発射失敗

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年4月1日

 

春「この間ね、レスリングの打ち上げみたいのがあったんです」

若「打ち上げつったって1回戦負けだろ?」

春「(笑)だから1回戦負けの打ち上げだよ!それはね」

若「打ち上げるものがないじゃん」

春「ハハハハ(笑)でも、一応やっときましょうと」

若「発射失敗してんだから」

春「(笑)発射はしてるわけだからさ、一回ちょっと区切りみたいので、打ち上げ兼親睦会じゃないけどね。社会人の人たちに混じって練習してたわけですよ」

若「でも、ほんとストイックにチャレンジしたし、お前がいっぱい練習してんのも知ってるし、だけど、1回戦負けということは、レスリングのチャレンジは失敗だったよな」

春「なんちゅうことを言うんだよ(笑)」

若「いや、俺だって辛いよ(笑)」

春「なんちゅうことを言うんだよ!長崎だぞ!なあ!有楽町気分でやってんじゃねーぞオイ!なに、長崎まで来て、そんな辛辣なことを言わなっきゃないんだよ!(笑)辛いよ!」

若「俺は知ってんの。お前が凄い努力してたのも」

春「まあまあ、努力というかね、やらせてもらいました、練習をね」

若「それは、俺はコンビの相方としては、いや、大変だったな、よく頑張ったなっていう気持ち、個人的にはあるよ。(春「それは嬉しい」)ただ、俯瞰で、業界側、メタから見たら、あれは失敗だったよ」

春「(笑)いやいや、なんちゅうことを言うんだよ!なあ!」

若「(笑)だって、それはそうだよね。水泳とかボディビルは成功だけど、なあ岡田、レスリングは失敗だよな?」

春「うん、じゃないよ(笑)」

若「あれ、クセ」

春「あれ、クセなの?(笑)」

若「はははははは(笑)」

 

 

レスリングの1回戦負けの放送を実はまだ見ていない。「アイアンマン」を読む限り、勝っても負けても、どっちに転んでも大丈夫なメンタルだと安心してはいるんだけどね……。

 

 

スーザンとザンヌ

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年4月1日

 

若「スザンヌどう?最近、仕事ぶり。ケイダッシュステージは」

ス「ケイダッシュステージですか?」

若「不満な点ないね?」

ス「あー、まー」

若「はっははは(笑)」

春「ハハハ、まぁって言っちゃダメよ。すぐ「ない」って言わなきゃダメでしょ」

若「同じ事務所なんだから。あんまり、でも、距離感縮まんないという話をね」

ス「そうなんです。悩みなんですよ。若林さんとこんなに、10年以上近く(?w)知り合いなのに、今まで、若林さんと知り合って唯一盛り上がった話がラップの話で。ふふふ(笑)」

若「最近、スザンヌがフリースタイルバトル好きだから、ラップの話が一番。ついこの間」

ス「ついこの間なんですよ。それまでは」

春「ああ、いいよ。でも、そこからラップを通じて仲良くなればいいじゃない(笑)。意外な共通点」

若「スザンヌ、同じ事務所だから、今、10分ぐらい出演してもらってるけど、ノーギャラでも大丈夫?」

ス「全然いいです」

春「ハハハハ(笑)」

ス「全然いいですけど、嬉しいです。憧れのお2人のラジオに」

若「ウソだ。急に取ってつけたような」

春「ウソでしょ。聞いたことない」

ス「タダで出れてよかった」

若「スザンヌは憧れたりしないでしょ」

ス「ははは(笑)全然よかったです」

春「いやいや、とんでもない、こちらこそ。すいませんね」

ス「あんまりうるさかったら、もう一回トントンて来ますね」

春「そうね」

若「うるさかったら、寝れなかったら言って。ほんとに」

ス「何時までなんですか?」

若「3時までやってます」

ス「まあまあ深い時間までやってますね」

春「そうなんですね。ゴメンね」

ス「全然大丈夫です」

若「ごめんね、急に」

ス「皆さんおやすみなさい。すいません、失礼しました。またなんかあったらトントンしてください」

若「すいませんね。なるべく静かにやるから」

ス「大丈夫ですよ、うるさくても。すいません、なんか面白い話一つもできずに」

若「そんなことないよ(笑)」

春「とんでもないよ。どうもどうも、ありがとね(笑)」

 

 

オードリーのシャンプーおじさん 2010年3月9日

 

