パラレルワールドの会話

 

オードリーのオールナイトニッポン 2018年7月28日

 

若林:それで、そこからの話なんだけど、どういうことかっていうと、実はね、後日聞いたの、俺は。春日がロケの合間合間で――。新人なのよ。入ってどれぐらい? 大介、何カ月? 1カ月だよね? まだ1カ月だよ、アライ君は。アライが、長崎からうちの大介にね連絡入れてきたらしいの、ロケの途中で。ロケの途中で電話鳴ったから、大介もね、もしかしたら春日さんが足首を骨折したのかな?と思ったらしいの。ほんとに。

春日:いやいやいやいや(笑)そんなもん、8年ぐらい前の話じゃないんだからさ。

若林:したら、アライが困った声で、「ちょっとどうしようかなっていうことがありまして」「どうしたの?」つったら、お賽銭を若林さんが投げたっていうくだりがあったと。春日さんがアライに、「500円を制作のほうから出せないのか」っていうことをアライが言われてると。春日さんが。

春日:そうだね。

若林:それは間違いない?

春日:もちろん間違いない。

若林:(笑)

春日:それはやっぱロケ中に発生したお金だから。それが、私が自ら入れたりしたらいいけどね。自分の意思で。それはもう経費というか、そういうふうになってくるからね。絶対に自腹は切りたくないから。1円であろうとね。そんな春日が500円だからね。

若林:アライ君が『モニタリング』のスタッフさんに、500円を、お賽銭の部分を出してくるように言ってくれと春日に、かなり強く、もう完全にパワハラの口調で言われたと。

春日:いやいやいや(笑)パワハラじゃない! おお、お前どうなってんだ! そんな言い方してないよ。何となくね、それは伝えておいてくれ、ぐらいの感じよ。

若林:なるほどね。

春日:言ってくれっていうか、聞いてみてくれって、問い合わせの段階だよ。おい!ちゃんと出してくれるように言ってくれよ!じゃなくて、ちょっと問い合わせを一回、どうなのか、出るのか出ないのか、どうなのかっていうところよ。ま、ま、1カ月だからね。入って(笑)。違う風に捉えたかもしらんけど。

若林:(笑)まずさ、自分が言いに行くっていう選択肢はないの?

春日:ないないない!それはやっぱり、なんだこいつ!と思われたくないからね。はははは(笑)

若林:はははは(笑)それで、俺は、俺はね、俺は後日談で聞いたの。春日が長崎ロケ中にかなりアライ君を精神的に追い込んでたと。

春日:いやいやいや!(笑)それはちょっとさあ、まあね、本人、彼がどういうふうに捉えたかわからないけども、そう捉えたとしたら申しわけないけども、私はそんなに詰め寄ってはいないからね。

若林:なるほど。で、結局それは台本に書いてあることじゃなくて、若林さんがアドリブでやったことだから、春日さんと若林さんの間の話だねということで終わったらしいのよ。

春日:ああ、なるほどね。

若林:で、アライは、それを「了解しました」つって。でも、春日に伝えることはできなかったらしい。なんだろう、キレちゃってるから。

春日:キレてない(笑)。

若林:春日が、今、それを入れられる空気じゃないっていう。

春日:はははは(笑)

若林:ことだったらしいのよ。で、500円ていうのは、春日はただでさえ節約家だし、俺が悲しかったのは、ケイダッシュステージのデスクで日報を見てた時に知ったの。春日が500円をスタッフさんに請求しようとしてたってことを。

春日:何で日報を見てんのよ? 事務所行って。

若林:俺、全部収録が終わると、一回事務所行って、全部日報見てから退社するのが俺の一日なのよ。

春日:それ、誰のってこと? それぞれの所属タレントのってこと?

若林:日報。だから、現場行ったマネージャーの日報を。

春日:今日、ハマカーン何してたとか?

若林:ハマカーン何してたとか。

春日:サトウミツが何してたとか。

若林:日報を全部目通してから退社するっていうのが、俺が。

春日:どういう立場なの? 関係ないじゃん!別に。

若林:初めて言うけど、俺、課長なのよ。

春日:はははは(笑)ケイダッシュステージの?

