ゲスト 宮下草薙(前半)

 

白黒アンジャッシュ 2019年8月13日

 

 

今回の白黒アンジャッシュのゲストは宮下草薙

話題のコンビを根こそぎいっちゃいます!

 

渡部:さあ、それでは、今週のテーマにまいりましょう。こちら! ゲスト宮下草薙

最近の若手筆頭株と言ってもいいんじゃないですか?

児嶋:すごい出てるよね。

渡部:よく見ますね。ほぼ初絡みですね、我々ね。

児嶋:初。

渡部:まず、ネタからやっていただきましょう。どうぞ!

 

ネタ「ハワイ旅行」

 

渡部:宮下草薙の2人で~す! \拍手/

アメトーーク』で1回ぐらいだよね?

草薙:年末の。

渡部:それ以外、初めてだね。

草薙:初めてです。

渡部:児嶋さんも?

児嶋:初めてだよね?

草薙:児嶋さん、初めてです。

児嶋:はじめまして。

渡部:お前(宮下)なんかイヤな顔してるな。 \笑/ 何だろう。

宮下:性格の悪さがにじみ出てるんです。

渡部:ほんとに。そうだね。アニメとかで出てくる一番性格の悪い奴の顔してる。

宮下:なるべくは笑顔でいようと思ってます。

児嶋:ゲストに向かって「お前イヤな顔してるな」。第一声。

渡部:ブスとかじゃない。シュッとしているけどイヤな顔してる。警戒する顔だよ。

宮下:ハッハッハッハ

 

渡部:こういうふうにトーク2人揃ってってあんまない? 1対1のコンビで。

草薙:そうですね。あんま2人でね。

宮下:そうですね。なかなかないです。

渡部:事務所は?

草薙・宮下:太田プロです。

 

トークテーマ「宮下草薙のことをもっと知ろう」

渡部:何年目ですか?今。

宮下:僕らは6年目ですね。

渡部:どこで会った2人なの?

宮下:養成所で知り合って。

草薙:太田プロに養成所があるんです。(当時は「太田プロエンターテインメント学院」で、今は「太田プロエンタテインメントカレッジ」)

渡部:誰が教えてるの?

宮下:僕らの時は、2回目の授業で彦摩呂さんが来ました。

草薙:ゲストで。

渡部:早くない?彦摩呂さん。だいぶ変化球だよね。もっとお笑いのこと先に聞きたいよね。

宮下:でも、それ以降誰も来なかったです。

草薙:元ノンキーズの山崎さんと白川さんが講師をやってくれて。

渡部:あの人たちと俺らは若い頃一緒だった。

草薙:聞いてました。アンジャッシュさんの話とかを、山崎さんとかが例えで渡部さんとか児嶋さんとかの話をすごいする。

渡部・児嶋:えーっ?

渡部:なんて言ってるの?山崎さん。

草薙:山崎さんは(笑)

渡部:笑っちゃってんじゃん。悪口だろう! 悪口だろう! お前なんだ! 笑っちゃってんじゃん。

草薙:ほんと、あの…

渡部:お前言葉選べよ、ちゃんと。

宮下:ここからのトーク大事。

草薙:趣味をお金に変えてるって。 \笑/

渡部:おい、山崎さん、そんな授業してるんだ。

児嶋:何?その授業。

渡部:何?その授業。授業じゃない、陰口だよ、それは。

草薙:渡部さんのプリントとかもらって、「渡部は、深い」っていう授業(笑)。

渡部:山崎さん、そんな、俺を用いてくれてるの?授業に。

草薙:渡部さんとか、あと、山崎さんとか。

渡部:ザキヤマ

草薙:ザキヤマさんとか。

宮下:「あの人、挨拶を元気にしてから変わったんだぞ。だから挨拶は大事だ」。

渡部:めちゃめちゃバカみたいな言われ方。児嶋は出てこないの?

草薙:児嶋さん、ちょっと出てこなかった(笑)。 \笑/

宮下:それは申しわけないです。

渡部:ちょっとうれしいなあ。俺らより先輩だよね、山崎さん。

じゃ、別々の学生時代。

宮下:そうです。

 

渡部:宮下はどういう学生時代?

宮下:僕は冒頭でもありましたけど、小学校3年生まではムードメーカーみたいな。

渡部:クラスの人気者系?

宮下:はい。感じだったんですけど、4年ぐらいから急に歪みはじめて、芸人の真似して笑いとる奴に「お前の手柄じゃないぞ」みたいな、ムードメーカー狩りみたいな。 \わー…/

渡部:最悪だよ。お前やりそうだよ。

宮下:本当に性格の悪い。申しわけない。

渡部:髪は天然パーマなの?

宮下:天然パーマです。

渡部:ハネ方とか最悪だな。最悪だよ。

宮下:今日、雨なんで。

渡部:わかるよ。俺も天パだけど、ストライプのスーツとその髪質と顔。最悪だよ! \笑/

宮下:なんで全否定。

渡部:マルチ商法とかやる、老人だますタイプだ、お前は。

宮下:ハハハハハ

児嶋:大丈夫だろうね?

宮下:やめてください。

 

渡部:お笑いはいつからやろうと思ったの?

宮下:お笑いは、一番最初に僕が触れたお笑いが「バカ殿」だったんです。

渡部:志村さん?

宮下:はい。志村けんさんのバカ殿で、あの生活を観て、本当にああいう殿様がいると思ってたんです。

渡部:リアルだと思ったんだ。

宮下:ああやっていたずらばっかしてゲラゲラ笑ってる。だから、僕は殿様になりたかったんです。

渡部:何歳の時よ?それ。

宮下:3~4歳の時に殿様になりたいって言って。

渡部:バカ殿憧れ。

宮下:一旗揚げようと思ってたんですけど、結局それが芸人という仕事だと知って、そこから芸人を目指すように。

渡部:養成所は高校出てから入ったの?

宮下:そうですね、高校…

草薙:高校出てないです。

宮下:僕、中退。高校中退です。

草薙:中退して、大工みたいなのを一回やって。

宮下:ちょっと事情があって…

渡部:わかったよ。なんか盗んだろ、お前。 \笑/

宮下:盗まないですよ。

渡部:大工事務所から。

宮下:盗み顔ではないです。

渡部:大工事務所から盗んだろ、お前。

宮下:何を盗むんですか?

渡部:高い工具とか売ってだろ、裏で。で、辞めて。

宮下:彼氏と、母親と彼氏が…違う、母親の彼氏が大工やってたんです。

草薙:離婚してて。

渡部:離婚して、新しい彼氏が大工さんだった。

宮下:そうです。1年ぐらい僕大工やっていたんですけど。

渡部:その彼氏に習って。

宮下:はい、はい、はい。1年で破局しちゃったんです。

渡部:お母さんとその彼氏が。

宮下:そう、そう。さすがに母親と破局した棟梁の背中見ながら…

児嶋:ややこしいなちょっと。

宮下:ちょっと気まずい…

渡部:で、とんかちで頭殴っちゃって。 \笑/ 後ろから。それでこんななっちゃった。

宮下:どんだけ酷い奴なんですか(笑)。

渡部:で、辞めて、で、養成所。

宮下:はい。

 

渡部:で、片や草薙は?

草薙:僕もそんな感じですね。…僕は違うか!

渡部:一緒?

児嶋:そんな奇跡ある?

渡部:そんな人生ねーよ! 奇跡のコンビだよ。

宮下:俺の人生歩んだらこうなる? こうはなんないよ。

草薙:僕も辞めちゃって。

渡部:高校を?

草薙:高校を2日ぐらい行って辞めちゃったんです。

渡部:2日で辞めたの?

草薙:2日目の身体測定みたいな時に、ちょっと性格の悪い奴が僕の体型を見てちょっとイジってきたんですよ。「体軟らかい感じのくせに胸板厚いな」みたいなのを言われたんです。

渡部:いいじゃん。

児嶋:いいじゃん。

渡部:ほめ言葉じゃん。

宮下:そんなひどいイジりじゃない。

渡部:「胸板厚いな」って別に変なイジりじゃないじゃん。

草薙:そうなんです。でも、当時すごいイヤで。これ、考えた時に、後に公園とか連れてかれて、服脱がされて、「お前踊れよ」みたいなの、あるなって。

渡部:漫才と一緒じゃねーか!