若「スザンヌと僕らオードリーは、同じ事務所、ケイダッシュステージなんですね」

春「そうでございますね。だから後輩ですよね。スーザンは後輩です、我々の」

ス「そうですね。先輩っていう感じで、……私が先輩ですか?」

春「いやいや、そんなわけないでしょ(笑)。あなた事務所入った時、いたでしょ我々」

ス「そうかそうか」w

春「先にいたほうが先輩と言うんですよ」

ス「あ、そうか。なるほど、なるほど。後輩でした」

若「初めて会った時覚えてますか?スザンヌは」

ス「私覚えてます。覚えてます?逆に」

春「あたしね、完全に覚えてますよ」

ス「ホントですか?」

春「ええ。どこどこ?」

ス「稽古場です」

春「稽古場?いやいやノーノーノーノー、スーザンそれは違う。それはお馬鹿タレントの答えだ」

若「スーザン?」

ス「スーザン(笑)」

若「スザンヌですよね?」

ス「どこですか?どこだったと思いますか?」

春「ヤブヤです。渋谷と恵比寿の間のヤブヤで」

ス「違いますよ。それは私が事務所に入ってからですよね?」

春「そうですよ」

ス「福岡の番組で、覚えてません?」

春「あーーー!」

ス「事務所の稽古場で」

春「あった!あれだ!そうだ!」

ス「ネタ見せの番組をするとかいって、その時お会いして、鬼瓦してもらって、面白いなと思ってたんですよ」

春「そうだ、そうだ」

ス「原口さんと前田健さんと」

春「ネタ見せやって、あそこのディレクターさんかプロデューサーさんに我々肉もらったんだよな」

若「あーあー、もらったもらった。焼いて食ったもん」

春「あれめちゃくちゃ旨かった」

ス「あれが初めて会った時ですよ」

春「そうだ!その後にケイダッシュの忘年会にいて、あれ?なんでいるのかしら?と思ったんだ。したら、事務所に入りますよーつって」

若「結構前ですね。何年ぐらいですか?」

ス「4年前ぐらいじゃないですか?」

若「結構去年は一緒にいろいろ出ましたよね。『26時間テレビ』もそうですしね」

ス「そうですよね」

若「スザンヌのほうが全然早かったですから。テレビに出るのが」

ス「2007年とか」

若「忙しかった時期も見てきてますからね」

ス「ありがとうございます」

若「印象どうでしたか?オードリーは。春日と若林の印象は。初めて会った時」

ス「第一印象、あんま覚えてないんですけど(笑)、でも、鬼瓦のやつとか、私、あれがすごく覚えていて、原口さんと私とオードリーさんの2人で横浜にロケに行って、横浜の道端でアメフトのやつやってて」

若「やったなぁ」

春「やった、やった。夏、夏」

ス「夏の暑い時。それがすっごい面白くて、それを覚えてますね」

春「春日、あれも覚えてますよ。原口さんのDVDを撮りにいったじゃないですか。『ネタじゃないから!』かな。ファミリーレストランかなんか行って、結構休憩時間あったからなんだかんだ話して、それがスーザンが上京してきたぐらいのところで、どこどこに住んでるんですよ、レンタルビデオ屋が家の近くになくて困ってるんですよ、みたいな話をしたのすごい覚えてます」

ス「そうです、そうです。懐かしい」

若「よく覚えてますね」

春「よく覚えてますよ。だって、ほんとにすごい田舎の子だなと思ったんだもん。印象が。それがメキメキですから」

 

若「来て、結構すぐ忙しくなったよね」

ス「そうなんですよ。すごい運がよかったというかなんというかなんですけど、半年から1年ぐらいでこんなふうにテレビに出るようになったので、すごいラッキーだし、嬉しいなと思うんですけど」

春「それは『ヘキサゴン』がきっかけ?」

ス「いろんな番組がきっかけだと思うんですけど、やっぱりみんなに知ってもらえたっていうのは『ヘキサゴン』かなぁっていう」

春「なるほどね。『タケミネット』ではなかったってことですかね」

ス「ま、でも、『タケミネット』もかなり大きいと思いますけどね。懐かしい(笑)」

春「冠番組というかね」

若「『タケミネット』っていうのは何ですか?ネッツですか?」

ス「『タケミネット』です。あら?言わずと知れた『タケミネット』」

春「『タケミネット』知ってるでしょ?今も絶賛放映中の」

若「説明をリスナーの方にしていただかないと」

春「知らないかね。インターネットテレビです。スーザンが、もともとのコンセプトが、東京に友達がいないから、東京で友達をつくろうというので、スーザンMCの土曜日の夜のね」

ス「12時から朝の5時までというね(笑)」

春「5時間生放送の」

ス「秋葉原で」

若「凄いよね」

春「ずっと出っぱなしで」

若「俺覚えてるもん」

春「その時、我々ケイダッシュの芸人が1時間ごとに変わっていくっていう」

若「あれ、でもさ、スザンヌが忙しくなってから写真だけオープニングで出して、あと1回も出てこないっていうのが結構半年以上あったよね?」

ス「ありましたね(笑)」

若「俺も4時から5時、担当してたりしましたもん」

春「何回か出たでしょう」

若「出た出た。出ましたよ」

 