若林:うん。言わないでよ、あんまり。笑いにくくなるから。課長がバラエティ出てるって。

春日:ほんとだよ、それ。

若林:俺、課長なのよぉ。おもしろくないと思うけど。

春日:ふふふ(笑)プレイングマネージャーみたいな。

若林:日報見てる時に気づいて。

春日:こんなことがあったのか。

若林:あったのかぁと思って、俺が一個春日さんに申しわけないなって思ってるのはね、直接俺に言えないっていう。俺の悪い癖だよね。

春日:何よ?

若林:なんだろう、圧だよね。

春日:ふっははは(笑)

若林:春日がロケバスの中でね、こういう会話があってもいいと思うの。

春日:何よ?

若林:パラレルワールドのオードリーの会話ね。これはロケバスでの。「いや、若ちゃん、さっきの500円、あれきついよ~」って言うとするじゃん、春日が。

春日:はははは(笑)

若林:したら俺が、「ああ、そう? ごめんね、やっちゃったけど、あんまウケなかったし、申しわけなかった本当に」つって「500円だから迷ったんだけど」って言って「いやあ、あれどうにかなんない?」みたいな。「いやいや、そうだな、あれはウケてたら、もしかしたら払ってないかもしれませんけども、ちょっと申しわけないから、500円、俺、春日さんに払います」と言って「じゃあ頂きます」みたいな、そういう会話があってもいいと思うのよ。パラレルワールドの。

春日:その場でね。

若林:でも、なかったじゃない。

春日:それはない。それはないよ。

若林:春日さんにそれ聞きたいんだけどさ、何で言えないのよ、アライじゃなくて俺に直接、500円。

春日:仮に言ったとしたら、若林さんがキレちゃうんじゃないかと(笑)。

若林:いや、ちょっと待って(笑)。お前、解散しろ!そんな相方!

春日:何やってんだー!つって、もう。ほら、急に大声出せる人じゃん(笑)。ゼロから100まで一気にいける人じゃん。何お前言ってんだー!って言って。そうなってくると、ロケも立ち行かなく……、まだ序盤だったからさ。

若林:あんまいないもん。今の時代いないよ、そういう人。今の時代いない!

春日:そんなことはない。

若林:今の時代、イタイとされてるから。あれは2000年ぐらいからじゃない?たぶん。

春日:そぅお? そうなっちゃたらね、逆にスタッフさんに迷惑かかっちゃうし。

若林:ロケバスから出てこなくなっちゃうもんね、そうなっちゃったらね。真ん中のとこのカーテン閉めてさ。

春日:閉めてさ。

若林:ロケバスの真ん中のとこのカーテン閉めて出てこなくなっちゃう。

春日:出てこなくなっちゃって、テンション待ちしなっきゃいけないわけじゃない。

若林:はははは(笑)

春日:炎天下でさ、外でスタッフさんを待たせるわけにいかないから。

若林:いや、あいつじゃないんだから!(笑)

春日:はははは(笑)

若林:テンション待ちなんかないよ! あいつじゃないんだから!(笑)

春日:誰なんだよ!あいつって。

若林:早朝のあいつじゃないんだから、お前(笑)。じゃあ、申し訳なかったな。

春日:うん。

 

 

書き留めておきたかったこと。

入って1カ月のマネージャーに聞きに行かせる春日。相方が自分に言ってこないことを自分の圧のせいだと感じている若林氏。

 

 

 

なんだ!このタコス!

 

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER 2018年7月29日

 

有吉「どうですか?永遠に話せるようなこと、ありますか?」

 

有吉「石沢なんかはアイドル系か? でも、アイドル系つっても、プロレスも好きだよな?」

新宿カウボーイ石沢「そうですね、プロレスも」

有吉「『G1 CLIMAX』今やってるな」

石沢「今やってますね。これは優勝者がちょっとね、全然想像ができないですね。混戦に次ぐ混戦で」

有吉「俺は本当に何回も言うんだけど、プロレスへの復帰をしよう、しようと思って、ついついさぼって、やっぱり入り口がなかなかなくてな。途中から入ると。今日観ても、決勝進出者の中で知らない人もいっぱいいたりするじゃない。G1とかも」