草薙:辞めちゃって。

児嶋:それで辞めたの? すげぇな。

渡部:親に何て言った?親に。

草薙:親には泣きながら「もう行けないです」(笑) \笑/

渡部:親何て言った?

草薙:親も、さすがに迫真だったんで「おお、そうか…」って。

児嶋:そうか、じゃない。

渡部:最悪だな。2日目でしょう?

草薙:2日目ですね。

渡部:で?

草薙:アルバイトとかいろいろしながら、お金貯めて、太田プロの。

 

渡部:芸人はいつなろうと思ったの? だってこの性格でしょう? なんで芸人やろうと思うの?

児嶋:そうだよね。勇気要るよね。

草薙:これは、芸人やろうと思った理由が、…紳助さんの話ってしてもいいんですか?(笑)

渡部:全然いいよ。大丈夫だよ。 \笑・拍手/

宮下:ナイーブなところですから。

渡部:お前が今そう言ったことでちょっとなってるんだよ。サラッと言えばよかったんだよ。紳助さんに憧れたの?

草薙:お笑いはずっと好きで見てて、『ヘキサゴン』を好きで観てたんです。そしたら、紳助さんが、『ヘキサゴン』って、勉強とかはできない人っていうあれで結構お笑い…

渡部:イジってね、みんなね。

草薙:そしたら、紳助さんがくるっと振り返って、「テレビの前のお前ら、こいつらは社会に普通に出ても全く役に立てへん。だけど、芸能界に入ってくることで一発逆転あるんや」。僕も勉強とかできなかったので、「あ、そうなんだ」と思って。

渡部:その言葉で。

草薙:で、NSC受けたんすけど、面接で落とされた。話違うじゃないか。

渡部:一歩目からつまずいて。NSCって落ちないんだよ。

草薙:普通は落ちないんですけど、ちょっと暗すぎたのか、尖ってたのか、尖ってはないか。「PRポイントあります?」みたいなので、俺はこんだけ賭けてるんだっていうのを言いたくて、「落ちたら死にますよ」みたいな。

児嶋:怖い怖い怖い、怖い。

渡部:そんな奴は落ちるよ。

草薙:それで落ちちゃって。

渡部:またバイトして?今度、太田プロ

草薙:いや、で、太田プロの養成所が5月の終わりぐらい、一番最後まで募集してるんです。なんで…僕、そうでした!

渡部:怖い怖い怖い怖い。

草薙:人力舎の養成所も履歴書で落とされてるんです。

児嶋:えーっ?そんなことあるの?

渡部:そんなんないよ、うち全員入れるんだから。

草薙:いや、ほんとです。

渡部:ほんとのヤバい奴だけだよ。ほんとのヤバい奴だけ。何?変なこと書いたの?

草薙:その前の年に履歴書送って、面接のアレきたんですけど、僕行けなかったんです、緊張して。

渡部:用事があってじゃなくて、緊張して行けなかったの?

草薙:緊張して行けなかった。で、その翌年に履歴書もう一回送って行こうとしたら、今度、履歴書で弾かれたんです。

渡部:そりゃそうだよ。ブラックリストに載ってる、来なかった奴って。ばっくれた奴って。

草薙:リストあるんですか? \笑/

渡部:わかんないよ。わかんないけど。

(CM)

渡部:で、ここは同期なの? 太田プロの養成所の。

宮下:同期です。

渡部:最初は、いきなりじゃないでしょ? コンビは。

宮下:僕はピンでずっとやってて。

渡部:ピンでやってたんだ。何をやってた? 盗みをやってたのか? \笑/

宮下:なんでピンで盗みやるんですか? 漫談をやってました。

渡部:本当に犯罪者の顔してるな、お前。イヤな顔してるわ。

宮下:犯罪者は絶対ダメでしょ、言っちゃ。

渡部:で、1人で何やったの。

児嶋:漫談?

宮下:漫談です。

渡部:何しゃべるんだよお前。

宮下:漫談ですか? 地球は神っていうのを人に説くっていう。

渡部:お前、それ、なんか売ろうとしてない? 水とかを。 \笑/

草薙:漫談何本あったんだっけ?

宮下:僕は200本あります。

渡部:えーっ? 1人でやってたの?

宮下:1人でやってました。

渡部:そんなにあんまりだったわけ?

宮下:いや、でも、結構僕。

渡部:よかった?

宮下:はい。

草薙:ラジオとか出てました。

渡部・児嶋:えーっ!?

渡部:じゃ、優秀だったんだ。

宮下:わりとそうですね。自分で言うのもなんですけど、優秀なほうだったんですけど、草薙は別のコンビで。

渡部:コンビでやってたの?

草薙:僕は別のコンビで。

渡部:コンビなんて、向こうに誘われたんでしょ?

草薙:僕は本当にコンビ組もうって言って、みんなで組んでって、マジで余った最後の1人と組んで。

渡部:絶対そうだよね。

草薙:お互いピンでやりたくなかったんで組もうっていうので組んでて、スーパーキングドラゴンというコンビで。

渡部:ダッセェ! ダッセェ!

宮下:スーパー、キング、ドラゴン。

渡部:それは全然ダメだったの?

草薙:全然ダメで、相方がマジで最後に「俺はモデルになりたいから、モデルの養成所に行きたい」って言われて、それを止めるのもなんか変だし、解散して、みたいなんで。

渡部:1人になって。

草薙:1人になって、僕は4回ぐらい解散してたんです、その時。だから、もうさすがに辞めないといけないのかなって思って、地元帰って、それこそパチンコの部品作る工場とかに就職して、人生をアレしていくんだろうっていう。

渡部:アレしていく。歩んでいくんだと思って、辞める気だったんだ。

草薙:全然それでよかったんです。

渡部:で、どっちが?

宮下:僕が誘いました。

渡部:な、なんで?

宮下:養成所で一目見た時から「売れるな」と思ったんです。

児嶋:えーっ?

渡部:だって、こんな、なかなかのタイプだぜ、だって。

宮下:いや、でも、モノが違うんですよ。

渡部:なんで? 何が光ってたの?

宮下:暗い感じでウケてたんですよ。めちゃめちゃ。

渡部:ぼそぼそ言う感じが?

宮下:セオリーを無視してるというか。

渡部:へー。

宮下:みんな結構、ワーイ!とかやってウケてる中で、1人だけボソッて、バーン!なんです。

渡部:でもさ、コンビは解散してたわけでしょ?

宮下:はい。

渡部:問題ある奴だなと思わなかったの?

宮下:相方にセンスがないんだなって思いました。

渡部:えっ!

宮下:相方が、もうちょい上手くプロデュースすれば絶対売れるのにな。

渡部:今、お前一番イヤな顔してるよ。 \笑・拍手/ 今日の中で一番イヤな顔してる。

児嶋:なんか腹立つ。

渡部:腹立つ。

でも、それはさ、4回あったから、何回かチャンスあったでしょ? 草薙に目つけてたなら。次は俺行こうとかさ。

宮下:それこそ僕もピンで「自分が面白い」って出ていきたかったんで、やっぱその覚悟というか、こっちと組んだら絶対「じゃないほう」になるんですよ。

渡部:そうだね。

宮下:なんで、その覚悟を決めるまでに4人要りましたね。

渡部:で、最後に声かけて。

宮下:そうです。

渡部:片や、どういう印象だったの?

草薙:俺はマジで嫌いでした。 \笑/

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児嶋:そうだよね。

渡部:合わないよ。絶対合わないよ。

草薙:ネタ見せとかでも、講師の人が、宮下がネタやって、ダメ出しみたいな。何か言うんですよ、講師の人が結構。そしたらこいつ立ち上がって「いや、俺のこと面白くないって言う奴センスないっすよ」みたいな。

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渡部:うわっ、最悪だよ。最悪だな。

宮下:ほんとにあいつセンスなかった。 \笑/

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草薙:やめろ。マジで。 \笑/

宮下:なれないツッコミすんな!