若「スザンヌは寝ないでも平気な人なの?」

ス「『タケミネット』に出始めた時は、もちろん『タケミネット』とか、オーディション行ったりとかしてたんですけど、お仕事そんなにないじゃないですか。でも、『ヘキサゴン』とか出るようになったり、テレビのお仕事するようになっても『タケミネット』に1年間ぐらい出てたので、『タケミネット』の最中とかも意識、3分に1回ぐらい、フワンみたいな感じで飛んでって」

若「ちょっとあくと、奥の畳のとこ行って寝てたりしてたもんね」

ス「そうなんです。あの前田健さんが、ちょっとあんた休んだほうがいいわよって言ったぐらい」

若「それは相当だよ」

ス「そのぐらいあの時は結構ハードな感じで」

春「そうよね。だって、ある時、我々が行って、スーザン出てて、終わるじゃないですか、5時に。次のお仕事何?って聞いたら、6時の飛行機みたいなこと言ってたことあったもんね」

若「いやぁ、そんなもん、芸人でもきつい。でも、あれだよね、あんまり疲れてて機嫌悪そうだなっていう時が一回もないね」

ス「機嫌悪くはなんないんですけど、寝ますね」

若「偉いよね。俺はもうダメ!めっちゃ機嫌悪くなる。疲れてると。舌打ちばっかしてるもん。はははは(笑)」

ス「舌打ちはダメですよ」

春「普通はでもピリピリしちゃいますよ」

 

若「これから芸能界というか、この仕事でやってみたい、なんていうことはあるんですか?」

ス「ダイビングのインストラクターを取りたくて、海の仕事がしたいです」

若「やってたよね、前、九州の番組で」

ス「そうです、そうです」

春「ああ、そうだ、人魚になってましたな。あれ、春日教えたんだよね、そういえばね」

ス「そうなんです。春日さんに教えてもらって。私、ほんと泳げなかったんですけど、春日さんに潜水教えてもらってから」

春「ちょうど潜水ブイブイいわせてた時」

若「潜水でブイブイいわせてて、ロケ行って、トゥースが全部カットされた」

春「ハハハハ(笑)」

若「あれですよね」

春「そうそう、あの頃」

ス「ノット・トゥースのね」

若「ノット・トゥースね。現場ではやってるんだけどね。そういうつながりもあって」

ス「そう。それがきっかけで、すごい水に入るのが好きになって、海が好きになって、ダイビングのライセンスも取ったりとかして」

春「なるほど。じゃあ、もう『黄金伝説』の素潜りとかさ」

ス「やったんですよ。一昨年の前の年の年末。死ぬかと思いましたね(笑)」

若・春「ははははは(笑)」

若「海の中、水の中のスザンヌが期待できるかもしれないですね、これからね」

ス「そうですね。そういうのをやっていきたいなと思います」

 

 

オードリーのオールナイトニッポン 2010年10月23日

 

若「お前、妹を可愛がってた奴感出すもんな。スザンヌとかと一緒の時とか。ザンヌにこんにゃくゼリー取ってあげてたりするもんな」

春「いやいや、それは別に妹として見てないけどね」

若「そういうノリはあるのよ、たぶん。俺はないもん。俺はこんにゃくゼリースザンヌには取ってあげないもんね。取ってあげれないもんね」

 

 

スザンヌが飛び入りしたことで、『タケミネット』に3人で出ていて面白い動画があったなぁと思い出した。でも、もう消えていて、とても残念。そして、まだ若さんとスザンヌの距離が縮まっていなかったことにびっくり。

(追記)なぜなら、その番組ではとても和気あいあいとしていて、やっぱり同じ事務所だから仲良しなのかなぁと見ていたから。そして、インターネットの番組でもこんなに面白いんだと嬉しくなった。

余談だけど、自分でもネタが面白いなと思ったし、ある有名な方が、このコンビ来ますよ~と言っていたので、さらに注目して見ていたコンビが、ネットの番組に出るというので見た時に、番組自体もつまらなかったし、そのコンビも特段盛り上げようというでもないのを見た時に、心底がっかりしたことを思い出した。(20170405追記)

 

 

横浜のロケでアメフトの格好をしているやつplaza.rakuten.co.jp

 

 

タケミネットにゲストで出ていたもの(一部)

plaza.rakuten.co.jp

plaza.rakuten.co.jp

 

 

想像

 

伊集院光 深夜の馬鹿力 2014年10月20日

 