石沢「まあ、そうですね」

有吉「そうすると、なかなかちょっと。試合を純粋に楽しめゃいいんだけど、それでもちょっと、対立構造とか知りたいなと思っちゃうじゃない。プロレスファンて」

石沢「そうですね」

有吉「だから、途中から……。やっぱどっか我慢しなきゃいけないんだな。今、入って」

石沢「そうですね」

有吉「1年ぐらい観てりゃ、普通に戻ってくるもんな」

石沢「そうですね」

有吉「それで、知り合いの人にも「久々に連れてってくださいよ」とか言ってるんだけど、それもなかなかタイミングが合わなくて、なかなか行けてないけど」

石沢「テレビ、どうですか?」

有吉「テレビでもやってんだっけ?」

石沢「やってますね、今」

有吉「なんかやっぱりちょっと、悪い癖でさ、昭和プロレスのファンでさ、長州力だ、藤波辰爾だ、あの辺の、猪木さんがいてな、結構事件がエグい頃があったじゃない。今、だいぶスポーツライクっちゃスポーツライクな感じだけど、昔のなんていうのかな、怪しいというかさ、なんかいかがわしい感じのがないじゃない、今」

石沢「海賊男みたいな」

有吉「海賊男が出てきたりさ。たけしプロレス軍団が出て暴動が起こったりさ、ああいうこと、今ないから」

石沢「(笑)たしかにああいう感じは今ないかもしれないですね」

有吉「ちょっと観たいけどね。好きな選手、今いるの? 新日本?」

石沢「新日本ですね、今よく観てるのは。やっぱちょっとベタになってしまいますが、内藤哲也選手ですね」

有吉「内藤哲也ぐらいは知ってる。トラン……」

石沢「トランキーロ」

有吉「トランキーロって何? よく言ってるけど」

石沢「スペイン語で「焦るなよ」という意味ですかね。今、多いですね、トランキーロのTシャツ着てる。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンというチームなんです。そのTシャツを着てる、本当に一般の人が多いですね。街中歩いてても」

有吉「サンチャゴ・ベルナベウじゃないの?」

石沢「何ですか?(笑)」

有吉「サンチャゴ・ベルナベウじゃなくて?」

タイムマシーン関「何ですか?それは」

石沢「サンチャゴ・ベルナベウ? それ何ですか?」

有吉「(笑)なんか、そんなサッカー場なかった? あるよね。お前もそういう」

石沢「違います。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンです」

有吉「ロス・インディオスだろ?」

石沢「いや、それ(笑)」

有吉「ロス・インディオスとシルビアだろ?」

石沢「違います。それ、永田裕志が全く同じようなこと言ってましたけど」

有吉(笑)

関「凄い! 永田裕志レベルの」

有吉「永田裕志とギャグセンが一緒という(笑)。それが何?メキシコ?」

石沢「メキシコで生まれたんです。ロス・インゴベルナブレスっていう。本当はベビーフェイスだったんですけど、何やってもブーイングを受けるっていう。だったらもう好き勝手やろうぜっていうチームがあって」

有吉「チームがある」

石沢「はい。内藤もそうだったんです。ベビーフェイスでやってたらブーイング受けちゃって、どうしようもないからメキシコ遠征して、そのチームに入って、で、ひっくり返ったっていう感じですかね」

有吉「そういうところで結構テクニック学ぶんだよな。難しいんだ、悪役のほうがな。なかなかいろいろあるんですよ。プロレスは観たいなと思いますけどもね。サンチャゴ・ベルナベウでしたっけ?」

石沢「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンです」

関「はっはっは(笑)」

有吉「俺もそんなの言いたいな」

石沢「ははは(笑)」

関「スッと言いたいですよね(笑)。凄いな、お前」

有吉「ラス・カチョーラス・オリエンタレス

石沢「ありましたね。女子プロの」

有吉「ラス・カチョーラス・オリエンタレスは知ってんだよ。それもメキシコだもんな?」

石沢「それはメキシコですね」

有吉「メキシコ語もできるよ、俺も。ラス・カチョーラス・オリエンタレス

石沢「ははは(笑)」

関「でも、凄いっす。俺、一個も出ないっす。タコスぐらいしかわかんないです」

有吉「なんだ!このタコス!」(笑)

 

 

本当は居酒屋でする話

 

オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです! 2018年7月28日

 

若林「回している時にほかの人のことはどう思ってる?」

カミナリたくみ「回している時ですか?」

若林「回してる時」

たくみ「ほかの人……」

若林「例えば「自分が突っ込んだこのワードが」っていう話ね、ちょっと多いね、さっきから。自分のフリがカットされたとしても、この人とこの人のやりとりが面白くなったからよかったのかなって、そういう発想持ってる?」