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渡部:今、結局、ネタはどっちがどう作ってる? 2人は。

草薙:ネタは僕が一応作って、直接渡すと、その顔で「面白くないと思ってるんだな」っていうのがわかっちゃうので、LINEで送って。

渡部:LINEで? 顔を、リアクションを見ないように?

草薙:見ないで、ネタ、LINEで送って、ツッコミを入れてもらう感じですね。

渡部:で、戻ってくる、みたいな。

草薙:面白いのだけ戻ってきます、ツッコミ入って。

渡部:じゃ、今、特に何もしてないっていうこと?

宮下:何もしてないわけじゃない。 \笑/ LINEも、ツッコミ入れますし、あと、草薙の出る番組とかアンケート書くのも手伝ったり、僕してますから。

渡部:あ、そうなんだ! なんで任せないの?本人に。書けないの?

宮下:大変そうなんで。シンプルに。

渡部:だって、この体験談を書くじゃん。それを全部把握してるってこと? アンケート書くってことは。

宮下:そうですね。

渡部:最近あった恥ずかしい話とか。

宮下:草薙からなんか聞いた話はほぼ覚えて、この話面白かったじゃん、あれ言えば?みたいな。

渡部:じゃ、ブレーンだね。裏方じゃん、半分。 \笑/

草薙:シミュレーションとかもやってくれるんです。ロケのシミュレーションみたいな。入った時に。

宮下:街ブラロケのね。

草薙:同じアパートに越してきたんですけど、そもそもそういうのがやりやすいように。

渡部:練習してあげるために?

宮下:そうです。いろいろとそういうのがシミュレーションもできるんで。

草薙:マジで5年ぐらい住んでる近所を、僕、初見みたいな感じで歩かされて。 \笑/

児嶋:何それ?

渡部:街ブラを見せられるの?

草薙:一緒に。で、「あ、ここら辺学生さん多いですね」みたいな。「いや、そういうコメントは要らないよ、お前は」みたいな。

渡部:えっ?なんなのそれ。

宮下:ネガティブで売ってるんで、そういう普通のタレントが言うようなことを言ったところで、なんです。

草薙:で、歩くの速かったら、「いやいや、お前、カメラさんついてこれないから」みたいな。

渡部:お前、大して知らねーだろ! \笑/ お前そんなバリバリやってないだろ!

草薙:そうなんです。で、本番の時に(笑)。

宮下:いざ、街ブラロケ、2人で来たんすよ。さあ、いざやってみようと思ったら、僕、自分のシミュレーションするの忘れて、真っ白になってダメでした。

渡部:人のこと教えてばっかり。

宮下:人のことばっかり。

草薙:俺も歩いてたらカメラさんに「遅いからもっと速くしてくれ」。 \笑・拍手/

渡部:全部お前のせいだよ。お前のせいだよ。変なこと教えるからだよ。

児嶋:意識しすぎちゃったんだ。

渡部:これは優しさなのかな? それ、草薙はうれしいわけ?

草薙:最初はほんといやでしたけど、それこそ部屋呼ばれて、毎日のように。大喜利の番組を観せられるんです。で、お題1コ1コ止められて、今の誰のどの答えが一番面白かったとか。「誰々のあの答えが面白かったです」って言うと、「いや、誰々さんだったら、その1コ前のやつのほうが技術的には高いことをしてる」って。

渡部:お笑い英才教育みたいのしてたんだ。

宮下:そうですね。

草薙:めちゃめちゃお笑い好きなんです。

渡部:好きなんだ。

宮下:大好きです。

(CM)

渡部:最近、1人が多いでしょう?

宮下:そうですね。

渡部:それをどう見てんの? よし、このまま行け、なのか。

宮下:僕は本当に彼を売るために組んだんで。

渡部:でも、そんなの、あっという間に捨てられるよ。だって、既にバラ売りが始まっているわけじゃん。

宮下:確かにそうですね。

渡部:特にこういうコンビってツッコミなんて絶対要らないじゃん。

宮下:はいはい、要らないです。

児嶋:MCがいるもんね。

渡部:そうそうそう。どうすんの?

宮下:どうする…でも、僕的にはプランはまだあります。

渡部:どういうプランなの?

宮下:正直、ちまたでは、こっちより俺のほうがヤバいって言われてますので。 \笑/

渡部:自分で言っちゃダメだよ。

草薙:あんま自分で言わない。

宮下:どうやらですよ。

渡部:そんなことない。お前を無視しようと思ったらいくらでもできるんだよ。優しさで今いろいろイジってるけど、無視しようと思ったらいくらでも。あ、もうバレてんの?ちょっと。こいつヤバいな、みたいな。

宮下:バレ始めてるんですよね。

渡部:でも、こうすると、今度はお前の大好きな草薙の個性が死ぬんだよ。

児嶋:そうだね、こっちが死んじゃうね。

渡部:こっちが目立っちゃいけないんだよ、最初は。

宮下:だから、本当、殺し殺しやってます。

渡部:殺し殺し? 殺し屋みたいな顔してるけど。 \笑/

宮下:誰が殺し屋…

渡部:ここの変態性がバレちゃうと、マジでもったいないパターンだね。

児嶋:そうだよね。

宮下:そうです。

渡部:こんだけ世間が見てんの、まずドカーンと行ってもらわなきゃ。

宮下:ドカーンと行ってもらいたいです、だから。

渡部:そして、後から俺のヤバさをどんどん出していく。

宮下:そうですね。

児嶋:何?ヤバさで売れるの。

草薙:こいつはプラン立てて、今頃、俺、こいつの予想では。

宮下:今頃は『ケンミンshow』出てるはずなんです。 \笑/ 俺のプランだと。

渡部:呼ばれてない?まだ。

草薙:そう。まだ呼ばれてない。

宮下:まだちょっと。

(CM)

児嶋:何年後に売れる予定なの?

宮下:僕ですか? 僕は2年後です。

渡部:じゃ、草薙はその時誰ぐらいになってるの? 2年後は。宮下にフィーチャーされるということは相当上行ってなきゃだよ。

宮下:相当上行ってるわけです。澤部さんですね。澤部さんぐらい。 \あ~/

児嶋:澤部、結構だね。

渡部:だって、岩井がそんなイジられてないじゃん。あんなヤベェのに。やっとじゃん。あんなヤベェ奴が出てくるのやっとだよ。澤部は10年近く頑張ってだよ。本当に光と影の陰影ができて、「あれ?岩井ってヤバいな」がやっと最近じゃん。

宮下:確かにそうですね。

渡部:2年は無理だよ。

児嶋:ちょっと無理だ。

渡部:誰もお前を見ないよ。

宮下:そんな!

渡部:『白黒アンジャッシュ』だけだよ、こんな、お前に時間を割くのは。ほかはこんなに割かないよ、お前に。

宮下:ありがとうございます。

 

 

 

508回目のオープニングトーク④

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年8月17日

 

青銅さんのせい

若林:そうだ、俺さ、これ告知だ。28日水曜日に佐久間さんのオールナイトニッポン0(zero)に、俺ゲストで出んのよ。佐久間さんも言ってたわ。「深夜のバスケット野郎になってんでしょ?」みたいなこと。いや、俺は悲しかったね。佐久間さんは俺に寄り添って「うんうん」て話を聞いてくれる人だと思ったら、いやぁ、高っかい位置からマウントとってきたね。いやぁ、もう遥か上からワイヤーで吊って降りてきてマウントとったわ。小林幸子の状態からスーッと降りてきて、ドスとオクタゴン降りてきたわぁ。寄り添う人だよ佐久間さんは。「うんうん、わかるよ。バスケットね、夜。わかるよ」って言わなきゃいけないわ。だから、振ってんのかな、もしかしてスペシャルウィークに向けて。熱い試合になるように。そういうのはもうプロだからね、向こうは。

春日:なるほどね。

若林:いつ頃から、どのぐらいのグラデーションで振れば当日熱くなるかは、一番業界で知ってる人だから。ハッハッハッハッ

春日:まぁ、そうだろうね。それは呼び込まれてるかもしれないな。

若林:呼び込まれてるかもしれないね。

春日:上がってこいつって。上がってこい、この野郎!つって。

若林:なんか言ってんのよ。「若林はいつの間にか生き様芸人だね」みたいな。とんでもないイジり方だよね。こっちはそのつもりはないんだよ。

春日:やってやったらいいんだよ。

 

若林:で、考えてたのよ。いつから「生き様芸人」なんて言われる感じになったのかなぁと思って。青銅さんのせいだね、完全に。26ぐらいに初めて会ったのがラジオ日本で『フリートーカー・ジャック!』。後の『フリートカー・キング』ですよ。

春日:キングね。

若林:4時55分。

春日:はいはいはいはい。

若林:1本、俺が5分フリートークしてね、5時になるっていう。うちの母ちゃんだけだよ、リアタイしてたのね、あの番組を。ハッハッハッハッ

春日:その頃はまだラジコとかもなかったからな。

若林:ハッハッハハハ

春日:生で聴かないとね、聴けない。

若林:うちの母ちゃんてね、ものすごいラジオを聴く人だったのよ。黄色い丸いラジオが子どもの時からあって、テレビあんまつけなくて、俺が小学校の時から小倉智昭派ね。もうずっと。

春日:え?文化放送ってこと?

