オードリーのオールナイトニッポン 2011年8月6日
若「私の舞台もまだこれからなんで、今日から劇場に入るんですけど」
春「ああ、そう!」
若「昨日が池尻大橋のモンキースタジオ。俺らがさ、モンキーチャックとライブやったさ」
2人「ハハハハハハ(笑)」
若「覚えてますか?春日さん」
春「覚えてるよ!あの合同ライブね。やってて、あそこのモンキースタジオが」
若「稽古場があるんですよ」
春「そう。普通の稽古場ですよ。ライブ仕様になってない。照明もないし、いわゆるフローリングの部屋」
若「あれ、なんかみんなで借りに行ったんだよね。あそこでライブやれって言われて。照明屋にね」
春「それ、あたし行ったんだもん」
若「あれ、どうやって持ってきたんだっけ?バイクだっけ?」
春「いやいや、あたしと」
若「車借りたんだ!」
春「そう。あたしとちゃごちゃんが事務所の車、ワゴンみたいな、ハイエースかなんかあるっていって、2人で取りにいったのよ。ライブ当日の昼間。その間、行っている間、おたくさんたちがモンキースタジオでリハみたいないろいろやるつって、その間2人でさ、昼間ハイエースで調布の辺りまで取りに行ったんだから」
若「行ってた行ってた。三脚で立てるみたいな照明だよね」
春「照明。なんか照明屋さんみたいなところに取りに行って」
若「ライブやってみろって言われて。稽古場で。それで、段差がないじゃないですか。舞台と客席の。だから、仕分けなきゃいけないからつってね、ビニールテープ貼ったんだよね」
春「へへへ(笑)こっからこっちが舞台つって」
若「椅子がないんだよね」
春「ああ、椅子なかったかな」
若「椅子がないから、地べたに座ってもらったの。座布団引いて。だけど、座布団引くと後ろの人が見えないじゃない。ただでさえ段差がないから、舞台と客席の」
春「重なっちゃってね」
若「そう。だから、長机を折り畳んだら15センチぐらいでしょ。それを3列目から後ろは並べて、段差を出して、15センチだけ(笑)」
春「手づくり感満載のライブですよ」
若「で、幕作ってね」
春「幕作ってパーテーションかなんかで袖を作ったよね。フフフ(笑)」
若「終わったあと、死ぬほどつまんねぇって怒られた」
2人「ハハハハハハ(笑)」
春「確かに。で、そのまま照明返しに行ったんだまた、ハイエースで」
若「あったわぁ。なんか持ってきてたなぁ」
春「やった、あそこね」
若「意外と高かったんだよな、照明借りたりするのが」
春「そうよ。結局」
若「照明屋さんていうのがあるんだもんね」
春「照明屋さんというのは、照明屋さんの倉庫みたいなとこに取りに行って、結局だから、普通のちょっと安めのライブハウスでやるのと同じぐらいのお値段になったんじゃないかね」
若「俺、覚えてるわ。それで、普通にチケット売ってたじゃん。ホームページとかで」
春「はいはいはい」
若「当時、我々のホームページ『天沼パトロール』」
春(笑)
若「何それ?じゃねんだよ、芳樹!」
春「おーい!」
若「ふざけんなよ」
春「なんだそれ、ダサじゃないんだよ!」
若「ナイスミドル時代ですか?あれは」
春「ナイスミドル、オードリーちゃんになっても」
若「なってたぐらいですか?」
春「いやいや、ナイスミドルさん時代に作って、今、どうなんだろ、ないのかな?管理してなかったら消えたりするのかしら」
若「ないだろ」
春「ないのかな」
若「知らないけど」
春「誰でもホームページ作れますよ、みたいなところの」
若「だって誰かに作ってもらってたもんね、あれね」
春「いやいや、あたしが作ったんだよあれ」
若「あ、そうなの?」
春「そうよ」
若「お前が作ったの?」
春「あたしが作ったのよ」
2人「ハハハハハハ(笑)」
春「天沼パトロールっていう。アマヌマは天国の天に沼地の沼で、パトロールはカタカナ。天沼パトロールつって、あたしが作ったんだよ、あれ」
若「ぐぐぐぐぐぐ(笑)」
春「掲示板とかさ、歴史のなんか。ハハハハ(笑)4つぐらい項目あったかな。リンク集みたいので、Hi‐Hiさんのホームページのリンク張ったりとか、マエケンさんのホームページに行くだったり」
若「お前、天沼パトロールでコラム書いてたもんな」