たくみ「一切ないっすね」

若林「ははははは(笑)」

カミナリまなぶ「自分でやろうとしてる」

たくみ「そうっすねぇ」

若林「これはツッコミのMCやりたい芸人にありがちな悪い癖です。自分の例えがテロップになった。自分の家でオンエア観て、よし! そうじゃない。やっぱワードでも取らなきゃいけない、確かに。でも、自分のフリがカットされたとしても、まなぶちゃんと春日のやりとりがよかったからいいやっていうのを同じ量やんないとダメだね」

たくみ「うぅわっ」

若林「そうすると、スタッフがたくみに男惚れするよ。あの人、自分だけの得じゃなくて、番組全体とかのことを考えてると。自己犠牲の心持ってるんだなと思ったら男惚れするよ。したら、その人が冠番組やってくれるよ。以上、お納めください」

まなぶ「うわあ」

たくみ「凄っ。あったっていうことですか?若林さんにもそういう時期が」

若林「ありました。自分のツッコミがセンスがいいのか、とか、ワードとかテロップになった。嬉しい。もっとテロップになんなきゃ。そうじゃないね。そうすると、どこか一緒の共演者が置いてきぼり。あの人、自分の得ばっかしようとしてんな、自分のセンス見せるために現場来てんだなってなっちゃったら、心は離れていくよ」

まなぶ「たしかに」

 

 

たくみ「最後、一言いいですか?」

若林「うん」

たくみ「LINE交換して飲みに行こうって言ったんですけど、1回も行ってないっすよね」

春日(笑)

若林「そうなのよ」

春日「半年ぐらいたつよね?」

たくみ「行ってないですし、さっきこれ始まる前、楽屋に「お願いします」ってご挨拶した時に若林さんの顔が、とてもLINE交換してる奴とは思えない顔してたんです」(笑)

若林「してる奴って!」

たくみ「自分の情報を相手に提供したら、もうちょっとこう(にこやかに)なるじゃないですか」

春日「「ああ」ってなるよね」

たくみ「この人のLINE知ってるの、俺ウソみてぇに思えて」

春日「ははははは(笑)」

若林「そうなのよ…」

たくみ「本当はこういう話、居酒屋でする話なんです」

若林「俺もね、これヤだよ、流れんの!」

たくみ「そうっすよ。居酒屋でできないから僕らここで来て話してるんです。本当は居酒屋で話したいんです」

若林「ははははは(笑)」

春日「なるほど。じゃ、飲みに行ってたら今日しなくてよかったね」

たくみ「本当は半年前に解決してる話なんです」

春日「行っとけば、まなぶちゃんの訳わかんない話で終わったもんね」(笑)「女子アナが好きだみたいな話で、あれで終わってたのに」

たくみ「春日さんのも知りたいですよ。春日さんも教えてください」

春日「あたしの? ああ、全然もちろんよ」

たくみ「行きたいっすよ。そうしたら、半年前に交換してれば、もうちょっと昨日のクイズ番組の楽屋盛り上がった(笑)」

春日「そうだね。3人だけの楽屋だったもんね」

たくみ「3人だけの楽屋でね」

春日「全然盛り上がらなかったもんね」

まなぶ「盛り上がらなかった」

春日「ははははは笑」

たくみ「「明日よろしくね」「はい、よろしくお願いします」しか喋ってないです」

 

 

店仕舞い

 

伊集院光とらじおと 2018年7月23日

 

神田松之丞「僕は、伊集院さんのラジオを、特に学生時代にずっと聴いてたんですよ。その時に、2時間生を今でもやり続けてるじゃないですか。あれが、なんというか、驚異的というか、2時間毎週、常にライブショーをやっているようなものですよね、ずっと。そんなになんで継続してそこまでできるのかなっていうのが。ちょっと僕、完全に司会者気取りで聴いてますけど」(笑)

伊集院光「乗るわ」

神田「番組、崩壊してるんじゃないかなと思いますけど」

伊集院「そっちにゲストに行く時は、逆やるよ。それで頼むよ(笑)。

1つは、録音の仕方がわからない。あまりに長く生をやり過ぎたせいで、録音すると、それは、何度もやってるんだけど、録音すると、今のとこ、違ったからもっかいやり直したいっていうのがずっと続くので、とてつもない時間がかかる」