若林:文化放送。今も昼とかラジオ聴くのね、あの人。

春日:そういう流れがあんだろうね。

若林:そうそうそうそう。

春日:いいじゃないですか。

若林:言ってたな、フリートカーキングは聴いてたっていうのね。

春日:唯一ね。

若林:そうそうそうそう。「全部話しなさい」って言ってたから。その時は青銅さん。

春日:全部話しなさい? どういうこと?

若林:辛いことは。

春日:ああ。だから、何回か番組行って、話を聴いてもらうじゃないですか。その時に?

若林:うん。もっとしゃべっちゃいけないようなことあっても大丈夫、みたいな。辛いことだけで、みたいな。

春日:はいはいはいはい。なるほどね。

若林:だから、困るよ。こっちは職業病だよ。耳で針刺して、水抜きますって言われたら、その瞬間にトークの構成が頭が出てくるよ。ほんと困るよ。

春日:ああ。

若林:ハハハ

春日:そういうもんだと、入っちゃう、体にね。青銅さんの。

若林:ハッハッハッハッ

春日:注入されちゃって。

若林:うん。

春日:ああ。で、今日の生き様芸人につながるわけですな。

 

 

508回目のオープニングトーク③

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年8月17日

 

デリケートな問題

若林:女性に「まだ結婚しないの?」とか聞いちゃいけない時代になってんじゃん、もう。

春日:まぁ、失礼に。そうね。

若林:おかしくないか? 俺は岡村さんはめちゃくちゃ聞かれてるじゃない。

春日:まぁ、そうだね。

若林:ダメなんだ、デリケートな問題なんだよ。デリケートな問題なんだよ、俺と岡村さんて。言っちゃナンだけど。

春日:まぁまぁ、ホントのところを掘るとね。

若林:ホントのところは、田中さんとかは性格…人間ができてる人だから、出会いがあったらポンと。あと、たまたま好きな人ができない期間だったんだな、みたいな人もいるじゃん。だけど、俺と岡村さんは聞いちゃダメなタイプの結婚してないタイプなんだから、ダメだよ、テレビでやったら。

春日:まぁ、そうねぇ。

若林:ハハハハ

春日:だから、いいとこまでじゃない。掘り過ぎるとやっぱりさ、こっちもキャー!って言っちゃうからさ。

若林:ハッハッハッハッ

春日:お互いに気持ちのいいところまで掘らせてくれっていう話じゃない? そこを決めたほうがいいよ。

若林:どこまでやっていいかね。

春日:地下何階まで行っていいのかっていうのさ。

若林:地下なんだね?(笑)

春日:地下、地下、地下。あんまり階を行き過ぎると、キャーー!とんでもないものが出てくるわけでしょ?

若林:ガールズバーのシステムとか話すじゃん、テレビでそれ聞かれたりして。この間、岡村さんと会ってさ、岡村さんと同じ番組でさ、セットチェンジの時に、岡村さんだけだもん、シリアスに。回ってない時。「若林君、ガールズバーってどういうシステムなの?」って普通のトーンで。ハハハハ 「1時間おったら幾らぐらいなの?」「5000円弱っすね」「あ、そんなもんやぁ。あんま行けへんから。どういうスタイルなの?」みたいな。ずっとしゃべって、「ああ、でも、それはええなぁ」みたいなふうになるわけじゃない(笑)。

春日:はいはいはい。

若林:でしょう?

春日:リアルなね。

若林:リアルな。それはあるよなぁ。2人でしゃべる分にはいいけど。

春日:まぁ、そうね。

若林:春日がちょっとそういう空気にしたほうがいいかもね。

春日:何がよ? うん?

若林:聞けないタイプの人になりたいのよ、俺は。気を遣って。結婚してない理由を。

春日:はいはいはいはい。

若林:そういう人もいるだろ?

春日:まぁ、芸人でなかなかいないかもしんないけどね。

若林:そういうタイプになりたいのよ。

春日:それ、でも難しい。それは難しいよ。それは聞かれる。それは言われるでしょう。

若林:言われるかなぁ。

春日:言われるし、イジられるよ、そらぁ。

若林:でも、謎なんだけどさ、一通り笑うじゃん、結婚できない理由で。その後、せっ…ま、説教、アドバイスが始まるだろう?

春日:ああ。こうしたらいいよとかね。女性にはこういうふうに接したほうがいいんじゃない?とかね。

若林:そうそう。それで、打ち合わせに来るスタッフさんも「それはまずいっすね」って言うじゃん。

春日:うん。

若林:じゃあ、紹介しろよ!って思うんだよね。

春日:なるへそ!

若林:なんなんこれ?と思う。さんざんマウント取って帰っていく、みんな。

春日:確かに。ああ。

若林:ハッハッハッ

春日:ボロボロにされてね。ハハハ

若林:紹介もしねぇくせにさ。

春日:ほったかされて帰る。

若林:紹介もしねぇくせに「ヤバいっすね」みたいな。

春日:確かにそうだな。

若林:「探さないとですね」みたいなさ。いや、紹介しろよ!

春日:フォローがないよね。

若林:ヤベェと思ってんならと思うんだよね。

春日:「ヤバいっすね。じゃあ」

若林:そうそうそう。

春日:ハハハハ

若林:ハッハッハッ

春日:これ、よければつって、何かね。

若林:そうね、そこまで求め過ぎなのもわかるけど、言うだけ言って帰ってく、みたいな。

春日:確かにそうだね。だったらね。それが一番だもんね。こうしたほうが、女性にはこういうふうに接したほうがいよとかいう、そんなアドバイスより。

若林:バンドエイド、ピッ剥がして、傷見て、「あ、これはひどいっすね。失礼します」いやいや、治療しろや!

春日:新しいの貼ってから、貼り直して帰ってくれつって。

若林:「剥がして帰んなや」って思うの。

春日:うん。

若林:もう言おうと思ってる。「剥がして帰んなや」って。打ち合わせでも言おうかな、俺。悪い噂回そうか。ハハハハ

春日:言ったほうがいいよ、打ち合わせでも。「そうすかー。確かにヤバいっすね」って言われたら「じゃ、紹介してもらっていいですかね?」つって。「一通り話したんで紹介してもらっていいですかね?」って言えばいいじゃん。

若林:春日:ハッハッハッハッ

春日:悪い噂回るけどね。「若林ヤバいよ、あれ」つって「紹介してくれって言われたぞ」つって。

若林:今もうクリちゃんだけだよ、親身になって俺の話聞いてくれるの。

春日:あー、そう。

若林:そうだよ。まぁまぁいいんだけどね、それは。ちょっと心配させちゃって申しわけないななんて、ちょっと思ってるんだけども。

春日:フフフフ

 

 

508回目のオープニングトーク②

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年8月17日

 

心配させてる

若林:この間、DJ松永と朝井リョウと3人で飯食ったのよ、ひょんなことから。したら、2人は心配してんだよね、俺のことを。

春日:何をですか?