春「コラム書いてたっけ?」
若「ブログか」
春「ブログ、なんかいろいろあったなぁ。スケジュールの発表する掲示板と、ファンの集う掲示板と。ハハハハハハ(笑)あれどうなんだろう?」
若「でもさ、よく考えたらさ、あのホームページ見て、何のライブがあるか見て、当時の10人ぐらいのナイスミドルっていうかオードリーのファンが来てたんだ、いろいろ」
春「そうよ」
若「何のライブがあるかつってさ」
春「そうそうそうそうそう」
若「それで、あそこの池尻のモンキースタジオでライブやった時に、バイト仲間が内緒で見に来てたのよ」
春「へぇー」
若「それはさ、Bunkamuraでバイトしてる奴らでさ、俺当時さ、ちょっと売れてるっていうウソついてたのよ」
春「あーまずいね」
若「ライブシーンで」
春「まずい」
若「ライブのチケット買って見に来たらさ、ビニールテープで仕切られてるもんだからさ(笑)」
春「ハハハハ(笑)」
若「最初、舞台と客席の仕切りどうする?つって、段差出すのに板を借りるのがすごい高いってことがわかったからやめようってなって、じゃどうする?つって、舞台と客席の仕切りってみんなで考えて、小学校のお芝居みたいに段ボールに草の絵を描いて、それを置いて草の原っぱでやってるっていう設定にしようかっていう話が出たんだもん(笑)」
春「ああ、そうだっけ(笑)」
若「懐かしい。
でもさ、あの時なんかさ、あの時代ってさ、見に来てくれた子がいてさ、毎回ライブ。阿佐ヶ谷に住んでる子だったのよ、たしか。俺、1人だけいたの。毎回見に来る子が。春日を商店街で見ました、なんていう子で、何やってんのかな?あの子とか今」
春「何やって……あの当時たぶん大学生とかでしょうから、もう社会人でバリバリに働いて、ご結婚とかされてたり、お子がいたりするでしょう、もう」
若「よく見に来るよな。すごくない?」
春「すごいよ」
若「毎回来てたよ、だって」
春「すごいよね」
若「出待ちして」
春「そんなに別に暇でもなかったでしょうからね」
若「ねぇ」
春「時間を縫ってさ、来ていただいてたわけですよ」
若「いつも原付置いてるとこにいたもん。それでなんかもらってた、いろいろ。Tシャツとかもらってた。ランドリーのTシャツとかもらってた。あはははは(笑)」
春「若手芸人着てますわな、よく。ああ、そう」
若「お前もいた?お前のこと毎週見に来るファン」
春「いたよ」
若「いろいろもらった?」
春「いろいろもらった」
若「何もらってた?当時」
春「何もらってたかなぁ。その当時、でも、お菓子とかじゃない?お菓子とか下敷きとか。ハハハハハハ(笑)ノートとか」
若「でもさ、ほんと健気だよなぁ。俺らみたいな芸人を応援してくれてんだぜ」
春「それはさ、どういうあれだったのか」
若「痛々しいからだろ」
春「(笑)あ、そういう?」
若「看護だろう、たぶん」
春「母性本能でってこと?」
若「わかんないけど」
春「将来的に青田買いみたいな感じはあったのかな?将来的にいくんじゃねぇーかみたいな」
若「もっとさ、もっともっと言ってきてほしくない?なんかもっともっと言ってきてほしくない?あん時から応援してたってことを。もっともっと言ってきてほしくない?はははは(笑)」
春「まあ、そうね」
若「全然どうする?まるでラジオも聴いてなかったら(笑)」
春「全然あり得るんじゃない?」
若「あの子、あの阿佐ヶ谷の子、もっともっと言ってきてよ」
春「そうね。阿佐ヶ谷に今も住んでるんだったら、春日のことをね、ちょいちょい見たりとか」
若「でも、もしかしたらもうどっか行っちゃってるかもしんないよ。スイスとか」
春「まあ、あり得るよね。でも、この間というか、去年、一昨年ぐらいか。小声トークの本のイベントやったじゃない。実際に再現してやるっていってさ。お客さんに、あん時にお一人様かなんかいたよね」
若「いたな」
春「小声トークに当時来てましたみたいな」
若「いたいた。すっかり大人になってた」
春「すっかり大人、社会人になってましたよ。で、忙しくてライブとか行けませんけど、手紙もらってね、あの後。テレビとかで応援してます、みたいな(笑)」
若「当時坊主でテクノカットだった春日を応援してた人だ」