神田「僕、逆なんですよ。なんでしょうかね、逆に生が怖くって、だって、これだって、今、本当に流れてるっていうような感じで喋ってないんですよ。僕の『問わず語りの松之丞』って、喋らせていただいているんですけど、あれ、何回も僕録り直すんですね。気に入らないと。伝統芸能の人間なんで。漫才の人って一発じゃないと嫌らしいんですよ。でも、あ、俺、あそこのとこ上手くいかなかったな。もう一回ちょっと視点変えて喋ってみよう、みたいなのを何個かやって、それ移植する、みたいなやり方をしているんですよ。だから、伊集院さんの、生が途切れずに、あのテンションで面白いことやるって、全然次元の違うことをやられてるなあと。でも、同時に、今……」

伊集院「いや、種類の違うことですよ。次元の違うことじゃない。種類の違うことだと思う。どっちが得意かっていう」

神田「ただ、今、あれじゃないですか。ネットで叩かれたりとか、揚げ足を取られるじゃないですか。生放送だと思うと萎縮しちゃって、僕、結構、録音だと思うと、後でどうせ切ってくれるだろう、みたいに思って。どうせ無名だからネットニュースにもあげられないだろうということで思い切り喋ると、うちのディレクターのトナミさんが普通にそのまま放送してたりするんですけど(笑)。でも、結局、線はこの人が最終的に責任を持つからっていうんで逃げられるし、今、ラジコのタイムフリーとかあるじゃないですか。そうすると、生放送の意義っていうのが、こういう朝の番組、情報番組は不可欠だと思うんですけど、笑いに関して言うと、絶対生のほうがいいとは思うんですけど、クォリティを高めるんだったら、何度も録り直してるほうがいいのかなってふうに勝手に思うんですけど」

伊集院「ああ、すごいわかる。言ってることはすごくわかります。わかるし、それとも戦うし、こっち側が深夜独特の、生でこっちも、ある意味、さっき言ったような意味で言えば、命がけである程度喋れる。タレント生命がブツッと終わるかもしれないことの快感に酔いながら喋るのに対して、眠い目をこすりながら聴くというこの関係性がベストだけど、だけど、聴いてる人からしたら、いやいや、あなた20年も番組やってて、こっちだっていい大人だよって。明日の用事あるし聴けませんという人の都合はあるわけでしょ。そうすると、それを強制もできない中で、俺が生でやる意味は何だ?っていうことになるんだけど、ゾクゾクするからっていうことや、ほかの楽しみ方をまだ知らないっていうことと、なんだろうね、できるっていうことだけが自分のプライドを支えてきた分、じゃあ、そろそろ下ろす時に、自分の失望感や老いを認めなきゃならないっていうのが絶対くるので。ただ、それは近いうちにきます。それは、本当にそんな長い間じゃなく、深夜は店仕舞いをします。それは多分限界がおそらくかなり近づいてるけど、その腐りかけが面白い。自分でもこんなことを言うと思わなかったというのが」

神田「そうですか。それは伊集院さんの中でも、昔とちょっと喋ってて違うなっていうのもあるんですか、それは」

伊集院「何十年もやると当たり前じゃないですか、みんな。みんな当たり前ってなってるし、自分も当たり前ってなってるから、あまりに予想もしなかったようなことは起こらないし、起きた時には、たぶんそれはタレント生命が死ぬという時になっちゃう可能性が強いので、たぶんそういうことにはなるんだと思う」

 

 

旅行に行ってきた話

 

佐藤満春in休憩室 2018年7月21日

 

佐藤満春「いろんなところでお仕事をさせてもらっているんですけども、結構、地方に行かせてもらうこともありまして。先日ね、オードリーというコンビがいて、ま、ま、知っているか(笑)。ご存じの2人がいるんですけど、青森でライブをやるっていうことで、行ってきたんですね。なんて言うの? 仕事なんだけど。もともとオードリーのネタ合わせとかに、仲がいいってことでお呼ばれすることが結構あって。

で、青森でのライブでネタを作るっていう稽古に私自身もお邪魔してまして、ネタ作りのゼロで若林君が書き始めから立ち稽古をするまで、まぁま、ずっといさせてもらって、「そういえばサトミツって青森来れないの?」みたいになって、スケジュール的に言うと、金曜日午前中、僕は仕事があって、仕事終わりで、前乗りで青森行って、青森のライブ終わりで戻れば大丈夫なスケジュールだったの。で、当然、同じ事務所ですから、マネージャー経由で僕のスケジュールがすぐ押さえられて、その時点で。で、行ってきたんですけど。