伊集院「ついさっき、スタンバイの時に出てたテレビで、「あ、これのことだったんだ」と思ったんだけど、オードリーの春日君が自分の少年時代の思い出みたいのをクイズ形式で答えるみたいな番組があって。俺は人伝てに聞いたんだけどね、オードリーの春日君が昔僕のラジオをすごい聴いててくれて、少年時代聴いててくれて、修学旅行に行った時も仲間と一緒にラジオのテープを、カセットを持ってって一緒に聴いた、みたいな話をしたっていうのを人伝てに聞いたんです。

(略)

オードリーの春日君が昔ラジオを聴いてたっていう話をしてたと。

ちょうどその、オールナイトのフリートークで、自分はこういうクイズ番組に出て、自分のことを答えるクイズに出た時に思い出したんだけど、修学旅行にも伊集院光の番組のテープを持ってって聴いたもんだよ、みたいな話をしてて、そのきっかけとなったテレビ番組を今ちょっと観てたら、自分の昔録ってたカセットテープみたいなのに、俺が出してた歌とかが入ってるわけ。自分が昔作ったオリジナルカセットテープの中に入ってて、「わ、そうなんだ」と思うわけ。

でも、春日君には、先週の火曜日も一緒に仕事したんだけど、言われたこと一度もないのね。伊集院さんのラジオ聴いてましたとか、全然言われたことない。あんな非常識な人っぽいじゃん。でも、たぶん常識人なの、あの人ね」

 

 

2016年4月に出版された『まだお笑いラジオの時間』でも、「もう何度も共演させてもらってますけど、一回もラジオを聴いてたって言ったことはないです」と春日さんは言っているのだが、『幸せな裏方』という藤井青銅さんの本の中に、春日さんが『タモリ倶楽部』で伊集院さんと会った時に青銅さんの話になった、というくだりがある。それが2013年1月11日放送分のちくわぶの回だとしたら、収録は2012年の12月頃だろうか。青銅さんの話になったのは、どんなタイミングでどちらが切り出したのだろう。

私が伊集院さんのラジオを聴いている限りでは(ここ4~5年のリスナー)、ニッポン放送時代のことをいい思い出だけとは捉えていないように思うのだけど、青銅さんが伊集院さんに渡したものを今も(春日さんが伊集院さんと青銅さんの話をした時点)伊集院さんが持っていること、また、伊集院さんにもらったお見舞いの品を今も青銅さんが持っていることもあわせて、想像すると、とてもわくわくする。

(追記)

「たいていの人は、みんな誰かの裏方だ。いや、世の中は表も裏もどこかでつながるメビウスの輪。こっちで裏をつとめれば、別のところでは表になる。」(『幸せな裏方』より)

 

 

ちなみに、春日さんがつくったオリジナルテープ

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伊集院さんの曲

www.youtube.com

『まだお笑いラジオの時間』の写真

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『幸せな裏方』

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 (2018.2.14追記)

フォロワーさんのツィートから、このブログを読み直すきっかけができたのだけど、このすぐ後の話で、春日に引きかえ、自分は『サイエンスZERO』に出演した時に、いかにこの番組のファンかを語り、なんなら『サイエンスアイ』の時代からのファンだとアピールしまくったと。そして「南沢奈央が凄くいい」と着地するのだ。伊集院さんは、若林さんの熱愛報道が出た時にどう思ってたんだろうな(笑)。

 青銅さんの話は伊集院さんからだろうね、きっと。改めて『幸せな裏方』を読むと、ぐっとくる。いろんな思いが混ざって、お互いにその品を持っているのだろうな。

(2018.3.14追記)

ネットに上がっていたからいいのかな。

books.google.co.jp

 (2019.3.25追記)

先週、『伊集院光とらじおと』に斉藤由貴さんがゲストで出た際と、『ラジ(コ)フェス』に伊集院さんがゲストで出た際に、青銅さんの名が出て、「ラジオの構成の天才」と。この言葉を聴いて、なぜか勝手に興奮していた。青銅さんの話にはよく伊集院さんのことが出てくるのだが、伊集院さんから青銅さんの名を聴いたのは、私は初めてだったので。

 

 

「殺すぞ」

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年3月25日

 

若「水曜日にネタ番組の収録行ってきて、『ネプ&ローラ』っていう」

春「うんうん。TBSのね」

若「そうそうそうそう。番組で行ってきたんすけど、ちょっと話は遡りまして、『ENGEIグランドスラム』で春日がネタを軽く飛ばしたみたいな瞬間があって、そこ、僕は飛ばしたなぁと思って、まぁ、ちょっとお客さんも気づいてるなぁ、飛んでることにと思ったから、突っ込んでるんですよ」

春「うん」

若「何飛んでんだよ!みたいなことで。そこはオンエアしてくれたんですけど、その後1分ぐらいのくだりを春日ごっそり飛ばしてるんですね。『ENGEIグランドスラム』で」