若林:はっきりとは言わない。優しいから。なんか、急にだよ「若林さん、キャンプ行きましょうよ」つって。

春日:ほう。

若林:「キャンプ行きましょうよ」って言うのよ。

春日:うん。

若林:コテージみたいのってあんじゃん。「ああいうの3人で行きましょうよ」みたいな。

春日:ほう。

若林:その後、朝井リョウが「若林さん、バレーボールやりましょう、体育館で。一般の方と合流してバレーボールができるような場所もあるんで」みたいな。

春日:へえ。

若林:すごい俺を遊びに誘ってきて、俺は最初、キャンプとか楽しそうだなと思ったの。3人で行ったら。

春日:まぁまぁ楽しいんじゃない? 行ったら行ったで。

若林:だけど、なんかね、ラジオ聴いてじゃん。あの2人聴いてくれてるから、心配してるなって途中から思ったんだよね。俺を。

春日:なるほど!

若林:俺が1人でバスケットやってるとかさ。

春日:あぁ。とか、楽しいことが何もないとか。

若林:そうそうそうそう。そういうことで思ってんじゃないかなぁと思うんだよね。心配させちゃってんなぁと思って。

春日:それで一回2人は集まって話をしてるだろうね。若林さんをどうにかしよう、みたいな。

若林:ハハハ

春日:その話を経てからの3人の飯会だったんじゃないの、それ。

若林:後半、なんか言ってたな。俺が「それ、なんなの?」みたいな話になった時に、若林さんをどうにかしなきゃ、みたいなこと言ってたな、どっちかが。アッハッハッハッ

春日:それで一回集まってるよ。

若林:よくない、よくないよなぁ。心配させるってな。

春日:まぁまぁそうだね。

若林:夜バスケットやってるなんていうのは心配…なんでバスケットだとそうなんだろうね。別にいいんだけどね、もう。打ちっぱなしだと心配されないとかさ、そういうのはいいんだけど。

春日:まぁ、そうだね。

若林:春日もあれだもんな。ラジオ上言ってるだけでさ、ま、でも、20代だったらいいのか。ほら、昔、深夜、公園でさ、1人でレフトやってたじゃない。

春日:キッ(笑)やってた、やってた。

若林:20代? 30代になってた?

春日:20代の後半か、30代の前半とかだね。テレビ出始めぐらいの頃とかワーッとなってたからさ。

若林:あぁあー。

春日:しばらくやってたかなぁ。深夜グローブだけ持って行って、レフトを守って、1試合?

若林:後ろ抜かれたりするんだよね?ライナーで。

春日:うん。とか、飛んでこなかったりするし。

若林:だから、不思議なのがピッチャーやってるなら、まぁ、変だけど、まだわかるじゃん。だから、飛んでくるまで待ってんだよ、何球か。何球かというか、打者何人か。あんま来ない、毎回来ないじゃん、レフトなんか。それもやるんだよね、ちゃんと。

春日:それもやる。だから、1球も飛んでこない、5回ぐらいまで1球も飛んでこないってこともあるしね。

若林:不思議なのが、それでタッチアップ刺すとか、そういうプレーをするじゃん、イメージ自由だから。だけど、結構厳しめの状況なんだよね。右中間、左中間か、抜かれたりとか。

春日:抜かれたりとか。

若林:左中間抜かれて、センターがボールをバックホームするのを見ているとか、やってんのよ。

春日:そうそうそう。ファールもあるしね。

春日・若林:ハハハハ

春日:単純にレフト前ヒットもあるし。

若林:だから、ああいうの年齢あるよな。まだ31とか32だったら、まぁまぁいいわ。

春日:ちょっと暇というかね。

若林:40で1人でバスケットっていうことのいろんな情報が重なっての心配なんだろうな。

春日:そうだろうね。何かしてなきゃいけないんだよ、年齢が上がるにつれ、何か見つけて。

 

若林:俺、この間思ったのよ。『ヒルナンデス』でキャンプファイヤー行ったらさ、キャンプファイヤーで火を絶やさないように薪を入れたりするじゃん。そのポイントがあるじゃん。中心点が。キャンプファイヤーという。だと、しゃべれるっていうのがやっぱりあるじゃん。だから、仕事の時しゃべれんのもそれでさ。ゴルフの話とか、ゲームをやり始めてから、ゲームの話は若い子すごいできるね。アイドルの子とかと話しする。「今、何のゲームやってます」があるじゃん。おじさんはゴルフじゃん。これってやっぱ、中心…共通の話題だよね。単純に。あると。だけどさ、飲み会ってむき出しじゃない? 火がないじゃない、真ん中に。

春日:そうだね。

若林:「最近どう思ってる?」っていう話になるじゃん。あれはやめようよって思うね。しゃべれるわけないんだから。

春日:うんうん、確かにね。

若林:バスケットやるっていうんだったら、バスケットをやる。だから、ゴルフはいい。おじさんが好きなのはそういうことだよ。

春日:ゴルフはいいんだよ。バスケットはプレー中話できないしね。ワーッと動いて。ゴルフはちょうどいい。やって、カート乗って、なんかしゃべって。

若林:もっとどんどん動きたいんだよね。暇なんだよね。だから、カートでぐるぐる回っちゃったりするしさ。

春日:ハハハハ ゴルフじゃない。ゴルフやってないじゃない。

若林:アッハハハハ

春日:まぁ、そうね。ちょうどいいのがね。何なんだろうなぁ。

若林:そういうのあるよな。だから、心配させちゃって悪いなとは思ってんのよ、俺も。

 

 

508回目のオープニングトーク①

 

オードリーのオールナイトニッポン 2019年8月17日

 

位置情報を共有したい

若林:こんばんは。オードリーの若林です。

春日:土曜の夜、カスミン

若林:よろしくお願いします。

春日:ひとつよしなに。

若林:まぁ、提案なんだけどもね。

春日:聞こうじゃないか。

若林:春日とクミさんと、位置情報を共有したいなと思ってて。

春日:何を言ってんだ。先週から「一緒に住みたい」だ、「自分の嫁でもある」発言から1週間たって、何をまた言い出してんだよ。

若林:そう思ってんだけどどうかなぁと思って。

春日:何の意味があんのよ?! 位置情報を共有するのは私とクミさんだけでいいでしょ。

若林:ハハハッハッハッハッ

春日:(笑)この間も

若林:これ、このラジオでも言ったっけ? 位置情報共有してんの、春日が奥さんと。

春日:あれ?

若林:言ってないでしょう。

春日:あー、お知らせしてなかった?

若林:春日は悪いクセあるぞ。

春日:何が?

若林:初下ろし?トークの。『スクール革命』でするっていう。

春日:いやいやいや(笑)。

若林:やっぱりホームっていう意識が薄いのかなと思って、春日、このラジオ。

春日:いや、そんなことはないよ。

若林:何塁なのよ?このラジオは。

春日:何がよ?

若林:野球のダイヤモンドで言うと。

春日:何塁?

若林:ホームであってほしいわけよ、俺は。

春日:フフフ

若林:ホームっていう意味が違うと思うけど。

春日:ホームよ。本塁だよね、塁で言うとね。

若林:お前、2塁ぐらいだと思ってないか? オードリーのオールナイトニッポンを。

春日:ハハハ いやいや、ホームだと思ってる。

若林:ホームだと思ってる?ほんとに。

春日:本塁だと思ってる、もちろん。それはたまたまそういう。だから、別にここで、ラジオでさ、「実はね、位置情報を共有してまして」なんて言い出すのはおかしいじゃない。

若林:そうかなぁ。

春日:だから、スクール

若林:あれ、浮気したからさ、その兼ね合いで

春日:はっきり言うな!

若林:ハハハ

春日:ぼやかすんだよ、普通は。「あのことがあった」とかさ。

若林:ハハハハ

春日:はっきり言うの、おかしいよ。

若林:おかしい?

春日:おかしい。はっきり言うのは。

若林:そういうの得意じゃん、ぼやかした言い方。

春日:「例のこと」とかね「お騒がせした」とかさ、「ちょっと熱が出てた」とか、いろいろあるじゃない。

若林:「始発待ってた」とかな、ぼやかして言ったほうが。

春日:いやいやいや(笑)それ、ぼやけてないのよ、「始発待ってた」は。

若林:あ、そう?