あのね、不思議な、よく言われるんですけど、「何をやってるの?」っていうふうに言われるんですけど、ネタの稽古で言うと、春日ともネタの稽古をするし、若林君ともネタの稽古をするんです。若林君とオードリーのネタの稽古をする時は春日の役をやって、春日とネタの稽古をする時は若林君の役をやるっていう。だから、俺、1人で落語みたいにオードリーの漫才ができるようになるっていうシステムなんですよ。

で、主に若林君が、主にというか、全部ネタを作るんですけど、でき上がるじゃないですか。その時に春日役がいないから、春日として僕がやるんですけど、ここは春日っぽいアドリブを入れてほしい、みたいなゾーンがあったりして、それを僕がやらせていただいて。適当ですよ、あんなもの。

あのね、すごい思うのが、若林正恭というツッコミが横にいたら、ほぼ何をやっても面白くなるから、大丈夫なんですよ。しかも、別に誰かが見てるわけじゃないから、春日が言いそうだなっていうアドリブを適当に言ってると、何となくそれが成立するっていう。で、終わった後に、「さっき言ってくれてたあれはいいかもしれないから、これをつけ加えよう」つって、「それを春日に伝えておいてくれ」って(笑)。

持ち帰って、さっき若林君とやったところを、こういうアドリブが追加になったので、春日はこういうようなことを言うつって、春日が春日のものにして。

だからね、あの2人はね、2人でネタの稽古をする、まぁ、アドリブも多いからなんだけど、飽きるっていうことがあるから、緩衝材的に僕は行くんですよね。ネタの稽古場に行く時は、2人で合わせたりすることも当然あるんだけど、その時いろいろチェックしたりなんとかするっていうようなこともあって、それをやりに行ったようなもんですよ。その両方を。

行って、青森着いて、飯食って、温泉入りに行って、散歩して。本当に若林君てぎりぎりまでネタの調整するから、前日夜も、ああだこうだ言って、やって、稽古して、夜中までやったかな。で、朝起きて、また温泉入って、飯食って、遺跡見に行って、今度、春日との合わせがあって、本番終わって、終わって5分ぐらいで会場出て帰るっていうね。

なんかいろいろ総じて何をしに行ったかわかんなかったんだけど、やったことだけ思い返すと、温泉2回入って、飯食って、遺跡見て。あ、旅行行ったんだっていう感じで帰ってきて(笑)。旅行感が強かったんだよな。っていうのを行ってきましてね。

全国回るつってたな。全国ツアーみたいなことをやるつってて。わかんないですけど、おそらく次の愛知県もお邪魔することになるんではないかな、なんていうふうに思って。でも、これは別に俺が行くよっていうもんじゃないから。こればっかりは。前日か前々日ぐらいに、ふふふふ(笑)急に振られて、なんも入ってなきゃ行くっていうことになるのか、わかんないけど、俺の知らないところで、もうオードリー側から俺のスケジュールが押さえられているっていうことも大いにあるし、なんだろうな、別に俺としては、どうしても連れてってくれとも思わないし、別に呼ばれたら行くし、みたいな。結果、うまいもん食って温泉入ってくることが多いだろうしね、っていうふうに思って。

面白かったなぁ、なんか。

浅虫温泉ていう温泉に入ってきたんだけど、着いた日の夜が、結構もう夜遅くて、8時か9時ぐらいに着いたのかな。あっちの青森の鉄道乗ってみようって乗ったんだよな。青森のローカル線に。乗ってみて、どっか温泉とかがあったら降りようつったら、浅虫温泉ていう駅があって、あ、ここいいんじゃないつって降りたら、もう既に日帰り入浴的なことが一切終わってて、全然入れないと。

しかも、夜の9時何分発の電車に乗ったから、終電が逆に向かって、青森駅のほうに向かう終電が、11時半で終電かな。俺らが着いたのが10時過ぎで、1時間強しか時間がない中で、もう真っ暗で絶望的だったのよ。もうお風呂も入れないし、店もねぇーし。そこからタクシーに乗ってどこか行くほどの時間もないっていうことになって、どうしようかなつったら、若林君が「そこにロケに来たことがあるわ」つって言い出して、駅前の有名なとこの旅館にロケに行ってるから、たぶん行けるわって。あの時ですっていう話をすれば、たぶん日帰り入浴やってなくても、特別に行けんじゃない?みたいなことになって、ふふふ(笑)それで行ってさ。