春「ああ、そうだね。一段落みたいなやつだね」

若「ワンブロック丸ごと飛ばして、いきなり急行でオチに向かっていったんです」

春「ハハハハハハハ(笑)」

若「これって、噛んだりしてることじゃないから、「飛ばしてんじゃねーよ!」っていうのは、言った場合、戻ってそこをやることになってウケるわけないし、「ウケるわけねーだろ!」でケリつけるにしても、1個もう既に飛ばしてるし、みたいな。ネタやってる最中も大声出しそうになったんですけども」

春「ハハハハハハハ(笑)」

若「で、これがまた『ENGEIグランドスラム』の本番前に時間が遡るんですけど、先ほども話しましたけど、スマホの俺の送った台本のメールを見ながら稽古するんすけど、本番20分前に楽屋で稽古してた時に、スマホの台本を見ながらやってたんですよ、春日がまだ。本番20分前に。で、俺、うーん、これ、20分前に覚えてきてほしいっていうことは、まぁ1点ある。ただ、春日ってそういう人間だよっていうのも、もうこの年になってわかってる。だから言わないんですよ。

あともう一点は、本番20分前に台本見ながら稽古してたら、相方が不安になるだろうと。コイツ覚えてないんじゃないかっていう配慮がない人間だっていうのも俺はわかってんす、もう」

春「ハハハハハハハ(笑)」

若「だから、まぁまぁまぁ、春日ってそういうタイプだから、本番でできたらいいじゃないかっていうスタンスに入ったわけですね。そこは言わなかった。で、本番やったら、1個甘く飛ばし、1分のくだりを全部ごっそり抜けたということがあって、マジで、もう5年ぐらいダメ出ししたことなかったんすけど、楽屋戻ってきたんすよ、終わって。それで、これはちょっと言おうと思って。体とか鍛えて、レスリングとか1回戦で負けて、ネタ覚えてこないっていうのは、ちょっと言ったほうがいい」

春「ハハハハハハハ(笑)まぁ、そうだね」

若「事務所の社員も春日の日頃の恫喝にビビッて、みんな何も言えなくなっちゃってますから」

春「いやいや、待て待て待て。いやいや、してない恫喝。ハハハハハハハ(笑)」

若「俺はね、楽屋帰ってきたら言ったんですよ。「まぁ、春日さん」と。「本番前に台本読みながら20分前にやってるっていう心持ちじゃあ、漫才はちょっと困りますよ」と。まぁ、ちょっと今ラジオだからよく言ってますね。「覚えてこいよ」と。「殺すぞ」と言ったんですよ」

春「うん、そうだね。いただきましたね」

若「ブラックコンビなんでね、我々は」

春「そうね」

若「「殺すぞ」って普通にいつも、10年前ぐらいだったら、普通に「あそこ飛んでじゃねーか殺すぞ」ぐらいで、よく言ってたんですよ。10年、15年前は。でも、「殺すぞ」って言った途端、スズキっていう二十歳ぐらいのマネージャーとスタイリストの福田さんと岡田と大介が、蜘蛛の子散らすように楽屋の外に走って出てったんです」

春「ハハハ(笑)そうだね」

若「これが結構俺の環境の変化で、5年前は「殺すぞお前」とか言ってたら、まぁ、またやってんな、ぐらいだったと思うんですけど、この5年の月日が「殺すぞ」が本気みたいに映って。で、スズキなんて、俺たちがそんなの、二十歳で、あいつ半年ぐらいか今」

春「そうだね、まだね」

若「1年はまだたってないよね」

春「うんうんうん」

若「ブワーッ走って出ていってね」

春「そうだね」

若「ははははははは(笑)」

春「声すら上げてなかったけどね。あの男、ワーッて言って出ていくスピードだったよ(笑)」

若「そうそうそう。俺も追いかけたら変だし」

春「いやまぁそうだね」

若「次の日に「あれごめんね昨日」みたいな。「あんな感じなんだよ俺たちって」つって言って。で、「若さん、スズキはさすがにトラウマになっちゃいます」と。ははははははは(笑)」

春「まぁ、そうだよね。びっくりするね」

若「確かにな、若林さんがそういう言葉遣いをするっていうイメージがたぶん今はないんだよ、みんな」

春「ああ、そうか。そうだなぁ、確かに」

若「そうそうそう。というのが、まぁあったんです。

したら、やっぱりその尾を引いているのか、『ネプ&ローラ』でも「1回ぐらいやっとく?」つって、稽古を2人で「はいどうもオードリーです」って、座りながらなんだけど、最近は。始めると、蜘蛛の子散らすように楽屋の外に出てくんですよ(笑)」

春「そうだね」

若「ははははははは(笑)いや、そういうわけじゃないんだよというのがあったりしてね」

春「はいはいはいはい」

若「まぁま、非常にネタ番組っていうのはね、ちょっと神経質になるし、ちょっとさすがに年だから、そういうのも言葉も気をつけなきゃな、なんてちょっと思ってるわけです」

春「なるほどね」

 