春日:うーん、ダメダメ。

若林:どのぐらい? 俺、これネタにして言うじゃん、たびたび。

春日:はいはいはい。

若林:どのぐらいイヤなの? 笑いの面でやってんのと、マジでイヤなのは何対何ぐらいなの?

春日:えー? 笑いが、まぁ、6割……。

若林:ハッハッハッ お前そんなこと言ったらさ、ぬるい絡みになっちゃうじゃん。俺たちはバチバチだと思われてんだからさぁ。

春日:思われないてないよ、別に。

若林:ハハハハ

春日:バチバチじゃないよ。

若林:だから、位置情報をクミさんと共有してんだよね。

春日:そうそうそうそう。共有してる、そうね。一応だから、どこで何をしてるかっていうところを知っといたほうがいいだろうなっていうことでね。クミさんがだよ。

若林:それで、春日は了解したわけじゃん、それを。

春日:そうね。

若林:クミさんがパッと見たら、「春日」って点で見えてるわけでしょう? ここにいるっていうのが。

春日:点というか、いわゆるアイコンみたいな感じ。写真とか、何でもいいんだけどね。

若林:春日の顔が出てんの?

春日:私の顔(笑)いや、私の顔は出てない。だから、お互いが。別に2人だけだからさ。丸自体はさ

若林:じゃ、「93」て書いてあるやつと「春」って書いてあるやつ。

春日:いやいやいや、そんな、「93(クミ)」と「春(カス)」でやってないよ。

若林:93て書いてあるわけじゃなくて(笑)。

春日:じゃなくて、お互いに。そういうのがどうやらあるらしいとクミさんがおっしゃってて、アプリケーションみたいな。家族の位置がわかる、みたいなのあるじゃない。子どもの位置とかさ。で、「おぉ、そう!」なんて言って。ハハハ 「お、いいね、いいね」なんつて言ってさ。

若林:例えば、スクール革命で汐留にいる時は、ひな壇の2段目にいて。

春日:いや、そこまで詳しくない

若林:真っ赤になってる

春日:なんで緊急事態になってるんだよ!

若林:ハハハハハハ

春日:そこまで詳しくない。状態はわかんない。

若林:『体育会TV』の時は赤坂にいて、真っ赤になってる(笑)

春日:なんで緊急事態なんだよ! 体育会TVは大丈夫だよ、別に何が起きてる

若林:SOSというのがチカチカこう(笑)ハハハハ

春日:救難信号みたいなの出ないのよ。そこまでは出ないのよ。そういうのもあるのかもしれないけど、私が使っているのは位置しか。状態は、ご本人の状態のことはわからない。まだ。

若林:ハハハハ

春日:どこにいるかぐらいしかわからないけど。

若林:これ、実際のやつ? こうやって見えてるの? 写真あるじゃん。これ春日のアイコン?

春日:これ何?どうしたの?

飯塚さん(?):今来たの。

春日:今来た?

若林:これ何の写真?

春日:何の写真だよ。

若林:これ、有楽町にいることになってるじゃない。

春日:そりゃそうだよ。

若林:顔のマークで涙がこぼれてる。

春日:いや、こぼれてないわ!

若林:絵文字だけど。

春日:絵文字じゃないよ。

若林:こうやって、今、有楽町でちゃんと仕事してんなっていうのがわかるんだ。

春日:そうそうそうそう。だから、どこにいるっていうのわかるから

若林:933がいる位置も、じゃ、お前が見ればわかる

春日:クミサンじゃないのよ。そういう登録してないから。

若林:匂いのする肉まんですけども。

春日:ハハハハ

若林:ハハハハ

春日:あ、55ナントカだろ。551だよ。933じゃないよ。

若林:933がいるわけね。今、家のところには。

春日:そうそうそう。とか、別にそれで随時チェックされてるわけじゃないけど。この間、でも、ちょっと焦ったけどね。

若林:なんで?

春日:「何?表示がむつみ荘になってるけど」なんて言われてさ。帰り際にちょっと寄ってから帰ってるところをさ、ちょうど見られて(笑)

若林:まだやってんの?それ。

春日:寄るっていうか、見て帰ってるところを。

若林:お前だけだよ、木造アパートを見てから帰ってる。

春日:見て帰ってるところを言われてね(笑)。

若林:それ、なんなの? 聖地巡礼、お前の。

春日:なんかやっぱ安心

若林:やっぱりまだ住んでたいっていう帰巣本能があるのかなぁ。

春日:あるのか、そこが自分の巣だ。やっぱりまだ人んちの感じするもんね。

若林:あー。

春日:今、新居にいてもどっかに。

若林:春日あれだもんね、ほら、一回足けがした時にさ、ちょっとアクシデントがあって足けがしたんだよね。

春日:そこはっきり言っていいだろ!別に。ロケでけがした、でいいんだよ、別に。

若林:ハッハッハッ

春日:ぼやかすポイントがおかしいんだよ。

若林:赤坂のホテルで、テレビ局遠いから住んでいいつったら。

春日:そうそう、取ってもらってね。

若林:蕁麻疹出ちゃったんだもんね。

春日:そう。

若林:逆だよね。むつみ荘で蕁麻疹出るならわかるけど、ホテルで蕁麻疹出ちゃうんだもんね。

春日:そうよ。

若林:昔からメンタルの危機の時、蕁麻疹出るよね。肌が弱いんだよね、お前とお前の親父。

春日:ハハハハ ま、父親もね。

若林:情けない家系だねぇ、紀彰と俊彰。

春日:ハッハッハッ 父親のことは言わなくていい。

若林:春日紀彰・俊彰ってさぁ。

春日:なんだ、昔のお笑いコンビみてぇな、漫才コンビみてぇな。

若林:ハッハッハッハッ

春日:春日がなんで屋号なんだよ!

若林・春日:ハハハハハ

若林:それはさ、マエケンに説教された時と赤坂に泊まった時だけだもんね。全身に蕁麻疹。

春日:うん。ケンネエもね、昼の1時まで説教された時ね。夜通し。夜からよ。夜9時ぐらいにファミレス行ってよ。

若林:なんかその話変だな。1時まで説教してるって、なんか共依存の匂いがしてヤダな、その話。

春日:ハハハハハ

若林:蹴散らしたいな、その話。

春日:昔の話だからしょうがないよ。

若林:昔の話でも俺は今の話として話しますけども。

春日:恐ろしい人だな。

若林:で、春日はそれで、今は蕁麻疹は出てないでしょ?

春日:蕁麻疹は出てないけど、だから、やっぱり、ちょっと、毎日じゃないけど、むつみ見てから帰るっていうので

若林:え?623見てからなんで?

春日:むつみね。

若林:それは落ちつくんだ、やっぱ。623見た後、933を見てるわけだもんね。

春日:まぁまぁまぁ、そうね。で、551食べて。

若林:それは要らないですけど。

春日:ハハハハ なんでそこはダメなんだよ!

若林:不思議だな。家を見たら落ちついて。じゃあ、933がもし今、そっちも借りてて、戻っていいよって言ったら、半分はそっちで寝泊まりしていいよって言ったら、したいぐらい? もしかしたら。

春日:まあ、でも、いや、それはいいよとか言いながら、あざっすって思うよね。

若林:それはどういうことなのよ? いやぁ、よくわかんないけど、そういうのあるんだね。

 

春日:だから、この間、『ソレダメ』でさ、スタジオで流れたじゃない、VTRが。むつみを片づけた、こんなきれいになりました、ビフォア・アフターみたいな。ビフォア見たときに、だから、もともとのむつみよ。片づける前のむつみ見たときに、やっぱり「なちぃな」と思ったしね。

若林:なに?その言い方。気持ち悪いし、おもしろくない。なちぃなって何よ? やめてよ「なちぃな」なんてさ。20年やってきて1時9分に言うの。

春日:懐かしいなって思ってさ。

若林:あ、そう。

春日・若林:ハハハハ

春日:そんなに怒られると思わなかったからさ、怖くなっちゃってさ、「懐かしいな」って言い直しますよ。

春日・若林:ハハハハ

春日:なんか案内しているんですよ、私がね。

若林:『ソレダメ』ででしょう?