それで、もうすごい、なんつったかな、名前あれしちゃったけど、そこに行かせてもらいましてね、それで、若林君が「あの時お世話になりまして」つったら、「ああ」つって。「日帰り入浴ってもうやってないですよね?」「はい、だめです」つって(笑)。全然、全然タレントパワー効かないっていう。厳密なルールがあったみたいな。ふふふふ(笑)なんていうのがありましたけどね。

またね、ぜひともちょっと。いいもんだね。ああやって、遠くに行って、現地のうまいもん。単純に年取ったからっていうのもあるかもしれないけど、すごくよかったですね。また行きたいな、なんていうふうに思っています。」

 

 

面倒くさい共演者

 

オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです! 2018年7月21日

 

若林「2人(佐野アナと松岡アナ)は仕事上(共演者に)話しかけたりしているの、磯貝とかもやったほうがいいの?」

佐野「でも、私、若林さんとご一緒するんだったら話しかけないと思います」

若林・春日「あははは(笑)」

春日「それはなんで?」

佐野「それぞれの性格があると思うので。楽しかったほうがうまくいく方と、若林さんは、ちょっとこれ失礼かもしれないんですけど、ちゃんとプライドがあって、自分がどれぐらいできて、何ができなかったかって、自分で多分わかる方で頭がいいと思うので、だから「ああ、すごい、若林さんとご一緒したかったんです、大好き~」みたいなのは、「その手には乗らないぞ」という雰囲気を出されそうなので」

たくみ「ちょっと待って!そう言うと俺らただのバカになっちゃうから」(笑)

松岡「でも、そうかもしれない。お2人はそうかもしれないですね。ちょっとしたサービストークみたいなのは通用しないよっていう」

佐野「要らないっていう」

まなぶ「ちょっとしたサービストーク……」(笑)

 

佐野「春日さんにも喋りかけないです」

松岡「春日さんもそうです」

佐野「春日さんもものすごくフラットな人なので、人に嫌われたり、人に評価されるというのを全く嫌がらない、間違った評価を気にしない方なので」

春日「ふふふ(笑)」

若林「うん、うん、確かに」

佐野「喋りかけられたくないと思います」

春日「確かに、確かに」

佐野「したがって、半年ぐらい2人とは喋らないと思います」

若林・春日「はははは(笑)」

松岡「でも、現場の空気がよくなるような努力はしますよね」

佐野「そうですよね」

松岡「一生懸命話しかけたり、事前に相手のことを本当に下調べして、番組チェックして」

 

若林「磯貝はどう?逆にやりにくいの?喋ったほうがお前はやりやすいのか?」

磯貝「一回、それこそ純粋な興味でオードリーさんの本とかいろいろ読ませていただいて、「春日さん、昔テレビ局のプロデューサー志望だったんだ」って思ったことがあって」

春日「はいはいはい」

磯貝「「昔、そういうふうに考えていらっしゃったんですか?それがどうやって」みたいな話を聞こうとしたら、春日さんが「えっ?なんで知ってるんですか?」って本当に引いてるような顔をしていらっしゃって」

佐野「ええ?冷たーい」

若林「春日は詮索されたくないからな」

春日「いやいや(笑)」

佐野「オープンになっているものなのに」

若林「地雷踏んでるよ!ははは(笑)」

春日「地雷なんかないわ!別に。いや、だから、びっくりしたのよ。まさかね、言ったら、我々の勉強をしてきてくれてるってことじゃない。事前に読んで。そういうのちょっとびっくりしちゃったということだけで、引いていない」

松岡「じゃ、嫌じゃなかった?」

春日「嫌ではない。それは嬉しいじゃないですか。調べてきてくれるっていうのは」

磯貝「本当ですか?」

春日「それはそうよ」

磯貝「だから、以後、オードリーさんのラジオも全部聴いているんですけれども、一切聴かなかったことにして」

若林・春日「はははは(笑)」

若林「おい!大変な共演者だな」

佐野「ちょっと面倒です」

若林「ちょっと面倒くさい共演者だな」

春日「そうだよね。そこまでしてくれるんだったらね。だから、その一環だということですよね、まなぶちゃんも」

 

 

誰からいくか

 

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER 2018年7月15日

 

有吉:(連休中の過ごし方について)石沢は?

