレゼント。

春日:(笑)

若林:胸張れお前!

春日:ありがとござっす!

若林:うん。

春日:いや、間違ったんじゃないかなぁと思ったんだけど。

若林:何を間違ってることがあるんだよ。

春日:難しいからやっぱね。誕生日プレゼント。

若林:何だって正解だよ、プレゼントっていうのは。

春日:ありがとござっす!

若林:よーし!

www.allnightnippon.com

f:id:imadokiyuuka:20190927212835j:plain

 

 

 

www.allnightnippon.com

f:id:imadokiyuuka:20190927212432j:plain