春日:そうそう。片づける前の部屋、「ほら、全然散らかってないでしょう」とかって見て、布団とかの使ってたやつとか見て、ああ、やっぱここに帰りたいなと思ったもんね。本当に。

若林:帰りたいなって言っちゃってんじゃんよ。

春日:うわ、この部屋、もうないんだなって思って、ちょっと本当にさみしい気持ちになった。スタジオの中で。

若林:でも、やっぱカスキンはあそこで

春日:誰がユーチューバーだよ!

若林:ずっとユーチューブやってきたからっていうのあんのかなぁ。

春日:ユーチューバーじゃないんだよ! カスキンスタジオね。ハッハッハッハッ 立てて。ケータイ立てて、ビデオカメラ立てて。

若林:かすがしゃちょーはね、あそこでずっとやってきたから。

春日:いやいや、はじめしゃちょーみたいに。

若林:ハハハハ

春日:弟子4人ぐらいでね。

若林:すしらーめんかすが、あそこでやってきたからね。

春日:いや、ユーチューバーじゃないんだから。だから、あれは、徐々に徐々に薄れていくというか、慣れていくんだろうけどね。新しい家だ。だから、田舎みたいなもんよ。都下、母校とかさ、ああいう感じに似てるよ。

若林:俺はそれはわかるけど、なんか不思議なんだよね。春日って大体のことに執着がない男で、「明日死んでもいい」っていうのが口癖でさ。

春日:ハハハ

若林:今日まで生きてきたけども。

春日・若林:ハハハハ

春日:全然死なねぇじゃねぇかつってね(笑)。いやいや、そんな口癖はないけど。

若林:そういうのはあるじゃん。家とか。

春日:うん、うん。

若林:遊牧民だったら大変だったね。見に行って帰って、見に行って食って。

春日:大変。仕事ふえて。

若林:馬が大変だっただろうね、遊牧民だったら。ゲルがあったとこ見に行って。

春日:だから、遊牧しないだろうね。

若林:ああ、もう定住。

春日:定住。

若林:それは定住だもんな、ただの。

春日:ハハハハ お前は遊牧民じゃねぇなって言われると思う。遊牧の人から。一所、20年だからね、言ってもね。

若林:お前みたいな人が地主面して、新しく引っ越してきた人に嫌がらせすんのかなあ。ハハハハ

春日:そんなことねぇだろ!別に。別にむつみに新しい入ってきたって、嫌味言ったりはしなかったよ、私は。何人も入れ代わったけどね。私のほかの部屋。そんなことはないよ。

若林:ああ、そうかぁ。

春日:あの全部の動線とかね。駅までの感じ。

若林:駅から歩いてたから。

春日:とか、この辺の。

若林:なちぃなっていう。

春日:そうそう。なちぃ。

若林:今の街も好きになってくんだろうね。

春日:だから、そうだろうね。最初はむつみに越してきた時も、所沢に帰りたいなと思ってたからね。泣きながら原付で帰ったこともあるしね、家まで。夜中。

若林:なんか言ってたよね?

春日:当時ね(笑)。

若林:実家から出るときも寂しさがあるわけでしょ?

春日:寂しさがあるよ。

若林:住んでることに関しては執着があるんだね、じゃあ。

春日:まぁ、そうだね。ある。慣れたら強いけど。

若林:なんかそういうのすかしたがるじゃん。「もう別に感じることはない」みたいなこといい始めるじゃん。

春日:ヘッヘッヘッ 放っておくとね。

若林:うん。そんなお前が家を見てから帰ってるっていうのはなんか。ハッハッハッハッ

春日:一回見てからね。でも、見る時間もだんだんだんだん短くなってってるし。前はずっと向かいのマンションのところからずっとこうやって立ってさ。

若林:不審者だよ。

春日:ハハハハ しばらーくたって。

若林:アパートのストーカー、聞いたことない。

春日:建物ね。

若林:アパートメントに対してストーキングしてるなんてさ。なんか、見てると、部屋からはなんか言ってくるの? むつみ201からは。会話としかしてんの?

春日:もちろん会話をしてるから、時間はかかるわけで。

若林:なんかそういうのがあんのか。どんな会話かちょっと聞かせてよ。春日が話しかけて、部屋がなんて言ってるか聞かせてよ。家に着いて、見てから帰る時。

春日:「おい!201、どうだい?春日出た後は」「まぁ、そうですねぇ」

若林:声低いな!

春日:ハッハッハッ あ~(笑)。

若林:いつも声低いなっていうボケすんな、お前。

春日:ハッハッハッハッ

若林:フッハッハッハッ

春日:申しわけない。これしかないんすよ、これしか。

若林:振ろうって思う前から、低い声で言うだろうなと思ってた。

春日:ハハハハ そうだろうね。何回もやってるしね。

若林:高い声の感じしないもんね。

春日:しない、しない、しない。

(中略)

若林:新しい生活になってんだなぁ。

春日:新しい、慣れんなぁ、まだなれないなぁ。

若林:まだどういう店があるかとかもあんまわかんないんだ。

春日:あんまりわからないね。

若林:家の周りに。

春日:まぁ、だから、そういうのを探る楽しさはあるけどね。

若林:新しい店探しみたいな。

春日:スーパーがどの辺にあるんだろうとかさ、細かい、髪切るときはどうしようとかさ。まだそういうタイミングがきてないからさ、そういうのはあるだろうね。そういうのも今までむつみだと全部決まってたからね。

 

新居は、代官山、日野、玉川上水じゃない。

(中略)

若林:位置情報なんだけども。

春日:なんなの?その共有する。要らないよ、別に若林さん。

若林:春日っていうか、クミさんは知ってたほうがいいかなと思って。俺の位置。

春日:いいよ、別に。なんで? なんで? なんで?

若林:安心するかなと思って。いる位置がわかったら。

春日:なんの安心なんだよ、なんで不安なのよ。

若林:おイタをしないかなっていう。

春日:どうでもいいだろ! 別におイタしようがしまいが。

若林:ハハハハ

春日:しようがしまいが、別にいいでしょう。

若林:今だったらお前と同じとこにいればさ、あ、同じブースでやってんだなって安心するじゃない。

春日:別に不安に思ってない。そもそも。

若林:これが向こうのブースに丸があった場合、あれ?みたいな。同じブースでやってないの? 仲悪いの? みたいなことになっちゃうだろう。

春日:ハハハ 仮にね。仮にそうだったとしたら、そうなるかもね。

若林:だから、一緒の位置というのはあるよ、やっぱ確認しといたほうがいい。

春日:いや、いい、いい。大丈夫。それは大丈夫よ。

若林:そうかなぁ。

春日:うん。そこは別に不安だみたいなこと口にしてたの聞いたことない。

若林:汐留の楽屋に2人であって、表情のマークがニコニコしたマークが笑ってんのが揺れて動いてたら安心するじゃない。

春日:夢みたいなこと言うなよ!

若林:ハハハハ

春日:なんで楽屋でニコニコなんだよ、2人が。

若林:ハハハハ

春日:無表情のやつだ。棒みたいなやつだろ。目と口が棒みたいになってるやつ。ハハハハ

若林:線のやつね?

春日:線のやつ(笑)が並んでるんならわかるけど。

若林:心配する、線のやつが2つ並んでたら。

春日:心配なんかしない、別に。

若林:それ、バカリズムさんがラジオ、北九州の時に出てくれた時におっしゃってたけど、春日だけだよ、相方としゃべんないスタイルやってんの。今の時代で。

春日:スタイルというか、別にね(笑)。スタイルっていうつもりはないけど、別に。

 

 

スター誕生の予選

 

伊集院光とらじおと 2019年8月21日

 

伊集院光:(デビューのきっかけ)そもそも最初は何ですか?