石沢:僕はずっとゲームしてます。

有吉:偉い。

石沢:今日、ずっとゲームしてました。

有吉:何のゲームやってる?

石沢:『信長の野望』をやってました。

関:ほう。

有吉:おしゃれだな。どういうゲームなの?

関:そんなばかな!(笑)

有吉:(笑)

石沢:戦国大名になって、日本を統一していくゲームです。

有吉:『信長の野望』1プレイ目、1周目、誰でやんの?

石沢:織田信長です。

有吉:うわあ……。

関:はっはっはっは(笑)

有吉:信じられないわ。

関:はっはっはっは(笑)

有吉:信長でやんの?

石沢:『信長の野望』ですから。

有吉:いや、俺、絶対信じられない。

石沢:え?

有吉:俺、長宗我部元親

石沢:すごいとこからいくんすね。

関:また(笑)。

有吉:四国から行く。

関:はははは(笑)

有吉:四国の端からぐっと取って。

石沢:大変ですよ。

有吉:四国をまず統一させるんだよ。そうすると、高知と香川の側はどこからも攻められないんだよ。

関:へえ。

石沢:ああ。

有吉:愛媛とあそこ守るだけで、愛媛と何だっけ、もう一個。徳島。どっちか、4県のうちの片方側(?)だけで、2県は太るからさ。

石沢:太る?

有吉:太る。石(コク)が上がっていくじゃない。

石沢:ああ、国力が。

有吉:だから。あとは完全に九州の大友。端っこからやっていきたい。

石沢:端からやるのが一番楽ですよね。

有吉:上からやるとなかなか大変なんだよ。上からやると結構、伊達政宗がいたりさ、上杉謙信とか、あのへん、攻めなきゃいけないから。

石沢:はははは(笑)

有吉:大友なんかまだ結構楽なのよ。

石沢:島津ぐらいですね。

有吉:島津は強いけど、広島行くまでの毛利元就、毛利がいるけど、そこまでにはだいぶ国力が安定してきてるから。

石沢:九州統一して。

有吉:だいぶ力は持ってるからね。四国はやっぱ長宗我部元親だね、俺は。

石沢:なかなか渋いとこからいきますね。

有吉:そりゃ、最初はつまんないよ。長宗我部。

関:はははは(笑)我慢して。

有吉:いい武将もいねぇし。全然配下にいい武将いねぇーしさ。

関:はっはっはっは(笑)

石沢:周りの武将も大した強いのいないすもんね。ほかの国も。

有吉:大した強いのいないから、ちょっと辛い時期は続くよ。四国統一した頃にはまあまあの国力があるし、どこかから引き抜いてくるから。山本勘助引き抜いてくる。黒田勘兵衛。

関:信長からやるってちょっと。

有吉:信じられないだろ?

関:ベタな感じなんですね。

有吉:お前やったことある?

関:俺、昔1回やったんですけど、でも、やっぱ俺、東北からいっちゃいました。

有吉:生まれがそうだから。

関:はい。

有吉:ま、自分の生まれ故郷のほうからやるっていうのはあるな、確かに。ということは?

関:ということは。

有吉:誰?

関:伊達政宗ですね。

有吉:伊達……。かっこいいもんなあ。

関:かっこいいと思っちゃいました。子どもの時、独眼竜で。

有吉:でも、伊達は上杉と武田とぶつかるのがちょっと早いからさ、ちょっと嫌なんですよ、そこは。

関:嫌なんですよ(笑)。

石沢:ふふふ(笑)

関:やっぱ長宗我部ですか。

有吉:長宗我部だろう? 本願寺のなんだっけあれ。本願寺のチームの辺は、坊さんいるじゃん。

石沢:います、います。仏教のね。

有吉:なんだっけ?

石沢:本願寺顕如じゃないですか?

有吉:本願寺顕如か。ああいうのはちょっと選ぶ気になんないな、最初から。

石沢:本願寺、結構分かれてますからね、いろんな地域に。

有吉:そうだよな。

石沢:ちょっと難しいっすね。

関:やり込んだ人がそこからいくんすかね。

有吉:……やってんじゃないよ!『信長の野望』。

関:はっはっはっは(笑)

石沢:結構長い時間話しましたね。

有吉:仕事しなさい。

石沢:すいません。

関:やられたじゃないですか(笑)。