春「そうよ。坊主で、ここのこめかみの上の尖ったところを剃ってさ、ウォーズマンみたいな髪形になって」
2人「ハハハハハハ(笑)」
若「応援してたわけだ」
春「応援してくれてたわけですよ。春ボーイを」
若「お前さ、そういえばなんでここのとこ剃ってたの?」
2人「ハハハハハハ(笑)」
春「モミアゲを落としたら、なんか余計なものを全部落としたくなって、ここの説明、わかる?わかるかな、わかるかな。耳の上の尖ったところ、シュッとなってるところ」
若「あれってなんで剃ってたの?」
春「そこを?だから、モミアゲ落としたら、ここ要らねぇなと思って」
若「この人坊主にしてて、頭頂部が尖ってんのね。ナッパみたいになってて、それでテクノカットで、ここの横のこめかみの人間の出てる部分、真四角にしてウォーズマンにして、坊主でウォーズマンじゃん。それでほっつき歩いてたわけでしょ?まちを(笑)」
春「そうよ(笑)。そうよもう」
若「それでコンパとか行ってたもんね(笑)」
春「行ってた。変態だよ変態」
2人「ハハハハハハ(笑)」
春「まちの変わり者だよ、それこそ」
若「だからさ、春日ってさ、一番奥のアウトのところまでまず行って、そっから引き返してきて今の胸張ってる人なんだね(笑)」
春「そうよ。今の状態がよっぽどポップなのかっていうとこですよ」
若「普通、詰めてそこでテレビに出てくるけど、違うんだ。お前は行き過ぎて、帳尻合わせて来てんだもんね(笑)」
春「よくテレビジョンのトーク番組とかでさ、モヒカンの写真が出るじゃん。あんなもんじゃないんだよね(笑)」
若「あはははーはーはーはー(笑)」
春「ウォーズマンはあんなもんじゃないから(笑)衝撃度は」
若「俺、あの映像まだ持ってるけどさ、たまになんかの時に見たら、普通に喋ってるもん、お前、あの頭で。まだツッコミだから」
春「そうよね。ツッコミ時代よ」
若「懐かしいですな」
春「尖ってるところがカッコつけてんじゃないかと思ったんだ、自分で。下駄履いてるんじゃないかと思って、ここが」
若「ちょっと、だから、病んじゃってる」
春「まだまだ裸になりたいっていうかね。モミアゲ落としても」
(略)
若「あ、すいません。今、情報がきたんですけど、オープニングトークが過去最長みたいです」
春「(笑)あ、ホントだ、こんな時間だ」
若「あと情報入りました」
春「なんですか?」
若「ホームページの天沼パトロール、閉鎖してたみたいです」
春「クゥーー」 \ファンファーレ/ 「ちょっと待て待て待て!おい待て待て!止めろ止めろ!一回止めろ!おい、テッテテテーじゃないだろ!何を祝うことがあるんだ!収録だから止めてもいいんだぞ別に!生じゃねぇんだから!一回止めてもいいんだぞ、テープ」
若「ちょっとさ、何あのホームページ(笑)」
春「もう一回見たいけど、閉鎖してたかぁ」
若「でも俺、ちょっと泣けてくるわ。お前があれを作ってたってことが」
春「そうよ。ちゃんと」
若「だってホームページ作るのって難しいんでしょ?」
春「そこの会社というか、誰でもホームページ作れますよ、みたいなところで作ったホームページだから、そんなに難しくないんだけど」
若「ちょっと待って。なんでお前がナイスミドルのホームページ作ってたの?」
春「やはりその~、情報を発信するところがないと。ライブの告知だけじゃ心もとないだろうってことで。で、聞きつけたの。あの時、そこの、なんだっけな、魔法のナンチャラみたいな。魔法のⅰらんどっていうところ、まだあんのかな。そこ自体はあるんだ。そこで、若手芸人がみんな作ってたのよ。それを聞きつけて、ちょっと教わって作ったのよ。天沼パトロール」
若「俺、お前の行動で過去最高に泣けるかもしれない」
春「(笑)考えたんだぜ、いろいろ」
若「オードリー春日がそれやっちゃダメだよね」
春「まあね。今となっちゃちょっとね」
若「お前は、どこでナイスミドルがライブやってるとかの情報を発信したかったの?」
春「発信したかったの」
若「くっはっはっはー(笑)」
春「一緒にライブに出てる芸人たちがみんなホームページ持ってるつって。その当時まだ」
若「泣けてくるわぁ」
春「パソコンとかもまだそんなだから、ホームページあんのか!すげぇなつって」