岩崎宏美:最初は、小学校2年生から歌のお稽古を始めていて、歌はちょっと得意だったんですけれども、でも、同い年の森昌子さんが中学1年生でデビューされたのを観た時に「えー子どもでも歌手になれるんだ!」と思ったのがすごく素直な思いで、昌子ちゃんは本当に普通のお嬢さんだったから、じゃあ、私にもチャンスがあるのかなと思って、中学3年生の時に『スター誕生』を受けました。

伊集院:『スター誕生』は、予選からなんですか?

岩崎:予選からです。ハガキを出して。

伊集院:ハガキをまず出して、ハガキ選考があって。

岩崎:ハガキ選考はないです。

伊集院:みんな来るの?

岩崎:子どもは少なかった。まだその当時は。大人の人で歌手になりたい人がたくさんいたので、その中に子どもたちもいましたけれども。

伊集院:それ一緒くたで予選になるわけですか?

岩崎:そうです。そごうデパートだったところ。よみうりホール?

伊集院:はい、はい。

岩崎:あそこで。

伊集院:それをまだ10代前半、中盤の岩崎宏美はどう思うんですか? 楽勝と思うんですか? ヤベェと思うんですか?

岩崎:横森良三さんが、みんなが持ってった、各自が持ってった歌本をピアノのとこに山積みになっていて、ワンフレーズしか歌えないんですよ。その時でも560人ぐらいいて。

伊集院:560(笑)横森さんもすげぇな、560人。

岩崎:それで、その中から午前中でその五百何人を終えて、午後の2時か3時ぐらいに発表があって、それで30人ぐらいに決まって、そこからワンコーラスずつ歌えるんです。そこから7名選ばれて、テレビに行ける。

伊集院:じゃ、本当にちょっとさわりを歌って、はい次、はい次になっていくんだ。

岩崎:はい。

伊集院:その五百何十人はそごうでお買い物して、さようならだ。よみうりホールから。

岩崎:そうです。

伊集院:でもね、五百何十人やると、相当短いフレーズで最初いかれちゃうでしょ?

岩崎:そうです。私は『あなた』という歌を歌ったので、「もしも~私が家を建てたな~ら~小さな家を建てたでしょう♪」「ブー」って鳴らされる。

伊集院:そこで終わり?

岩崎:それで終わり。

伊集院:ちょっと「暖炉」もなし? 暖炉の計画も聴いてないのに?

岩崎:ないない、ないのよ。

伊集院:だって、ある意味見せ所としては最後の「あなた~♪」じゃないですか。前で歌うの恥ずかしいわ! そこで歌い切ってドヤ、じゃないですか。もうそこで?

岩崎:そこで終わりなんですよ。でも、たぶん雰囲気も見てるんでしょうね。私、その時に受かって、テレビに出ることになって、私を面接してくださったスタッフの方が、私、その時おでこを出してたんですよ。それでね(笑)まず一言目が「お前、顔でかいなぁ」って言われたんです。

伊集院:酷いよ(笑)。

岩崎:いや、ほんと酷いんですよ。

伊集院:お年頃の。

岩崎:これね、モリシタっていうスタッフなんですけどね(笑)モリシタさんという人が「顔でかいなぁ」って言ったんですね。私、すごいショックで、中学生でしょ? 私、テレビの予選の時に前髪切っておかっぱにして出たんですよ。それが始まりなんです。

伊集院:へー!

岩崎:だから、あの時モリシタさんに「顔がでかい」って言われなかったら、たぶんおでこ出して出てたと思う(笑)。

伊集院:あの感じにはなってなかったんだ。

岩崎:なってなかったと思います。なにしろ「顔半分隠さなきゃ」っていうことで。私はおでこ広いので(笑)。

伊集院:ハッハッハッハッ でも、プロがある意味、大人も子どももいる中で、プロとしてのアドバイスですよね。

岩崎:はい。

伊集院:可愛いね、可愛いね、歌って思い出作って帰ろうね、じゃなくて、言うわけですよね。

岩崎:うん。そんなこと言ってくれる人は誰もいなかった。

伊集院:誰一人いないんだ。

岩崎:はい。

伊集院:緊張しました?

岩崎:すごい緊張しました。でも、その当時、私、字も汚いし、そこで何かいろいろ書かされるんですけど、後にスタ誕が本を出したんですよ。その時に文字としてそのまま出てるの(笑)。それ、どうなの?と思いましたけど(笑)。

伊集院:本人がおかしいのは、俺たちが想像すると違うところにショックを受けてくんですね。あれ? 人が見るものなの? 世の中に出るものならもっと一生懸命書いたのにっていう。

岩崎:ほんとそうですよ。

伊集院:自分は歌のことで頭いっぱいで「書いて」と言われたやつが出版されたほうをびっくりしたんだ(笑)。

岩崎:驚きました。

 

 

スペシャルウィークのお知らせ

 

佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO) 2019年8月21日

 

では、ここで番組からスペシャルウィークのお知らせです。来週8月28日の放送にゲストが来ます。この人です。オードリー若林!

「A Heady Tale」♪

深夜に1人でバスケをすることが人生唯一の楽しみ、そんな若様が来てくれます。暗いところでひとりぼっち。悲しきラジオモンスター。土曜日オールナイトニッポンを担当。

それで、俺、オードリーのオールナイトを聴いたんだけど、怒ってたね。ハッハッハッハッ 俺がさ、「大会もねぇのにバスケットやりやがって」って言って。そしたら「佐久間さんはそういう人じゃない。佐久間さんはそういう孤独な人に寄り添わなきゃダメだ」ってマジダメだしされて。でも、確かにそう思ったのよ。俺も目先の笑いが欲しいから言ってしまったけど。確かに、夜にバスケットやったっていいじゃない(笑)。うん…いや? ハッハッハッハッ

いやいや、私の、佐久間の、業界のというか、芸能界の中の数少ない友達の一人。本当に、仕事する人はたくさんいるけど、プライベートで飲みに行くっていうとほとんどいないから。

若林君とどんな話をするのかというと、もともとはミレニアム世代の芸人さんたちがいろんな戦い方してて面白いから、生き様みたいなパッケージで話していければなぁと思ってるんですけど、若林君が、生き様の話をしたいなと思ったら、ラジオで「俺は生き様芸人じゃない」って言ってて、また否定してるんですよ、これが。でも、俺は諦めないよ。ハッハッハッハッ 本当に話したくないところに本当があるから。ハッハッハッハッ そこら辺も詳しく聴いていかないと。あとはラジオの話ですね。

そして、若林君の友達? 今、DJ松永とサトミツしかいないでしょう?(笑)親友として心配です。

そういえば、全然1コ関係ない話なんだけど、この間、ヒャダインとしゃべってたら「まだ若林さんはいいですよと。若林さんの結婚式のサプライズの時、『モニタリング』のやつ。サトミツがいたじゃないですか。俺にはサトミツなんていない」つって泣いたんだって。ハッハッハッハッ ヒャダインも重症。

ということで、来週8月28日の放送にはオードリー若林君が来ます。ぜひお聴きください!

 

(中略)

リスナーメール「佐久間さん、若林さんに『近々ペットを飼う予定がないか』という質問だけは絶対に聞いてください。もし飼う予定があったら、親友として優しく悟ってあげてください。そして『TOKIOの長瀬さんみたいでかっこいいね』と言ってあげてください。なにとぞよろしくお願いします」ハッハッハッハッ

なんでここまで気遣わなきゃいけないんだ? そんなに?

若林君とサシで飲んだことも2~3回あるけど、その時は結構フランクにいろんな話するからね。だって、なにせ、例の春日のあったじゃん。浮気だか不倫みたいのがあった後の…浮気ね? 浮気の後の放送の前日か前々日ぐらいに俺にもLINE来たからね。どういう方向で考えてます、みたいな。そういうのも来るぐらい、意外に何でも話せる仲ではあるんです。

 

(エンディング)

来週はオードリーの若林君が来てくれるんで楽しみですねぇ。ほんとに。サシで話したのは2回ぐらいだけど、3~4カ月に1回ぐらい、ずっと定期的に飯食ってたから、その時は、若林君と小説家の朝井リョウ君と西加奈子さんがベロンベロンになって、普通に朝の4時ぐらいまで口喧嘩してるのを見たことあるよ。ハッハッハッハッ 「なんだこの争い!?」って思いながら見たこととかあるよ。