 

資本主義上のつき合い

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年3年25日

 

若「ケイダッシュの後輩とは遊ばないんでしょ?」

春「遊ばないねぇ。わからんねぇ」

若「なあ」

春「うーん」

若「俺は、ちょっとそういうこともやろうかなって思ってやめる、思ってやめる、みたいのを2回ぐらい繰り返してるかな。やめようって思ったんだよね」

春「やめよう、それはっきりと思ったの?何となくこう誘わなくなったとかじゃなくて」

若「てか、やっぱ俺が、自分が若手の時に、この先輩、ストレスを後輩集めて解消してるなぁとかずっと思ってきちゃったから、俺が」

春「ハハハハハハハ(笑)」

若「結局そう思っちゃうんだよ。そう思ってるだろうなぁって思っちゃうのよ。自分が思ってきたことだから」

春「なるほどね。気遣ってんじゃないかなと」

若「その時に、俺なんかと飲んでくれてありがたい、いろいろ教えてくれる先輩だなって思えてればイケるけど。それで、こいつのストレス解消につき合わされてたまんねぇなぁって思ってんだろうなぁとか思うと、そうでもなかったりするじゃない。わかんないよ、ホントのところは」

春「うん、うん、うん、いやそうね。それはちょっとはかれないよね」

若「思ってた?若手の時どっちだったの?」

春「うーん……」

若「不思議な人間だな、お前もな」

春「ハッハッハハ(笑)しおりん扱いしないでくれよ!私のことを。ええ?まぁ、でも、それは先輩とかによるよ、それは」

若「まぁね。はなわさんとかはね、ホントに優しくて、ネタ見てくれて、よく話してたもんね、はなわさんちで」

春「まぁ、そうだね」

若「どういうことやったらいいかとか」

春「はなわさんもそうだし、私なんか、じゅんごさんとかね」

若「じゅんごさんね」

春「毎晩、中野を2時間ぐらい歩いてたからね、夜。フハハハ(笑)行って何するわけでもないけど」

若「それ、そうだったよな」

春「グルグルなんか回って」

若「歩くんだよな」

春「うん。公園でイチゴスペシャルとか食べてさ」

若「イチゴスペシャルね。パンね」

春「パン」

若「あれさ、不思議だなって思うんだよ。今」

春「不思議?」

若「うん」

春「何が?」

若「はなわさんち行ってさ、財布を買えなくて、裸で現金持ってたりしてるみたいな。財布あったなぁみたいになって、いいわ、今俺使ってるのあげるわ、みたいに、はなわさんにもらって、はなわさんがまた新しい財布買ってたりとか、服もらったりとか、これ持ってっていいよとか、リュックサックもらったりとかね。敗者復活した時さ、M-1で。はなわさんのダウン着てたんだから」