若「でもさ、当時なんかほぼキサラだろ?ライブなんて1つか2つだろ?」
春「事務所ライブとか」
若「あと、なかの芸小で1コあるかないかぐらいでしょ?」
春「まあ、そうね」
若「あとキサラでしょ?」
春「キサラ」
若「それを載っけてたの?」
春「載っけて、あと、ファンの方々が我々にメッセージみたいな(笑)の書ける掲示板。あと自分らの歴史ね。2000年4月結成とか今まで。その前からかな。日大二校で出会う、みたいなところから(笑)」
若「それお前が書いたの?」
春「書いたよ」
若「はははは(笑)」
春「いろいろ考えて。トップページの色も黄色でさ。なんかわけわかんないチョコチョコ動くキャラクターみたいのがあって(笑)。オバQみたいなキャラクターがチョコチョコチョコチョコ動いてて」
若「今はブログとかツイッターのほうがみんなやってるから、ツイッターで、いつライブがありますとかやってて、みんな一律じゃん、やってることがね。同じだからいいよな」
春「そうよ」
若「45分です。オープニングトーク」
春「いろいろ思い出しちゃってね。で、もういろいろ」
若「もうちょっと話させてよ。すごい急かすのよ、芳樹さんが」
春「ほんとよ。いろいろ思い出した。そのさ、チョコチョコ動くキャラクターの下にご挨拶文みたいのがあってさ、「ここは若手芸人ナイスミドルのホームページです。ファンの方々の楽しい遊び場です」みたいな」
2人「ハハハハハハ(笑)」
春「グーッて考えて書いてさ」
若「申しわけねぇな。後でお前に4万あげるよ」
春「ハハハハハハ(笑)いいよ、いいよ、金はいいよ別に」
若「なんで、そう早く行け行けって芳樹さんがさぁ」
春「あ、そうかそうか」
若「これ編集して10分にする」
春「編集という奥の手があるのか」
若「失礼いたしました。じゃ、行きましょう」
春「そうね、編集されたくないから行きましょう」
若「ジーニアス英和辞典プレゼンツ、オードリーのオールナイトニッポン。この番組は大修館書店、明治、藍野大学、以上各社の協賛で東京千代田区有楽町のニッポン放送をキーステーションに、全国36局ネットでお送りします」
若「例の天沼パトロール、ナイスミドルのホームページの、閉鎖されてましたけども、トップページっていうの?これ」
春「そうだね」
若「の映像だけあるみたいで」
春「ほう」
若「ありますよ、ほら。このホームページはって書いてある。これ、今、紙来ましたけど」
春「うん、これそう。トップページだね」
若「ここに私もブログ書いてましたから。ブログじゃねーや、天沼パトロール」
春「あ、そうか。そうだ、あなた書いてたよ」
若「天沼パトロールじぇねーや、どろだんご日記だ」
春「そうだそうだ」
若「誰も読んでなかったです」
春「ヘへへへ(笑)ファンの人たちは読んでくれてたでしょ」
若「1日5人ぐらい」
春「(笑)まあね、そんぐらいだろうな。トップページ、ほら、キャラクターちっちゃく見えるでしょう。この一番上のオバQみたいな」
若「なんかペンギンみたいな」
春「そうそうそうそうそう。それもさ、何十種類ある中から選んでさ。あたしが」
2人「ハハハハ(笑)」
春「覚えてるわー。吉祥寺の漫画喫茶で」
若「ちょっと泣けてくるな」
春「難しいから何回も」
若「春日いいよ、こんなの作んなくて」
春「いやいやいや、今さら言われてもね」
若「あ、そう」
春「ファンの人からメッセージあったら、それにちゃんと返すというかさ」
若「当時、モンキーチャックとかも作ってたの。モンキーチャックはエンジニアの人の知り合いがいてカッコよかったんだよね」
春「そうそうそうそうそう」
若「モンキーのそれこそカッコいい絵が、エイプみたいな感じになってるやつだった」
春「そうだそうだ。片やこっちは、わけわかんないオバQみたいな。ハハハハ(笑)全然、なんの我々とゆかりのない!」
若「やめてもう!その話やめて春日。俺、なんか泣けてくるわ」
春「(笑)せつないよね」
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お菓子とか下敷き、ノートをもらっていたって、小学生か!ww