春「ああ、そうだっけねぇ」

若「そうそうそうそう」

春「買えないからね」

若「そうそうそうそう。そいでさ、なんつうの?今の俺と人間と人間のつき合いってさ、ほぼ資本主義上のつき合いになってるわけじゃない」

春「(笑)そんなこともないと思うよ」

若「それは俺甘いと思うよ、やっぱり」

春「ええ~?」

若「そんなこともないって。これがパッタリ仕事なくなったら、ほんと、石井ちゃんだって奥田だって二度と会ってくんないよ」

春「(笑)まぁま、それは」

若「ひろしだけだよ、会ってくれるの」

春「いや、あいつも会わないだろ!」

若「あははははは(笑)」

春「あいつが一番会わないだろ!たぶん。あ~あ、若林さん終わっちまったと思ってさ、去っていくよ、あの男は」

若「そういえばこの間、あるものを録音しにさ、あ!お前も一緒だ。ラジオ日本に行ったじゃない」

春「ああ、ラジオ日本ね。行った。久しぶりだったわぁ」

若「青銅さんがラジオ日本で『オードリー若林はフリートーカーキング』っていう、朝4時55分から5時の番組やって、あれ、俺26とかなんだよ」

春「ホントだよねぇ」

若「好きだねお笑いが青銅さんもね」

春「ねぇ、あの頃からね」

若「26ぐらいの無名集めてさ」

春「一人一人話聴いてね。それイケるだなんだつって」

若「一人一人の話聴いてダメ出しして、構成を練り直させて録音して」

春「そうね」

若「あれなんかやってんだから」

春「そうだね。やった。10年以上前だよね。それぶりぐらいに行ったね」

若「ああいう、人と人が温かい気持ちで服をあげて、もらう、みたいな関係ってさ、ないよな」

春「ハハハハハ(笑)」

若「今」

春「ま、ないよね。ないよ、ないよ」

若「春日さんだって大体つき合う人のこと、電話帳で名前の後ろに値段に直して出してるもんね。「石井ちゃん240円」みたいな」

春「ハハハハハハハ(笑)」

若「矢印みたいので、赤い上り印と青い下り印みたいのをつけて」

春「うん、株価みたいにね」

若「ははははははは(笑)」

春「独自の計算法があるから」

2人「ははははははは(笑)」

春「いろんなもの掛けたり割ったりして……そんなわけないじゃない。そんな向こうにお金を見てないよ、別に。人の向こうにお金をさ」

若「ああ、そう」

春「そんなつき合いはしてないですけどね」

若「そういうのあるよな。不思議な」

春「まぁそうね」

若「不思議な気持ちになるよ。思い出すと。よく、資本主義上何の得にもならない俺たちにあんなよくしてくれたなぁ、みたいな」

春「ああ、いるね。あるね。不思議だよね」

若「俺も今、ゴンちゃんとはビジネスでのつき合いとしてしかないからね、やっぱり。寂しい話になるけど」

春「だったら取引相手変えたほうがいいよ」

若「ははははははは(笑)」

春「そんなもん、もうもう、マイナスの矢印が下にバンバンいってるでしょう!ゴンちゃんだったら。プラスがないでしょう、だって」

若「ホントに変な話なんだけど、テレビに出てる者同士だったらさ、どっか行った話を、向こうは向こうで何かで話してる、こっちはこっちで話してる、みたいなのが、なんか、なんかね、俺ね、1枚入っちゃっているから、そこに」

春「はいはいはい」

若「なんかこう、気遣っちゃうんだよなぁ、それが。だから、やっぱりゴンちゃんぐらい」

春(笑)

若「はっははははは(笑)」

春「ま、そうだろうね。ゴンちゃんが話すのはせいぜいライブぐらいなもんだからね。確かにね」

若「あとは高校の友達1人か2人ぐらいだよなぁ。何にもそういうのがないつき合いってね」

春「まぁ、そうだろうね。そうなってくると、それが大人の交遊関係になってくるんじゃないの?」

若「それはそれでいいんだよ。ホントにお仕事であれしてるから、すごい喋るっていう飲みとかもあったほうがいいしね」

春「そうね、それはそうよね」

若「それはわかってんだよ。そんな、心と心でつながろうぜ、なんていうこと、今さら言わないです。38になって」

春「(笑)ま、そうだね」

若「それは言わないですよ、さすがに」

春「それは確かにそうですよ」

若「ま、ちょっとね、寂しくなってきましたけど(笑)」

春「(笑)確かにね、この先、何もなく学生時代みたいに友人ができるということはもうないんだろうね」

2人「はははははは(笑)」

春「何もなく手放しで。淋しい話だよ、もう。何かを狙って、こっちもそうだし、向こうもそうだしね」

若「でも、それはね、俺はね、なくないね。俺はお前とはちょっと違って。お前はそうかもしんないけど」

春「ハッハハハハ(笑)あ、そ~お?単純に友人になったりするかね?何にもなく」

若「うん。たま~にしかいないけどな、そういう人ってな」

春「たま~にあるけどね」

若「しくじり先生はね、しくじり先生で結構授業をずっと受けてきたからかもしんないわ。やっぱバーッて人気者になって、ダーンて落ちていった時の人の離れ方はえげつないっていう話を何十回、何百回と聴いてるから」

春「はいはいはい。よく言うよね」

若「それはそうなんだよ、だって」

春「それはそうだわ」

若「こっちだってたぶんそうなんだし」

春「うんうんうん。そりゃそうだよね」

若「俺もホント春日に言いたいのは、油断しないでくれよっていう思いはあるよ」

春「油断しない?」

若「うん」

春「どういうことよ?」

若「俺に対して」

春(笑)

若「学生時代から一緒だから、ビジネス以外でもつながりがあるみたいに思ってもらったら困るよっていう気持ちはあるよ」

春「(笑)離れる時は早いってこと?」

若「うん」

春「「うん」じゃないよ!(笑)」

若「お前に仕事が減った時、俺はお前とつき合いを続ける気持ちはないよ」

春「ハハハハハハハ(笑)」

若「ははははははは(笑)」

春「真っ先に離れていく」

若「ははははははは(笑)」

春「ハハハハハハハ(笑)それ、頑張んなきゃダメだな」

若「それはこっちだってそうだっていう思いがあるから」

春「ああ、自分もそれでいいと思うっていうこと?」

若「そうそう」

春「ああ、なるほどね。(笑)じゃあそうだね」

若「そうだよな、そういうのってなぁ。まぁまぁ、そういう気持ちでね、お互い油断しない気持ちで今日もやっていきましょうよ」

春「ハハハハハハ(笑)そうだね」

 

 

稽古の仕方

 

オードリーのオールナイトニッポン 2017年3年25日

 

若「驚いたんだから。モンキーチャックっていうコンビがいて、もう解散してやめてんだけど、同い年ぐらいだよね?」

春「まぁそうだね。ちょっと上ぐらいじゃない?2人とも」

若「ちょっと上か」

春「1つと、あと2つぐらい上だね」

若「ちょっと上か。本名が星飛雄馬っていう(春「が1つ上ね」)芸人と、ちゃごちゃんていうピンクの髪の毛の男の子」

春「ちゃごちゃんは3つぐらい上だったのかな。ゴンちゃんと同じ年だから」

若「でさ、稽古場で稽古してて、オードリーとモンキーチャックで。びっくりしたんだから。星君のケータイだよね。動画が撮れるようになったから、動画でやってるんだから。撮りながら、自分たちのネタを。で見直してるから、もう春日がデジカメ、オークションか何かで落とした、あれを持ち歩かなくてもよくなったんだなぁと思ったのを覚えてる。今や全然iPhoneで動画撮れるし、あと、メールもiPhoneで長文の見れるから、iPhoneでスクロールしながら見てるもんね」

春「まぁ、そうだね」

若「録音もできるからさ、稽古の回数減ったよね、ほんとに」

春「ああ、そうだね」

若「1回か2回しか稽古しないもんね」

春「ああ、確かにそうだな」

若「録音できるから、それを聴いてればいいから」

春「うんうん、いや、変わったよ」

若「ノート持ってやってたんだよ、昔」

春(笑)

若「2人とも」

春「そうだね。ノート持ってやって、デジカメの映像を2人で見て。公園でね。で、アドリブ、ここ入ったなぁつったらノートにも書いてさ」

若「そうそうそうそうそう」

春「つけ加えて、ここ要らねぇなというのを削ったりとかして」

若「そうそうそうそう」

春「そうだ、そうだよ。今だったらすぐだもんね。メールっていうかさ」

若「最初、テープが入ったレコーダー、録音の。レコーダーに録音してたもんね。テープ入れて。22~23の時には」

春「そうだね」

若「それがICレコーダーになって、バイトして、ICレコーダー、これ便利だわぁと思ってたもん。ICレコーダー。したら、今やスマホでできちゃう」

春「電話1つで全部できるわけだね。動画もレコーダーも」

若「ただ、なんだろう、機器は進化したけど、漫才のほうは特に別に進化してないから」

春「淋しい終わり方すんなよ~」

若「仕事だから」

春「淋しい終わり方はさ」

若「仕事だから、寂しい終わり方をして、ラジオ聴いてるタクシー運転手に笑ってもらうっていうのが俺の仕事だから」

春「ああ、もうピンポイントなんですね。タクシー運転手さん以外も聴いてるわ。いろんな学生さんとか、家で」

 

 

コンパで必ず言われること

 

ニューヨークのオールナイトニッポン0(ZERO) 2017年3年23日

 

屋敷「「相方さんとはこうやって飲んだりしないんですか?」みたいな、コンパで一番要らん質問あるやん」

嶋佐「ああ、わかる」

屋敷「絶対言われへん?コンパで」

嶋佐「絶対言われる。芸人あるある」

屋敷「あれ何なん?」

嶋佐「あれ、なんだろうね?」

屋敷「「相方さんは今日いないんですか?」って絶対言われるよな」

嶋佐「「相方さんと普段飲みに行ったりするんですか?」もマジで言われるな」

屋敷「マジで言われる。そのたびにさ、いやいや、相方と飲むなんてあり得ないっすよ、とかももう面倒くさいから言いたないやろ?(笑)」

嶋佐「(笑)逆に?」

屋敷「逆に。普通に、なるべくこれを俺は大きな出来事にしたくない。このやりとり。「しないよ、そんな」。なるべく小さいリアクションで押さえようとする」

嶋佐「全然しないよ、みんなって言う」

屋敷「とかがあって「初舞台とか緊張したの?」。そんなお笑いナタリーみたいなこと(笑)」

嶋佐「ちょっとしんどい質問だね」

屋敷「なんでコンパで喋らなあかんのや」

嶋佐「こっちとしてはね」

屋敷「明日ネットニュースにするんか?お前それっていう」

 

 

ニューヨークのラジオは、Rも聴いたし、TBSでやったのも聴いたし、ZEROも全部聴いていると思うけど、なぜ2人がコンビを組むことになったのかは結局わからなかった。またこの事喋ってる、みたいな2人の共通の思い出もあまりなかった気がする。フロントマンがいなくて、イジられる人がいない。漫才の時、ネタ自体は面白いのに、屋敷さんの視線がいつも気になってしまう。今の時点の私の印象。